超異分野学会 北海道フォーラム2021

大会テーマ
集まる、つながる、語り合う ~未来への共創 北海道~
日 時
2021年12月4日(土)10:00-19:00
場 所
EZO HUB SAPPOROアクセス

超異分野学会とは

近年、指数関数的に科学論文の数が増加しているのに対し、私たちが利用可能な知識の増加速度は到底およんでいません。2002年、このギャップを埋めるために、リバネスが考え抜いた末に行き着いた概念が「超異分野」です。以来、私たちは社会が利用できる知識へとサイエンスをブリッジするサイエンスブリッジコミュケーターとして、科学者、エンジニア、ビジネスパーソン、町工場の匠、医師、農業者、教育者など、多様な異分野のスペシャリストどうしを結びつけてきました。この「超異分野」ネットワークは、指数関数的に人類の知識を増加させる鍵となるはずだと私たちは考えています。超異分野学会は、その仮説を検証し、新たな一歩を踏み出すための場です。

超異分野学会 北海道フォーラム2021について

豊かな自然を有する北海道は、一つの自治体内に多数の大学や研究機関を有する、国内でも類のない”知の集積地”です。この恵まれたポテンシャルを生かし、スタートアップ創出、アントレプレナー育成、地域づくりの取り組みが各地域で急速に立ち上がっています。
本フォーラムでは、これらの取り組みを加速させ、新しい北海道の創生に向けて、世代・地域・属性をまたいだ北海道ならではの超異分野連携イノベーションエコシステムの構築を目指します。

日程 2021年12月4日(土)10:00-19:00
場所 EZO HUB SAPPORO
主催 株式会社リバネスチャレンジフィールド北海道

<関連キーワード>
農林水産業、ものづくり産業、サスティナブル、スマート化、再生可能エネルギー、脱炭素、宇宙、健康、バイオ、医療など

<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生 etc

聴講申込み【受付中】

超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、当日の来場者数に上限を設けております。お申し込みが上限に達しましたら、受付を終了させていただきます。

中高生向け 研究サポートプログラム

道内から世界で活躍するとともに地域へと貢献する次世代の研究者の育成を目指し、道内中高生を対象にした、約3ヶ月間の研究サポートプログラムを実施します。道内の大学生・大学院生等の若手研究者を中心とした研究経験をもつ研究コーチが参加チームごとに1名付き、面談やメール等を通じてサポートを行います。研究のまとめ方やプレゼンテーションの指導の他、活動を発展させていくためのディスカッションを行います。

募集対象 研究活動やものづくりに挑戦している道内の中高生チームを広く募集します。
[以下のような要望のあるチームはぜひご参加ください]
研究のデータの取り方、発表へのまとめ方などのアドバイスが欲しい
研究・活動の発展のための相談をしたい、連携先を探したい研究
募集チーム数 最大3チーム(3チームを超える数の応募があった場合は選考となります)
サポート内容
  • 研究コーチによる、オンライン面談、メール等を通じてのアドバイス
  • 北海道フォーラム参加のための旅費(上限あり)
応募条件
  • 研究コーチとのオンライン面談に参加できること
  • 12/4の北海道フォーラム(札幌)での口頭発表・ポスター発表に参加できること
申込締切 2021年9月15日(水)24:00 申込は終了しました
  • 12月4日

12月4日(土)10:00 – 19:00

10:20-11:00
  • サブ会場
研究者・ベンチャーによるショートピッチ
「テクノロジースプラッシュ」

パートナー:日本ユニシス株式会社

「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」というスプラッシュ(splash)の意味にちなんだテクノロジースプラッシュは、研究者やベンチャーらが、2分間のピッチで、自分のやりたいこと、参加者に求めていることを会場の参加者にぶつける場です。次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、熱を持った研究者を見つけ、またそのピッチをヒントに新たなアイデアを発想することを狙いとしています。その後、ポスター発表でさらに深い議論へと発展、新たな共同研究の創出につなげていくことを目指します。

“詳細情報”

