第8回 超異分野学会 本大会

大会テーマ
つながる、時間・空間・五感
日 時
2019年3月8、9日(金、土)9:00〜18:00
場 所
ベルサール新宿グランドコンファレンスセンターアクセス

過去のセッションのダイジェスト/関連記事

超異分野学会では、研究の価値を広報し、研究費を集める機会を提供します

ー フォーラム概要 ー

IoT、ラストワンマイル、XR、遠隔医療、・・・・・。これまでつなげられなかったものどうしがつながっていく時代。
つなぐことで生まれる価値、それによって社会がどう変化するのか、方法論や技術が勃興している今、未来につながる議論を行います。

<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生

<企画キーワード>
エネルギー、ライフサイエンス、建築、化学、モビリティ、ロボティクス、データサイエンス、マテリアル、コンピューターサイエンス、アグリ、エレニクトロニクス、フード、etc.

<参加申込み>
演題登録締切:演題登録は締め切りました
聴講参加締切:直前まで申し込み可能

※企業の方:請求書払いでのお申込みをご希望の際は、 [email protected] 050-1743-9899 までお問い合わせください。

<会場アクセスについて>
会場である「ベルサール新宿グランドコンファレンスセンター」は、「住友不動産新宿グランドタワー」建物内5階です。隣接して別の建物である「ベルサール新宿グランドイベントホール」が奥手にございますが、お間違えのないようご注意ください。

2019年3月8日(金) 9:00 – 20:00

メインホール セッションルームA セッションルームB セッションルームC ポスター会場&
ベンチャーブース
9:00-9:15 開会式アワード
9:20-9:50 基調講演アワード
10:00-12:00 TECH PLANTER World communicationアワード テクノロジー・スプラッシュアワード ヒト、機械、空間の高次な接続による次世代ロボットとヒトの進化
~見えてきた社会実装の形とそのさらに先の話~アワード
ゲノムと産業とぼくたち 〜ゲノム活用社会への取り組みと展望〜アワード
12:10-12:50 ランチョンセミナーアワード アワー
13:00-14:30 ディープテックセッション
13:00-13:55

イントロダクトリーセッションアワード
14:00-14:55
ドローンセッションアワード
15:00-15:55
フードテックセッションアワード
アワー アワー ポスター&ブース
コアタイムアワード
14:40-16:10 自然や音との触れ合いによる「心地良い空間」の創造アワード 未利用資源を活用した食料生産アワード 創業者にきく、地域エコシステムの真実アワード
16:20-17:50 16:20-18:20
リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2019アワード
16:20-17:50
心センシングとその先へ 〜心理学×テクノロジーが
拡張する未来〜
アワード
16:20-17:50
町工場にアイデア相談して良いって知ってました?
〜スーパーファクトリーが知識を製造する時代へ
アワード
16:20-17:50
冬眠する人類〜その時ヒトの身体はどう進化を遂げるのか〜
アワード
18:30-20:00 懇親会@ホワイエアワード

9:00〜9:15

  • メインホール

開会式

9:20〜9:50

  • メインホール

基調講演
デザインを媒介としたビジネスとテクノロジーの調和

歴史を振り返れば、新たなテクノロジーが、思いもよらない新たなビジネスを生み出し、そして世の中を変えてきました。しかも、こうしたゲームチェンジをもたらすイノベーションが起こる頻度は、情報技術の登場以降、登場サイクルが縮まっているとする見方もあります。
誰も未来について、断定的なマイルストーンを設定できない今だからこそ、大学の研究者、大企業のビジネス人材、そしてスタートアップのイノベーターが手をとりあって未来をSpeculateする時代が来ていると考えています。
本講演では、IoTの次の世代のイノベーションを起こす研究開発を「デザイン」を媒介として、ビジネスと調和させながら発展・融合させてきた、その取り組みと経験について紹介します。

“詳細情報“

<登壇者>

東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授
川原 圭博(かわはら よしひろ) 氏
2005年東京大学博士課程修了。博士(情報理工学)。IoT・ユビキタスコンピューティングにおける研究開発に従事。研究室での研究成果を技術移転し、印刷エレクトロニクスのAgIC株式会社(現Elephantec株式会社)や、農業用低コストセンサ製造の株式会社SenSproutの設立に貢献。2015年 JST ERATO万有情報網プロジェクト研究総括。2019年 日本学術振興会賞。

10:00〜12:00

  • メインホール

TECH PLANTER World Communication

2018年、リバネスは日本、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア6カ国の合計9カ国・20地域を舞台に海外TECH PLANTERを実施しました。そこに集まった合計で378チーム(国内156チーム、海外222チーム)の中から厳選された10チームが、第8回超異分野学会本大会で開催するTECH PLANTER World Communicationに集結します。
本セッションでは、各ベンチャーが7分間で、自分たちのQuestion、課題解決に向けた熱いPassion、課題解決に欠かせないコア技術について熱く語ります。セッションを通して、世界のテクノロジーベンチャーが見ている世界観をお届けします。

“詳細情報“

<プレゼンター>

NDR Medical Technology Pte. Ltd.
術者が生体検査をする上で、どこにメスを入れれば良いかを、AIと画像診断を用いて、外部から示してくれる装置を開発している。TECH PLAN DEMO DAY in Singapore 2018 最優秀賞受賞。

 

 


FytoSol Pte Ltd
乾燥時に水を放出する、ナノゲルでできた湿潤保水剤を開発している。人員削減や栽培時に使用する水の量を削減することが可能。TECH PLAN DEMO DAY in Singapore 2018 三井化学賞受賞。

 


iVET Limited
乾燥時に水を放出する、ナノゲルでできた湿潤保水剤を開発している。人員削減や栽培時に使用する水の量を削減することが可能。TECH PLAN DEMO DAY in Singapore 2018 三井化学賞受賞。

 


embr labs Inc.
肌寒いときや暑い時に、体感温度を上げ下げできるブレスレッドを開発。TECH PLAN DEMO DAY in Boston 2018 最優秀賞。

 


Raydiant Oximetry Inc.
母体中の胎児心拍を正確に非侵襲で測定できるメディカルデバイスの開発。TECH PLAN DEMO DAY in San Francisco 2018 最優秀賞。

 

 


OneSkin technologies
独自の肌年齢測定プラットフォームを活用したアンチエージングサービスの展開するバイオテック企業。TECH PLAN DEMO DAY in San Francisco 2018 リバネス賞。

 


New Motion Labs
機械に使用される従来のギアが局所的に負荷がかかるという課題をギアとチェーンのプロダクトデザインにより解決し、稼働効率と耐久性の向上を実現する新規デザインを開発している。TECH PLAN DEMO DAY in UK 2018 最優秀賞受賞。

 


Ichthion Limited (formerly Remora Marine)
地球規模の課題となっている海中のプラスチックごみに対して対象のサイズ(マイクロ〜マクロ)と対象領域(河川〜沿岸域)にそれぞれ適したプラスチック回収機を開発している。TECH PLAN DEMO DAY in UK 2018 小橋賞受賞。

 


WellThera, Co., Ltd.
2018年12月に帝京大学発ベンチャーとして株式会社ウェルセラを設立。リポソーム研究から発展したリッピドバブルと超音波による革新的なドラッグデリバリーシステムの実用化を目指している。バイオテックグランプリ2018最優秀賞受賞。

 


Happy Moss
コケ植物の原糸体の大量生産技術を保有。生産した原糸体を金属吸着材として研究開発することで、陸の豊かさを守る事業へ展開することを目指す。アグリテックグランプリ2018最優秀賞受賞。

 

