第9回 超異分野学会 本大会【延期】

大会テーマ
知識製造業の新時代
日 時
2020年3月6日(金)9:00〜18:00(第9回超異分野学会は4月23日に延期、一部内容を実施)
場 所
大田区産業プラザPiOアクセス

過去のセッションのダイジェスト/関連記事

※第9回超異分野学会本大会は4月23日に延期して開催します

超異分野学会本大会は、常に他にはない新しい知識を生み出して行く場所として走り続けています。第9回本大会では、最大40枠のセッションを実施する予定です。ヘルスケア、脳科学、IoT、データサイエンス、マテリアル、エネルギー、組織づくり、地域のエコシステムなど、異なる知識を持った多様な人たちが集い、互いの知識を融合させるからこそ、まだ世界で誰もやったことがない知識を製造することができるのです。
これこそが超異分野学会の真骨頂であり、世界規模の課題解決に対して情熱をもつ個人が社会実装に向けて一歩を踏み出す場になります。

ぜひ、この場にご参加いただき新しいプロジェクトを一緒に起こしましょう。

<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生 etc

<企画キーワード>
エネルギー、ライフサイエンス、建築、化学、モビリティ、ロボティクス、データサイエンス、マテリアル、コンピューターサイエンス、アグリ、エレクトロニクス、フード、サイコロジー etc.

<参加申込み>
聴講参加締切:直前まで申し込み可能
ポスター演題、ブース登録を〆切りました(2020年1月27日(月))

<ポスター発表者・ブース発表者の方へ>
当日は机とパネルを準備しております。掲示物をご準備のうえ当日ご持参ください。
演題登録者以外の方が当日ご一緒される場合は、上記ボタンより聴講登録をお願いいたします。
パネル:W900×H2100
机:W900×D450×H700
簡易・暫定版としてこちらのリンク先で情報共有しております【4/23ご発表者向け】詳細は、別途マニュアルをメールでお送りいたします(4月上旬予定)。

<聴講参加費用>
・超異分野学会グランドパートナー、テックプランターダイヤモンドパートナー:無料
・企業の方(上記以外):¥113,960円(税込)/1名
・官公庁、自治体、財団法人、社団法人の方:¥113,960円(税込)/1名
・企業以外の方(研究者、生産者、教師、学生、生徒等):無料
・ブース出展ベンチャー、町工場の方:無料

※企業の方:請求書払いでのお申込みをご希望の際は、 [email protected] 03-5227-4198 までお問い合わせください。

2020年3月6日(金) 9:00 – 20:00

メインホール セッションルームA セッションルームB セッションルームC ポスター会場&
ベンチャーブース
9:00-9:10 開会式
9:10-9:30 基調講演1
山形大学 工学部機械システム工学科 教授 古川英光 氏
9:30-9:50 基調講演2
東北大学情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授 大関 真之 氏
10:00-11:00 [アワード]テックプランター・ワールドコミュニケ-ション 2020 [セッション]セクション間ネットワーク分析の先に新たな組織形態はデザインできるのか? [ピッチ]テクノロジースプラッシュ前半/ベンチャー [セッション]細胞工業時代が始まる
11:00-12:00 [アワード]テックプランター・ワールドコミュニケ-ション 2020 [セッション]次代の研究者育成の新たな潮流 [ピッチ]テクノロジースプラッシュ後半/研究者 [セッション]挑戦的テーマを生む研究者を大学から輩出するには?
12:10-12:50 休憩 休憩 休憩 休憩 ポスターディスカッションタイム
13:00-14:00 [セッション]日本とシンガポール、2国のエコシステム接続の先にある世界 [セッション]アグリテック実証研究リアル会議 〜ベンチャー×大企業×農業者、連携1年、これからどうする?~ [セッション]地方創生における地域銀行の役割 [セッション]町工場による海外ベンチャー製造支援の裏話
14:00-15:00 [セッション]ディープイシューの夜明け [セッション]分野融合を生む環境戦略 [セッション]環境・生態系保全はビジネスの手法で前進するのか? [セッション]心の研究者と発見する「未来の新常識」
15:00-16:00 ポスター&ブース発表コアタイム
16:00-17:00 [アワード]リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2020 [セッション]人と組織を変える、ワークプレイスへの関わり方とは? [セッション]腸内環境はデザインできる [セッション]TECH INSTALL Project〜知財をインストールして、ビジネスを建築しよう〜
17:00-18:00 [セッション]『ディープテック』から『知識製造業の新時代へ』 [セッション]やわらかさでエンジニアリングが変わる [セッション]第3回細胞農業会議
~細胞培養技術が開く培養肉市場の未来~
[セッション]僕の息子はホバーバイクでデートに出かけ、宇宙で記念日を祝う 〜2050年に実現する世界を語り尽くす〜
18:00-20:00 懇親会

9:10〜9:50

  • メインホール

【4月23日に延期いたします】
基調講演1(英語での講演になります) 

山形大学 工学部機械システム工学科 教授
古川 英光(ふるかわ ひでみつ) 氏

山形大学ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)の研究室代表。2009年の山形大学異動後に3Dゲルプリンターの開発を始めたところ、3Dプリンターブームが来て注目を集めるようになる。2018年4月に、やわらか3D共創コンソーシアムを設立、会長に就任するなど、技術の社会実装にも力を入れる。高分子ゲルの3Dデジタルファブリケーションを強化する研究、3Dプリンターを教育に活かす研究、先端技術を社会実装する研究で、新価値創造を地方からグローバルに展開している。

9:10〜9:50

  • メインホール

【4月23日に延期いたします】
基調講演2(英語での講演になります)

東北大学情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授
大関 真之(おおぜき まさゆき)氏

非常に複雑な多数の要素間の関係や集団としての性質を明らかにする統計力学と呼ばれる学問体系を切り口として、機械学習を始めとする現代のキーテクノロジーを独自の表現で理解して、広く社会に普及させることを目指している。大量の情報から本質的な部分を抽出する、または少数の情報から満足のいく精度で背後にある構造を明らかにすることができる「スパースモデリング」や、量子力学を活用して組合せ最適化問題を解く「量子アニーリング」に関する研究活動を展開している。平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。

 

10:00〜12:00

  • メインホール

【3月6日に実施いたします】
テックプランター・ワールドコミュニケーション 2020 

2014年にスタートしたTECH PLANTERは、日本を含めこれまで合計11か国で開催され、国内外のべ1,760チームの発掘・育成を行って参りました。第9回超異分野学会本大会で開催する「テックプランター・ワールドコミュニケーション 2020」は、国内外9ヶ国から過去最大・総計452チームが登録したTECH PLANTER 2019年シーズンから厳選された9ヶ国・12チームが登壇する特別ピッチセッションです。

 本セッションでは、各チームがが5分間で、解決を目指す地球規模の”深い”課題「Deep Issue」と、その解決策となるテクノロジー「Deep Tech」を熱く語ります。12のピッチを聞いた後には、今解決すべき東南アジアの課題、US・UKの様な技術・ベンチャー先進国が取り組むビジネスの方向性、そしてそれらを踏まえて日本はどこへ向かうべきなのかについて、俯瞰する視座を得ることができるでしょう。さぁ、2020年の世界のうねりを、フロントラインで体感しましょう!

“詳細情報“

<プレゼンター>

Arete medical Technologies Ltd:
英国/TECH PLANTER in UK 2019 最優秀賞。喘息の早期診断を可能にする手のひらサイズのメディカルデバイス

 

 

 

Squishy Robotics:
米国/TECH PLANTER in Silicon Valley 2019 最優秀賞。地上300mから落下しても動作する災害時対応レスキューロボット。

 

 

 

Tech Prom Lab
インドネシア/TECH PLANTER in Singapore 2019 最優秀賞。大田区「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」採択。産業廃棄物発を活用した水はけの良い舗装ブロック。

 

 

Read Ring Co., Ltd.:
タイ/TECH PLANTER in Thailand 2019 最優秀賞・Delightex賞。大田区「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」採択。視覚障害者用ポータブル点字変換デバイス。

 

 

Nanolabs LRC Co., Ltd.:
フィリピン/TECH PLANTER in the Philippines2019  最優秀賞・Delightex賞。安価で環境負荷が低いフレキシブル電極

 

 

 


Teapasar Pte. Ltd.:
シンガポール/TECH PLANTER in Singapore 2019 Mitsui Chemicals Singapore R&D Centre賞。メタボロームを活用したお茶成分分析機器。

 

 

Eco-Tech:
マレーシア/TECH PLANTER in Malaysia 2019 小橋賞。廃棄籾殻から抽出したeco‐SiC(炭化けい素)と金属粉末との混合材料。

 

 

Irisian:
ベトナム/TECH PLANTER in Vietnam 2019 ロート賞、SUN賞、sihub賞。AIを活用した安価で迅速な眼疾患診断ツール。

 

 

アクプランタ株式会社
日本/ 第6回アグリテックグランプリ優秀賞、ロート賞、損保ジャパン日本興亜賞。酢酸を用いた植物向け高温・乾燥対策用バイオスティミュラント資材(植物活性剤)。

 

 

株式会社OUTSENSE :
日本/ 第7回ディープテックグランプリディープテックグランプリ ライトニングトーク。大田区「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」採択。簡易に三次元構造を展開する 折り紙技術を活用した構造物

 

Singapore Heavy Engineering Pte. Ltd.
シンガポール/大田区「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」採択。バイオミメティクス型大気清浄システム

 

Wela Online Corp.
フィリピン/ TECH PLANTER in the Philippines 2019 ファイナリスト。学校現場で活用される登下校や成績管理を一括で可能にするオンラインシステム

13:00〜14:00

  • メインホール

【3月6日に実施いたします】
リバネス X Enterprise Singapore

日本とシンガポール、2国のエコシステム接続の先にある世界
セッションパートナー Enterprise Singapore

シンガポールはアジアトップのベンチャーエコシステムを構築し、東南アジアで課題解決を進めるベンチャーが集まる国際ハブとして機能しています。エコシステム内で育ったベンチャーの多くが日本を重要な市場として捉えていますが、言語の壁や商習慣の違いから両国の間で未だ積極的なコラボレーションが実現しているとは言えない状況です。一方現在、日本のベンチャーエコシステムも独自の発展を遂げ、二国間の国際コラボレーションを仕掛ける時がやってきたとリバネスとシンガポール政府(シンガポール企業庁(Enterprise Singapore))は考えています。両社は満を持して、日本とシンガポールのエコシステムを接続する取り組みを、シンガポールベンチャーの日本進出支援という形で2020年から開始しました。
本セッションは、上記の日本進出支援プログラムにて採択されたシンガポールベンチャー4社によるピッチとパネルディスカッションを組み合わせた特別セッションです。パネルディスカッションでは、シンガポールのベンチャーから語られる日本への期待を受けて、シンガポール企業庁、シンガポールのVC、そしてグローバルベンチャーからの登壇者がシンガポールと日本の国際的協業の可能性について議論します。

<ESGプログラム採択ベンチャー一覧とブース出展番号>
B-E01: Sentient IO
B-E02: Articare
B-E03: ELEXR
B-E04: Wavescan Technologies

シンガポール企業庁との連携について:こちら(英文)
シンガポールベンチャー日本進出支援プログラムについて:こちら(英文)

詳細情報

<登壇者>

Enterprise Singapore Regional Group Director Japan, Korea
Sean Ong
Enterprise Singaporeは、2018年にシンガポールの貿易産業省傘下であるInternational Enterprise SingaporeとSPRINGが統合して生まれた政府機関。シンガポールのイノベーションと生産性向上を目的としており、国内各部門の中小企業の地位向上に努めている。Sean Ong氏は東京大学で工学部を卒業後、現在はEnterprise Singaporeの極東地域の代表として在日シンガポール大使館付きで活動している。


Focustech Ventures CEO
Kelvin Ong
シード期のテクノロジーベンチャーへの投資に注力するFocusTech VenturesのCEO。15年以上にわたって精密工学に携わってきた経験をもち、世界的なハードディスクドライバーの部品メーカーFocus Techホールディングスのエグゼクティブディレクターも務める。シンガポールのベンチャー、大企業、そして政府関係者から信頼されるヒューマンハブ。


Aerodyne Group Founder and CEO
Kamarul A Muhamed
エンタープライズソフトウェアとセキュリティ、インタラクティブマルチメディアアプリケーションとソフトウェア開発、およびドローンアプリケーションのパイオニアとして25年の経験を持つ。ノッティンガムトレント大学を卒業後、監査役としてロンドンでキャリアをスタート。その後、Computer Associatesのディレクター兼カントリーマネージャーに就任。2014年、AIを主導とするドローンベースのエンタープライズ管理ソリューションプロバイダであるAerodyne Groupを設立。現在では世界7位のドローンプロバイダへ成長し、2018年にはフロスト&サリバン社のMalaysia Excellence Awardsにおいて、UAV company of the year 2018を受賞している。

<モデレーター>

Leave a Nest Singapore Private Ltd. Director
前川 昇平(まえかわ しょうへい)
University College Londonで修士号(M.S.,Evolutionary Anthropology )を取得後、2013年にリバネスに参画。Brexit決議後のイギリスで2016年にLeave a Nest UKを設立。2017年よりSeed Acceleration Program「TECH PLANTER」の東南アジアでの拡大に寄与。現地ベンチャーが、日本の町工場でプロトタイプをつくる事例を創出してきた。2019年からはLeave a Nest Singaporeの取締役として、東南アジアー日本間のエコシステム接続を進める。

14:00〜15:00

  • メインホール

【3月6日に実施いたします】
ディープイシューの夜明け:インド・東南アジアの超重要社会課題ってなんだ?