発表者 所属 タイトル
野口 真司 北海道大学 ダブルネットワークゲルを用いた酸化チタンの合成と事業化への展望
大島 基 産業技術総合研究所 潜熱蓄熱材料としてのセミクラスレートハイドレートの研究開発
大久保 敬 OKPOU カーボンニュートラル循環型酪農 〜バイオガスの新しい活用法〜
阿部 中 プラント機工株式会社 マイクログリッド用ベース電源の開発拡販
井之口 哲也 有限会社ヴァンテック 遠心分離による家畜ふん尿処理サービス
川村 洋一郎 川村通商株式会社 植物誌抽出物タンニンを用いてアニマルウェルフェアの達成に向けた飼料開発販売
藤井 雄一郎 一般社団法人 日本A2ミルク協会 A2ミルクって知ってますか?
上井 幸司 室蘭工業大学 白糠町産チリメンアオジソの機能性食品開発に向けた機能実証と加工法開発
中平 晴久 株式会社ユーグレナ 機械学習を用いた日本酒の味覚主観値マッピングの予測
浪越 毅 北見工業大学 高分子材料を利用した農業技術の開発
桂井 麻里衣 同志社大学 研究分野のトレンド分析および研究者検索システムの開発
酒井 大輔 北見工業大学 身近なガラスへ光機能を付与する研究
戸倉 凜太郎 北海道大学 プリンテッドエレクトロニクスにおけるカルボン酸被覆銅微粒子を利用した低温焼結の実現
上野 晃生 (公財)北海道科学技術総合振興センター 幌延地圏環境研究所 未利用資源である褐炭を用いた、北海道・道北における地下バイオメタン鉱床造成/生産法
赤沼 彩太 東海大学 陸上魚類養殖に向けた飼料成分による代謝制御 特に糞性状の改変について
佐野 友紀 東海大学 配合飼料が魚類の消化管に与える影響 −組織形態、運動、腸内代謝−
木原 稔 東海大学 オホーツクホンヤドカリの食材としての利用に関する栄養分析とアンケート調査、および加工品の試作
伊藤 英臣 国立研究開発法人産業技術総合研究所 腸内細菌を利用したアワビの成長促進技術
13:05-13:45
  • メイン会場
基調講演
予測不能の時代を生きる
「オプティミズム」が人と社会を変える
<講演概要>
予測不能の時代である。予測不能な変化に立ち向かうのは楽ではない。だから前向きな精神的エネルギーが必要である。
しかし、変化に前向きに立ち向かうのは、それに見合うやりがいと成長と生産性と創造性を伴うものである。
これを可能にするのが誰もがもつ「オプティミズム」である。
矢野氏は最先端のテクノロジーにより収集した1000万日を越えるデータで幸せで生産的な人間・組織を研究し、新著『予測不能の時代』に綴った。この講演では、この新時代の人と組織、そしてマネジメントの姿を論ずる。

“詳細情報”

矢野 和男氏

株式会社日立製作所 フェロー
株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO

 

1984年早大修士卒。日立製作所入社。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功し、ナノデバイスの室温動作に道を拓く。
2004年からビッグデータ解析とウエアラブル技術を先行研究。論文被引用件数は4500件、特許出願350件を越える。
開発した多目的AI「H」は、物流、金融、流通、鉄道など分野に適用され、産業分野へのAI活用を牽引した。
身体運動から幸福感を定量化する技術を開発し、2020年に株式会社ハピネスプラネットを設立。
博士(工学)。IEEE Fellow。電子情報通信学会、応用物理学会、日本物理学会、人工知能学会会員。東京工業大学大学院特定教授。
2020 IEEE Frederik Phillips Awardなど国際的な受賞多数。著書『データの見えざる手』に続き、2021年『予測不能の時代』を上梓。