12:00〜12:50

  • メインホール

ランチョンセミナー
人類の胃袋を掴め!食文化の多様化を乗りこなす人材とは?
フードスポンサー:
株式会社𠮷野家ホールディングス

いま世界的に食に対する注目が高まっています。急増する人口を養う食糧生産技術はもちろんのこと、食から予防医療を捉える機能性食品やクリーンミートなど既存の食の概念を変える次世代食品、美味しさを追求する調理技術など、その領域は多岐に渡ります。 人類の食に対する考え方が移り変わるとともに、食分野に携わる人材に求めらるものも変化していくでしょう。今後、人類の食を担うのはどのような人材なのでしょうか? シンガポール政府が推進する食のハブ化計画のキーパーソンやグローバルなフードテックのトレンドに精通する方々を招いてディスカッションを行います。

“詳細情報“

<登壇者>

at-sunrice GLOBAL CHEF ACADEMY Founder/Director
Kwan Lui Ed. D. (hon)  氏
クワン氏は、起業家であり、教育者としても活動している。近年では、2001年にシェフ養成学校 At-Sunrice GlobalChef Academyを設立。領域横断的なアクセラレータとして、フード分野の起業家を育む特別コースOpen sesameを立ち上げ、サステナビリティ、福祉、教育、観光、ジャーナリズム、そして「おもてなし」と多岐に渡る学際領域を学ぶためのプログラムを提供している。At-Sunriceは既にシンガポール南洋工科大学のインキュベーターNTUitiveと連携協定を結び、 Hervé THIS教授の純粋化合物理論に基づいた分子ガストロノミー調理法に関する研究プログラムも手がける。2つの終身名誉賞を受賞し、大学機関の様々な委員会にも属している。

 

 

ロート製薬株式会社 取締役副社長 海外事業・技術担当 チーフヘルスオフィサー(最高健康責任者)/エムジーファーマ株式会社 代表取締役社長
Dr. LEKH  R. JUNEJA(ジュネジャ・レカ・ラジュ) 氏
1984年に大阪大学工学部に研究員として来日し、1989年に名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程を修了、同年太陽化学株式会社に入社。取締役研究部長、国際部長等を経て、2003年に代表取締役副社長に就任、その後、複数の海外グループ会社 (USA, Germany, India China etc) の最高責任者を兼任。2014年よりロート製薬にて取締役副社長(海外事業、技術担当)また日本初のCHO:チーフヘルスオフィサー(最高健康責任者)に就任しロート製薬の健康経営を引っ張る。その他180以上の学術論文発表、130以上の特許出願をしている。世界各地の学会やシンポジウムなどに招待され、これまでに100回以上の招待講演を行っており、マスメディアへの登場も含めて、グローバルに活動している。

 

 

株式会社シグマクシス ディレクター
田中 宏隆(たなか ひろたか) 氏
大手国内メーカー、外資コンサルティングファームを経て、2017年よりシグマクシスに参画。ハイテク・製造・通信、成長戦略、新規事業開発、M&A実行・交渉等、多領域におけるコンサルティング実績を持ち、ここ数年は、テクノロジーとともに進化する生活・ビジネスに着目している。食・料理との領域で日本が進むべき道を明らかにし、新たな産業への進化を生み出すことを目指し、その活動の一つとして「Smart Kitchen Summit Japan」を主催する。

 

<モデレーター>

Leave a Nest Singapore Pte. Ltd.  Managing Director
徳江 紀穂子(とくえ きほこ)
幼少期を東南アジアで過ごし、大学・大学院とアメリカ・オーストラリアで鳥の繁殖行動の研究をしていた。博士号を取得後、2011年にリバネスに入社。当初からグローバルチームを兼務し、2013年にはLeave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.(リバネスマレーシア)の設立。そしてその後、2016年12月にはLeave a Nest Singapore Private Ltd.(リバネスシンガポール)のManagement Directorに就任。シンガポールから東南アジアを統括し、シンガポールと世界をつなぐビジネスを展開している。

 

13:00〜13:55

  • メインホール

イントロダクトリーセッション
ディープテックを加速させるためのアプローチは世界共通なのか?

日本・東南アジア・ヨーロッパ・アメリカで活躍するアクセラレーターやテクノロジーベンチャーの創業者が集まり、パネルディスカッション形式で同分野の行方を共創するセッションです。
現在、多くの国や地域でディープテック分野への関心が高まっていますが、今後どのような進化を遂げていくのかはいまだ未知数です。本セッションでは、ディープテックが成長するために必要なアプローチは万国共通なのか、文化や環境、経済状況を踏まえたローカライゼーションが重要なのかについて紐解いていきます。

詳細情報

<登壇者>

uFraction 8 Limited Managing Director
Dr. Brian Miller
エジンバラ大学で博士号取得。工業プロセスのオートメーションが専門。在学中に考案した細胞分離技術が、Royal Society of Edinburgh Enterprise Fellowship at Heriot Wattを受賞したをきっかけにuFraction8を設立。2017年のTECH PLANTER in UKにて最優秀賞を受賞。現在墨田区の町工場、浜野製作所と試作開発のプロジェクトを進めている。

Singularity University Japan GIC Organize
Dr. Jovan Rebolledo
2009年に金沢大学でPh.Dを取得。米国ルイビル大学経営学修士。ロボティクスや人工知能に関する数々の起業経験あり。日本やシリコンバレー、メキシコの数多くのベンチャー企業のアドバイザーを務める。シンギュラリティ・ユニバーシティのGSPに第一期生として参加、以来、シンギュラリティ・ユニバーシティのアジアでの活動に深く関与する。

 

Focustech Ventures CEO
Mr. Kelvin Ong
シード期のテクノロジーベンチャーへの投資に注力するFocusTech VenturesのCEO。15年以上にわたって精密工学に携わってきた経験をもち、世界的なハードディスクドライバーの部品メーカーFocus Techホールディングスのエグゼクティブディレクターも務める。シンガポールにおけるテクノロジースタートアップの現状を伝える。

株式会社リバネス 教育総合研究センター センター長
前田 里美(まえだ さとみ)
高校を卒業後、渡米。Wright State University で人間工学心理学の修士、博士を取得。2010年にリバネスに入社。入社当時は、人材開発事業部所属し人材育成企画開発に携わる。2013年5月から国際開発事業部で、教員研修、中高生の国際教育企画の開発に従事。2018年4月から、リバネス教育総合研究センターのセンター長として、非認知能力の評価系と育成の研究を、学校現場の先生方と一緒に取り組む。

 

<モデレーター>

Leave a Nest United Kingdom Ltd. Director
Mr. Jack Wratten
名門ロンドン大学で生化学者としてキャリアをスタートし、その後スタートアップや社会起業の世界に転出。その経験から、後進アントレプレナーの支援のためにインキュベーション拠点「BLOOM.SPACE」をロンドン大学から通り一本隔てた場所に設置。また、ヨーロッパ全域を視野に入れたアクセラレーションプログラム「Bloom Accelerate」を開始し、40社を支援している。2018年4月よりLeave a Nest United Kingdom Ltd. へダイレクターとして就任。

 

14:00〜14:55

  • メインホール

ドローンセッション
ドローン前提社会はいつどこから始まるのか?
セッションパートナー:Drone Fund

今多くの企業が注目するドローンについて、いま世界で最も活躍する4社のキープレーヤーとともに語ります。世界7位のドローン企業であるマレーシアのエアロダイン社、世界で初めてドローン専業スタートアップとして上場したACSL、日本で空飛ぶ車の開発をリードするSkyDrive、国内外のドローン事情に精通するDrone Fundをプレゼンターに迎え、ドローンの技術開発はどこが担うのか?社会基盤としていち早くドローンを実用化する地域はどこなのか?ドローン前提社会の未来について世界の一流同士が激論を交わします。

詳細情報

<登壇者>

株式会社自律制御システム研究所(ACSL) 取締役 最高執行責任者 / COO
鷲谷 聡之(わしや さとし) 氏
2016年7月よりACSLに参画。以前はマッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社およびスウェーデン支社にて、日本と欧州企業の経営改革プロジェクトに従事。早稲田大学創造理工学研究科修士課程修了。


