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【大阪大会】世界的な研究成果を社会に「ブリッジ」するための戦略とは!?/2022年8月27日
2022.08.19パネルディスカッション
世界的な研究成果を社会に「ブリッジ」するための戦略とは!?
超異分野学会 大阪大会2022(2022年8月27日(土))内で、パネルディスカッション「世界的な研究成果を社会に「ブリッジ」するための戦略とは!?」(セッションパートナー 一般社団法人 日本オートファジーコンソーシアム)を開催いたします。
インパクトのある研究成果ほど、そのキーワードや都合の良い側面だけが取り上げられて独り歩きしがちだ。一般にも知られることは良いことだが、間違った理解は、新たに得られた科学的知見によって拓かれるはずだった新たな市場を荒らしてしまうことにもつながる。さらに研究成果の本来の社会的価値を毀損してしまう可能性すらある。価値ある研究成果の恩恵を適切に社会に浸透させ、産業に還元していくために私たちにできることは何であろうか。ノーベル賞を受賞した日本の研究成果の社会還元について、2つの事例と社会に受け入れられるための文化形成についても交えながら議論したい。今回は、健康産業と医薬品応用を題材に、オートファジーおよび免疫チェックポイント阻害の2つの研究に着目する。
本セッションのテーマに限らず、様々な切口から研究者、スタートアップ、大企業でディスカションするプログラムをご用意しております。詳しくは、大会ウェブサイトをご参照ください。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で開催いたします。
世界的な研究成果を社会に「ブリッジ」するための戦略とは!?
日時:2022年8月27日(土)16:20-17:10
場所:ナレッジキャピタル カンファレンスルーム タワーC
詳細:https://hic.lne.st/conference/osaka2022/
登壇者
石堂 美和子 氏
株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長
東京大学理学部、京都大学大学院卒。理学博士。スクリプス研究所ポストドクトラルフェロー、アールアンドアール株式会社主任研究員を経て、外資製薬企業のヤンセンファーマ株式会社、アッヴィ合同会社でマーケティングおよびメディカルアフェアーズに従事。2019年より、株式会社AutoPhagyGOの取締役を兼任。2020年6月より、株式会社AutoPhagyGOの代表取締役社長に専任。
茶本 健司 氏
京都大学大学院 医学研究科附属がん免疫総合研究センター(CCII)免疫ゲノム医学講座 特定准教授
北海道大学大学院修了、博士(医学)。同大学遺伝子病制御研究所 助教、Harvard Medical SchoolおよびOntario Cancer Instituteにてポスドク、京都大学医学研究科免疫ゲノム医学 特定助教、特定講師を経て特定准教授、現在に至る。第100回アメリカ癌学会 Highly Rated Paper Award、第13回日本がん免疫学会若手奨励賞、第36会日本分子生物学会Travel Award、アメリカ免疫学会 AAI Trainee Abstract Award、第43回日本免疫学会UHN ORT Conference Travel Award、第76回日本癌学会奨励賞、第9回後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞 特別賞、受賞。研究テーマは、腫瘍免疫、免疫代謝、自己免疫。
角 勝 氏
株式会社フィラメント 代表取締役CEO
1972年生まれ。2015年より新規事業創出支援のスペシャリストとして、主に大企業において事業開発の適任者の発掘、事業アイデア創発から事業化までを一気通貫でサポートしている。前職(公務員)時代から培った、さまざまな産業を横断する幅広い知見と人脈を武器に、必要な情報の注入やキーマンの紹介などを適切なタイミングで実行し、事業案のバリューと担当者のモチベーションを高め、事業成功率を向上させる独自の手法を確立。オープンイノベーションを目的化せず、事業開発を進めるための手法として実践、追求している。
【モデレーター】
井上 浄
株式会社リバネス 代表取締役社長CKO
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。