14:00-14:50
  • メイン会場
セッション A-1
「チャレンジフィールド北海道」の目指す地域創生
〜コトを始める起点には何が必要か〜

セッションパートナー:株式会社日立製作所

2020年、経済産業省「産学融合拠点創出事業」として「チャレンジフィールド北海道」はスタートした。豊かな天然資源、観光資源を持つ一方で、人口減少、農林水産業の脱炭素化、広域分散型社会といった課題の先進地でもある北海道において、道内の大学・国研が培ってきた技術を起点とし、地域の特性を生かしたイノベーションを創出することを狙いとしている。
本セッションでは「チャレンジフィールド北海道」が目指す“大学を起点とするオープンイノベーションの深化と拡大”“未来社会へと繋がる共通価値の創造”の実現へ向けて、新しいコトを始める起点においてキーとなるものが何か、コトを起こしてきた当事者たちの経験を元に議論する。

“詳細情報”

山田 真治氏

チャレンジフィールド北海道 総括エリアコーディネーター

 

米国ペンシルバニア大学大学院工学研究科博士課程修了、Ph.D(材料科学)。㈱日立製作所研究開発グループにて、材料ナノテクノロジー、次世代電池などの材料関連の研究開発に従事。その後、2011年から材料研究センタ、エレクトロニクス研究センタ、基礎研究センタをマネジメント。2016年には北大など国内4拠点に共同研究拠点を開設し、社会イノベーションに向けた産学連携活動を推進。SCORE事業やNoMaps Dream Pitchなどの審査員も務める。現在、経産省産学融合拠点創出事業「チャレンジフィールド北海道」の総括エリアコーディネーターを務める。

矢野 和男氏

株式会社日立製作所 フェロー
株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO

 

1984年早大修士卒。日立製作所入社。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功し、ナノデバイスの室温動作に道を拓く。
2004年からビッグデータ解析とウエアラブル技術を先行研究。論文被引用件数は4500件、特許出願350件を越える。
開発した多目的AI「H」は、物流、金融、流通、鉄道など分野に適用され、産業分野へのAI活用を牽引した。
身体運動から幸福感を定量化する技術を開発し、2020年に株式会社ハピネスプラネットを設立。
博士(工学)。IEEE Fellow。電子情報通信学会、応用物理学会、日本物理学会、人工知能学会会員。東京工業大学大学院特定教授。
2020 IEEE Frederik Phillips Awardなど国際的な受賞多数。著書『データの見えざる手』に続き、2021年『予測不能の時代』を上梓。

永田 晴紀氏

北海道大学 大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 教授

 

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。博士(工学)。2006年より現職。専門は宇宙推進工学。日本航空宇宙学会内の研究会として「ハイブリッドロケット研究会」を 1999 年 8月に組織。ハイブリッドロケットエンジン開発の統括研究者として取り組み、大幅な推力向上と小型化に成功した「CAMUI 型ハイブリッドロケット」の開発に成功。2008年4月、「CAMUI型ハイブリッドロケット技術」で日本航空宇宙学会賞(技術賞)を受賞。小型ハイブリッドロケットの研究開発で先駆的な役割を果たす。大学研究室による実践的宇宙工学教育を支援するNPO法人「大学宇宙工学コンソーシアム」設立メンバーの1人で、現在は副理事長を務める。

〈モデレーター〉

髙橋 修一郎

株式会社リバネス 代表取締役社長 COO

 

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだプロジェクトを数多く仕掛ける。

15:10-16:40
  • メイン会場
セッション A-2
超・世代研究座談会
〜北海道をフィールドに研究する〜

セッションパートナー:敷島製パン株式会社

本セッションは、中高生による活動発表と、先輩研究者との研究座談会の二部構成で行う。座談会では、北海道をフィールドに様々な立場で研究を行う3名を先輩研究者として迎え、研究フィールドとしての北海道の魅力や、中高生と研究してみたい研究テーマについて、中高生からの質問も交えながらお話しいただく。活動発表に参加する中高生の他、来場の中高生にはぜひ参加いただきたい。

“詳細情報”

大塚 大氏

敷島製パン株式会社 開発本部 研究開発部 基礎研究グループ

 

