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「異業種交流会」としての超異分野学会|超異分野学会の特徴

<開催概要>

大会:超異分野学会2024 岡山・中四国フォーラム
日時:2024年5月18日(土) 9:30~16:30
場所:岡山コンベンションセンター
聴講チケット:無料
大会:超異分野学会2024 大阪・関西大会
日時:2024年8月31日(土) 9:30~18:30
場所:ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC

<このような方におすすめ>

・外部連携を活用することで新規事業創出に繋げていきたい
・既存事業にとらわれず新規の研究テーマを立ち上げたい
・活性の高いアカデミアやベンチャー企業と繋がりたい
・自社の社員・研究員を活性化したい
<参加者の声>
株式会社フォーカスシステムズ 大島氏
・新しい事業を生んでいくための企画の場や事業として取り組めるきっかけを超異分野学会でいただいています。 全文を見る↓
株式会社メタジェン 村上氏
・普段思いつかないことがこの場だったら思い付く、みたいなことが沢山あると思います。 全文を見る↓

人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を探すための「異業種交流会」

「超える。つながる。世界を変える。」をコンセプトに掲げる超異分野学会は、垣根を超えて人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を捉え、ともに研究を推進するための場です。研究者、大企業、町工場、ベンチャーといった分野や業種の違いにとらわれずに、議論を通じて互いの持っている知識や技術を融合させていく、まさに業種と分野の枠を越えた交流の場となっています。

異業種交流会としての超異分野学会

異分野・異業種が技術、課題、経験、ネットワーク、ノウハウ、社会実装への道筋といった互いに異なる“知識”を持ち寄って議論し、未来を語ることで、新たな研究アイデアを創出につなげ、革新的なテーマの創出を目指します。

いわば、人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を探すための異業種交流会です。

異業種交流会・学会や展示会と超異分野学会との違い

超異分野学会には、いわゆる異業種交流会・学会や展示会とは異なる、以下のような特徴・強みがあります。

特徴1:参加者層は、あらゆる分野・業種(研究者、企業、ベンチャー、町工場etc.)
企業所属者と研究者が同じくらいの数、集まる場であることも超異分野学会ならではの特徴です。
特徴2:熱量の高い参加者とともに、主体的かつオープンな議論が展開
「違う分野の研究者同士の会話に、企業所属の自分が相乗りできるのは超異分野学会ならではです」 「参加者全員にフラットな関係が場として成立しているから、共創することができる」 「この人面白いな、組んでみようか、という相手を探究する場」 過去の参加者からこのような感想が挙がっており、「何かやりたい」「他の分野と何か組み合わせて新しいことをやりたい」という情熱がある人が集まるのも大きな特徴です。 超異分野学会では単に多様な分野の人が集まっているだけでなく、多様な「志」が集まり、毎回、オープンに熱量高い議論が繰り広げられています。
特徴3:プロジェクト創出するために、リバネスコミュニケーターが伴走
超異分野学会を起点にプロジェクト創出するために、リバネスコミュニケーターが、パートナー企業や研究者、ベンチャー企業等の参加者と共にこれまでにない研究テーマの創出、課題解決のアプローチを建設的に議論を深め、垣根を超えて共に最先端の研究開発を仕掛け続けます。
交流会の名刺交換・リバネスの伴走支援

垣根を超えた出会いがある、ユニークな交流会

研究者、大企業、中堅・中小企業、町工場、ベンチャー、自治体などあらゆる分野や業種の垣根を超えて集まった人たちが、知識を持ち寄って積極的にコミュニケーションをとります。そこには「分野を超えることで初めて生み出せるテーマを探そう」「分野を超えてコトを起こそう」という各人の情熱があります。

情熱に裏付けされた、垣根を超えた出会いがある交流会。アカデミア研究者や研究開発型ベンチャーが多数参加する中で、人的交流、情報交換はもちろん、研究アイデアの創出や、革新的なテーマの創出も図ることができる、ユニークな現場です。

分野や業種を超えた新規事業創出に繋がっていくような新たなコラボレーションの機会を得る場としてもぜひご活用ください。みなさまの聴講参加をお待ちしています。

超異分野学会 東京大会の様子

超異分野学会2024 参加企業募集中!