株式会社SkyDrive代表取締役/有志団体CARTIVATOR共同代表
福澤 知浩(ふくざわ ともひろ) 氏
東京大学工学部卒業後、トヨタ自動車に入社し、自動車部品のグローバル調達に従事。同時に多くの現場でトヨタ生産方式のカイゼンを実施し、原価改善賞受賞。トヨタ在籍時代に有志で始めた『空飛ぶクルマ』の開発活動『CARTIVATOR』共同代表。開発加速と事業化を見据え、2018年7月株式会社SkyDrive設立。


Aerodyne Group  Founder and CEO
Kamarul A Muhamed
エンタープライズソフトウェアとセキュリティ、インタラクティブマルチメディアアプリケーションとソフトウェア開発、およびドローンアプリケーションのパイオニアとして25年の経験を持つ。ノッティンガムトレント大学を卒業後、監査役としてロンドンでキャリアをスタート。その後、Computer Associatesのディレクター兼カントリーマネージャーに就任。2014年、AIを主導とするドローンベースのエンタープライズ管理ソリューションプロバイダであるAerodyne Groupを設立。現在では世界7位のドローンプロバイダへ成長し、2018年にはフロスト&サリバン社のMalaysia Excellence Awardsにおいて、UAV company of the year 2018を受賞している。


Drone Fund 共同創業者/代表パートナー
大前 創希(おおまえ そうき) 氏
2002年に株式会社クリエイティブホープを創業し、戦略面を重視したWebコンサルティング を展開。2017年Drone Fund アドバイザリーボード就任。(株)クリエイティブホープ 代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学/大学院 教授(専門はデジタルマーケティング)。

<モデレーター>

株式会社リバネス 国際開発事業部 部長
武田 隆太(たけだ りゅうた) 
米国オハイオ州立大学にて、RNA病原体ウイロイドの構造を研究しPh.D.取得。リバネスでは国際開発事業部の部長として、海外戦略、特にディープテクノロジー領域のベンチャーを発掘・育成するシードアクセラレーションプログラム「TEC PLANTER」や、、民間による若手研究者向け研究助成金事業 「リバネス研究費」の展開に取り組んでいる。また、2011年より米国子会社、Leave a Nest America Inc., Presidentを兼務。

15:00〜15:55

  • メインホール

フードテックセッション
世界の食文化はフードテックが変える
セッションパートナー:株式会社シグマクシス

世界の食文化は2020年代に劇的に変化を遂げるでしょう。その主要因となるのが、フードテックです。世界各地に保存される独自の食文化や食に関連する技術は急速に交わり、そして実装コストが圧倒的に低減しだした新技術によって、大きな変化を余儀なくされるかもしれません。本セッションでは、グローバルなフードテックのトレンドに精通するアクセラレーターや、食分野において新たな事業を立ち上げようとするベンチャーを交えて、今後のフードテック領域の未来を議論します。

“詳細情報“

<登壇者>

田中 宏隆(たなか ひろたか)氏
株式会社シグマクシス ディレクター

大手国内メーカー、外資コンサルティングファームを経て、2017年よりシグマクシスに参画。ハイテク・製造・通信、成長戦略、新規事業開発、M&A実行・交渉等、多領域におけるコンサルティング実績を持ち、ここ数年は、テクノロジーとともに進化する生活・ビジネスに着目している。食・料理との領域で日本が進むべき道を明らかにし、新たな産業への進化を生み出すことを目指し、その活動の一つとして「Smart Kitchen Summit Japan」を主催する。

 

Mr. Jian Yong Chua
SinFooTech Private Limited Chief Technology Officer

2018年にフードテックベンチャーSinFooTechを設立し、CTOに就任。シンガポール国立大学のLiu Shao Quan研究室の技術をベースに、食品加工副産物を活用した革新的かつユニークな食品成分および製品の開発・製造を目指す。2020年にPh.D.(食品科学技術分野)取得予定。

 


Mr. Ahmad Syafik bin Jaafa
Biotrampil PLT Head, Corporate Strategy

2015年にBiotrampil設立。東南アジアで家庭料理に頻繁に使用されるジャックフルーツを加工したハラル対応バーガーパテを開発、展開している。以前は、マレーシア国内の製薬企業やメディカルデバイス開発ベンチャーのビジネス構築を担当、約1億円の資金調達も経験している。

 

<モデレーター>

Dr. Virgina Cha
PlatformE Professor-in-Residence

シンガポールのイノベーション施策のトレンドセッターとして著名な連続起業家。シンガポール国立大学でCS分野の研究に従事し、博士号を取得。その後、NASDAQやHKSEへ上場を成功させたハイテクベンチャーの創業者やCEO、シンガポールの初代技術移転責任者、またシンガポール国立大学のMBAやINSEADで教鞭をとる教育者として、キャリアを常にアップデートしている。

16:20〜17:50

  • メインホール

リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2019

2015年より、株式会社リバネスは「リアルテック領域における独自性、新規性、成長性の高い事業を手掛けるベンチャー企業」を「リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー」として表彰しています。次世代の起業家へのロールモデルを提示し、社会全体としてリアルテックベンチャーを生み出す意識の高揚を図ることを目的としています。2019年は第5回目となり新たに「ブースト部門」を設置し、計10社の表彰を行います。2019年3月8日16:20より授賞式を執り行います。ベンチャーとの交流や、新技術がもたらす未来へのインパクトを感じとる場となります。

“詳細情報“


⭐️受賞企業⭐️

スタートアップ部門

株式会社アドバンスト・キー・テクノロジー研究所
代表者:阿久津伸
ビジョン:材料科学の未来を切り拓く
コア技術:坩堝レス超高純度単結晶製造技術


株式会社インテリジェントサーフェス
代表者:切通義弘
ビジョン:人と機械、生活と機械、自然と機械の機能的融合を実現する。
コア技術:生体親和性に優れたMPCポリマーのコーティング素材・技術


株式会社Epsilon Molecular Engineering
代表者:根本直人
ビジョン:未来のバイオ分子を創造する
コア技術:進化分子工学によるバイオ分子デザイン技術


ハイラブル株式会社
代表者:水本武志
ビジョン:音環境分析でコミュニケーションを豊かにする
コア技術:音環境分析技術

グロース部門

株式会社aba
代表者:宇井吉美
ビジョン:「必要なときに必要な介護で、誰もが自分らしく生きられる社会を創る」
コア技術:排泄状態を検知・記録し対処を促す独自検知デバイス


AMI株式会社
代表者:小川晋平
ビジョン:急速な医療革新を実現する
コア技術:心疾患診断アシスト機能付遠隔診療対応聴診器”超聴診器”


トイメディカル株式会社
代表者:竹下英徳
ビジョン:To Make You Smile
コア技術:排塩サプリメント「Del Salt」


株式会社プランテックス
代表者:山田 耕資
ビジョン:Plant Production System”の創出
コア技術 :①植物成長制御システム「SAIBAIX」
     ②密閉型栽培装置「Culture Machine」


ボールウェーブ株式会社
代表者:赤尾 慎吾
ビジョン:「世界の今を取り込みデータにする。そして、それを情報へと変換する。」
コア技術:小型、高速、高感度なボールSAWセンサー

ブースト部門

株式会社自律制御システム研究所
代表者:太田 裕朗
ビジョン:ドローンは、「空の産業革命」をもたらす
コア技術:商業用ドローンの自律制御技術


受賞企業の詳細および、過去の受賞企業一覧は下記のwebをご覧ください。
https://techplanter.com/real-tech/


10:00〜12:00

  • セッションルームA

研究者による超異分野ピッチ
テクノロジー・スプラッシュ
セッションパートナー:株式会社IHI

スプラッシュ(splash)は、「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」という意味です。この企画では、プレゼンターである研究者が、自身の研究の最も熱いところを、分野や所属の垣根を超えて参加者へ発信します。一方、参加者は、次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、異分野の世界にザブンと飛び込みます。超異分野のショートプレゼンテーションの連続の中で、プレゼンターが持つ熱と、参加者が持つ熱とがぶつかり合い、飛沫(スプラッシュ)を上げるように新しい研究アイデアや仲間が生まれる場。それがテクノロジースプラッシュです。