1987 年生まれ(34 歳)。2010 年京都府立大学卒業後、敷島製パン(株)に入社し大阪豊中工場に配属され、超熟ロール・スナックパンシリーズの製造に従事。
2015 年に社内留学制度を利用し、帯広畜産大学院畜産学研究科食品科学専攻に入学。主に減塩パンや湯種パンに関する研究を行う。2017 年に修士課程修了後、敷島製パン(株)に戻り研究開発部研究室(現基礎研究グループ)に配属される。その後、帯広畜産大学との共同研究にて取得したゆめちから乳酸菌(特許取得済)を使用した発酵種に関する研究に従事。現在はゆめちからをはじめとする国産小麦の加工適正、おいしさについて解明するべく研究を行っている。

北川 泰治郎氏

小樽商科大学 グローカル戦略推進センター産学官連携推進部門 副部門長・教授

 

日立製作所勤務を経て、小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻を修了(MBA)。その後、日本オラクルへ入社。2012年に小樽商科大学准教授として着任し、18年、同大学教授。産学官連携をベースに北海道の地域資源活用による地域活性化や道内企業の海外展開支援を通じた経営戦略の研究を進める。また、リカレント教育においてもビジネススクールで授業を担当するほか、観光分野と医療分野における経営人材育成プログラムの開発を行う。現在は、経済産業省産学融合拠点創出事業「チャレンジフィールド北海道」や文部科学省社会還元加速プログラム(SCORE)「北海道・大学等発スタートアップ育成プラットフォーム」の事業にも携わる。

吉田 拓実氏

さいこうファーム 農場長 研究統括

 

東京大学大学院農学生命科学研究科で植物のストレス耐性遺伝子について研究し、博士(農学)を取得。2011年、株式会社リバネス入社。宇宙教育プロジェクト、自給率200%プロジェクト、サイエンスキャッスルなどの教育事業のほか、コンサルティング、地域開発事業にも携わり、教育事業では5年間部長を務める。農業を志し、2019年にオホーツク地方の美幌町に移住。現在、新規就農のための研修中。2022年度4月より、「さいこうファーム」として営農開始予定。農業を軸に教育、研究、地域活性化に関する事業を計画中。新聞へのコラム掲載等、ライターとしても活動中。生きているうちに、多くのことに挑戦してみようと思っている。

〈モデレーター〉

瀬野 亜希

株式会社リバネス 研究開発事業部

 

大阪大学大学院生命機能研究科修了。修士(理学)。2012年リバネスに入社以来、教育開発を軸に活動。エンジニアリングや食糧生産など企業人と中高生の連携による研究プロジェクトのプログラム開発や、中高生の研究サポートプログラム開発等の経験を豊富に持つ。大人たちが見失いがちな自身の仕事のビジョンを、次世代の仲間となる子どもたちに伝えていく活動を、企業や学校、自治体を巻き込みながら行っている。

15:10-16:00
  • サブ会場
セッション B-1
循環型農業の見える化
〜地域資源の循環と有効活用を考える〜

セッションパートナー:SCSK北海道株式会社

北海道は酪農や肉用牛生産が盛んであり糞尿が発生する。これらは日々、大量に発生するために処理が追いつかず近隣住民への悪臭被害を引き起したり、河川や地下水を汚染したり課題となるが、有効な処理を行うことで豊富な地域資源となりうる。本セッションでは、糞尿を地域資源としてとらえ、循環と有効に活用していくためには、どのようなアプローチや処理が求められるのか、現場で取り組んでいるプレイヤーを交え、さらなる活用方法をディスカッションする。

“詳細情報”

安永 淳 氏

SCSK北海道株式会社 顧問

 

1962年福岡県で生まれる。大学卒業後、県内の地方銀行に入行。28才で肉牛売買仲介会社に転職。1995年から2004年までIT会社を経営。その間、宗像市観光協会事務局長をボランティアで務める。その後、鐘崎漁業協同組合(現、宗像漁業協同組合)組合長に就任。退任後、2006年11月株式会社トップファームに総務部長として入社。2020年3月退職。2020年5月より現職。(株)トップファーム、千葉県の(株)岩渕畜産の顧問も兼任。