超異分野学会2024 岡山・中四国フォーラム

大会:超異分野学会2024 岡山・中四国フォーラム
日時:2024年5月18日(土) 9:30~16:30
場所:岡山コンベンションセンター
住所:〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14番1号
テーマ:生態系の結合/Ecosystem Connect
これまでリバネスは、瀬戸内圏での創業や次世代研究者育成エコシステムの構築に取り組んできました。生物学的には、エコシステム(生態系)とは生物間の共生関係の上に成り立つある種のバランス状態で、その撹乱は時に破壊的な結果を招きます。しかし、人類は自ら構築したエコシステムを超えて繋がり、結合させながら進歩してきました。今回、リバネスは日本国内3つ目となる超異分野学会の本大会である岡山・中四国大会を開催し、これまでリバネスが瀬戸内圏で構築してきたエコシステムを、世代や地域を超えて結合させ、他地域や世界のエコシステムと繋げていくことで、共に新たな概念や学問を考える場の創出を目指します。

超異分野学会2024 大阪・関西大会

大会:超異分野学会2024 大阪・関西大会
日時:2024年8月31日(土) 9:30~18:30
場所:ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC
住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3−1 グランフロント大阪タワーC 8階
テーマ:研究エコシステムの再構築/Reconstruction of Research Ecosystem
ゼロからイチを生み出す研究はそもそも”おもろい”ものです。しかし、現在日本の研究界隈から聞こえてくるのは暗い話ばかり。時代の変遷の中で予算やポスト、重点テーマ、評価制度、研究者育成など、今の研究の進め方がうまく機能しなくなっているのかもしれません。今こそ、研究者としての原点に立ち戻り、アカデミア、企業研究所、さらに研究成果の社会への橋渡しまで含めた研究エコシステムの再構築にむけた議論をスタートしましょう。

参加者の声

超異分野学会について、株式会社メタジェン村上氏と株式会社フォーカスシステムズ大島氏に話を伺いました

大島 有香

株式会社フォーカスシステムズ

ITイノベーション第二事業本部

テクニカルプロモーション事業部

ビジネスクリエーション部

――― 自己紹介をお願いします

初めまして、フォーカスシステムズの大島と申します、本日はよろしくお願いします。

弊社はシステムの開発やネットワークの構築など、いわゆるITと名の付くもの全般を事業として推進しているIT企業になります。

今期で48期を迎え、約50年の歴史がある会社です。

その中でITの技術やノウハウを、研究者の皆様やIT以外の分野に貢献できないかを日々模索しながら活動を行っております。

今回も超異分野学会を通じて、そういった新しいものをどのように構築していけるか考えながら参加させていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

――― これまでどんな形で超異分野学会に参加してきたかなど教えていただけますか?

私は超異分野学会のイグニッションの企画に過去2回参加させていただいてます。

2023年度の夏の関東大会と関西大会に1回ずつ企画を実施させていただき、関西大会の時には3演題、関東大会の時には1演題採択させていただきました。

当日出会った参加者同士で、新しい研究や技術をどのように組み合わせて実装していくか、仮説を申請し、実際にプレゼンテーションしていただき、それに対して、私達から皆さんの前で質疑応答をする、といった企画をしました。

ここで採択させていただいた方達とは今も繋がりがあり、コンスタントに打ち合わせを行うなど、継続して取り組みを進めることができています。

実際にその当日に出来上がったテーマは、未確定の要素だったり、まだ実装には難しいようなところもありますが、それを実際に実装していくためにはどういうことが必要かというのをそれぞれチームメンバーで知恵を絞りながら進めております。