“詳細情報“

<発表者一覧(敬称略)>

No. テーマ 氏名 所属機関
1 空間シェアリング ~音で空間を分割・共有~ 西浦敬信 立命館大学
2 住宅×環境改善型予防医学 ケミレスタウンプロジェクトの取り組み 鈴木規道 千葉大学予防医学センター
3 土の中から見たまちのみどりを見たら・・・。あるまちでの街路樹の保全と更新にむけての研究 前田源次郎 秋田大学理工学部(通信制)
4 再生可能エネルギーと放射性セシウムの最終処分 ~福島が復興・発展する方法を福島から提案する~ 大橋弘範 福島大学 共生システム理工学類
5 人間にとって理想的な足のカタチを考えよう 金子潤 中京大学
6 人間重心検知の基礎研究 川島進 国立大学法人東京海洋大学
7 イメージしているものを脳波から解読 坂本航太郎 University of Tsukuba
8 体内時計を測って健康につなげる -体内時計の正常化による生活習慣病予防デバイスの開発- 小田裕昭 名古屋大学生命農学研究科
9 ビデオ解析による食品の咀嚼・嚥下挙動の定量的評価法の確立 細井萌 東京海洋大学
10 「ベビーウラ」洋服にかける高い技術のベビーセンサー Maezono Sakura University of Tsukuba
11 介護の自動化に向けた褥瘡予防システムの提案 宮元大地 東京電機大学大学院
12 新規凍結耐性酵母の応用とメカニズム解明 森本一輝 北見工業大学大学院 バイオプロセス工学研究室
13 腸内電気共生系の解明と応用に向けて 高妻篤史 東京薬科大学生命科学部
14 幻覚様体験の発生モデルの検討 森本けいこ 東京大学大学院 総合文化研究科
15 バイオテクノロジー分野における硫黄化合物の網羅的測定解析技術がもたらす可能性 鈴木健吾 株式会社ユーグレナ
16 心拍変動解析と機械学習に基づいた前駆期レビー小体型認知症診断支援AI 仲山千佳夫 京都大学大学院 情報学研究科
17 光遺伝学を用いた慢性的な神経活動亢進はアルツハイマー病様のタウ病理を増悪させる 西田達 東京大学大学院医学系研究科
18 周産期脳障害の軽度病態モデルの確立: 早期診断と根本治療の実現に向けて 小野田淳人 名古屋大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 新生児部門
19 外的刺激応答研究に適した実験用骨様組織の構築と、それを通じた非タンパク性分子による制御機構の解明 鈴木啓 群馬大学大学院医学系研究科医学教育センター
20 高齢者肺炎のage-adjusted prognosis index scoreによる治療戦略 田岡和城 東京大学医学部附属病院
21 手動操作を制御するための作業者の細胞培養における動線解析 蟹江慧 名古屋大学大学院創薬科学研究科
22 薬物の消化管吸収制御を目指した DDS 開発: 高分子被覆ナノ粒子によるペプチド性医薬の経口吸収性制御 山田幸平 静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府
23 山林畜産プロジェクト〜放棄林地を活用した畜産の実現〜 尹晃哲 株式会社リバネス
24 超簡易・超高感度な微生物の「見える化」 藤井亮太 三井化学株式会社
25 銅の抗菌性をつかったフィルムまたは不織布 小薄浩起 三井化学株式会社
26 幹細胞畜産の新しい技術の開発 楠戸智也 信州大学農学部
27 ナメクジ類の寄生虫ファスマラブディティス属線虫の病害性と分布について 脇司 公益財団法人目黒寄生虫館
28 イチゴの省エネ栽培・収量予測・低コスト輸送技術の融合による販売力・国際競争力の強化 岡安崇史 九州大学
29 近接リモートセンシング技術を活用した美味しいお米と地域つくり 辻武史 三重大学地域イノベーション学研究科
30 クラゲを利用した粉末状飼料の開発 佐藤寛通 北海道大学水産学部
31 魚類の健康診断のためのバイオセンサの開発 呉海云 東京海洋大学
32 前腕部装着型Force myographyデバイスを用いた手指動作解析の試み 五十嵐達也 弘前大学大学院理工学研究科
33 宇宙と素粒子を切り拓く次世代ミューオンビーム 大谷将士 高エネルギー加速器研究機構
34 ものづくりで広がる学び心地空間 及び 視覚・触覚で学ぶ機械学習 小泉夢月 東京電子専門学校
35 テラヘルツ帯フレキシブル検査デバイスと非破壊検査応用 鈴木大地 理化学研究所 創発物性科学研究センター 量子効果デバイス研究チーム
36 水中の底面に空気玉を這わせて操作~超はっ水剤は超異分野研究の新素材 夏目雄平 千葉大学国際教育センター
37 なぜだ、ピケティ先生!? 八木悠希 一橋大学
38 IoT技術と産業用ロボットを活用した3Rの推進 竹内智 山梨大学
39 ITbMリサーチプロモーションディビジョン:分野・職種を超えた新たな研究支援体制 佐藤綾人 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所
40 独立行政法人におけるURA育成の展開 樋渡翔太郎
41 「探究」文化の創発―「探究的な学習」が直面する課題分析を通じて 蒲生諒太 立命館大学
42 中学高校と素粒子・原子物理分野の橋渡しとしての「Quarknet Japan」と「加速キッチン」 田中香津生 東北大学
43 適正技術教育による多角的思考形成 Valderrama Arvin 筑波大学博士課程一貫ヒューマン学位プログラム
44 生ゴミから電気を作る。-実用的製品としての微生物燃料電池の開発- 﨤町洋祐 筑波大学大学院
45 バイオマス由来の高機能材料 内藤昌信 物質・材料研究機構
46 葉緑体工学を用いた水産用ワクチンの大量発現 中平洋一 茨城大学 農学部
47 日本社会と自然科学の溝をアートで埋める 金成翔 筑波大学
48 機械化が不可な分野間の俯瞰技術 鈴木羽留香 東京工業大学
49 可視光敏感光触媒による水素生成 阿部英樹 国立研究開発法人 物質・材料研究機構
50 負極にも正極にもなる新しい電極”Biode”の開発 久保直嗣 AC Biode
51  海上に安定した土地を作る  間宮健太 聖光学院高等学校
52 NC発泡スチロール加工機の開発 中山宗弘 東京大学教育学部附属中等教育学校

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 人材開発事業部
齊藤 想聖(さいとう そうせい)
慶應義塾大学大学院薬学研究科修了、大学では基礎研究成果を臨床応用、診療の現場から出てきた疑問を基礎研究によって解明するトランスレーショナルリサーチに携わる。リバネス入社後は墨田区産業活力再生基礎調査で町工場の実態調査に従事。その後、多様な研究分野と町工場ネットワークを活かした研究開発型ベンチャーの発掘・育成事業「TECH PLANTER」の立ち上げに関わる。現在は、TECH PLANTERの発掘・育成などを通じて大学・研究機関・町工場の知を集めるだけでなく、それらのネットワークを活用したイノベーション創出を担う人材育成や大企業の新規事業創出、研究開発サポート、シーズ探索も務める。

14:40〜16:10

  • セッションルームA

自然や音との触れ合いによる「心地良い空間」の創造
セッションパートナー:関西電力株式会社

近年、「働き方改革」の一環として、ストレス緩和や生産性向上等の取り組みを行う企業が増えています。中でも、amazon、Appleなど海外の大手テクノロジー企業は、人間が本能的に自然を求めるという「バイオフィリア仮説」をバイオフィリックデザインとして、オフィス空間の設計に応用しています。多くの人が、自然の中に身を置くことで、リフレッシュされた経験を持つことからも、バイオフィリアに対する関心は急速に高まっています。その他、人に与える影響因子として代表的なものが音です。人の認知機能や情動に影響を与える事例が多数知られています。
一方で、これらの経験は感覚的なものであり、今後の科学的根拠の蓄積が重要です。従来の心理テストや生理的分析だけでなく、新たに開発された計測技術などを取り入れた多角的な検証、そしてその効果を定量評価していくことで、自然や音と人の間にある関係性がより明確になるはずです。今回のセッションでは、その可能性を探り、「心地良い空間」の創造に向けたディスカッションを行います。