窪之内 誠 氏

環境大善株式会社 代表取締役社長

 

北見市出身。大学卒業より18年間ICT機器販売、販売責任者を経 て2016年に当社入社。代表取締役専務を経て2019年2月より現職。北海道で処理が課題となっている牛の尿を微生物で分解、得られた液体を消臭液や土壌改良材として利用するアップサイクル型循環システムを構築。

大久保 敬 氏

大阪大学 高等共創研究院 教授

 

メタンと空気から常温常圧でメタノールとギ酸に変換する技術を世界に先駆けて成功。その後、酪農業の家畜ふん尿から得られるバイオガスに着目し、その有効活用技術の開発を目指して北海道興部町と2019年6月に連携協定を締結し、興部北興バイオガスプラント及びオホーツク農業科学研究センターにて研究を行っている。2020年7月にはバイオガスからメタノール・ギ酸の製造に成功し、現在は社会実装に向けてさらに展開中。専門分野は光化学、触媒化学、電子移動化学。

〈モデレーター〉

宮内 陽介

株式会社リバネス 農林水産研究センター センター長
株式会社アグリノーム研究所 代表取締役

 

千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了、博士(農学)。大学院では新疆ウイグル自治区にてダイズの多収栽培技術の確立を行った。リバネスでは自身の経験を活かし、研究プロジェクトを手がける。2019年より農業分野の横断的な研究を積極的に推進すべく農林水産研究センターを設立、アグリ分野の横断的な研究を行う。

17:00-17:50
セッション A-3
人と地球を支える共生型の畜産業とは

セッションパートナー:株式会社フォーカスシステムズ

気候変動や人口爆発といった地球規模の課題に対して、畜産業が与える影響は大きい。メタンガスの排出による温暖化への影響が懸念される一方で、人口増加へ対応するためのタンパク源の供給を目的に生産性の向上が求められる。日本国内においては労働者の高齢化、人手不足、労働負荷などといった労働側における課題に加え、家畜の健康管理、質の安定供給、飼料の高騰による経営圧迫といった運営面における課題も深刻である。30年後の地球を支える畜産業へ、我々はどのように展開していけば良いのか、畜産に関わる事業会社、研究者、ベンチャー企業の視点で議論する。

“詳細情報”

田中 秀一 氏

ノーサンファーム株式会社

 

代表取締役社長 北海道中札内村出身。1985年、帯広畜産大学大学院を修了し日本農産工業株式会社に入社。牛の飼料を中心に営業や研究開発を担当する。その後、品質保証部でISOや飼料製造工場のGMP構築に携わる。2021年4月より、乳牛用飼料の開発や飼料や酪農に関わる人材の育成を目的に設立されたノーサンファーム株式会社で現職。搾乳ロボットを導入し、多角的に酪農経営を研究する。

川村 洋一郎 氏

川村通商株式会社 取締役

 

東京で創業100年を超える中小企業の5代目後継者。早稲田大学大学院修士課程修了(MBA取得)。Animal Respectを掲げ、畜産資源を中心とした、家畜にも人にも地球にも良い社会つくり進める実務家。持続的活用方法としてKAWAMURA LEATHERという革のシェアリング工房を立ち上げ創業4期目で売上2億円を突破。 現在は東京大学と共同研究を行い畜にも人にも優しいタンニン飼料を開発、販売を試みている。タンニン飼料だけでなく堆肥の研究、生ハムの研究開発と様々なプロジェクトを立ち上げ、Animal Respectを目指す

宮下 和夫 氏

帯広畜産大学 産学連携センター 特任教授

 

北海道大学水産学部において、機能性栄養成分としての油脂研究、魚卵や海藻に関する研究を推進。2021年度より帯広畜産大学, 畜産学部、特任教授に就任し、海藻の飼料化に関する取り組みの他、農学、畜産学、水産学の融合をベースに産学連携を推進。