セッションパートナー:ArcNest

アジアには、手つかずの大課題が散在していることは言うまでもありません。例えばインドの大気汚染、水環汚染、フィリピンのエネルギー・インフラ課題、そしてタイの超高齢化課題と医療費の高騰。これらの課題を理解し、アジアの一員として日本がその解決に貢献していくことこそが、次の10年の新規ビジネスと言ってよいでしょう。

 そこで本セッションでは、インド、フィリピン、タイという3つの課題先進国で課題解決型のインキュベーター/アクセラレータの運営者をパネリストに迎え、日本にいては捉えきることが困難な現地課題群を共有します。また、日本が保有するテクノロジーが自国の課題解決に寄与する可能性についても議論します。

詳細情報
<登壇者>

ArcNest & Arc Ventures, Co-Founder
Arjun Aggarwal(アージュン アガラワル)氏
インペリアル・カレッジ・ロンドン卒業後、母国であるインドに戻り、テクノロジーで社会課題を解決するベンチャーへ投資するVCであるArc Venturesを設立。インドを始め、アジア、アフリカ、そして中東のリーダーたちと太いパイプを持ち、支援するベンチャーの社会実装を次々と手がける。2019年には、リバネスと合弁で社会解決型インキュベーターArcNestを設立。人材育成を含めた一層のベンチャー支援に邁進する。首都デリーの隅から隅まで知り尽くしたキーパーソン。https://arc.ventures/ https://arcnest.in/


TCELS (タイ生命科学センター), Chief Executive Officer
Nares Damrongchai (ナレス ダムロンチャイ) 氏
Nares博士は、タイ政府によって設立されたTCELS(公的機関タイ生命科学センター)のCEOをつとめる東南アジアのライフサイエンス分野のキーパーソンの一人。タイにおける高等教育、研究、創出されたシーズを元にしたイノベーション施策を国内外で促進している。また、Asian Biotechnology and Development ReviewのEditorial Boardや、APEC Center for Technology ForesightのExecutive Directorとしても活躍をしている。


DOST-UP Enterprise, Business Development Manager
“Jhaze” Asuncion Jr.(ジェイズ アサンシオン ジュニア)
フィリピンの科学技術省が、フィリピン唯一の国立大学University of the PhilippinesのDiliman校と構築したイノベーションハブのマネージャー。Jhaze自身もアントレプレナーであり、アントレプレナーとしてエコシステムの中のベンチャーを支援する。Polytechnic University of the PhilippinesでMBAを取得。

<モデレーター>

株式会社リバネス 国際開発事業部 部長
武田 隆太(たけだ りゅうた) 
米国オハイオ州立大学にて、RNA病原体の構造を研究し、Ph.D.を取得。リバネスでは国際開発事業部の部長として、海外戦略、特にディープテクノロジー領域のベンチャーを発掘・育成するシードアクセラレーションプログラム「TECH PLANTER」を海外10か国以上で展開した。また、大企業の未活用特許を海外のベンチャーに貸与し、その国々の課題を解決する実験的プログラム「TECH PUSH」を仕掛けることで、国内外のテクノロジーとそのテクノロジーが活用されるべき社会課題の接点を常に探っている。

16:00〜17:00

  • メインホール

【3月6日に実施いたします】
リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2020

2015年より、株式会社リバネスは「リアルテック領域における独自性、新規性、成長性の高い事業を手掛けるベンチャー企業」を「リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー」として表彰しています。次世代の起業家へのロールモデルを提示し、社会全体としてリアルテックベンチャーを生み出す意識の高揚を図ることを目的としています。第6回となる2020年は、「スタートアップ部門」4社、「グロース部門」2社、計6社の表彰を行います。ベンチャーとの交流や、新技術がもたらす未来へのインパクトを感じとる場となります。

“詳細情報“


⭐️受賞企業⭐️

スタートアップ部門

ライトタッチテクノロジー株式会社
代表者:山川 考一
ビジョン:光を自在に操り、人々の健康と豊かな社会を実現する
コア技術:固体レーザー技術による完全非侵襲の血糖値センシング


株式会社ポーラスター・スペース
代表者:高橋 幸弘
ビジョン:オンディマンドのリモートセンシングで異次元の頻度と精度を実現し、ソリューションを提供
コア技術:超小型衛星、ドローン、スマホ分光器等によるスペクトル・リモートセンシング


MI-6株式会社
代表者:入江 満
ビジョン:100年後のアタリマエを実現する
コア技術:材料開発に革新と効率をもたらすマテリアルズ・インフォマティクス


株式会社Eco-Pork
代表者:神林 隆
ビジョン:持続可能な養豚を、日本から!
コア技術:養豚経営管理ソフトウェア「Porker」を始めとした、養豚の自動最適化システム

グロース部門

株式会社Fulldepth
代表者:伊藤 昌平
ビジョン:Dive into frontier
コア技術:水中300mまで潜行可能な産業用水中ドローン「DiveUnit 300」


株式会社かもめや
代表者:小野 正人
ビジョン:24 時間、365 日どこに住んでいてもいつでもモノが届く日常社会を目指す
コア技術:「陸」「海」「空」ハイブリッド無人物流プラットフォーム


受賞企業の詳細および、過去の受賞企業一覧は下記のwebをご覧ください。
https://techplanter.com/real-tech/


17:00〜18:00

  • メインホール

【3月6日に実施いたします】
ダイヤモンドパートナー記念表彰式

『ディープテック』から『知識製造業の新時代へ』

書籍『Deep Tech ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』は2万部を超えるベストセラーとなりました。なぜ、今この本は世の中に受け入れられるようになったのか?ディープテックに目覚めたビジネスパーソンがどこへ向かうべきか?この問いかけを出発点に、2020年以降の指針となるアイデアについて、ビジョナリーなパネリストたちと議論し、超異分野学会の大会テーマ『知識製造業の新時代』の行方を探ります。

“詳細情報“

【特別講演】

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
出雲 充(いずも みつる) 氏
駒場東邦中・高等学校、東京大学農学部卒業後、2002 年東京三菱銀行入行。2005 年株式会社ユーグレナを創業、代表取締役社長就任。同年12月に、世界でも初となる微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の食用屋外大量培養に成功。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders、第一回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」(2015年)受賞。著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。』(小学館新書)がある。

【パネルディスカッション】
<パネリスト>

株式会社ユーグレナ 執行役員研究開発担当
鈴木 健吾(すずき けんご) 氏
2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当して現在に至る。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養を中心とした技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学で博士(農学)、2019年に北里大学で博士(医学)の学位取得。現在は、理化学研究所の微細藻類生産制御技術研究チームの研究責任者、マレーシア工科大学の客員教授、東北大学の特任教授を兼任。


ドローンファンド 共同創業者/代表パートナー
大前 創希(おおまえ そうき) 氏
2002年に(株)クリエイティブホープを創業し、戦略的なWeb/ITコンサルティングにより国内外数多くのプロジェクトを成功に導く。ドローングラファ(2014~)としては、ドローンムービーコンテストでの準グランプリ受賞(2016)や、読売テレビ・ドローン絶景紀行での総合監修(2018)などの活動がある。2017年Drone Fundアドバイザリーボードに就任し、翌年共同代表パートナーに就任。ビジネス・ブレークスルー大学/大学院教授(専門はデジタルマーケティング。


株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ) 
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

<モデレーター>

株式会社MANN 代表取締役
藏本 斉幸(くらもと なおゆき) 氏
1979年生まれ。東北大学文学部卒業。制作会社勤務を経て、2016年にMANN設立。「理解と実行のクリエイティブチーム」として、クライアントの本質的価値を可視化するブランディングやマーケティング支援を行っている。2020年12月刊行予定『知識製造業の新時代』(丸幸弘著)の取材と構成を担当中。

10:00〜11:00

  • セッションルームA

【5月16日大阪フォーラムにて実施いたします】
セクション間ネットワーク分析の先に新たな組織形態はデザインできるのか?
セッションパートナー:関西電力株式会社

AIやロボットの浸透により自動化される業務が増え、人だからできる仕事の価値を高めるために、組織のあり方を模索する企業が増えている。人の強みは他者との適切なコミュニケーションによって、加算ではなく相乗的に価値を発揮する点にあるだろう。コミュニケーションネットワークを可視化することは、それぞれの企業において、これからの時代に相応しい組織形態を考えるヒントを与えるに違いない。本セッションでは、組織内のコミュニケーションに着目し、新たな組織形態のデザインについて議論する。

詳細情報

<登壇者>


関西電力株式会社 研究開発室技術研究所 基盤技術研究室 副主任研究員
後藤 晋(ごとう しん) 氏
慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻を修了後、平成18年に関西電力株式会社に入社。火力発電プラントの計画立案業務に従事した後、研究開発室に異動。研究開発室では新規事業創出の企画を担当し、2018年に関西電力株式会社の起業活動を経験。現在は技術研究所にて新規事業創出の企画等に従事。


株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役
伊達 洋駆(だて ようく)氏
株式会社ビジネスリサーチラボ代表取締役。神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。修士(経営学)。同研究科在籍中、2009年にLLPビジネスリサーチラボを、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。以降、人事領域を中心にリサーチ事業を展開。


株式会社エモスタ 代表取締役社長
小川 修平(おがわ しゅうへい)氏
米/インディアナ大学卒。投資銀行での勤務7年を経て起業。義理の弟で心理学者のザンダーと意気投合して株式会社エモスタを2017年に創業する。AIの活用により心理学の知見を社会実装することを目指して自社開発の感情認識AIを用いた企業との各種プロジェクトに従事。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス 人材開発事業部  部長
岡崎 敬(おかざき たかし)

大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了、博士(理学)。アカデミア、企業、独法系研究所ので研究経験を活かし、高等教育機関や企業の研究開発人材の育成プログラムの開発、実装に取り組む。

 

11:00〜12:00

  • セッションルームA

次代の研究者育成の新たな潮流
presented by:研究キャリアセンター

先の読めない時代を生き抜く力を育むために今、学校教育現場では探究活動が盛んになっています。しかし、現場の環境は十分ではなく、大学や企業の専門家とのつながりも生み出せていません。これまで、大学や企業が教育活動に関わることは、社会貢献活動(CSR)やアウトリーチ活動として捉えられてきました。しかし、次世代の探究活動に関わる価値はそれだけではなさそうです。このセッションでは、研究者・技術者と学校現場が連携した先進的な取組みの事例を紹介しながら、子どもの探究活動に携わる専門家たちが活動を通じて得たものや価値について語り、組織の枠組みを超えて起こっている新たな研究者育成について考えます。

“詳細情報“

滋賀医科大学 医学部医学科 准教授
成瀬 延康(なるせ のぶやす)氏

早稲田大学理工学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(工学)。北海道大学高等教育推進機構客員准教授、株式会社ポーラスター・スペース取締役。
各種顕微鏡法や分光法を用いてナノ材料・医用材料の原子分子レベルの構造・物性評価に加え、フェムト秒時間分解電子顕微鏡開発研究に従事。2014年より、北海道大学にて、高校生を対象にしたICTを駆使する先端理系教育・研究活動プログラムの開発と実践に携わる。現状の大学が取り巻く数々の課題を打破すべく、2017年、北大発ベンチャー株式会社ポーラスター・スペースを共同で設立。原子分子レベルから宇宙まで幅広いスケールと幅広い分野の研究を手がける傍ら、精力的に教育・実業にも取り組む。

日鉄エンジニアリング株式会社 CSR・広報部長
折笠 光子(おりかさ みつこ)氏
慶応義塾大学法学部卒。新日本製鉄(当時)入社以降、テーマパーク建設、プラント海外営業、採用・人材開発・CSR・広報等に従事。現在は、2006年に分社独立した日鉄エンジニアリング(株)のCSR・広報部長として、サステナビリティの経営統合に取り組むとともに、現場のエンジニアの専門知識や経験を取り入れた高校生向けのエンジニアリング教育プログラム「情熱・先端Mission-E」を関東と九州で展開中

株式会社リバネス 代表取締役社長 COO
髙橋 修一郎(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 研究キャリアセンター
立花 智子(たちばな さとこ)
東京薬科大学生命科学研究科生命科学専攻修了、修士(生命科学)。大学院修了後、株式会社Z会にて教材編集に従事したのち、2008年リバネス入社。中高生の研究活動支援を中心とした教育活動と並行し、2019年からは研究キャリアセンターにて、研究者による教育活動の創出とその価値の最大化をテーマに活動をしている。

 

13:00〜14:00

  • セッションルームA

【4月23日に延期いたします】
アグリテック実証研究リアル会議 〜ベンチャー×大企業×農業者、連携1年、これからどうする?~
セッションパートナー:株式会社フォーカスシステムズ

ロボットやIoTの活用、データを用いた農業の実現に向け、近年、大企業からベンチャー、研究者により積極的に研究開発が進んでいます。水稲、露地野菜や果樹など幅広い分野で、実際の農業現場で実証開発を進める取り組みも増えてきました。本セッションでは、特にデータ活用に欠かせないセンシング技術に着目し、実際にこの一年、実証試験で連携を組んできた3名とともに、次の一歩に向けたリアルな議論を公開します。(本セッション参加者には、リバネス地域開発事業部が編集した地域における実証事業例をまとめた「地域応援」冊子を差し上げます)

詳細情報

<登壇者>
株式会社フォーカスシステムズ
代表取締役社長 森 啓一氏
茨城県出身。1989年に慶応義塾大学商学部を卒業後、監査法人トーマツへ入社。税務会計事務所を経て、1998年株式会社フォーカスシステムズに入社。それまでの経験を活かし経理の面から会社を支えてきた。2006年取締役、2009年常務に就任。常務取締役管理本部長兼経営企画室長を務め、2011年4月に当社代表取締役社長に就任。


株式会社山東農園 代表取締役社長
硲田 孝之 氏
関西学院大学卒業後、家業の農薬販売店を引き継ぐ。2014年eコマース事業の株式会社イプラス設立。2015年農業事業の株式会社山東農園設立し、2018年人工知能による柑橘病害虫診断アプリ「アグリショット」をリリース。


Kisvin Science株式会社 代表取締役
西岡 一洋氏
植物が根から吸い上げる樹液の流量を計測する低コストな樹液流センサを開発、自ら農業シーンへの普及定着に向けて東大ベンチャーを創業。同時にアグリテック系ベンチャー数社のアドバイザーも歴任。ワイン好きが高じて14年前より山梨でワイン造りに関わる中、醸造用ブドウ栽培研究集団Team Kisvinを組織。今年から米国カリフォルニアでのワイン造りに着手する。

<モデレーター>


株式会社リバネス 代表取締役社長COO
髙橋 修一郎

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

14:00〜15:00

  • セッションルームA

融合研究を生む環境戦略

近年、異分野融合、学際研究の推進が叫ばれているが、分野融合を進め研究を分野横断的にダイナミックに展開すればするほど、分野間、研究組織間に存在する目に見えない壁が大きく立ちはだかる。多くの研究者がこの壁を排除し、分野を積極的に融合・横断する研究へチャレンジしているものの、その成功例は多くない。

本セッションでは、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)において、生物学と化学の学際領域研究(Interdisciplinary research)がいかに生み出され、推進されるか、またそのような環境をいかに作り出すかの戦略を、ITbMの成功事例とそれをまさに推進する研究者とともに議論する。議論を通じて、それぞれの研究、研究所に合ったテーラーメイド型の融合研究推進戦略について参加者と議論したい。

詳細情報

<登壇者>
理化学研究所 環境資源科学研究センター分子生命制御研究チーム チームリーダー
萩原 伸也

専門は有機合成化学、ケミカルバイオロジー 。2013年から2018年まで、ITbMのケミカルバイオロジー研究を牽引。2015年、Scienceに寄生植物の発芽の様子を捉えるTurn-on型蛍光分子“ヨシムラクトングリーン”を発表。植物を中心に生物学者と積極的に共同研究を展開し、植物の働きを化学の目で的確に捉え洞察する研究スタイルを持ち味とする。

 

科学技術振興機構 さきがけ研究者
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任助教
戸田 陽介

名古屋大学にて植物分子遺伝学・植物生理学分野で学位を取得する。植物の気孔開度に影響を与える化合物スクリーニングのための画像解析技術開発を契機とし、専門をバイオインフォマティクスに大きく変える。植物表現型定量のための基盤技術開発を行うため、2017年よりJSTさきがけ「情報協同栽培」にて分野横断型研究に従事する。

 

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師
中根 右介

名古屋大学で学位取得後、製薬会社にて中枢神経疾患領域の創薬研究に従事。2016年9月より、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)にて体内時計の破綻と関連する疾患の発症・進行メカニズムの解明に取り組むとともに、体内時計を制御する化合物の同定を目指したケミカルスクリーニングを展開する。またITbM発ベンチャーである「Craftide」にチーフバイオロジストとして参画し、環状ペプチドを起点とした難合成ペプチド・タンパク質群の表現型スクリーニングによる中分子創薬に取り組む。

 

<モデレーター>

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任准教授、名古屋大学 研究推進主事
佐藤 綾人

化合物スクリーニングを通して、ITbMにおける生物学と化学の分野融合研究を先導する。これまでの6年間で、総計120万化合物を120の共同研究者に配布。成果の一部はベンチャー起業予定。同時に、研究者の頭の中から研究成果の社会実装までをシームレスに協働するリサーチプロモーションディビジョンを立ち上げ、究極の融合研究マネジメントスキームを構築している。

16:00〜17:00

  • セッションルームA

【5月16日大阪フォーラムにて実施いたします】
人と組織を変える、ワークプレイスへの関わり方とは?
セッションパートナー:株式会社ダスキン

働き方が多様化する現代、人が物理的に集まる場である職場環境(ワークプレイス)は変化しています。職場の掃除は外注やロボットにお任せ、そもそもリモートワークでオフィスには顔を出さない、という働き方も増えてきました。一方、日本では小学生の頃から、皆で掃除をする習慣に多くの人が親しんでおり、製造業で生まれた5Sの概念は今も古びていません。例えば掃除のように、働く人自身が空間づくりへ主体的に関わることは、果たして人や組織にどのような効果を生むのでしょうか? 生活や職場環境を整えるプロフェッショナルである株式会社ダスキンとともに、ワークプレイスの実証研究を行う企業、さらには空間緑化と人の関係を探る研究者を交えて議論します。