詳細情報

<登壇者>

千葉大学大学院園芸学研究科 博士課程
鎌田 美希子(かまだ みきこ) 氏
北海道大学大学院農学研究科を修了。専攻は分子植物育種学。大学院修了後、野菜種子メーカーにて企画開発に携わったのち、インドアグリーンや装飾を学びプランツディレクターとして独立。2015年ロッカクケイLLC.を立ち上げ、室内緑化ツールTanicushion®️等のプロダクト開発をおこない空間緑化事業に従事。現在は大学院博士課程にて「人間と植物の関係性」について研究中。

 


滋賀大学 教育学部 准教授
大平 雅子(おおひら まさこ) 氏

2011年大阪大学大学院医学系研究科博士後期課程修了。同年長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター産学官連携研究員。同年滋賀大学教育学部講師。2015年同大学教育学部准教授。大学院在学中から一貫して唾液中のホルモン等によるストレス評価研究に従事、近年は体組織液・爪・毛髪由来の生化学物質による心的ストレス評価など、唾液を用いないストレス評価の方法論の研究開発にも従事している。博士(医学)。

 


国立精神・神経医療研究センター
松本 結(まつもと ゆい) 氏

東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位取得退学後、学位取得(博士(学術))。現在は国立精神・神経医療研究センター神経研究所研究員として、音に関する研究に従事。げっ歯類の音声コミュニケーションなどの社会行動の機構や、音響環境が生物に与える影響について研究を進めている。

 

<モデレーター>

関西電力株式会社 研究開発室 技術研究所 先進技術研究室
中尾 総一(なかお のぶいち) 氏 

大阪府立工業高等専門学校 工業化学科卒業後、平成7年関西電力株式会社入社。火力発電所プラントの保守管理(主に、燃料・水質・排ガス・排水の管理)に従事、平成12年同社総合技術研究所(現:技術研究所)へ異動、エコキュート・PEFC等エネルギー利用機器の評価研究に従事した後、研究計画・企画などを担当。現在は、新規事業スタートアップに向けての企画等に従事。

 

 

<総合進行>


株式会社リバネス 人材開発事業部部長
岡崎 敬(おかざき たかし) 

博士(理学)。大阪大学大学院卒。産業技術総合研究所特別研究員を経てリバネス入社。大学、大手繊維メーカー、国研での多様な研究経験の他、地方自治体外郭団体において科学技術振興企画業務に従事。主に地域でのシーズ発掘、人材育成、地域アクセラレーションの業務に取り組む。2018年5月より現職。

 

16:20〜17:50

  • セッションルームA

心センシングとその先へ 〜心理学×テクノロジーが拡張する未来〜
セッションパートナー:株式会社フロンティアコンサルティング

瞳孔解析、表情分析、ストレス評価など、人の心を測定・可視化するテクノロジーの発展は目覚ましく、産業界や教育現場での応用が期待されている。こうしたテクノロジーで取得されるデータを、人に関する課題解決にいかにつなげられるかが、本セッションの問いである。心の理解と課題解決のためには精度の高いデータと共に、そのデータが何を語るのかを解釈する心の専門家の力が求められるだろう。研究者と気鋭のスタートアップを交え、心の研究とテクノロジーの融合がこれからの人間生活にもたらす価値を議論する。

“詳細情報“

<登壇者>

WINフロンティア株式会社 代表取締役社長兼CEO
板生 研一(いたお けんいち)氏
一橋大学法学部卒、英国ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士(MBA)、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了(博士(医学)、自律神経について研究)、産業カウンセラー。ソニー株式会社、外資系コンサルティング会社等を経て、2011年5月にWINフロンティア株式会社を設立。手軽に日常の自律神経バランスをチェックできるスマートフォンアプリ『COCOLOLO(ココロ炉)』を開発し、150万ダウンロードを達成。ウェアラブルセンサやスマホアプリから取得した膨大な日常の自律神経データを解析して、「ストレスの見える化」に関する医学論文を複数発表し、医学博士号を取得。

 


株式会社エモスタ 代表取締役社長
小川 修平(おがわ しゅうへい)氏
米/インディアナ大学卒。投資銀行での勤務7年を経て起業。義理の弟で心理学者のザンダーと意気投合して株式会社エモスタを2017年に創業する。AIの活用により心理学の知見を社会実装することを目指して自社開発の感情認識AIを用いた企業との各種プロジェクトに従事。

 

 


上智大学 総合人間科学部 心理学科
西口 雄基(にしぐち ゆうき)氏
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。主にうつなどの心の問題と注意・学習といった基礎的な心の働きがどう関わっているかをテーマに研究を行っている。認知実験を利用した基礎研究のほか、抑うつ治療・予防のためのトレーニングの開発も行ってきた。基礎と応用の接続についてシンポジウムを開催するなど、基礎研究者の立場からの社会貢献に高い関心を持つ。

 


株式会社リバネス サイキテック研究所 所長
江川 伊織(えがわ いおり)
東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。修士(学術)。在学時は性格心理学を研究した。2017年に心の研究者の力を社会にインストールすることを志しリバネスに入社。出前実験教室や研究者のキャリア開発に携わりつつ、心の研究を軸にネットワークを広げる。2018年10月にサイキテック研究所を立ち上げて所長に着任。心の研究者と企業、テクノロジー領域の知識を掛け合わせたプロジェクトを進行中。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役社長COO
髙橋 修一郎(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

10:00-12:00

  • セッションルームB

ヒト、機械、空間の高次な接続による次世代ロボットとヒトの進化
~見えてきた社会実装の形とそのさらに先の話~

セッションパートナー 株式会社シグマクシス

Robotics、AI、センサー、遠隔操作技術、さらにはVR・ARのような空間共有技術の発達とそれらの統合により、ロボットとヒトとの関係は新たなステージを迎えつつある。 本セッションでは、①先進的な”遠隔操作ロボット”の活用可能性や社会実装上の課題、②聴覚・視覚に続き ”触覚(ハプティクス)”が時空を越え繋がり始めたことにより、ヒトの生活はどう変わるかについて、遠隔操作ロボットプラットフォーム開発者、VRの医療現場への実装にトライしている技術者、力触覚技術(リアルハプティクス)専門家の3名のパネラーを招いてディスカッションします。

“詳細情報“

<登壇者>

TELEXISTENCE株式会社 共同創業者·代表取締役CTO
チャリス・フェルナンド 氏
遠隔操作ロボットプラットフォーム開発を手掛けるTELEXISTENCE社代表取締役CTO、慶應義塾大学非常勤講師1983年スリランカ生まれ、2007年、スリランカUniversity of Moratuwa工学部電子通信部卒業。2010年、慶應義塾大学大学院大学メディアデザイン研究科修士課程修了。2013年、同研究科後期博士課程にて博士号(メディアデザイン学)を取得。 ロボティックス、制御システム、組込システムの勉強からバーチャルリアリティとヒューマノイドを研究し、2012年視覚、聴覚や触覚を通して、自分自身の身体の延長としてロボットを感じることを可能なロボットシステム「TELESAR5」を研究開発した。2017年同じ技術の商品化を目指して共同創業者の富岡 仁とTELEXISTENCE社を設立。現在TELEXISTENCE社では遠隔操作、Deep Learning、強化学習を使いながら新しいビジネスにチャレンジしている。

 

 

株式会社HoloEyes CEO兼CTO
谷口 直嗣(たにぐち なおじ) 氏
医療向けAR/VR/MR開発を手掛ける HoloEyes社CEO兼CTO、女子美術大学非常勤講師。1970年生まれ、横浜国立大学建設工学科卒業後、日本総合研究所、ナブラを経て独立。ゲームのリアルタイム3D技術を応用した多用途なコンテンツの開発、ロボットアームとCG ソフトの連携アプリ開発などを手掛ける。2016年に共同創業者の杉本真樹氏とHoloEyes社を設立。