〈モデレーター〉

川名 祥史 氏

株式会社リバネス 研究開発事業部 部長
株式会社アグリノーム研究所 取締役

 

横浜国立大学大学院環境情報学府修了(博士 環境学)。2008年より横浜国立大学VBL講師、株式会社LDファクトリーの代表を経て、株式会社マイロプスの取締役に就任。2014年11月より株式会社リバネス地域開発事業部、2017年から株式会社アグリノーム研究所の取締役を兼任し、現在、株式会社リバネス研究開発事業部長。植物工場事業や飲食事業、アグリテックベンチャー支援など、農林水産業に関わる新規事業の立ち上げに関わる。

17:00-17:50
  • サブ会場
セッション B-2
環境調和型のデジタルイノベーションに挑む

セッションパートナー:ダイアモンドヘッド株式会社

大量生産・大量消費・大量廃棄を基本とする従来型の経済に対して、あらゆる資源を循環型で利用していく“サーキュラーエコノミー”の概念が浸透しつつある。多くの企業が、再生可能な原材料を優先した生産や、製品のライフサイクル向上や使用済み製品のリサイクルといった製品利用の最大化、副産物・廃棄物の再利用などに取り組み始めている。
本セッションでは、これらの動きに貢献しうる資源や技術、取り組み事例を紹介すると共に、環境調和型プロダクトやサービスの利用を人々に促すためにDXが果たせる役割について議論し、共創型で挑む環境調和型循環社会を描く。

“詳細情報”

髙尾 正樹 氏

日本環境設計株式会社 代表取締役社長

 

1980年生まれ。2000年東京工業大学工学部(化学工学)に入学。同大学卒業後、2004年4月東京大学大学院にて技術経営を専攻。同大学院中途退学後、2007年1月に日本環境設計を設立、専務取締役に就任。綿を糖化してバイオエタノールにリサイクルする技術開発をはじめ、当社繊維リサイクル事業の技術開発を担う。2014年にポリエステルリサイクルの技術開発に着手して以降、翌年2015年にはポリエステル技術を導入した北九州響灘工場の建設にも従事。2016年に現職に就任以降はパートナーとの資本提携のほかペットリファインテクノロジーの企業買収を主導する。

田中 貴 氏

サグリ株式会社 取締役 CTO

 

2017年より岐阜大学応用生物科学部の助教に着任。アカデミアの研究成果の社会実装を加速化させるため、サグリのCTOにジョイン。農業分野における土壌・作物のセンシング技術の事業化を担う。新篠津村にて衛星から得られたデータをもとに土壌解析を実証。

荒磯 慎也 氏

株式会社ラテラ 代表取締役社長

 

北海道札幌市出身。北海道工業大学(現北海道科学大学)卒業。北海道の地域振興を志向し農林水産省事業により農場研修生、及び市役所職員として活動し農業の現場を学ぶ。2013年札幌に戻り北大の研究成果を基に無菌人工土壌の開発研究を行う。2014年、マーケティング会社、札幌市が主催するビジネスコンテストでの大賞受賞を機に事業化に向けて2015年に株式会社ラテラを創業。2016年、No Maps NEDO Dream Pitch 審査員特別賞、X-Tech Innovation 2016 特別賞、2017年、EY Japan HUB全国ベンチャー企業Meet Up in 2017オーディエンス賞を受賞。

〈モデレーター〉

田中 美穂 氏

日本ユニシス株式会社 グループマーケティング部 オープンイノベーション推進室 インキュベーションマネージャ

 

札幌市出身。金融システムエンジニアとして日本ユニシスに入社。営業・コンサル・経営企画を経験し、全社マーケティングを担当。2016年よりOpenInnovationの取組みを推進。現在は、お客様企業やベンチャー・スタートアップを含めたパートナー、自治体らと創り上げる産官学エコシステムでの新事業創出に取組む。

  • SCSK北海道株式会社

  • 敷島製パン株式会社

  • ダイアモンドヘッド株式会社

  • 日本ユニシス株式会社

  • 株式会社日立製作所

  • 株式会社フォーカスシステムズ

ポスター・ブース会場

超異分野ポスターセッション

12月4日(土) 10:00-16:30(コアタイム 11:00-12:00)