“詳細情報“

<登壇者>

株式会社ダスキン 開発研究所 所長
今西 正博(いまにし まさひろ) 氏

昭和58年入社、モップやマットの洗浄加工設備を開発する生産本部設備技術室に配属。 平成元年に主力である愛の店事業本部(現訪販グループ)の商品開発部に異動。 モップやマットを中心とした清掃・衛生用品の商品開発に携わる。 その後、本社部門を経て、平成28年より開発研究所を担当。

 

株式会社フロンティアコンサルティング
執行役員 ワークデザイン研究開発部 部長
稲田 晋司(いねだ しんじ) 氏

一級建築士。フロンティアコンサルティングに設立時より参画し、設計デザイン部門を統括。2020年から、より活動のデザインにフォーカスするため、ワークデザイン研究開発部を設立。オフィス・働き方の改善を目指す実証試験プラットフォーム「WORK MOCK」を立ち上げ研究者やスタートアップと連携しつつ、オウンドメディア「Worker's Resort」の運営責任者として国内外のオフィスや働き方をリサーチしている。

 

千葉大学大学院園芸学研究科 博士課程
/ロッカクケイLLC.代表
鎌田 美希子(かまだ みきこ) 氏

北海道大学大学院農学研究科を修了。専攻は分子植物育種学。大学院修了後、野菜種子メーカーにて企画開発に携わったのち、インドアグリーンや装飾を学びプランツディレクターとして独立。2015年ロッカクケイLLC.を立ち上げ、室内緑化ツールTanicushion®️等のプロダクト開発・空間緑化事業に従事。現在は大学院博士課程にて「人間と植物の関係性」について研究中のほか、植物を主体としたアート展示なども手掛ける。

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役社長 COO
髙橋 修一郎(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

17:00〜18:00

  • セッションルームA

【4月23日に延期いたします】
やわらかさでエンジニアリングが変わる
セッションパートナー:株式会社村田製作所

やわらかい素材を使いこなす、硬いものでできていても構造としてやわらかさを持たせるなど、やわらかさを生かすことができる時代が到来しつつあります。例えば、これまで硬いものを使って作られることが一般的だったロボットでは、使いやすい、やわらかな素材が、把持や動作の多様性を広げられる大きな可能性を持っています。しかし、ロボット工学者が素材屋と組むケースは多くなく、それゆえに可能性を十分に活かしきれていません。このセッションでは、ソフトマターを使ったものづくりに関わる研究者、ベンチャー企業の経営者に集まっていただき、素材、構造、機能の観点からやわらかさがエンジニアリングにおいて持つインパクトと、実装に向けての課題について、実例も踏まえながら議論します。

“詳細情報“

<登壇者>
東北大学大学院情報科学研究科 准教授
多田隈 健二郎 氏

2007 年東京工業大学大学院機械宇宙システム専攻博士課程修了。博士(工学)。2007 年より Massachusetts Institute of Technology Postdoctoral Associate、2008 年東北大学産学官連携研究員、電気通信大学助教、大阪大学大学院助教、2015 年 5 月より東北大学大学院情報科学研究科准教授。現在に至る。全方向移動・駆動機構、柔剛切替グリッパ機構をはじめとするロボット機構の研究開発に一貫して従事。

 

東京大学 大学院情報学環 准教授
筧 康明 氏

インタラクティブメディア研究者、メディアアーティスト。博士(学際情報学)。慶應義塾大学、 MIT等での活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環准教授。先端技術を駆使し、人間の感覚・知覚や物理素材の特性を拡張するインタラクション表現の開拓を行う。工学研究のほか、国内外で作品展示を展開し、ACM CHI Best Paper Award 、科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞など受賞多数。http://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp

 

Nature Architects株式会社 代表取締役 CEO
大嶋 泰介 氏

東京大学総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系単位取得退学。独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)、筑波大学非常勤研究員などを経て、2017年5月にNature Architectsを創業。メカニカル・メタマテリアル、コンピュテーショナルデザイン、デジタルファブリケーションの研究と、物質の弾力や変形を計算し、幾何構造によって自在に設計・製作・制御するための技術開発に従事する。独立行政法人情報処理推進機構より未踏スーパークリエータ、総務省より異能ベーションプログラム認定。

 

<モデレーター>

山形大学工学部機械システム工学科 教授
古川 英光 氏

山形大学ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)の研究室代表。2009年の山形大学異動後に3Dゲルプリンターの開発を始めたところ、3Dプリンターブームが来て注目を集めるようになる。2018年4月に、やわらか3D共創コンソーシアムを設立、会長に就任するなど、技術の社会実装にも力を入れる。高分子ゲルの3Dデジタルファブリケーションを強化する研究、3Dプリンターを教育に活かす研究、先端技術を社会実装する研究で、新価値創造を地方からグローバルに展開している。

 

10:00-12:00

  • セッションルームB

研究者・ベンチャーによる超異分野ピッチ
テクノロジースプラッシュ

スプラッシュ(splash)は、「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」という意味です。この企画では、プレゼンターである研究者やベンチャーらが、自身の研究や事業の最も熱いところを、分野や所属の垣根を超えて参加者へ発信します。一方、参加者は、次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、異分野の世界にザブンと飛び込みます。超異分野のショートプレゼンテーションの連続の中で、プレゼンターが持つ熱と、参加者が持つ熱とがぶつかり合い、飛沫(スプラッシュ)を上げるように新しい研究アイデアや仲間が生まれる場。それがテクノロジースプラッシュです。

“詳細情報“

coming soon

13:00〜14:00

  • セッションルームB

【4月23日に延期いたします】
地方創生における地域銀行の役割
セッションパートナー:日本ユニシス株式会社

東京一極集中への危機感が様々なところで取り上げられる中、地方銀行は地域に根ざし、産業を活性化することで地方創生の推進役を担っています。令和元年には「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」や第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が閣議決定されたように、地方創生は今後の日本経済の動向を左右しうる重要な要素と捉えられています。その中で、アカデミアに蓄積された科学・技術を地方からの産業創出の核として捉え、その発掘・育成を推進するという戦略を進める地方銀行があります。
リバネスが進める地域テックプランターの中で、シーズ発掘やベンチャー企業の育成、地元企業のプロジェクト参画の促進などを行う産業創出パートナーとして躍動する担当者をお呼びし、地方創生におけるこれからの地方銀行の在り方について議論します。

“詳細情報“

<登壇者>

株式会社肥後銀行 地域振興部 地方創生室長

竹下 省吾(たけした しょうご) 氏
熊本県出身。1997年4月に肥後銀行宇土支店に入行し、2002年南博多支店、2004年南熊本支店を経て、2008年よりみずほコーポレート銀行にアドバイザリー出向。2009年より肥後銀行の情報営業部に戻り、2015年地域振興部地方創生室副調査役、2019年4月より現職。


株式会社関西みらい銀行 地域戦略部 マネージャー長

浦口 烈(うらぐ ちつよし) 氏
2009年立命館大学経済学部を卒業し、株式会社びわこ銀行(現 株式会社関西みらい銀行)入行。八日市支店、大阪駅前支店、梅田支店勤務を経て2016年度より滋賀県商工観光労働部モノづくり振興課に出向し、「滋賀テックプランター」および「滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム」の立ち上げと運営に携わる。2018年度より現職。産学官連携、ビジネスマッチング等を担当。滋賀大学客員社会連携コーディネーター。


株式会社中国銀行 ソリューション営業部 法人コンサルティンググループ 地域業務開発担当 調査役

武田 憲和(たけだ のりかず) 氏
1999年香川大学経済学部卒業後、中国銀行に入行。営業店、融資部にて事業再生の担当を担い、2014年より東日本大震災の復興支援のため、岩手県産業復興相談センターに出向。帰任後、現職。創業者支援プログラム「岡山イノベーションプロジェクト」の立上げに参画、「岡山テックプランター」の開催を主導。2020年には、岡山での「サイエンスキャッスル中四国大会」実施を企画。地域産業育成のエコシステム確立を行い、地域から世界を変える企業の発掘・育成を目指す。

<モデレーター>

株式会社リバネス 自然共生型産業研究所 所長

福田 裕士(ふくだ ゆうじ)
大阪府和泉市出身。奈良先端科学技術大学院大学博士前期課程修了。畜産飼料卸売店が経営する養豚場に勤務後、2009年に株式会社リバネスに入社。入社して間もなく沖縄事業所に赴任し、地域の未利用資源の活用研究に取り組み、ブランド豚「福幸豚」を構築。2016年9月に熊本県に異動し、地域資源と人、そして世代を超えた人同士が共生する自然共生型産業の研究を推進している。株式会社福幸城ファーム 取締役。2018年4月に大阪本社に着任。

14:00〜15:00

  • セッションルームB

環境・生態系保全はビジネスの手法で前進するのか?
presented by:自然共生型産業研究所

これまで、人類は自然環境にすべての資源を依存して社会を形成してきました。その資源は無限ではないことに早くから気づきながらも、経済優先の社会の中で、環境破壊が進み、生物多様性が失われつつあります。ビジネス界の関わりは、長期的視点に立ったCSRなど限定的な活動などに留まっている現状ですが、その状況を脱却する手立てはないのでしょうか。
本セッションでは、生態系をテーマとしたビジネスにチャレンジする株式会社イノカの高倉葉太氏および株式会社サイエンスグルーヴの宮崎悠矢氏の2名の若手起業家、鳥類を中心として生態学研究に取り組む東京都市大学の北村亘氏を招き、ディスカッションを通じて環境・生態系保全をビジネスの手法で前進させる可能性を模索します。

“詳細情報“

<登壇者>


東京都市大学環境学部環境創生学科 准教授

北村 亘(きたむら わたる)氏
東京都市大学 環境学部准教授 1979年千葉生まれ。専門は行動生態学・保全生物学・鳥類学。国際基督教大学教養学部を卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科において、ツバメの行動生態を研究し、博士(農学)を取得。一般財団法人電力中央研究所の特別契約研究員を経て現職。2004年よりNPO法人リトルターン・プロジェクトのメンバーとして絶滅危惧種コアジサシの保護活動を行い、2012年からは代表を務める。また、Liferbird代表として鳥類研究の普及と発展を目指す活動を行っている。


株式会社イノカ 代表取締役 CEO
高倉 葉太(たかくら ようた)氏
東京大学工学部を卒業後、落合陽一氏などを輩出した、東京大学暦本研で機械学習を用いた楽器の練習支援の研究を行う。在学時代にはハードウェアの開発会社を設立し、様々なプロジェクトに携わる。2019年4月に株式会社イノカを設立。「自然の価値を、人々に届ける」を経営理念に掲げ、生態系を再現する独自の「環境移送技術」を活用し、大企業と協同で環境の保全・教育・研究を行っている。


株式会社サイエンスグルーヴ 代表取締役
宮崎 悠矢(みやざき ゆうや)氏
株式会社サイエンスグルーヴ代表取締役CEO。 中学生時代からゲームやウェブサービスを開発し、九州大学在学中にソフトウェア開発会社を設立。ウェブのフロントエンド開発やゲーム開発等を専門とする。 2019年10月、九州大学・首都大学東京の研究者とともに株式会社サイエンスグルーヴを設立。科学教育用のシミュレーションツールの開発に取り組んでおり、現在は生態系シミュレーションVirtual ECOSYSTEMを用いた実証実験を展開している。

<モデレーター>

株式会社リバネス 執行役員

塚田 周平(つかだ しゅうへい)
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了。博士(農学)。設立初期の2003年よりリバネスの運営に参画。実験教室、各種ライティングの実践を積んだ後、アグリ分野の先進技術開発・導入、地域創業エコシステム構築事業の立ち上げを行う。大手・中堅企業やベンチャー、研究者等との連携による技術開発、事業開発に現場主義でコミットしている。

16:00〜17:00

  • セッションルームB

【4月23日に延期いたします】
腸内環境はデザインできる
セッションパートナー:協和発酵バイオ株式会社

腸内環境の網羅的解析によって、ヒトと腸内フローラとの関係が次々と明らかになってきています。この知見を健康維持・疾患予防に活かすためには、それらを実現する行動変容を促し、腸内環境を適切にデザインすることが重要になってきます。本セッションでは、腸内環境、食品栄養、生活習慣病に関する医療に携わる研究者に集まっていただき、食事や生活習慣を通してどのように腸内環境をデザインすることができるのかについて議論します。

“詳細情報“

<登壇者>


株式会社メタジェン 代表取締役社長CEO
慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任教授
福田 真嗣(ふくだ しんじ
現職のほか、2016年より筑波大学医学医療系客員教授、2017年より神奈川県立産業技術総合研究所グループリーダー、2019年よりマレーシア工科大学客員教授、JST ERATO副研究総括を兼任。2013年文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。2015年文部科学省科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2015」に選定。同年、第1回バイオサイエンスグランプリにて、ビジネスプラン「便から生み出す健康社会」で最優秀賞を受賞し、株式会社メタジェンを設立。代表取締役社長CEOに就任。著書に「もっとよくわかる!腸内細菌叢」(羊土社)。

 


東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任教授
加藤 久典(かとう ひさのり)氏
東京大学大学院博士課程中退後、同大助手、米国NIH研究員、宇都宮大学助教授等を経て現職。専門は分子栄養学。ゲノム、プロテオーム、メタボローム、マイクロバイオームなどの様々な網羅的解析を組み合わせて、食品の新たな機能を探っている。日本栄養・食糧学会副会長、2021年に東京国際フォーラムで開催される第22回国際栄養学会議組織委員長、日本学術会議連携会員などを務める。カレー好き。

 


鹿児島大学 心臓血管・高血圧内科学 教授
大石 充(おおいし みつる)氏
1990年大阪大学医学部卒業。1991年より循環器救急及び心臓カテーテル治療に従事。1995年大阪大学第4内科に帰局後、大阪市立大学病理学教室で動脈硬化研究を行う。1997年より2年間豪州Howard Florey研究所留学。大阪大学老年・腎臓内科学講師を経て2013年より鹿児島大学心臓血管・高血圧内科学教授。2015年より副病院長を兼務。鹿児島で3つのコホート研究および100万人分30年間の健診データ解析などを産学連携で行っている。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役副社長CTO
井上 浄(いのうえ じょう)
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を 修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應 義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学 薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上 げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

17:00〜18:00

  • セッションルームB

第3回細胞農業会議
~細胞培養技術が開く培養肉市場の未来~

細胞農業とは、従来のように動物を飼育することなく、生物を構成している細胞そのものを、その生物の体外で培養することによって行われる新しい生産の考え方です。これまでの伝統的な農業に比べ環境負荷が小さく、持続可能な食糧生産方式として期待されています。また、細胞農業の技術を応用すれば、食料以外にもさまざまな製品を作り出せる可能性があります。
世界中で細胞農業に関する技術開発が加速する一方で、新規参入する際の指針や技術に対する情報公開や一般理解、生産から流通までの全体を見据えたルール作りなど、細胞農業が社会全体の利益になる形で実現するには解決すべき課題が浮き彫りになってきました。
細胞農業という新しい分野の発展をこれまで以上に加速すべく、今年も層の厚いコラボレーションが実現することを願って本会議を開催いたします。
本セッションでは、アカデミアの先端研究のみならず、細胞農業をとりまくルール形成や消費者需要の観点を交えつつ、細胞農業分野の取り組みについてご紹介いたします。

“詳細情報“

<登壇者>


リアルテックファンド 業務執行役グロースマネージャー
Space Food X 代表
小正 瑞季(こまさ みずき) 氏

2008年に慶應義塾大学大学院(バイオインフォマティクス専攻)修了後、三井住友銀行、SMBC日興証券を経て、2015年にリアルテックファンドへ参画。宇宙輸送船、小型レーダー衛星、アバターロボット、食料生産技術、次世代バッテリーなど人類の宇宙進出に必要となる技術を持つベンチャーを幅広く支援する。2019年にJAXAやシグマクシスら50以上の企業等と共に世界初の宇宙食料マーケット共創プログラムSpace Food X を創設し、代表を務める。月面から地球を眺めることと、火星を拠点に自ら生命探査を行うことが目標。一児の父。