 

 

合同会社Re-al Founder/技術アドバイザー
新明 脩平(しんみょう しゅうへい) 氏
株式会社東芝にてEV向け非接触給電システムや高速鉄道の技術開発、製品化を牽引。慶應義塾大学大学院博士課程を早期修了後、2017年に同大学ハプティクス研究センター特任助教に着任。リアルハプティクスの事業化を促進するため、2018年に合同会社Re-alを共同創業。疑似旅行やエンターテインメント・アバター等の分野で利活用を目指す。博士(工学)。

 

 

<モデレーター>

株式会社シグマクシス デジタル・フォース シェルパ IoT & Roboticsチーム ディレクター
桐原 慎也(きりはら しんや) 氏
東京工業大学生命理工学部卒業後、外資系コンサルティングファームを経て、2013年にシグマクシス入社。 産業機械、電子機器、材料といった製造業を対象とした新規事業開発、R&D 革新といったテーマを数多く担当。インド拠点を活用した設計解析アウトソーシング事業立ち上げ経験も有する。 メーカー技術者向け研修講師、外部セミナー講師等を多数実施。新エネルギー・産業技術総合開発機(NEDO)の技術アドバイザー、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)審査委員も務める。 著書(監修)に『「新たなものづくり」3D プリンタ活用最前線』(NTS 出版)がある。

14:40〜16:10

  • セッションルームB

未利用資源を活用した食料生産
セッションパートナー:川崎重工業株式会社

アーステクニカ社は、植繊機*を軸にベンチャーや研究者と連携することでどのようなビジネスが描けるかを議論し、植繊機プロジェクトの加速を目指しています。本セッションでは、「未利用資源を活用した食料生産」というテーマで植繊機プロジェクトの一端をお話するとともに、聴講いただいた大手企業、ベンチャー、生産者の皆様と機器を活用した新しいバイオマスサイクルのプロジェクトの展開を図ります。
*植繊機は、草木類バイオマスを圧縮・混練しながら繊維を解繊・膨潤処理し資源化する装置です。

“詳細情報“

<登壇者>

株式会社アーステクニカ 営業部 環境営業課
萱場 時男(かやば ときお) 氏

草本系の資源化技術として膨潤処理機(商標名‐”植繊機”)を製造し、 自治体の剪定枝資源化設備を展開。草本系の原料を圧縮・混練・解繊・昇温することで性状に大きな変化を起こさせる。今後竹の活用・エリアンサスの活用の前処理技術として展開される事を目指している。

 


株式会社ファーメンステーション 代表取締役
酒井 里奈(さかい りな) 氏
未使用資源からエタノールと蒸留粕を製造する地域循環システムを展開。米由来のオーガニックエタノールや蒸留粕は化粧品や雑貨の原料として大手化粧品メーカーに販売する他、大手セレクトショップ向けのオリジナル商品の企画販売も実施している。廃棄物ゼロ、小スケールで自立可能な地域循環型システムを国内外に展開していく。現在は米が原料だが、今後は多様な原料を利用して付加価値をつけるプラットフォームを目指す。

 


有限会社アグリみと
草野 祐一(くさの ゆういち) 氏
「アグリみと」は、島根県益田市美都町を中心に、イチゴ、ベビーリーフ、水稲、水仙、茄子等の農産物の生産と販売を行う農業生産法人。中山間地域での農業生産のため、大規模化での経営効率向上が難しい。また冬場は山陰特有の日照が少なく、積雪もあり、通年での作物生産ができず通年雇用も行いにくい。そのような状況のなか、反収が高く冬場に栽培が可能なイチゴで中山間地域における農業生産の展開を行なっている。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 研究開発事業部・アグリガレージ研究所 所長
宮内 陽介(みやうち ようすけ) 氏
大学院修士、博士課程において「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともにダイズの多収栽培技術の確立を行った。リバネスでは自身の研究経験を活かし、小中高生と宇宙大豆や国産小麦ゆめちからの栽培研究を行う。現在は、墨田区のアグリガレージ研究所にて、企業やベンチャーとの共同研究も推進する。

16:20〜17:50

  • セッションルームB

町工場にアイデア相談して良いって知ってました?
ースーパーファクトリーが知識を製造する時代へ
セッションパートナー:株式会社MeTaMoJi

日本の町工場は世界を救う!
多くのベンチャーや研究者や大手企業の「課題」を「形」にするスーパーファクトリーがいま各地に生まれてきています。浜野製作所が生み出した匠相談所や、ユニクロ&東レとコラボしたPR企画の実例をもとに、スーパーファクトリーの代表である2社と、共に知識を生み出しているベンチャーや大企業の広報担当の方を交えて、知識を生み出せる町工場の事例と可能性について議論します。

“詳細情報“

<登壇者>


株式会社浜野製作所 経営企画部
小若 雅伸(こわか まさのぶ) 氏
早稲田大学国際教養学部を卒業後、浜野製作所へ入社。金属加工技術を基盤に、業界・地域を跨いだネットワークを築く浜野製作所にて、ものづくりを通じて社会課題を解決するエコシステムの構築を目指す。5年間の海外生活を生かし、このエコシステムのグローバル化に日々奮闘中。ハードウェア開発のご相談お待ちしております!!


seak株式会社 エンジニアリングマネージャー
佐藤 正大(さとう まさひろ) 氏
東京学芸大学卒業後、NTTデータへ入社。システムエンジニアとして、製造業向けIoTシステム・電力事業者向け送配電システムの開発に従事。その後、デジタルマーケティングのSaaSプロダクトを開発/販売するベンチャー企業へ参画。コンサルタント、プリセールス、プロダクトマネージャー、中途採用責任者として、幅広く活動。ベンチャー企業の拡大を経験。2018年10月、seakへ参画。栽培記録用のアプリケーション、ハウスをモニタリングするセンサーなど、LEAPシステムの開発全体を統括。

 


サンケイエンジニアリング有限会社 代表取締役
土場 義浩(どば よしひろ)  氏
大手メーカーを退職後、「加熱技術」をコアとしたベンチャーを起業。大田区の町工場パワーを背景に大学や大手企業のアタリ出し実験、装置の試作から産業用製造装置製造まで一貫して行う。顧客は食品から自動車、医療、半導体業界と広い。部品製作は最適な設備や技術を持つ近隣の工場に任せ、自社は実験・計測、試作組立場所として機能する、顧客にとっての「試作実験室」を目指す。



東レ株式会社 広報室
鈴木 太樹(すずき たいじゅ) 氏
2006年に入社後、営業担当、広告担当の後、2014年より株式会社ユニクロ、グローバルマーケティング部に出向。東レとユニクロで共同開発したヒートテックなどのマーケティングやPRに従事し、テクノロジーの可視化に挑戦。ニューヨークやパリで行われた展覧会では、アートとサイエンスという切り口でユニクロや東レのブランドを世界中に発信してきた。2018年11月より現東レ広報室に帰任し、ユニクロとの合同マーケティングや東レのグローバルPR活動の推進を行う。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス ものづくり研究センター センター長
藤田 大悟(ふじた だいご)
2007年東京工業大学大学院生命理工学研究科修了。学部時代毛利衛館長の下で日本科学未来館のボランティアの立上げ、科学イベントサークル東工大ScienceTechno設立、初代代表。 ボーイスカウト富士章。リバネスには創業時に参画し、世界最多の種子をISSに保管し、小中高生に研究してもらう民間初の「宇宙教育プロジェクト」の企画、小学生向けのロボット教室の開発、日本テレビのリアルロボットバトルの企画監修、肝付町と中高生向け人工衛星開発プロジェクトの企画、その他100近い企業の教育プログラムの開発を手がける。現在は、ものづくり研究センターを立ち上げ、世界中のベンチャーが求めるプロダクトを町工場と先端技術で最速で形にするしくみを研究開発。