このように、新しい事業を生んでいくための企画の場や、事業として取り組めるようなことのきっかけを、超異分野学会でいただいています。



村上 慎之介

株式会社メタジェン

取締役COO・CIPO

――― 自己紹介をお願いします

メタジェンは2015年に設立をした大学発ベンチャーで、慶應義塾大学と東京工業大学から出てきています。グループビジョンとしては「病気ゼロを実現する」を掲げて、今、皆さんのお腹の中にいる菌たちに注目していろんな研究をしたり、それに基づいた事業を創ったりしています。

腸内環境については「一人一人全然違う」ということが分かってきており、この腸内環境に合ったヘルスケアを当たり前にすることを目指して、皆さん1人1人の腸内環境に合わせたヘルスケアをするための事業を創っています。

例えば腸内の菌を検査して、それに合わせた食べ物を食べる、そういう世の中を創りたいということで、昨年の4月にカルビーさんと一緒にボディ グラノーラという商品を出しました。

まずは腸内環境を調べるために便を送っていただき検査をして、そして「あなたに適した食べ物(グラノーラ)を食べましょう」そういうサービスを創っています。

私自身も予防医療、温泉療法などの研究をやっており、メタジェンの1人目の社員として入り、今は取締役をしています。便を採って送るのには、便の保存をする技術などがいるのですが、そういった開発に携わったりしていました。

超異分野学会は数えてみると意外とたくさん出ていて、セッションなども登壇させていただきながら、共同研究をしている成果をここで発表したり、ここで出会った方々と新しい取り組みを始めたりと、これまで活用してきました。

――― これまでどんな形で超異分野学会に参加してきたかなど教えていただけますか?

私は元々研究をしていたので、いわゆる学会に行くと、似たような分野の人がいて、アカデミックなポスターを出して、アカデミックな議論をする、という場が学会というものと思っていましたが、超異分野学会に行くとまず研究者じゃない人達がいっぱいいますよね(笑)。

大企業の方もいらっしゃるし、他のベンチャーの方、高校生など学生さん、町工場の方や行政の方もいる。いろんな方がいる。そういう環境の中で自分のやっている研究を発表する、また取り組んでいる事業を発表することもありますが、それがどんなふうに見てもらえるのか、多様な意見やコメントをもらえるというのが、すごくユニークな場だと思っています。他にないですよね(笑) 。こういう場って。なかなかないと思うので、すごく良い場だなと思っています。

メタジェンとしては自社でやっている研究を発表するようなケースもありますし、パネルディスカッションのような所で登壇させていただいて、取り組んでいることを話したりだとか、その時のテーマに合わせてお話をさせてもらったりだとか、そういう経験が多いんですけれども、そういう所で「じゃあこういうのやってみたら面白いよね」といった話がセッションの中でも生まれて、「じゃあ実際にやってみましょうよ」ということで超異分野学会の後にその企業さんとお話が続くということもあります。

我々山形に本社があるのですが、山形のフォーラムの時などは、参加されていた企業さんと共同研究に結びついて、実際に今プロジェクトが動いているようなケースもあります。「新しい物事を踏み出すきっかけになる場だなぁ」と思っています。普段思いつかないことがこの場だったら思い付く、みたいなことが沢山あると思います。

――― ポスターで発表されていない方の場合もいろんなポスターのところに行って、自分の考えをぶつけてみると、そこから新しいアイデアや関係性が生まれてくることがあると思いますがいかがですか?

そうですね。おっしゃる通りだと思います。

腸内細菌の研究をやってますといわゆる学会で発表したとして、それこそフォーカスシステムズさんのようなところに出会うことってないですよね(笑)正にそういう出会いが起こる場だと思っています。

普段は接しない分野の方達がいっぱいいる場で、「分からないので教えてください」で良いと思うので、積極的に声を掛けてみて交流をする、というのが大事だと思っています。

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