 


東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 所長・教授
清水 達也(しみず たつや) 氏
1992年東大医学部卒、循環器内科医師。1999年東京女子医科大学で日本発世界初の技術である細胞シート工学を用いた心筋再生医療の研究を開始。現在、ティッシュエンジニアーとして様々な再生医療、創薬モデルの研究開発を推進。近年、医療に留まることなくティッシュエンジニアリングの食料生産への応用を展開。「夢と信念」がモットー。

 


多摩大学ルール形成戦略研究所 客員教授・前衆議院議員
福田 峰之(ふくだ みねゆき)  氏
1964年生。立教大学社会学部卒。横浜市会議員(2期)、衆議院議員(3期)。内閣府大臣補佐官(マイナンバー担当)、内閣府副大臣(IT・サイバーセキュリティ・知財・科学技術担当)。水素エネルギー政策、デジタル社会政策、都市農業政策等を担う「政策族議員」。ネット献金、仮想通貨クラウドファンディング、政治家によるネットニュースTV設立等、最初にチャレンジすることをモットーにしている。



九州大学 博士1年
培養肉研究者の卵
松吉 祐児(まつよし ゆうじ) 氏
Shojinmeat Project九州支部支部長。普段はマウスとラット、時々ザリガニからの筋細胞を実験に用いる博士学生。同時に、「培養肉に対するイスラム教徒の受容性に関する調査研究」を学内共同研究者(寺野梨香講師)と行っており、宗教的観点からも培養肉の社会実装を考案する神主の息子。培養肉生産における宗教的問題点の明確化し、イスラム圏(ハラル市場)へのスムーズな導入を図る。

 

<モデレーター>

特定非営利活動法人日本細胞農業協会 理事
杉崎 麻友(すぎさき まゆ)
北海道大学農学部卒、東京大学大学院修了。東京都内にあるシェアラボBeyond BioLAB TOKYOにおいて、ラボマネージャーとして勤務。2017年よりShojinmeat Projectに参画、オープンソースに研究開発を進める同団体の取り組みに惹かれ、自身も自宅での細胞培養実験を試行。より多くの人に細胞農業の概念を知ってもらうため、細胞農業に関する情報発信を続ける等日本細胞農業協会にて活動している。

10:00-11:00

  • セッションルームC

細胞工業時代が始まる
セッションパートナー:株式会社セルファイバ

もし人工的に臓器をつくることができれば、成功率1万分の1とも言われる創薬を破格に効率化できます。保存しておいたスペアの臓器を移植するような今では考えられない治療も実現するかもしれません。近年、三次元細胞塊の研究が盛んであるものの、臓器のようにダイナミックな機能の再現は未だ課題が残されています。本セッションでは、筋肉の収縮、血管内の送液、組織内部における細胞の自発的な集合挙動など、細胞塊の動的性質研究の最前線に迫ります。

詳細情報

<登壇者>


慶應義塾大学理工学部機械工学科 准教授
尾上 弘晃(おのえ ひろあき
東京大学大学院情報理工学系研究科にて学位取得.カリフォルニア大バークレー校化学科客員研究員を経て、2009年より東京大学生産技術研究所助教に着任. 2014年4月に慶應義塾大学理工学部でPIとして独立後,2016年4月に株式会社セルファイバ取締役CTOに就任し、大学業務と兼務しながら事業化にも注力している.2017年4月に細胞ファイバを含む一連のin vitro組織形成における研究に対し,文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞。

 


大阪工業大学大学院工学研究科 准教授
長森 英二(がもり えいじ)氏
名古屋大学大院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。大阪大学にてポスドクを経験後、(株)豊田中央研究所に入社。同所材料分野バイオ研究室、先端研究センター長森研究Gを経て、大阪大学大学院工学研究科生命先端工学コース(旧発酵工学科)にて講師、2016年より大阪工業大学大学院工学研究科にて准教授として生物プロセス工学研究室を主宰。生物化学工学を基軸に微生物、動物細胞の新奇な培養技術の開発および社会実装、教育活動を展開中。

 


日本光電工業株式会社 荻野記念研究所 河田町研究室 室長
久保 寛嗣(くぼ ひろつぐ)氏
東京女子医科大学大学院医学研究科博士課程修了 博士(医学) 。専門は再生医工学。日本光電工業入社後、医療機器開発に従事すると共に、細胞シート工学を軸とした細胞培養、加工技術の研究開発に携わり、2010年よりJST最先端研究開発支援プログラム岡野プロジェクト、全自動細胞シート製造システム“組織ファクトリー”の設計開発に従事。2014年よりAMED「積層化細胞シートを用いた創薬試験用立体組織モデル」に参画し、心筋細胞シートを用いた創薬支援システムの研究開発を実施している。

 

<モデレーター>

株式会社セルファイバ 代表取締役
柳沢 佑(やなぎさわ ゆう) 氏
東京大学大学院化学生命工学専攻にて博士(工学)を取得。平成29年度東京大学工学系研究科研究科長賞・東京大学総長賞。2018年5月よりセルファイバ取締役に就任。2018年6月よりAMED「細胞ファイバーを利用した抗体製造のための高密度連続生産技術の開発」研究開発代表者。2018年10月にNEDO Entrepreneurs Profgram(NEP)に採択され心筋ファイバの創薬応用を志向した収縮力測定システムを開発。2019年6月より代表取締役に就任。

11:00-12:00

  • セッションルームC

挑戦的テーマを生む研究者を大学から輩出するには?
〜大学と企業で攻めの人材育成連携を考える〜

大学に社会との接続を意識した研究や教育が求められている中、この10年間で研究者の人材育成でも企業や大学が協力することが増えてきました。どんな場でも研究者として活躍できる人材は、挑戦的なテーマを掲げ、自ら研究を推進できる人材、自らテーマを拡張していける人材ではないでしょうか。こうした人材を大学で輩出するために、大学と企業が人材育成においてがどのようにイニシアチブをとり、協力していけるのでしょうか。セッションでは、大学と企業の攻めの人材育成連携について議論します。

詳細情報

coming soon

13:00〜14:00

  • セッションルームC

町工場による海外ベンチャー製造支援の裏話
presented by:ものづくり研究センター

日本の製造業の屋台骨を支える「町工場」が多く集積している大田区は、株式会社リバネスとともに、2020 年までに整備が予定されている羽田空港跡地第1ゾーンの活用を視野に入れ、区内の町工場と海外ベンチャーの連携事例の創出の実証実験を行っています。今年度、東南アジア6カ国から有望なものづくりスタートアップ88チームを発掘し、4件が採択され試作開発を行いました。本セッションでは、「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」の報告会として、インドネシア、タイ、シンガポール、日本のスタートアップと試作品のお披露目と、そのプロセスで起こった様々な課題と解決について赤裸々に語り尽くします。

詳細情報

<登壇者>
有限会社関鉄工所 代表取締役
関 英一(せき えいいち
) 氏
大田区生まれ、神奈川県座間市育ち。幼少期よりボール盤で穴をあけ自分の遊び道具を作るなど、ものづ くりの環境に身を置いていた。生産ラインに設置される自動機械のメンテナンス、修理、改造、設計に 10 年間従事した後、2002 年 ( 有 ) 関鉄工所に入社。大田区の本社工場に勤め、2014 年に関鉄工所 3 代 目代表取締役社長に就任。大森工場協会 YM クラブ幹事長、大田工業連合会青年部委員長、大森工場協会 副会長も歴任しており、区内製造業を盛り上げるために積極的に活動している。

株式会社善大工業 代表取締役
福富 善大(ふくとみ よしひろ) 氏
2004年に室蘭工業大学大学院で修士(工学)を修了後、東京都大田区の町工場に 入社。2014年に大田の工匠Next Generationを受賞し、同年に東京女子医科大 学バイオメディカル・カリキュラム修了。11年間の修業を経て2015年4月に独立 。現在は企業や大学、医療関係の実験機器等の試作品開発を行っている。2017 年に医療分野を強化するため、東京女子医科大学大学院で博士(医学)を取得。 その他に、2012年から全日本製造業コマ大戦に参加している。

栄商金属株式会社 代表取締役社長
佐山 行宏(さやま ゆきひろ)  氏
「ものづくりの駆け込み寺」を自任するリバースエンジニアリング企業です。ベースは、三次元測定・成分分析受託などの検査屋としての目線であり、間違った量産移行でリコールやトラブルに陥ってしまった案件を改善させてきたジェネラリスト力です。 窓口を務める「Eものづくりネットワーク」参加企業の現場力を検査屋の目線で格付けし、ニーズに最適なマッチングを心掛け、OTA JAPAN QUALITY 維持成長に勤めております。

サンケイエンジニアリング株式会社 代表取締役
土場 義浩(どば よしひろ) 氏
大手メーカーを退職後、「加熱技術」をコアとしたベンチャーを起業。大田区の町工場パワーを背景に大学や大手企業のアタリ出し実験、装置の試作から産業用製造装置製造まで一貫して行う。顧客は食品から自動車、医療、半導体業界と広い。部品製作は最適な設備や技術を持つ近隣の工場に任せ、自社は実験・計測、試作組立場所として機能する、顧客にとっての「試作実験室」を目指す。

大田区 産業経済部産業振興課 課長
臼井 正一(うすい しょういち) 氏
1989年4月大田区役所に入庁。文化振興担当課長、羽田特別出張所長を歴任。2017年4月より現職。空港まちづくり本部副参事も兼務し、羽田イノベーションシティの立地を活かした大田区の地域産業の発展と地域経済の活性化に取り組んでいる。

 

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員CKO
長谷川 和宏 (はせがわ かずひろ)
東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その後リバネス初の新入社員として入社。人材開発事業部を立ち上げ、2012年より執行役員に就任。同年より大阪事業所の立ち上げに関わる。2013年より東京本社に異動し、ものづくり分野のインキュベーション事業、産学連携事業、ものづくり企業の活性化などを担う。

14:00-15:00

  • セッションルームC

心の研究者と発見する「未来の新常識」
presented by:PsycheTech研究所

人の心に関する「常識」は私たちの暮らしやビジネスを成り立たせる基盤となっています。昨今流行りの「マインドフルネス」や「well-being」がアカデミアの世界で古くから議論されてきたように、先端研究の中には未来の新常識となり得るタネがあります。このセッションでは、人の心に関する研究者とビジネスの現場で課題解決に取り組む登壇者とともに、最先端の研究でゆらぎ、刷新されつつある私達人間に関する「常識」と、それが当たり前となった世界を議論します。時代に応じて変化する常識を先取りすることは、これからの社会を設計するヒントとなるでしょう。

詳細情報

<登壇者>

株式会社シグマクシス ヒューリスティック シェルパ マネージングディレクター
柴沼 俊一(しばぬま しゅんいち) 氏
東京大学経済学部卒、ペンシルバニア大学経営大学院ウォートンスクール卒。1995年日本銀行入行。途中2年間、経済産業省産業政策局に出向。その後マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、国内ファンドにて投資先企業再生に携わり、2009年株式会社シグマクシスに入社。2015年より現職。企業のイノベーション、新規事業開発に従事すると同時に、同社アライアンス戦略責任者。投資先の株式会社SXキャピタル取締役(兼務)。グロービス経営大学院教授。

 

お茶の水女子大学 人間発達教育科学研究所 助教
今泉 修(いまいずみ しゅう) 氏
千葉大学 大学院工学研究科 デザイン科学専攻 博士前期課程を修了した後に、企業での勤務経験を経て、同大学院博士後期課程を修了。東京大学や早稲田大学、サセックス大学での研究員として活躍後、現職のお茶の水女子大学 人間発達科学研究所 助教に就任。認知心理学を専門とし、自己身体認知をテーマに様々な領域とコラボレーションしつつ研究を進める。

 

株式会社リバネス 代表取締役社長 COO
髙橋 修一郎(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

<モデレーター>
株式会社リバネス サイキテック研究所 所長
江川 伊織(えがわ いおり)
東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。修士(学術)。在学時は性格心理学を研究した。2017年に心の研究者の力を社会にインストールすることを志しリバネスに入社。出前実験教室や研究者のキャリア開発に携わりつつ、心の研究を軸にネットワークを広げる。2018年10月にサイキテック研究所を立ち上げて所長に着任。心の研究者と企業、テクノロジー領域の知識を掛け合わせたプロジェクトを進行中。

 

16:00〜17:00

  • セッションルームC

TECH INSTALL Project
〜知財をインストールして、ビジネスを建築しよう〜

自社の研究所にはシーズがないから、社外から探すオープンイノベーションが必要なのでしょうか?オープンイノベーション真っ盛りの昨今ですが、果たしてそのような活動は正しく自社を見られているでしょうか?冷静に観察すると、大企業の中には、研究開発されたものの未だ社会実装されていない技術が大量に眠っています。リバネスでは、様々な要因で潰されてしまったこれらのタネに再び光を当て事業創出をする新たなオープンイノベーションの仕掛けを試みています。このセッションでは、大手企業とスタートアップの連携のカタチとしていま注目を集めているこの仕掛けについて先端的なプロジェクトの事例を紹介をしつつ、見えてきた成果やこれからの可能性について議論します。

詳細情報

coming soon

17:00-18:00

  • セッションルームC

僕の息子はホバーバイクでデートに出かけ、宇宙で記念日を祝う
〜2050年に実現する世界を語り尽くす〜
presented by:ものづくり研究センター

2022年に日本の公道でホバーバイクを走らせようと開発を進めているA.L.I. Technologies。2040年に1000人が月面で定住できるように、宇宙での循環型の食糧生産の研究開発を進めているSpaceFoodX。SFの夢物語だと思われてきたことを、実現したい!と熱意を持って挑戦し続けている大人たちが、子供達が自分たちの年齢になる頃の新しい現実を作ろうとしている。本セッションでは、そんな彼らの熱意あるビジョンを、数百年続く伝統技術を次世代に伝える事業を展開する和えるの髙橋さんと共に聞くことで、最先端技術が伝統に昇華して当たり前になるまでに必要な技術・法律・教育について、2050年を見据えて語り尽くします。

詳細情報

<登壇者>


株式会社A.L.I Technologies 代表取締役社長
片野 大輔(かたの だいすけ) 氏
Boston Consulting Group、Dream Incubator にて、メーカーから飲食まで国内外の幅広いプロジェクトに従事後、アジア最大級の独立系コンサルティングファームの日本法人代表取締役に就任。欧州への海外展開プロジェクトを推進後、10年以上に亘る戦略コンサルティング・経営支援の経験を経て、エンジェル投資家として参画していた株式会社A.L.I.Technologiesに2018年7月代表取締役COO就任。2019年3月に代表取締役社長に就任。東京大学工学部卒業。

 


宇宙航空研究開発機構(JAXA) J-SPARCプロデューサー
Space Food X副代表
菊池 優太(きくち ゆうた) 氏
スポーツ科学分野の大学院修了後、JAXAに入社。ロケット部門の事業推進や、外部連携による宇宙教育事業等を担当。その後出向した大手広告代理店にて、宇宙を活用した企業P R 等を担当。JAXA帰任後は、宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)を立ち上げ、民間企業等との共創活動を行う。世界初の宇宙食料マーケット創出とSDGs目標達成の双方を目指す「Space Food X」の副代表を務める。夢は「月面オリンピックを実現し、自ら実況すること」。

 