10:00-12:00

  • セッションルームC

ゲノムと産業とぼくたち 〜ゲノム活用社会への取り組みと展望〜
セッションパートナー:株式会社カイオム・バイオサイエンス

近年、「ゲノム(遺伝情報)」の編集や読み取り技術の発展により、ヒトに限らず様々な生物においてゲノム基礎研究は大幅に発展した。これら知見や技術の蓄積に伴い、ゲノム情報に基づくヒトの疾患の発症や有無の判断や食品のゲノム編集といった実社会における活用を目指した動きが進んでいる。一方で、ゲノム情報や編集を行う技術を実社会でのサービスとして提供していくには多くの制限や課題がある。本セッションでは、ゲノム情報解析や編集技術に関わる革新的な技術を持つスタートアップ企業および研究者が、社会実装に向けた取り組みと課題について議論を行い、ゲノム活用社会の実現に向けた展望を明らかにしていく。

詳細情報

<登壇者>

近畿大学水産研究所 教授
家戸 敬太郎(かと けいたろう) 氏

近畿大学農学部水産学科卒業、近畿大学大学院農学研究科修士課程修了「博士(農学)」。近畿大学水産研究所助手、講師、准教授を歴任したのちに現職。近畿大学水産研究所白浜・富山実験場長を兼任。マダイを中心とした海水養殖魚の品種改良や養魚用飼料の開発,クロマグロの種苗生産技術開発、マアナゴやアカムツなどの新養殖魚種の開発など、海水魚の養殖に関する実用的な研究を幅広く行っている。

 


慶應義塾大学 医学部 腫瘍センターゲノム医療ユニット
加藤 容崇(かとう やすたか) 氏

北海道大学医学部腫瘍病理学分野にて博士(医学)取得。北海道大学医学部特任助教、ハーバード大学医学部付属マサチューセッツ総合病院腫瘍センターNabeel Bardeesy研リサーチフェローを経て、現在、北斗病院病理遺伝子診断科・腫瘍医学研究所および慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニットに勤務。癌遺伝子検査をリサーチベースではなく、クリニカルベースに乗せることで多くの癌患者からのゲノムデータの集積を行なっている。臨床データとin vitro、ex vivo(オルガノイド)のデータを統合し次世代の薬剤有効性の事前判定システムの構築を目指している。



徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域
生物生産科学分野 助教 
渡邉 崇人(わたなべ たかひと) 氏
徳島大学大学院博士後期課程修了「博士(工学)」。徳島大学農工商連携センター特任助教、徳島県立農林水産総合技術支援センター主任研究員を経て、現在は徳島大学大学院社会産業理工学研究部助教として、ゲノム情報・ゲノム編集技術を活用した産業有用昆虫の系統育種の研究を行う。専門は分子生物学、応用昆虫学。近日中にコオロギの食用利用を普及するベンチャー「(株)グリラス」を設立予定。



株式会社Rhelixa(レリクサ)  代表取締役社長
仲木 竜(なかき りょう) 氏

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了「博士(工学)」。計算生物学者。次世代シーケンサーより得られた網羅ゲノム・エピゲノム情報の解析アルゴリズムの開発・応用を専門とする。大学院在学中の2015年2月に株式会社Rhelixa(レリクサ)を設立。独自の解析アルゴリズムおよびノウハウを活用し、大学や研究機関、製薬企業、食品企業といった様々なクライアントに対して、ゲノムやエピゲノム情報を活用した基礎研究、製品開発の支援を行なっている。

 

<モデレーター>

株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長
瀬々 潤(せせ じゅん) 氏

東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。

 

14:40〜16:10

  • セッションルームC

創業者にきく、地域エコシステムの真実
セッションパートナー:日本ユニシス株式会社

地方創生に向けて様々な地域活性化の施策が実施される中において、雇用や活力.をもたらす新産業創出の旗手として地域発ベンチャーが注目されています。ベンチャーの成長に必要とされる「ヒト、モノ、カネ」に関して、都市部に比べて不利な点が多い地域において、産業をどのように生み、育てていけばよいのか。リバネス初の産学官金連携協定を結び、「共生型産業」の構築を目指す熊本県でその答えが導かれつつあります。現在は9つの地域に広がった地域エコシステム構築の取組みの源流である熊本県に焦点を当て、地域発ベンチャーとして飛躍をめざす創業者と応援する立場の大企業と共に、産業を地域に生み出す地域エコシステムの本質に迫ります。

詳細情報

<登壇者>

トイメディカル株式会社 代表取締役
竹下 英徳(たけした ひでのり) 氏

熊本県天草市出身。兵庫県立大学を卒業後、外資系製薬メーカーに入社。1998年に熊本へUターン後、リバテープ製薬株式会社で商品開発に従事し、2013年トイメディカル株式会社設立。2017年、第2回熊本テックプラングランプリにてあつまるホールディングス賞、第4回アグリテックグランプリにて𠮷野家を受賞。その後、排塩サプリメントDel Salt(デルソル)の販売を開始し、2018年7月にはロート製薬株式会社、株式会社リバネスと資本業務提携を実現した。

 


AMI株式会社 代表取締役
小川 晋平(おがわ しんぺい) 氏

熊本県熊本市出身。熊本大学医学部卒 循環器内科医。日本医師会認定産業医 日本内科学会内科認定医。2015年11月にAMI株式会社を設立し2017年に熊本県水俣市に本社を移転。心疾患の診断をアシストする聴診器「超聴診器」、質の高い遠隔医療を実現する「遠隔聴診ビデオチャットシステム」を開発。2019年には、熊本県水俣市において遠隔医療の実証試験をスタートした。第1回メドテックグランプリKOBEにて最優秀賞を受賞。



株式会社サイディン技術顧問/熊本大学大学院先導機構 特任准教授
久恒 昭哲(ひさつね あきのり) 氏
熊本大学薬学研究科 博士後期課程医療薬科学専攻修了 博士(薬学) 大手製薬会社での勤務を経て、2002年熊本大学薬学部助手、2013年より現職。熊本大学の博士課程教育リーディングプログラム『HIGO program』にて大学院生の指導にあたっている。熊本大学発ベンチャーである株式会社サイディンの技術顧問として参画。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 自然共生型産業研究所 所長
福田 裕士(ふくだ ゆうじ) 氏

大阪府和泉市出身。奈良先端科学技術大学院大学博士前期課程修了。畜産飼料卸売店が経営する養豚場に勤務後、2009年に株式会社リバネスに入社。入社して間もなく沖縄事業所に赴任し、地域の未利用資源の活用研究に取り組み、ブランド豚「福幸豚」を構築。2016年9月に熊本県に異動し、地域資源と人、そして世代を超えた人同士が共生する自然共生型産業の研究を推進している。株式会社福幸城ファーム 取締役。2018年4月に大阪本社に着任。

 

16:20〜17:50

  • セッションルームC

冬眠する人類〜その時ヒトの身体はどう進化を遂げるのか。
セッションパートナー:協和発酵バイオ株式会社

クマやリスなどの冬眠動物は、基礎代謝を通常時の1~25%まで低下させ、エネルギーの消費を最小限に抑えることで、餌のない時期や厳しい寒さを乗り越えることができます。これをヒトに応用すれば、重症患者の搬送や再生臓器の長期ストックなどの医療課題を解決し得ると期待されています。しかし、長期間に渡り食事を摂取しない冬眠は、我々の体にとって完全なる”非日常”であり、近年、病気の発症や健康維持に密接に関わるといわれる腸内細菌等の常在細菌にも大きな影響を与えるかもしれません。果たして、人類が冬眠する時代が訪れた時、ヒトの身体や寿命のあり方はどのように変化していくのでしょうか。冬眠研究の第一人者、腸内細菌解析のプロフェッショナルを交えて議論します。