 

ポスター発表

 
発表者 所属 タイトル
浪越 毅 北見工業大学 高分子材料を利用した農業技術の開発
垰田 桂吾 北海道帯広農業高等学校 超強力粉麦「ゆめちから」の高品質安定生産及びブレンド粉による6次産業化への挑戦
上井 幸司 室蘭工業大学 白糠町産チリメンアオジソの機能性食品開発に向けた機能実証と加工法開発
木原 稔 東海大学 オホーツクホンヤドカリの食材としての利用に関する栄養分析とアンケート調査、および加工品の試作
赤沼 彩太 東海大学 陸上魚類養殖に向けた飼料成分による代謝制御 特に糞性状の改変について
佐野 友紀 東海大学 配合飼料が魚類の消化管に与える影響 −組織形態、運動、腸内代謝−
伊藤 英臣 国立研究開発法人産業技術総合研究所 腸内細菌を利用したアワビの成長促進技術
大久保 敬 OKPOU カーボンニュートラル循環型酪農 〜バイオガスの新しい活用法〜
大島 基 産業技術総合研究所 潜熱蓄熱材料としてのセミクラスレートハイドレートの研究開発
小林 奏翔 北海道旭川東高等学校 備長炭電池における負極での気体発生
野口 真司 北海道大学 ダブルネットワークゲルを用いた酸化チタンの合成と事業化への展望
瀬野 修一郎 (地独)北海道立総合研究機構 工業試験場 木材、てん菜、馬鈴薯、カニから作るナノファイバー
戸倉 凜太郎 北海道大学 プリンテッドエレクトロニクスにおけるカルボン酸被覆銅微粒子を利用した低温焼結の実現
酒井 大輔 北見工業大学 身近なガラスへ光機能を付与する研究
上野 晃生 (公財)北海道科学技術総合振興センター 幌延地圏環境研究所 未利用資源である褐炭を用いた、北海道・道北における地下バイオメタン鉱床造成/生産法
有我 俊太郎 北海道紋別高等学校 2Dウェーブマシンとシュミレーターの作成に向けて
丁野 純男 北海道科学大学 北海道科学大学の産学官連携事業2021 〜研究所CRILSの取り組み〜
佐藤 洋一郎 北海道科学大学 転倒予防を目的とした足指トレーニングアプリケーション
臼杵 義亨 北海道大学 生体分子モーターをリザバーとした超小型機械学習デバイスの構築
桂井 麻里衣 同志社大学 研究分野のトレンド分析および研究者検索システムの開発
相坂 敏希 釧路工業高等専門学校 「日本の研究.com」データベースのあいまい文献検索機構の開発
佐藤 侑哉 釧路工業高等専門学校 文書クラスタリングによる「日本の研究.com」データベース検索効率の向上
中島 陽子 釧路工業高等専門学校 テキストデータを用いた介護コミュニケーション支援システムの開発
 

ブース展示

 
発表者 所属 タイトル
阿部 中 プラント機工株式会社 マイクログリッド用ベース電源の開発拡販
川村 洋一郎 川村通商株式会社 植物誌抽出物タンニンを用いてアニマルウェルフェアの達成に向けた飼料開発販売
井之口 哲也 有限会社ヴァンテック 遠心分離による家畜ふん尿処理サービス
藤井 雄一郎 一般社団法人 日本A2ミルク協会 A2ミルクって知ってますか?
加藤 勇太 環境大善株式会社 アップサイクル型循環システムによる家畜排せつ物問題解決への取り組み
鉄村 光太郎 エスイーシー・シープレックス株式会社 「防水」 ~海洋技術者が見た次世代モノづくりのコア技術~
荒磯 慎也 株式会社ラテラ 無菌人工土壌“ArtGreenSoil”が創る未来
中平 晴久 株式会社ユーグレナ 機械学習を用いた日本酒の味覚主観値マッピングの予測