株式会社和える マーケティング統括部長
髙橋 すみれ(たかはし すみれ)
大学時代に英国へ留学し、日本の文化や歴史の奥深さに感銘を受ける。人材事業のマーケティング業務に従事後、2018年に株式会社和えるに入社。日本全国の職人と、生まれたときから使える日用品をつくる「0歳からの伝統ブランドaeru」のマーケティングをはじめ、学習型ワークショップや、伝統を軸にした取り組みを全国の自治体と企画・開発するなど、「伝える職人」として新規事業の立ち上げや事業拡大を幅広く担当。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス ものづくり研究センター センター長
藤田 大悟(ふじた だいご)
東京工業大学に入学と同時に、毛利衛館長の下で日本科学未来館のボランティアの立上げに関わり科学イベントサークルを設立。リバネスには創業期に参画し、国際宇宙ステーションを活用した宇宙教育プロジェクト、小学生向けロボット教室設立等、100近いものづくりを中心とした教育プログラム開発をした。現在は子どもだけではなく、大手企業・ベンチャー・町工場と課題解決のための製造支援も行っている。3人の息子を育て中。

 

2020年3月7日(土) 9:00 – 20:00

メインホール セッションルームA セッションルームB セッションルームC ポスター会場&
ベンチャーブース
9:00-9:10 オープニング
9:10-9:30 基調講演1
理化学研究所 脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チーム チームリーダー 村山 正宜氏
9:30-9:50 基調講演2
筑波大学数理物質系 教授 白木 賢太郎氏
10:00-11:00 [セッション]リバネス研究費特別セッション Part1 若手研究者からの刺激で変わる企業の研究開発 [セッション]共生型ものづくり産業に挑む [セッション]なぜ研究開発型スタートアップはアジアにむかうか [セッション]インフラ点検の新常識
11:00-12:00 [セッション]リバネス研究費特別セッション Part2 リバネス研究費アワード2020 [セッション]国内ドローンベンチャーは世界に展開しうるのか? [セッション]新しい挑戦を育む学問とは 〜アントレプレナーシップを学問へ〜 [セッション]テクノロジースプラッシュ
12:00-13:00 休憩 [ランチョンセッション]働く人と働き方の多様性を拡張するテクノロジー 〜全ての人が活躍する未来を創る〜 休憩 休憩 ポスターディスカッションタイム
13:00-14:00 [セッション]「海ごみ問題」を超異分野チームで解く [セッション]ディープイシューを解決する、GovTech(行政×テクノロジー)の最前線 [セッション]こどものワクワクと主体的行動を促す仕掛けとは [セッション]農業生産はどこまで機械化できるのか  
14:00-15:00 [セッション]産学連携の未来を構想する  [セッション]日本が主導するサーキュラーエコノミーとは [ピッチ]テクノロジースプラッシュJr. 〜世代を超えて、知を生み出せ〜 [セッション]大手企業の開放特許はイノベーションを誘発するタネとなりうるか?
15:00-16:00 ポスター&ブース発表コアタイム
16:00-17:00 [セッション]ヒトの当たり前はロボット/AIの当たり前になり得るのか?~これまでの研究と今後取り組むべきこと~ [セッション]リアルテックはデザインである! [セッション]嗜好品5.0 〜その定義から未来へ〜 [セッション]重重重無尽なオープンイノベーション
17:00-18:00 [セッション]不連続な分野の融合の先に見えてくる知の新世界 [セッション]4D思考で世界を見る [セッション]人類はどこまで植物の可能性を引き出すことができるのか [ワークショップ]超異分野的思考で研究キャリアも掴み取れ!
研究開発型ベンチャーCareer Meet UP
18:00-20:00 表彰式・懇親会

9:10〜9:50

  • メインホール

基調講演1
美しい自然を観察し、その原理を知る


理化学研究所 脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チーム チームリーダー
村山 正宜(むらやま まさのり) 氏
2006年3月に東京薬科大学大学院卒業(生命科学博士取得)。ベルン大学生理学部の博士研究員を経て2010年より現職。2018年より東京大学大学院 医学系研究科 神経動態医科学講座の連携教授を併任。2016年年度文部科学大臣表彰 若手科学者賞受賞、2019年度日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞受賞。研究内容は触知覚の脳内メカニズムの解明。最近は企業との共同研究を通して世界で唯一無二の顕微鏡開発に挑む。

<概要>
心は脳にあるのだろうか。あるとしたら、どんな神経活動で心が生まれるのだろうか。この問いに答えるためには、観察範囲をできるだけ広くする必要がある。かつてSir Sherrington(1932年ノーベル生理学・医学賞授賞)は、「もし睡眠から覚醒する時のヒトの神経活動を全て観察することができるとしたら、星々のダンスが見られるだろう」と、ある本に記している(1940年)。これは彼の夢であったと思うが、神経科学者の夢でもある。彼の言葉から80年が過ぎたが、誰もこの夢を実現した人はいない。しかし、現在の最新技術を組み合わせれば、夢が現実になる可能性がある。夜空に光る1万個の星々が眩い光を放つ光景は想像を絶する美しさだろう。神経細胞の場合、一見、ランダムな光放射かもしれないが、そこには何か法則があるかもしれない。本講演では神経科学者の夢である大規模神経細胞活動を可能にする顕微鏡の開発ストーリーや必要とした要素技術、神経活動の解析結果の一部をご紹介する。

9:10〜9:50

  • メインホール

【4月23日に延期いたします】
基調講演2
相分離生物学

筑波大学数理物質系 教授
白木 賢太郎(しらき けんたろう) 氏

1994年 大阪大学理学部生物学科卒業
1999年 大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)
1999年 科学技術振興事業団博士研究員
2001年 北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科助手
2004年 筑波大学物理工学系助教授
2007年 筑波大学数理物質系准教授
2016年 筑波大学数理物質系教授、現在に至る 専門はタンパク質の溶液科学。
近著に『相分離生物学』(東京化学同人)

<概要>
相分離生物学とは、タンパク質の機能単位を分子ではなく集合物とみなすことで、生命現象を統一的に理解する新しい学問分野である。タンパク質やRNAなどの生体分子はそもそも集合しやすい性質があるので、分散して機能していると考えるよりもむしろ自然なことである。ここでいう集合物は、液-液相分離して形成されたドロプレットなどと称されることもある。ここ数年のあいだに、DNAの修復や、遺伝子の転写、タンパク質への翻訳、シグナル伝達の制御、自然免疫の応答、機能の区画化や基質の貯蔵、外部環境からのストレスへの応答、アミロイドへの成熟、光合成など、さまざまな生命の現象にドロプレットが関係することがわかってきている。今回の講演では、相分離生物学の概略と、科学の見方の面白さについてお話ししたい。

10:00〜11:00

  • メインホール

[リバネス研究費 特別セッション Part1]
若手研究者からの刺激で変わる企業の研究開発

リバネス研究費は、自らの研究に情熱を傾ける若手研究者が、独創性を持って研究を遂行するための研究助成制度です。2009年に開始したこの取り組みは、若手研究者の登竜門として拡大し続けています。採択者は281人に達し(2019年12月時点)、多くの過去採択者が産学で活躍しています。さらにこの取り組みは、実施企業に異分野と連携した新しいプロジェクトの立ち上げや社内の若手人材の活性化といったプラスの作用をもたらしています。双方が成長する場へと進化し続けているリバネス研究費について、企業側のキーマンに登壇してもらい、若手研究者から感じる可能性について議論します。

“詳細情報“

<登壇者>


大正製薬株式会社 セルフメディケーション開発研究所
セルフメディケーション研究推進室 副室長
西奥 義憲(にしおく よしのり) 氏
広島県出身。理学博士(京都大学)。2002年大正製薬㈱入社。一般用医薬品部門にて、皮膚に適用する医薬品や医薬部外品等の研究開発に従事。商品企画立案やマーケティング戦略策定にも携わった後、2016年より現部署にて外部企業・団体や専門家との連携による研究開発活動支援を進めている。



日本ハム株式会社 中央研究所 主任研究員
長谷川 隆則(はせがわ たかのり) 氏
2000年岐阜大学大学院農学研究科修士課程修了。同年日本ハム株式会社入社。以降、中央研究所にて、畜産副産物由来成分や乳酸菌の健康効果に関する研究開発等に従事。現在は、家畜生産や食品栄養に関わる基礎研究を担当。2016年帯広畜産大学にて博士(畜産衛生学)を取得。2018年より、東京農工大学非常勤講師。

 


株式会社𠮷野家 未来創造研究所 未来施設・設計担当 部長
春木 茂(はるき しげる) 氏
1985年株式会社𠮷野家(現:株式会社𠮷野家ホールディングス)入社。2000年同 社東海北陸営業部部長、2005年同社西日本事業部管理室長。2008年合弁会社 福建𠮷野家快餐有限公司総経理。2012年株式会社𠮷野家第三営業本部本部長を経て、2015年1月より現職。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 知識創業研究センター センター長
髙橋 宏之(たかはし ひろゆき)
2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

 

11:00〜12:00

  • メインホール

[リバネス研究費特別セッション Part2]
リバネス研究費アワード2020

自分のアイデアを形にするところで今まさにチャレンジをしている若手の研究者は、どのような研究の世界を見ているのでしょうか。今回のリバネス研究費アワードでは、この一年間のリバネス研究費採択者の中から選ばれた若手研究者が、自身の研究の背景、ビジョン、その研究が進展するとどんな新たな知識が得られるのか、どのように世界が変わりうるのかについてプレゼンテーションを行います。このことを通して、会場の参加者にも発想を広げていただき、一緒に新たな研究を始めるきっかけを作っていくことを目指します。

“詳細情報“

【発表者一覧】(敬称略)

池田理化再生医療研究奨励賞
プラナリアから学ぶ自然な全能性幹細胞の扱い方
鹿島 誠
青山学院大学理工学部 化学・生命科学科 助教
日本ハム賞
ラオス農村部の栄養不良改善に向けたヤシオオオサゾウムシ養殖事業における、昆虫養殖技術の農村最適化研究
佐伯 真二郎
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長
ダスキン開発研究所賞
生活スタイルとシックハウス症候群・アレルギーの関係 ~掃除の頻度や質は疾患予防につながるのか?
鈴木 規道
千葉大学予防医学センター 特任准教授
ホメオスタシス調節研究推進賞
超高齢化社会に向けた「老化」そのものを標的とした新規治療法の可能性
久松 大介
慶應義塾大学医学部 生理学教室 博士4年 / 日本学術振興会 特別研究員(DC)
日本の研究.com賞
特定の言語に依存しないエンティティ間関係知識の大規模獲得
松田 耕史
東北大学大学院情報科学研究科 博士後期課程3年
大正製薬ヘルスケア・ビューティケア賞
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用が若い女性の体型感・食行動に与える影響
湯面 百希奈
兵庫県立大学大学院 環境人間学研究科 環境人間学専攻 栄養教育・栄養生理学研究室 博士後期課程 1年

 

13:00〜14:00

  • メインホール

【4月23日に延期いたします】
「海ごみ問題」を超異分野チームで解く

セッションパートナー:日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構(JASTO

社会課題の解決が、新しいビジネスの種になる時代が来ています。日本財団、JASTO、リバネスが開始した「プロジェクト・イッカク」は、近年注目が高まる「海ごみ」問題にフォーカスし、「海ごみ削減に資するビジネス」を生み出そうという取り組みです。これは社会課題の解決を原動力としてビジネス機会を創造する活動であり、研究者、ビジネスパーソン、デザイナーなど様々な属性の人の共感をもとに大きくなっていくことを目指しています。本セッションでは、プロジェクトの下、活動を開始したチームのリーダーらとともに、どうやって容易でない課題の解決に取り組んでいくか、技術やビジネスの両面の突破口はどこか、議論します。

“詳細情報“

<登壇者>

株式会社天の技 代表取締役
工藤 裕(くどう ゆう)氏
東京工業大学電気電子工学専攻卒業後、大手通信会社にて主に画像認識と遠隔操作ロボットの研究、及びアクセスネットワークの開発に従事。半導体製造機器メーカー、宇宙スタートアップを経て、宇宙機器開発を行うStrayCats'Lab株式会社(のち株式会社天の技へ改名)を起業。プロジェクト・イッカクではCCSDの代表機関を務め、衛星・ドローンによるごみ漂着状況診断システムの構築を推進。


サステイナブルエネルギー開発株式会社 代表取締役社長 CEO
光山 昌浩(みつやま まさひろ)氏
慶應義塾大学経済学部卒業。投資銀行、監査法人勤務を経て、マルミツ産業株式会社、株式会社山形県上下水道施設管理の代表取締役に就任。さらに、山形県新庄市および日本製紙株式会社と共同で公共下水道から発生する下水汚泥を固形燃料にして石炭火力発電所に売却するスキーム(NEDO委託事業)を構築したのち、当社を設立。プロジェクト・イッカクではTeam SBCの代表機関を務め、自律分散ごみ処理システムの開発を推進。


ジーエルイー合同会社 代表
呉屋 由希乃(ごや ゆきの)氏
2016年にサンゴに配慮したサステイナブルツーリズムを訴求する「サンゴに優しい日焼け止め」プロジェクトを立ち上げ、、2017年に販売を開始した。その後、タイ国、パラオ共和国でも販売を始め、アジア全体でサステイナブルな「観光×環境行動」を広げている。プロジェクト・イッカクではMaterial Circulatorの代表機関を務め、海洋プラごみをリサイクル原料とした「人の心に残る」製品の開発を推進。


株式会社マイロプス 代表取締役CEO
折坂 聡彦(おりさか としひこ)氏
中央大学理工学部卒業。電気メーカー、ウェブ制作会社を経て、株式会社マイロプス代表取締役CEO就任。デザイナーとエンジニアの経験を活かしたデザイン活動を行い、最近はスタートアップで必要とされるデザインに注力している。プロジェクトイッカクでは、マイロプスとしてウェブサイトを中心とするブランディングデザイン・制作・ディレクションを担当。現在、武蔵野美術大学修士課程在学中。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 創業開発事業部 部長

篠澤 裕介(しのざわ ゆうすけ)
東京大学大学院農学生命科学研究科修了。修士(農学)。PR会社を経て、2009年リバネスに入社。2012年にメディア開発事業を立ち上げ、2013年にはシードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。2015年、リアルテックファンドでグロースマネージャーに着任、担当領域をバイオ・海洋として事業化支援を行う。2018年より、創業開発事業部長。起業でなく「創業」をテーマに活動中。

14:00〜15:00

  • メインホール

産学連携の未来を構想する
セッションパートナー:名古屋大学 未来社会創造機構

大学から生み出される研究成果は、私たちの社会を前進させる大きな原動力のひとつであるのは間違いありません。大学発スタートアップも活況の中、大学の中からもオープンイノベーション推進に向けた模索が始まっており、省庁でも若手職員を中心にセクターの枠組みを超えて研究開発や事業化を加速するしかけづくりを進める機運が高まってきています。しかし、社会実装の主体である産業界との間には、まだ超えなくてはならない壁が存在しています。
このセッションでは、現在進行形でこの壁に挑んでいる3名の登壇者をお呼びして、国、大学、民間のそれぞれの立場から見た課題と論点を整理して、これからの産学連携の姿を議論します。

“詳細情報“

<登壇者>


文部科学省 科学技術・学術政策局 企画評価課
政策科学推進室長・企画官
中澤 恵太(なかざわ けいた) 氏
2002年文部科学省に入省。産学連携・ベンチャー政策、宇宙・海洋研究開発政策などを担当。2011年に大阪市役所に出向し、大阪駅北口開発の一環でイノベーション政策を担う。現在は文科省及び内閣府CSTIにおいて、第6期科学技術基本計画の策定に向けた業務に従事。霞ヶ関の政策の企画立案と実行にこそイノベーションが必要として、業務改革を実践中。



株式会社バイオインパクト 代表取締役
杉原 淳一(すぎはら じゅんいち) 氏
各省庁や研究機関の科学研究費助成(ファンディング)情報と研究者情報やプレスリリースを組み合わせた国内最大級の研究課題・研究者データベース「日本の研究.com」を運営。機械学習、自然言語処理を用い構築した、研究分野等の独自分析アルゴリズムを活用し、製薬企業等の産学連携マッチングやKOL探索等も行っている。

 


名古屋大学 未来社会創造機構 OI推進室 室長
小池 吉繁(こいけ よししげ) 氏
1980年、日本電装株式会社(現 株式会社デンソー)入社 、同社技術企画部長、東京支社長を経た後、理事に就任。2018年に名古屋大学未来社会創造機構オープンイノベーション推進室長・特任教授に着任、現在に至る。東京支社長時代は国内外の企業、業界、官公庁、大学、研究機関とのコンタクトポイントを拡大、様々な活動を通じて同社におけるオープンイノベーションを大きく加速した。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役社長COO
髙橋 修一郎
(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。大学院在学中の2002年にリバネスを設立した。修了後は東京大学寄附講座教員を務めつつ、独自の民間型研究助成の事業モデルを考案、産業界・アカデミア・教育界の橋渡しプロジェクトを数多く仕掛ける。文部科学省 中央教育審議会 大学分科会大学院部会委員。

16:00〜17:00

  • メインホール

【4月23日に延期いたします】
ヒトの当たり前はロボット/AIの当たり前になり得るのか?
~これまでの研究と今後取り組むべきこと~
セッションパートナー:株式会社シグマクシス

デジタルテクノロジーの発達とリアルテックとの融合により、ロボット(AI含む)が実生活に近い所で活躍する時代が近づいており、ヒトとロボットとの関係も新たなステージを迎えつつあります。 他方、ヒトどうしの社会では当たり前であっても、ロボットでは認知できないことも多くあります。本セッションでは、関連分野の研究内容を紹介しつつ、①ロボットが人間社会で円滑に働く/コミュニケーションするために必要なコモングラウンドの要素とはどのようなものか?、②それらをどのようなアプローチで築き上げていくべきか?について、当該分野において先進的な研究をされているサイエンティストや、生活を支援するロボットのサービス事業を展開している起業家をパネラーとして招いてディスカッションします。

“詳細情報“

<登壇者>


京都大学大学院情報学研究科 教授
西田 豊明(にしだ とよあき) 氏
1977年京都大学工学部卒業、1979同大学院修士課程修了。1993年奈良先端科学技術大学院大学教授、1999年東京大学大学院工学系研究科教授、2001年東京大学大学院情報理工学系研究科教授を経て、2004年4月京都大学大学院情報学研究科教授、2019年東京大学名誉教授、現在に至る。人工知能とインタラクションの研究に従事。会話情報学を提唱.総務省「AIネットワーク社会推進会議」構成員、日本学術会議連携会員(2006~)、情報処理学会フェロー、電子情報通信学会フェロー。



大阪大学数理・データ科学教育研究センター 特任教授
高野 渉(たかの わたる) 氏
1999年京都大学工学部物理工学科卒業。2001年同大学大学院工学研究科精密工学専攻修士課程修了。同年三菱自動車工業株式会社入社。2006年東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻博士課程修了。2006年同大学特任助教、2007年同大学助教、2009年同大学講師、2015年同大学准教授、2017大阪大学数理・データ科学教育研究センター特任教授、現在に至る。博士(情報理工学)。人間の運動計測と数理モデリング,ヒューマノイドロボットの運動計画と制御に関する研究に従事。

 


Mira Robotics株式会社 代表取締役CEO
松井 健(まつい けん) 氏
大学卒業後、様々な新規事業のスマホアプリ/Webシステムを開発。2011年に、IoTデバイス開発の株式会社ミラを創業し、様々なハードウェア製品を開発・量産する。 2018年に、Mira Robotics株式会社を設立。これからの社会に向けたロボティクス・サービスを開発している。

 

<モデレーター>

株式会社シグマクシス デジタルシェルパ IoT&ロボティクスチーム ディレクター
桐原 慎也(きりはら しんや) 氏
東京工業大学生命理工学部卒業後、外資系コンサルティングファームを経て、2013年にシグマクシス入社。 産業機械、材料等の製造業を対象とした先進デジタル技術活用、新規事業開発、R&D 革新といったテーマを数多く担当。技術者向け研修、外部セミナー等の講師を多数実施。近年は「人とロボットが共生するワクワクする社会」の実現に向けた取り組みに重心を置く。新エネルギー・産業技術総合開発機(NEDO)や内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の審査委員、技術アドバイザーも務める。著書(監修)に『「新たなものづくり」3D プリンタ活用最前線』(NTS 出版)がある。

17:00〜18:00

  • メインホール

不連続な分野の融合の先に見えてくる知の新世界

“詳細情報“

coming soon

10:00〜11:00

セッションルームA

【4月23日に延期いたします】
共生型ものづくり産業に挑む
セッションパートナー:株式会社青木製作所

国内のドローン産業が活気付く一方で、世界ではすでに日本以外の国のドローン企業がビジネスを拡大しており、日本のプレゼンスはまだ低い状況にあります。こうした中で、日本で生まれたドローンベンチャーが国内で活躍するだけでなく、世界に打って出ていくためには求められることは何か。ドローン産業の仕掛け人と、ドローンが活用されていくための土台を制度から支えていこうとするプレイヤーを交えて、議論を行います。

“詳細情報“

<登壇者>


株式会社青木製作所 代表取締役
青木 圭太(あおき けいた) 氏

1995年に部品加工メーカーとして青木製作所を設立。自動車、航空、製罐メーカーなど、製造装置や治具の設計、加工、メンテナンスを中心に事業を行なう。『共生型ものづくり産業に挑む』を経営理念とし、協力工場・大学・ベンチャー・異業種企業等の多様な機関との共生型ネットワークを構築し、世界を変えるものづくりを目指す。ベンチャーの熱とアイデアを形にするリバネススーパーファクトリーグループの一員として『Garage Tochigi』を運営。

 


VAIO株式会社  Chief Innovation OfficerCINO) / SUNDRED株式会社 代表取締役 パートナー
留目 真伸(とどめ まさのぶ) 氏
早稲田大学政治経済学部卒業。レノボ・ジャパン株式会社、NECパーソナルコンピュータ株式会社 元代表取締役社長。株式会社資生堂チーフストラテジーオフィサーを経て、20197月よりSUNDRED株式会社の代表として「100個の新産業の共創」を目指して「新産業共創スタジオ」を始動。20198月よりVAIO株式会社CINOに就任。

 


株式会社ミスミ 3D2M企業体 代表執行役員 企業体社長
吉田 光伸 (よしだ みつのぶ) 氏 

“2008年 株式会社ミスミへ入社。 国内事業、中国現地法人、新規事業開発を経て、2018年より同社 3D2M企業体 代表執行役員 企業体社長に就任。オンデマンド製造サービスではシェアNo1である「meviy」(メヴィー)を展開し、製造業における部品調達領域のデジタルトランスフォーメーションを牽引する。ミスミ入社前は、国内大手通信会社、外資系大手ソフトウェアベンダに籍を置き、インターネット黎明期からデジタルを活用した新規事業の立ち上げ・事業拡大に数多く携わる。
meviyオフィシャルサイト: https://meviy.misumi-ec.com/
Twitter ID: @misumi_meviy”

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ)
2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

 

11:00〜12:00

セッションルームA

国内ドローンベンチャーは世界に展開しうるのか?
presented by:超異分野学会 福島浜通りフォーラム

国内のドローン産業が活気付く一方で、世界ではすでに日本以外の国のドローン企業がビジネスを拡大しており、日本のプレゼンスはまだ低い状況にあります。こうした中で、日本で生まれたドローンベンチャーが国内で活躍するだけでなく、世界に打って出ていくためには求められることは何か。ドローン産業の仕掛け人と、ドローンが活用されていくための土台を制度から支えていこうとするプレイヤーを交えて、議論を行います。

“詳細情報“

<登壇者>


エアロダインジャパン株式会社 代表取締役社長
伊藤 英 (いとう あきら)氏
世界25カ国に展開するドローン・ソリューション・プロバイダーAerodyne Groupの日本法人代表を務める。2019年7月より、NTT西日本が立ち上げたドローンを用いたインフラ点検会社、ジャパン・インフラ・ウェイマーク社にエヴァンジェリストとして参画。


公益財団法人 福島イノベーション・コースト構想推進機構 福島ロボットテストフィールド 副所長
秋本 修(あきもと おさむ)氏
1988年防衛大学校理工学研究科卒業。陸上自衛隊武器学校、防衛大学校勤務の後、1991年に日立製作所に入社。車両システム、橋梁システム、シミュレータ、無人航空機、ハイブリッド車両などの研究開発と事業化に従事。東日本大震災以降、産業競争力懇談会の「太陽エネルギーの化学エネルギーへの変換と利用」、「災害対応ロボットの社会実装」などのプロジェクトで政策提言活動に従事するとともに、福島ロボットテストフィールドの整備、小型無人機に係る環境整備、ロボット用電波の制度化等を推進している。

<モデレーター>


Drone Fund 共同創業者/代表パートナー
大前 創希(おおまえ そうき) 氏
2002年に株式会社クリエイティブホープを創業し、戦略面を重視したWebコンサルティング を展開。2017年Drone Fund アドバイザリーボード就任。(株)クリエイティブホープ 代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学/大学院 教授(専門はデジタルマーケティング)

12:00〜13:00 ランチョンセッション

セッションルームA

働く人と働き方の多様性を拡張するテクノロジー
〜全ての人が活躍する未来を創る〜

セッションパートナー:株式会社𠮷野家ホールディングス

ロボット、人工知能などテクノロジーの急速な変化にともない、ヒトが活躍できる機会が変化しつつあります。例えば、ロボットを使ったテレワークでの職場参加、パワーアシストスーツを活用した重労働の軽労化など、少し前までは難しかったことが社会に実装され始めています。テクノロジーの活用によって、社会参加の概念はどのように変わっていくのでしょうか。
世界3,481店舗を展開し、サービス業として多くの人を雇用し続ける株式会社𠮷野家ホールディングスの代表取締役社長 河村泰貴氏、テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボット「OriHime」、ならびに肢体不自由患者の為の意思伝達装置を開発・提供している株式会社オリィ研究所の代表取締役CEO吉藤 健太朗氏と共に、全ての人が活躍する未来についてディスカッションを行います。なお、モデレーターは、株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸幸弘が務めます。

“詳細情報“

<登壇者>


株式会社𠮷野家ホールディングス 代表取締役社長
河村 泰貴(かわむら やすたか)氏
1993年㈱吉野家ディー・アンド・シー(現:㈱吉野家ホールディングス)入社。吉野家の店長、スーパーバイザー、経営企画部門を経験した後、2004年にグループ会社である㈱はなまるに転籍。2007年には、㈱はなまるの代表取締役。2012年に㈱吉野家ホールディングス代表取締役となった後、2014年からは㈱吉野家の代表取締役を兼任。


株式会社オリィ研究所 共同創業者 代表取締役CEO
吉藤 健太朗(よしふじ けんたろう)氏
高専で人工知能を学んだ後、早稲田大学創造理工学部へ進学。自身の不登校の体験をもとに、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発。多くの人に使ってもらうべく、株式会社オリィ研究所を設立。「コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する」を理念に、開発を進めている。

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ)
2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

 

13:00〜14:00

  • セッションルームA

ディープイシューを解決する、GovTech(行政×テクノロジー)の最前線
セッションパートナー:Drone Fund

政府や自治体が抱える積年の課題を、新たなテクノロジーで解決するGovTech (Government × Technology)が近年注目され始めています。
直近でも日本では台風などの自然災害によって2018年には関西地域、2019年には関東地域が甚大な被害を被ったことに代表されるように「防災対策」はまさにGovTechが必要とされている領域と言えます。また教育、食・農業、健康・ヘルスケアなど国を挙げて解決していくべきイシューが多く存在しています。
本セッションでは、人類が直面する地球規模の深い課題「ディープイシュー」に対して、それらを解決するためのテクノロジー「DeepTech」を駆使し、行政や民間企業がどのようにGovTechを推し進めていくべきなのか、Gov Techの最前線について、経済産業省、内閣府のキーパーソンと、ドローン・エアモビリティ特化型VCであるDrone Fundを交えて議論します。

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<登壇者>

経済産業省 貿易経済協力局 戦略輸出交渉官
平塚 敦之(ひらつか のぶゆき)氏
福岡県出身。東京大学部法学部、ハーバードロースクール及びコロンビア大学公共政策国際関係学大学院卒。通商産業省入省後、大臣官房、中小企業庁(ベンチャー振興担当)、イラク暫定統治機構、在欧日系ビジネス協議会事務局長等を経て、企業会計室長、ものづくり政策審議室長、通商交渉調整官、公正取引委員会企業取引課長(幹部交流人事)。現在、貿易経済協力局戦略輸出交渉官として、ベンチャー企業を含む日本企業の海外展開支援を担当。

内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付イノベーション創出環境担 企画官
石井 芳明(いしい よしあき)氏
経済産業省で中小企業支援、ベンチャー支援(日本ベンチャー大賞、始動Next Innovator、J-Startup等)、産業組織法制(LLC・LLP制度等)などの施策に従事。2018年から、内閣府に出向し、イノベーション・エコシステムの形成、オープンイノベーションの推進を担当。内閣府Open Innovation Challengeで、政府省庁・地方自治体の政策ニーズの解決策をスタートアップやスタートアップと大企業の連合体に募集するプロジェクトを推進中。早稲田大学大学院 商学研究科 博士(商学)

Drone Fund 共同創業者/代表パートナー
大前 創希(おおまえ そうき) 氏
2002年に(株)クリエイティブホープを創業し、戦略的なWeb/ITコンサルティングにより国内外数多くのプロジェクトを成功に導く。ドローングラファ(2014~)としては、ドローンムービーコンテストでの準グランプリ受賞(2016)や、読売テレビ・ドローン絶景紀行での総合監修(2018)などの活動がある。2017年Drone Fundアドバイザリーボードに就任し、翌年共同代表パートナーに就任。ビジネス・ブレークスルー大学/大学院教授(専門はデジタルマーケティング)

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 投資育成研究センター センター長
大坂 吉伸(おおさか よしのぶ) 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、修士(経営学)。三菱UFJ銀行、国際協力銀行を経て、東京大学生産技術研究所(特任研究員)、科学技術振興機構(ACCELプログラムマネージャー)を歴任。リバネス入社後、研究者の研究成果の事業化支援、及びベンチャー企業の投資育成を担う。 株式会社グローカリンク代表取締役社長、リアルテックファンド グロースマネージャーを兼務。

 

14:00〜15:00

  • セッションルームA

日本が主導するサーキュラーエコノミーとは
セッションパートナー:株式会社ユーグレナ

近年、産業革命以後の、新しい経済概念として注目されるサーキュラーエコノミー。地球規模の課題解決に向けて、欧州が初めて提唱した概念であると言われていますが、実際の産業における取り組みについては、どの国も未成熟な段階であると考えられます。古来、もったいない精神を身につけてきた日本は、東洋的な発想から独自の考え方を生み出し、サーキュラーエコノミーを牽引できる可能性があるのではないでしょうか。本セッションでは、現在進行形でサーキュラーエコノミービジネスを推進するプレイヤーを招き、議論を交わします。

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<登壇者>


株式会社ユーグレナ 執行役員研究開発担当
鈴木 健吾(すずき けんご) 氏

2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当して現在に至る。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養を中心とした技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学で博士(農学)、2019年に北里大学で博士(医学)の学位取得。現在は、理化学研究所の微細藻類生産制御技術研究チームの研究責任者、マレーシア工科大学の客員教授、東北大学の特任教授を兼任。

 


日本環境設計株式会社 代表取締役社長
髙尾 正樹(たかお まさき) 氏

1980年生まれ。大阪教育大学附属高校天王寺校舎卒業、2000年東京工業大学工学部(化学工学)に入学。同校卒業後、2004年4月東京大学大学院にて技術経営を専攻。同大学院中途退学後、2007年1月に日本環境設計を設立、専務取締役に就任。大阪大学との共同研究の末、コットンをバイオエタノールに精製し、実用化させることに成功した。2016年3月に代表取締役社長に就任。2013年より早稲田大学非常勤講師も務める。

 


非営利型一般社団法人サーキュラーエコノミー・ジャパン 代表理事
中石 和良(なかいし かずひこ) 氏 

松下電器産業(現パナソニック)・富士通において20年に渡り経理財務・経営企画部業務に携わった後、ITベンチャー~食材専門商社(上場企業)経営企画部門役員を経て、2013年に株式会社ビオロジックフィロソフィ並びに一般社団法人日本ビオホテル協会を設立。ヨーロッパ発祥のサステナビリティに特化したホテルブランド「BIO HOTEL」との提携によりBIO HOTELブランドから持続可能なライフスタイル提案ビジネス及び認証システムを展開。2018年から産業界に向けたサーキュラーエコノミーへの移行を加速するためにCIRCULAR ECONOMY JAPANを共同創設。持続可能な社会実現に向けて、生産と消費の両面からアプローチしている。

 

<オーガナイザー>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ)
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

 

16:00〜17:00

  • セッションルームA

リアルテックはデザインである!
セッションパートナー:株式会社アマダAIイノベーション研究所

リアルテックベンチャーは、デザインを「見栄え」や「形状」など、表面的な要素として捉えることが多く、結果として製品の魅力を十分に引き出せない事例が散見しています。しかし、本来デザインというのは、審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものであり、課題の解決をゴールとするリアルテックは、デザインそのものといえるのではないでしょうか。
そこで、本質的なデザインと向き合う大学・企業の2名のデザイナーと、工作機械メーカーでありながらデザインの視点をプロダクト開発の中心に据える株式会社アマダホールディングスの鹿志村氏、サイエンスアートプロデューサーでもあるリバネスグループCEOの丸幸弘とともに、デザインの本質とリアルテックの関係について議論します。

詳細情報

<登壇者>

株式会社アマダAIイノベーション研究所 代表取締役 所長
鹿志村 洋次(かしむら ようじ) 氏
筑波大学理工学研究科 修士卒。大手事務機器製造販売会社研究所長、同社米国研究子会社取締役、シンガポール研究分室を担当。一貫して研究発新規事業開発に従事。現職に移り、子会社を設立。AI関連技術を軸に現行事業強化とモノ作り視点での新規事業開発を担当。


武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 准教授
北崎允子(きたざき まさこ) 氏
デルフト工科大学デザイン工学部Design for Interactionコース修了。理学修士(Master of Science)。サステナブルな社会の形成に貢献するべく、人々の新たな行動やコミュニケーションを生み出す人工物のデザインおよびデザインメソドロジーを、デザインと社会学・認知心理学を組み合わせて研究。


株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ) 

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。


<モデレーター>


KANDO Founder&CEO

田崎 佑樹(たざき ゆき)氏
クリエイション / リベラルアーツ x テクノロジー / サイエンス x ファイナンス / ビジネスを三位一体にする「Envision Design」を提唱し、テクノロジーのクリエイティブな社会実装と、テクノロジーと人文知を融合させる次世代文化創造を担う。Envision Design実践例として、REAL TECH FUND投資先であるサイボーグベンチャー「MELTIN」(www.meltin.jp)、人工培養肉ベンチャー「インテグリカルチャー」(https://integriculture.jp/)、パーソナルモビリティ「WHILL」MaaSビジョンムービー(https://whill.jp/maas)等。アートプロジェクトは、彫刻家|名和晃平氏との共同作品「洸庭」、HYUNDAIコミッションワーク「UNITY of MOTION」、東京工業大学地球生命研究所リサーチワーク「Enceladus」、荒木飛呂彦原画展「AURA」等。www.kando.vision

17:00〜18:00

  • セッションルームA

4D思考で世界を見る
セッションパートナー:小橋工業株式会社

日本のように経済がマチュアになった世界では、個々人が解決したい地球規模の深い課題(ディープイシュー)をみつけ、それをテクノロジーの集合体(ディープテック)によって解決することが、持続可能な社会と新ビジネスの発展につながります。しかし、国や文化が異なれば抱えている課題や進化の時間軸も異なるため、ディープイシューを見据える上では、独自のベクトルをもつ各国の知識と研究を面で捉える「4D思考」が重要となります。
リバネスでは、2017年から東南アジア、アメリカ、ヨーロッパの政府機関や大学研究者、スタートアップ、インキュベーター等との出会いを通じて、固有の課題を発掘し、4D思考を醸成するディープテックツアーを企画・実施してきました。 本セッションでは、リバネスと共に4ヶ国以上を訪問した方々をパネリストとしてお招きし、現地を訪問したからこそみえてきた各国との連携方法や課題についてディスカッションします。

詳細情報

<登壇者>

小橋工業株式会社 代表取締役社長
小橋 正次郎(こばし しょうじろう)氏
1982 年岡山県生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科修了。2008 年小橋工業株式会社入社。2016 年同社代表取締役社長に就任。同社は、1910 年創業以来、農業機械メーカーとして、農業分野の課題解決および食糧増産に取り組み、農業の機械化を推進。長年培ってきた知識や技術を礎に、スタートアップ企業とイノベーションを共創し、地球規模の課題解決に取り組む。2017 年株式会社ユーグレナと資本業務提携し、世界で初めて、水田あぜ塗り技術を応用したミドリムシ培養プールの建設に成功。2018 年 Drone Fund に参画し、ドローン領域におけるスタートアップの製品量産化を支援。「地球を耕す」を理念に掲げ、「大地」だけでなく、「大空」「大海」の無限の可能性を掘り起こし、持続可能な社会の実現を目指す。

 


三菱電機株式会社 未来イノベーションセンター マネージャー
峯藤 健司(みねふじ けんじ)氏
2011年三菱電機株式会社入社。情報技術総合研究所にて光通信技術の研究開発に従事。その後、同所の研究開発戦略策定、資源配分と実行支援を担当。現在はベンチャー企業とのオープンイノベーションを起点とした新規事業開発と既存事業強化の推進を担う。2017年より現職。

 


株式会社Looop 代表取締役社長
中村 創一郎(なかむら そういちろう)氏
1978年、京都府生まれ。北京語言文化大学(現 北京語言大学)在学中にネットビジネスを始め、中国の製品を日本で販売。2002年、北京康茂商務諮詢服務有限公司に入社し、日系企業と中国企業との橋渡しを行うコンサルティング業務に携わる。2007年、株式会社UMCでレアメタルの調達と販売業務に携わる。2011年4月、東日本大震災被災地への太陽光発電所の設置を契機に日本での起業を決意。株式会社Looopを設立し、代表取締役社長に就任。2017年LOOOP ENERGY MALAYSIA SDN.BHD.Directorを兼任。

 


凸版印刷株式会社 経営企画本部グローバルビジネスセンター(シンガポール支社駐在) 課長
小川 英範(おがわ ひでのり)氏
1969年新潟県生まれ。長岡技術科学大学大学院修了(電気電子システム工学)。1995年凸版印刷株式会社入社。総合研究所、米国技術駐在、国際事業部、経営企画本部などを経て、2018年よりシンガポール勤務。事業開発を担当し、ASEANやインドのスタートアップ企業との様々な協業機会を探している。これまでに関わった海外の買収案件や事業統廃合の経験も活かしつつ、スタートアップ、事業部やグループ会社、顧客との実りある関係構築に尽力している。

<モデレーター>


株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO

丸 幸弘(まる ゆきひろ)
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

10:00〜11:00

  • セッションルームB

なぜ研究開発型スタートアップはアジアにむかうか
presented by:投資育成研究センター

日本ではイノベーションの重要性が叫ばれて久しく、スタートアップがその担い手として注目される中、経済産業省の「J-Startup」に代表されるように、官民でスタートアップ支援が推進されています。 このような背景をもとに、次第に研究開発型スタートアップも立ち上がり、ディープイシューを解決するためのテクノロジーが生み出されています。研究開発型スタートアップは研究開発や事業の進捗とともに課題解決のアプローチを模索しており、とりわけディープイシューが山積し、市場規模が拡大しているアジアでの取り組みを加速しています。
 本セッションでは、実際にアジア展開している研究開発型スタートアップ3社の取り組みを踏まえ、その取り組みを加速させるために、行政/自治体がどのような支援をすべきか、事業会社はどう連携すれば課題解決と経済性を両立させるような事業の構築が可能かを議論します。

“詳細情報“

<登壇者>


経済産業省 産業技術環境局 技術振興・大学連携推進課長
今里 和之(いまざと かずゆき) 氏 
神奈川県出身。東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻、カーネギーメロン大学公共政策学専攻卒。経済産業省入省後、経済産業政策局産業構造課、製造産業局参事官室、内閣官房、原子力規制庁、製造産業局産業機械課、経済産業政策局産業再生課、商務情報政策局総務課、大臣官房会計課を経て、現在、産業技術環境局技術振興・大学連携推進課課長として、研究成果の更なる社会実装やイノベーション関連施策に取り組む。

 


株式会社自律制御システム研究所 取締役 最高執行責任者 / COO
鷲谷 聡之(わしや さとし) 氏
2016年7月よりACSLに参画。以前はマッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社およびスウェーデン支社にて、日本と欧州企業の経営改革プロジェクトに従事。早稲田大学創造理工学研究科修士課程修了。

 


SAgri株式会社 代表取締役CEO
坪井 俊輔(つぼい しゅんすけ) 氏 
横浜国立大学在学中に、民間初宇宙教育の、株式会社うちゅうを設立。その後分社化し、衛星データを活用した農業の、SAgri株式会社を設立。現在、日本では経済産業省、茨城県などの案件に取り組み、インドではバンガロール子会社で、農村地域のマイクロファイナンス促進事業を行う。日印スタートアップハブ第一号案件。起業家育成機関SingularityUniversityに採択。本年度の農林水産省のデジタル地図の検討委員も務める。

 


株式会社チャレナジー 執行役員CSO
水本 穣戸(みずもと しげと) 氏 
横浜国立大学卒業後、三菱重工業に入社。発電事業部門にて海外プロジェクトに従事。2014年2月にコンサルティング会社へ転職。アフリカやアジアにて再エネプロジェクトに従事。日本が誇る環境技術で気候変動問題を次世代に残さないという決意の元、2016年11月よりチャレナジーに参画。


<モデレーター>


株式会社リバネス 投資育成研究センター センター長
大坂 吉伸(おおさか よしのぶ) 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、修士(経営学)。三菱UFJ銀行、国際協力銀行を経て、東京大学生産技術研究所(特任研究員)、科学技術振興機構(ACCELプログラムマネージャー)を歴任。株式会社リバネス投資育成研究センターセンター長に就任し、現在に至る。研究者の研究成果の事業化支援、創業前チームや創業直後ベンチャー企業へのハンズオン・投資育成実績多数。各社顧問、取締役として主体的に関与。

11:00〜12:00

  • セッションルームB

新しい挑戦を育む学問とは 〜アントレプレナーシップを学問へ〜

変化の激しい時代、社会に出ていく学生は様々な素質、特に新しいものを創造していく力が求められています。企業においてもオープンイノベーションが叫ばれ、新規事業の立ち上げなど精力的に行っているものの、それを成し遂げる人材の育成となると、日本にはあまりノウハウが蓄積されていません。このように、社会に求められる人材の育成システムの必要性は、グローバル思考が強まる日本において、日に日に高まっています。
本セッションでは、社内で新規プロジェクトをいくつも仕掛けた伊藤氏、若手向け事業を創り出した井上氏、大学院時代にアントレプレナー教育を経て起業した水口氏をお招きし、新しい挑戦を育む学問について熱く議論します。なお、モデレーターは、株式会社リバネス 代表取締役副社長CTO 井上浄が務めます。

“詳細情報“


<登壇者>


ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長
株式会社ウェイウェイ 代表取締役
伊藤 洋一 (いとう よういち) 氏
日本興業銀行、プラス株式会社にて企業金融、企業再生支援、ロジスティクス、マーケティング、事業再編・再生、新規事業開発、事業統括に従事後、2015年4月ヤフー株式会社に転じる。ヤフーの企業内大学Yahoo!アカデミア学長、グロービス経営大学院客員教授として次世代リーダー開発を行うほか、プレゼンスキルトレーニングを行う。 著書「1分で話せ」「0秒で動け」「やりたいことなんて、なくていい」。

 


株式会社BYD 代表取締役
一般社団法人ゲームカルチャー協会 エヴァンジェリスト
井上 創太(いのうえ そうた) 氏
大学時代に学生団体Be Your Dream Projectを立ち上げ、500人以上の学生にプレゼンテーション等のワークショップを実施。多くの学生をプレゼンコンテストやビジネスコンテストで優勝に導く。現在は自身が創設し代表取締役を務める株式会社BYDにて、若者向けスクール事業「3rd Class」を行う。また、2020年4月から情報経営イノベーション専門職大学にて客員教授として、起業家育成支援にも携わる。

 


株式会社メタジェン Director CSO
水口 佳紀(みずぐち よしのり) 氏
2011年、小山工業高等専門学校物質工学科卒業。2015年、EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITION, GOLD AWARD受賞。同年、東京工業大学大学院生命理工学研究科修士課程在学中に株式会社メタジェンを共同創業し、取締役に就任。2018年、同研究科の博士課程、及び文部科学省・日本学術振興会博士課程教育リーディングプログラム 東京工業大学情報生命博士教育課程を修了。博士(工学)。専門は生体材料学、生体組織工学。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス 代表取締役副社長CTO
井上 浄(いのうえ じょう)
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

 

13:00〜14:00

  • セッションルームB

こどものワクワクと主体的行動を促す仕掛けとは
presented by:リバネス教育総合研究センター

社会を取り巻く環境が大きく変化している今、学校教育のあり方が大きく変わろうとしています。新指導要領の考え方でも、「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力」など知識や技能だけではない力を育成することの重要性が指摘されています。リバネス教育総合研究センターでは、こどもが興味関心あることに対して、「もっと知りたい」「やってみたい」と意欲を持ち、主体的に行動を起こす原動力を「ワクワク」と捉え、2018年から研究に取り組んでまいりました。本セッションでは、昨年までの研究で見えてきたワクワクと行動の関係に基づいて、こどものワクワクを生み出し、更に伸ばす環境、仕掛けについて議論します。

詳細情報

<登壇者>

経済産業省商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長
浅野 大介(あさの だいすけ)氏
2001年入省。資源エネルギー(石油・ガス)、流通・物流・危機管理、知的財産管理、地域経済産業、マクロ経済分析等の業務を経て、2015年6月より資源エネルギー庁資源・燃料部政策課長補佐(部内総括)、2016年7月より商務流通保安グループ参事官補佐(大臣官房政策企画委員)として部局再編を担当し、教育サービス産業室(現:教育産業室)を立ち上げ。2017年7月より大臣官房政策審議室企画官、10月より教育産業室長を兼務。2018年7月よりサービス政策課長に着任。教育産業室長は引き続き兼務。

 

株式会社ミミクリデザインCEO、東京大学大学院 情報学環 特任助教
安斎勇樹(あんざい・ゆうき)氏
東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学博士)。組織と個人の創造性の土壌を耕すためのワークショップデザイン・ファシリテーション論について研究しながら、商品開発・組織開発・人材育成のプロジェクトを多数実践している。主な著書に『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』(共著・慶応義塾大学出版会)、『協創の場のデザイン-ワークショップで企業と地域が変わる』(藝術学舎)がある。

 

株式会社リバネス リバネス取締役副社長 CTO
井上 浄(いのうえ じょう)
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者

<モデレーター>

株式会社リバネス 研究キャリアセンター
前田 里美(まえだ さとみ)
高校を卒業後、渡米。Wright State University で人間工学心理学の修士、博士を取得。2010年にリバネスに入社。入社当時は、人材開発事業部所属し人材育成企画開発に携わる。2013年5月から国際開発事業部で、教員研修、中高生の国際教育企画の開発に従事。2018年4月から、リバネス教育総合研究センターのセンター長として、非認知能力の評価系と育成の研究を、学校現場の先生方と一緒に取り組む。

14:00〜15:00

  • セッションルームB

テクノロジースプラッシュJr.
〜世代を超えて、知を生み出せ〜

本企画では、中高生のための学会「サイエンスキャッスル」の優秀発表者をはじめとする次世代を担う10代の若き研究者たちが、自身が取り組んできた研究内容について発表します。また、ポスターセッションに向けて研究の最も熱いところを聴衆に向けて発信するポスターピッチ「テクノロジースプラッシュ」も同時開催いたします。興味をもったテーマについて、ぜひ分野や世代の垣根を超えてディスカッションしてください。

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coming soon

16:00〜17:00

  • セッションルームB

嗜好品5.0 ~その定義から未来へ~
セッションパートナー:日本たばこ産業株式会社

酒、茶、コーヒー、タバコ―私たちは日常生活において、様々な嗜好品を楽しんでいます。嗜好品とは、“栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物”であるといいますが、生存に必要ないにもかかわらずなぜ私たちは嗜好品を欲するのでしょうか。従来は嗜好品に含まれる生理活性物質の薬理学的な観点からの研究が多く進められてきましたが、近年の技術的進歩がもたらした変化は嗜好品の定義を多様化し、様々なモノ・コトが嗜好品的に使用され、私たちの生活にひとときの安らぎと潤いを提供するようになりました。嗜好品が私たちにもたらす“豊かさ”とはなにか。デジタル時代における次世代の嗜好品とはどのようなものになるのか。多様な観点から嗜好品のもつ役割とその将来像について議論を広げます。

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<登壇者>


日本たばこ産業株式会社 たばこ事業本部 R&Dグループ
部長 科学技術戦略担当
志方 比呂基(しかた ひろき) 氏
1965年長崎市生まれ。1989年に東京大学大学院理学系研究科を修了し、JTに入社。味や香り等の化学感覚に関する研究に従事し、1995年よりMonell化学感覚研究所Visiting Scientistとして2年間の米国留学を経験。帰国後D-spec(においの少ないたばこ製品)の技術開発に取り組み、同技術の製品適用を主導。その後研究所マネジメントとして新研究領域の立上げ・研究戦略策定を担当。2010年にR&D企画部長、2012年に製品技術開発部長、2015年にたばこ中央研究所長を経て2019年より現職。「イノベーションは“知的なバカ話”から生まれる」との想いのもと、事業部を超えた技術連携やよりオープンなアライアンスの仕組みづくりを試行中。博士(人間科学)。

 


滋賀大学 教育学部 准教授 / 株式会社イヴケア 取締役
大平 雅子(おおひら まさこ) 氏
2011年大阪大学大学院医学系研究科博士後期課程修了、博士(医学)。同年長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター産学官連携研究員。同年滋賀大学教育学部講師。2015年同大学教育学部准教授。大学院在学中から一貫して唾液中のホルモン等によるストレス評価研究に従事。近年は体組織液・爪・毛髪由来の生化学物質による心的ストレス評価など、唾液を用いないストレス評価の方法論の研究開発にも従事している。2019年に毛髪による心身の健康状態評価とその状態に適当なケアの実現を目指すヘルスケアベンチャー、株式会社イヴケアを設立。

 


リンクトイン・ジャパン株式会社 日本代表
村上 臣(むらかみ しん) 氏
青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。
2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。
2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月に6億1000万人が利用するビジネス特化型ネットワークのリンクトイン(LinkedIn)の日本代表に就任。複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス 代表取締役副社長CTO
井上 浄(いのうえ じょう)
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

 

17:00〜18:00

  • セッションルームB

人類はどこまで植物の可能性を引き出すことができるのか
presented by:農林水産研究センター

人類は、農耕を始めるようになって以来、生産物の収量増加や品質向上を目指してきました。今後の世界人口の増加や世界規模の気候変動が起きているなか、食料の安定供給のために人類は植物の可能性を引き出し、これら課題に対応していくか求められます。今回は、植物の生育や機能性に関する研究者をお呼びして、植物の可能性を引き出すアプローチについてお伺いし、今後の生産現場へ反映されることで描かれる未来について議論します。

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<登壇者>


宮崎大学 農学部 植物生産環境科学科 助教
霧村 雅昭(きりむら まさあき) 氏 

修士、博士課程では養液栽培に関する「イオン濃度制御に基づく養液管理システムに関する研究」に取り組み、2006年に鹿児島大学を修了、2007年より宮崎大学助教。2015年にはUniversity of Massachusetts Amherstにてバイオ燃料の増産を目的とした遺伝子組換え植物の研究に参加。現在は、文部科学省科学研究費助成事業や企業との共同研究において、植物工場や営農型太陽光発電、資源循環型農業の研究に取り組んでいる。


株式会社常磐植物化学研究所 代表取締役社長
立崎 仁(たつざき じん) 氏 

学習院大学理学部化学科卒業、ノースカロライナ大学大学院薬学研究科修了後、㈱カネボウ化粧品での勤務経験を経て2007年に㈱常磐植物化学研究所入社。2013年に同・代表取締役社長に就任し現在に至る。2019年、日刊工業新聞社第36回優秀経営者顕彰・青年経営者賞を受賞。事業の傍ら植物化学研究にも従事、2019年に千葉大学より博士(薬科学)の学位授与。東京生薬協会常務理事、日本医薬品原薬工業会理事、日本健康食品規格協会(JIHFS)理事などを務める。


株式会社プランテックス ファウンダー&取締役
坂口 俊輔(さかぐち しゅんすけ) 氏 

2011年 九州工業大学大学院生命体工学研究科博士課程修了、博士(工学)。パナソニックヘルスケア(株)にて画像診断装置の研究開発に従事。2014年(株)プランテックスを共同創業。人工光型植物工場に特化した植物成長管理システムを開発し、国内最大規模の植物工場に対して生産性向上サービスを展開。2018年には世界初の量産向け閉鎖型栽培装置を独自開発し、世界最高の面積生産性を実証した。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 農林水産研究センター センター長
宮内 陽介(みやうち ようすけ) 

大学院修士、博士課程において「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともにダイズの多収栽培技術の確立を行った。リバネスでは自身の研究経験を活かし、小中高生と宇宙大豆や国産小麦ゆめちからの栽培研究を行う。2019年、農林水産研究センターを設立、農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を企業やベンチャー、大学と積極的に推進する。

10:00〜11:00

  • セッションルームC

インフラ点検の新常識
presented by:超異分野学会 福島浜通りフォーラム

診断技術の進歩に加えて、ドローンの活用で人が常時アクセスすることの難しい場所の検査のハードルも下がりつつある。それに加えてデジタル化の進行によって、インフラ点検の現場は、単に検査するだけでなく、蓄積したデータを活用した老朽化の予測や、構造物の最適な設計などこれまで難しかったことができようになりつつある。今回は、インフラ点検に関わるプレイヤー3名に集まっていただき、インフラ点検のこれからと、新規のプレイヤーの参入で点検データの利活用がどう進んでいくかについて議論したい。

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<登壇者>


株式会社Liberaware 代表取締役
閔 弘圭(ミン ホンキュ) 氏
機械工学修士(専攻:ロボット開発)。 経済産業省・資源エネルギー庁「平成25年度発電用原子炉廃炉等・安全技術基盤整備事業のプロジェクト」に千葉大学研究員として参加し、ドローンのシステム開発に従事。また、「ImPACT,タフ・ロボティクス・チャレンジの飛行ロボット部門 」にも参画し、災害対応飛行ロボットのシステム開発に従事(平成25年4月~平成28年8月)。平成28年8月に株式会社Liberawareを設立し代表取締役に就任。 [ 著書 ] 『飛躍するドローン ~マルチ回転翼型無人航空機の開発と応用研究、海外動向、リスク対策まで~』(株)エヌ・ティー・エス発行(共著)。

 


株式会社計測リサーチコンサルタント 取締役 クリエイティブ事業部部長
西村 正三(にしむら しょうぞう) 氏
1978年大学卒業後、1982年㈱計測リサーチコンサルタントに入社。 特に原爆ドームなど文化財建造物を対象に「画像および3Dレーザ計測の事業展開」を進めてきた。2010年、当時最新の計測手法であるUAVを世界遺産登録の準備が進められていた軍艦島の劣化モニタリング手法として適用し、また橋梁など社会インフラ点検への開発・研究を行うために長崎大学大学院工学研究科博士後期課程に社会人学生として入学。 2007年「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞、2015年前田工学賞(土木分野)受賞。博士(工学)、技術士(建設)、一級建築士、測量士、ヘリテージマネージャ。

 


エアロダインジャパン株式会社 代表取締役社長
伊藤 英 (いとう あきら) 氏
世界25カ国に展開するドローン・ソリューション・プロバイダーAerodyne Groupの日本法人代表を務める。2019年7月より、NTT西日本が立ち上げたドローンを用いたインフラ点検会社、ジャパン・インフラ・ウェイマーク社にエヴァンジェリストとして参画。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス 人材開発事業部 部長
岡崎 敬(おかざき たかし)
大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了、博士(理学)。アカデミア、企業、独法系研究所ので研究経験を活かし、高等教育機関や企業の研究開発人材の育成プログラムの開発、実装に取り組む。

11:00〜12:00

  • セッションルームC

テクノロジースプラッシュ

“詳細情報“

coming soon

13:00〜14:00

  • セッションルームC

農業生産はどこまで機械化できるのか?
presented by:超異分野学会 福島浜通りフォーラム

スマート農業という言葉が広く使われるようになっただけでなく、農業現場でのIoTやAIの実践が進んでいます。さらに、ロボット農機も市場に投入され、今後さらに農業の機械化が進んでいくことが予想されます。こうした流れの中で、現在は、これまで人の手で運営していた圃場にセンサーやロボット農機が投入され、人に機械を合わせていく動きと、機械に圃場の使い方をあわせていく動きの両方が入り混ざった状態だと考えられます。IoTなどにネイティブな農家の人口が増えていく時に、農業はどこまで機械化していきうるのか、また機械化が進んでいく上でどのような圃場の使い方がありうるのか、スマート農業を実践するベンチャー、技術の開発を行っている研究者らの議論を通して考えます。

“詳細情報“

<登壇者>

銀座農園株式会社 代表取締役 
飯村 一樹(いいむら かずき)氏
1974年、茨城県生まれ。日本大学生産工学部卒業後は、一級建築士としてマンション・ビルの企画・設計業務を行い、その後はインターネット上で不動産オークションを行うベンチャーにて戦略投資コンサルティング部長として不動産ファンド運営などのストラクチャードファイナンス事業に従事、東証マザーズ上場の一翼を担う。2009年に「テクノロジーで農業を豊かにする」ことを理念として、銀座農園㈱を創業。 “Smart Agriculture Spirits”をコーポレートスローガンとして、AIによる農業ロボティクスを一次産業で運用するためのデータ構築事業を主軸に、高糖度トマト・シャインマスカットといった高付加価値農産物に関する農業システムを企業等に提供している。


九州大学大学院 農学研究院 環境農学部門 准教授 
岡安 崇史(おかやす たかし)氏
情報通信技術(ICT)を利用した圃場環境の計測、様々な栽培環境条件下で現れる植物の形や大きさなどの生育特徴量を自動抽出する植物フェノタイピング技術、我が国の農業の持続的発展に貢献するスマート農業、さらには農家と消費者がつながり農業の価値、必要性を共有できる新たなしくみづくりに関する研究を行っている。現在、農水省をはじめとする各省庁や企業などと複数の研究プロジェクトも行っている。


宇都宮大学 准教授 
柏嵜 勝(かしわざき まさる)氏
東京大学大学院修了後、農林水産省特別認可法人(現農研機構)を経て、宇都宮大学に至る。2009年より現職。農学部附属農場専任教員。一貫して実用化を目的とする研究開発に取り組み、2014年に宇都宮大学発ベンチャーとして合同会社工農技術研究所(現、アイ・イート株式会社)を設立。研究成果の実用化により、2017年発明大賞(東京都知事賞)を授与される。

<モデレーター>

株式会社リバネス 知識創業研究センター センター長 
高橋 宏之(たかはし ひろゆき)
2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

14:00〜15:00

  • セッションルームC

大手企業の開放特許はイノベーションを誘発するタネとなりうるか?
セッションパートナー:三菱電機株式会社

多くの大手企業がベンチャー企業との連携からオープンイノベーションの動きを模索する中、三菱電機とリバネスは、「自社の開放特 許」に着目し、特許を生み出した自社の研究者と、学生、町工場、ベンチャー企業など、様々な主体を交流させる取り組みを行なってき た。そして本活動の中で、開放特許に新たな知識を加えることで、新規の活用方法を見出す成果を生み出すことに成功した。この実験的 手法は果たして他企業でも活用できる手法となりうるのだろうか。そしてさらに良い手法へと発展させるアイデアはないのだろうか。
そこで本セッションでは、アカデミアでイノベーション研究に関わり、大手企業の研究開発戦略なども研究する東京工科大学の七丈教 授、そして特許庁で中小企業・ベンチャー企業の知財活用支援を行う高田氏を招聘し、大企業の休眠特許をテーマにしたイノベーション 手法についてディスカッションする。

“詳細情報“

<登壇者>


三菱電機株式会社 未来イノベーションセンター エクスプローリンググループマネージャー
山中 聡(やまなか さとし) 氏
1998年三菱電機株式会社入社。入社後、液晶TVや 三菱電機を代表するオーロラビジョンに搭載され る画像処理LSIの開発に従事。2015年より現職、 ベンチャー企業とのオープンイノベーションを推 進。コミュニケーターとして、ベンチャー企業と のマッチングによる既存事業の強化や企業内の知 財を活用した事業機会の創出に注力。

 


東京工科大学大学院 教授
七丈 直弘(しちじょう なおひろ) 氏
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士 (工学)。東京大学大学院情報学環准教授、早稲田 大学高等研究所准教授、文部科学省科学技術・学術 政策研究所上席研究官を経て、2016年9月より本学 教授。専門分野は計量書誌学、イノベーション研究、 科学技術政策、クリエイティブ産業論。

 


特許庁総務部普及支援課 産業財産権専門官
高田 龍弥(たかだ たつや) 氏
2004年特許庁入庁後、経済産業省通商政策局、在ケニ ア日本大使館勤務などを経て2015年9月から現職に就 く。現在の特許庁の重要政策のひとつである中小・ベ ンチャー企業支援を所掌する部署に属し、支援施策の 営業マンとして、日本全国を飛び回る。

 

<モデレーター>


株式会社リバネス 執行役員CKO
長谷川 和宏(はせがわ かずひろ)
東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修 士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その 後リバネス初の新入社員として入社。人材開発事 業部を立ち上げ、2012年より執行役員に就任。同 年より大阪事業所の立ち上げに関わる。2013年よ り東京本社に異動し、ものづくり分野のインキュ ベーション事業、産学連携事業などを担う。また、 ベンチャー向け投資を行う株式会社グローカリン クの代表取締役も兼任する。

17:00〜18:00

  • セッションルームC

【キャリアワークショップ】
超異分野的思考で研究キャリアも掴み取れ!
研究開発型ベンチャーCareer Meet UP

異分野・異業種が結びつき、新しい知識を生み出す超異分野的発想は、研究者のキャリアを考える際にも有効です。研究者が自分の研究テーマを拡張し、分野や業種を超えてキャリア開拓のために行動することができたら、面白いキャリアが描けるはず。
最先端の科学技術で研究者の知恵を活かし、活動している研究開発型ベンチャーの研究者と話しながら、超異分野な面白いキャリアを見つけましょう。

<実施内容>
・研究開発型ベンチャーによるキャリアピッチ
・参加者とのディスカッション・質問会
・超異分野的研究キャリアを見つけるには

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