詳細情報

<登壇者>

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト 研究員
砂川 玄志郎 (すながわ げんしろう) 氏

2001年より小児科医として救急医療・麻酔・集中治療に従事。京都大学大学院医学研究科にて博士(医学)取得。2006年から「なぜ動物が眠るのか」という問いに答えるために生理学・遺伝学・情報工学を組み合わせて個体レベルのシステム生物学を実践。2015年からは理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクトでマウスを用いた冬眠研究を開始。個体を用いた系のみならず、細胞を用いた代謝評価系を用いて冬眠の原理解明ならびに臨床応用を目指している。医学・生物学・情報工学を組み合わせた研究スタイルが持ち味。

 

株式会社メタジェン 執行役員COO/慶應義塾大学 先端生命科学研究所 特任助教
村上 慎之介(むらかみ しんのすけ) 氏
2016年に株式会社メタジェンに入社。2018年より執行役員COO。およそ10年に渡り腸内細菌に関する研究に従事し、便の保存技術の開発、日本人腸内環境データベースの構築、腸内環境制御技術の実用化に向けた研究開発等を行ってきた。また、温泉療法学を専門とし、2015年には長湯温泉(大分県竹田市)の飲泉研究を行い、抗肥満に寄与する可能性がある腸内細菌を増やすことや、糖尿病の予防や改善につながる可能性があることを示した。2018年、日本温泉気候物理医学会 研究奨励賞を受賞。



株式会社ウェルナス 代表取締役
小山 正浩(こやま まさひろ) 氏
2008年から信州大学農学部で新規機能性食品の研究を開始、2013年に博士課程を修了し農学博士取得後も研究員としてアカデミックな世界で過ごす。自身の研究成果(ナス)で自律神経活動不調による高血圧および睡眠障害が改善したことから、同じ悩みを持つ人へこの成果を届けたいという想いで(株)ウェルナスを2017年に起業。「食で実効的な健康を届ける」ことを夢に日々活動中。2019年4月からL-HUB TORANOMONに本社移転予定。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役副社長 CTO
井上 浄(いのうえ じょう)
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

 

2019年3月9日(土) 9:00 – 20:00

メインホール セッションルームA セッションルームB セッションルームC ポスター会場&
ベンチャーブース
9:00-9:15 開会式アワード
9:20-9:50 基調講演アワード
10:00-12:00 リバネス研究費アワードアワード2019 100億人を養う地球の耕し方を考えるアワード 研究者発ベンチャーと大企業が作る新たな研究と事業アワード ワクワク研究が起こす教育大革命アワード
12:10-12:50 ランチョンセミナーアワード アワー
13:00-14:30 新規テーマは海に漕ぎ出せば見えてくる
〜未探索のフィールドから生まれる研究と事業の種〜
アワード
アワー アワー ポスター&ブース
コアタイムアワード
14:40-16:10 テクノロジーで拡張するおいしさの世界アワード 人工知能前提社会におけるヒトの価値とは? 〜すべての人が活躍する未来を創造する〜アワード 学びの環境のリ・デザイン〜仲間を巻き込み世界の課題を解決できる次世代を育てるには?アワード 第2回細胞農業会議
〜実用化が見えてきた!細胞農業・培養肉の最前線〜
アワード
16:20-17:50 知識の源流を探る
~分野の壁を超えることは価値ある着想を生み出しうるのか?~アワード
三菱電機アイデアプラスアワード 世界で一番アツい研究所を構想する
~次世代と考える、研究者の成長を加速する場所とは~アワード
医療と研究開発を結ぶ情報エコシステムの実現に向けてアワード
17:50-18:20 表彰式アワード
18:30-20:00 アワー 懇親会@ホワイエアワード

9:00〜9:15

  • メインホール

開会式

9:20〜9:50

  • メインホール

基調講演

Interactive Matter & Fabrication:
マテリアルから拡げる実世界インタラクション

ディスプレイ技術の進歩に応じて、フィジカル世界とデジタル世界は重畳され、その垣根はより緩やかなものになってきました。筧氏は、光学的な視覚情報の重畳にとどまらず、物理空間を構成する多様な素材に注目し、コンピュテーショナルにその表現力を高め、実世界にさらに豊かなモダリティを介するインタラクションをもたらす手段の開発に取り組んでいます。本講演では筧氏らが実践する、色や形状・動きを動的に変化させるためのマテリアルの研究や、そのファブリケーション手段、およびそれらを用いたインタラクティブな表現について紹介します。

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<登壇者>


東京大学 大学院情報学環 准教授 博士(学際情報学)
筧 康明(かけひ やすあき) 氏
インタラクティブメディア研究者、メディアアーティスト。博士(学際情報学)。慶應義塾大学、 MIT等での活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環准教授。先端技術を駆使し、人間の感覚・知覚や物理素材の特性を拡張するインタラクション表現の開拓を行う。工学研究のほか、国内外で作品展示を展開し、ACM CHI Best Paper Award 、科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞など受賞多数。http://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp

 

10:00〜12:00

  • メインホール

リバネス研究費アワード2019

リバネス研究費採択者による口頭発表の中から、最も異分野融合に相応しいと認められる若手研究者を選び、年間最優秀賞を贈る表彰制度です。40歳以下の多様な分野の若手研究者がプレゼンテーションを行い、企業審査員による審査を行います。

 

 

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【発表者一覧】(敬称略)

中西金属工業賞
テラヘルツ帯フレキシブル検査デバイスと非破壊検査応用
鈴木 大地
理化学研究所 創発物性科学研究センター 量子効果デバイス研究チーム
関西電力賞
ナッジによる省エネルギー行動誘発に向けた情報デザイン法の構築
糸井川 高穂
宇都宮大学地域デザイン科学部
自然史研究奨励賞
ナメクジ類の寄生虫ファスマラブディティス属線虫の病害性と分布について
脇 司
公益財団法人目黒寄生虫館
超異分野・ヘルスケア研究創出賞
グルテン制限食が有効であった治療抵抗性統合失調症の一例
本山 美久仁
兵庫医科大学精神科神経科学講座
町工場IoT賞
組立製造業における生産効率向上のための消費電力データからの作業内容推定
神谷 知貴
工学院大学
関西電力賞
現代における植物と人間関係の再構築で可能になるよりよい社会に向けた研究
鎌田 美希子
千葉大学大学院
𠮷野家賞
業務用厨房内の環境が調理従事者の疲労度や集中力に与える影響
須藤 美音
名古屋工業大学
池田理化再生医療研究奨励賞
間葉系幹細胞の1細胞解析に基づく新規再生医療技術の開発
高田 仁実
奈良先端科学技術大学院大学
ウェルネス・エイジングケア賞
心拍変動解析と機械学習に基づいた前駆期レビー小体型認知症診断支援AI
仲山 千佳夫
京都大学大学院 情報学研究科
ウェルネス・エイジングケア賞
時計が人に与える効果の解明に基づく時計制御による行動支援
櫻井 翔
電気通信大学

 

13:00〜14:30

  • メインホール

シンポジウム
新規テーマは海に漕ぎ出せば見えてくる
〜未探索のフィールドから生まれる研究と事業の種〜
セッションパートナー:日本財団

科学技術の発展に伴い、すでに分かっていること、お金と時間をかければできること、ロボットと人工知能に任せられることはどんどん増えている。そんな中、私たちヒトが知的好奇心と開拓心を向ける先として身近にあるフィールドが「海」だ。9割が未探索であり、陸上や宇宙で培った技術が通じない海水に満ちた環境。一方で、地上とは異なる生命圏は、豊かな食料資源であり、有用物質の宝庫でもある。本セッションでは、日本財団とリバネスの共同事業として進める海洋プロジェクトの中から、海底地形図作成の革新的技術開発に挑むチームと海洋を舞台に新事業創出に挑むチームが登壇し、海から生まれる新たな研究・事業テーマについて紹介する。

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<登壇者>
成光精密株式会社 代表取締役
高満 洋徳(たかみつ ひろのり)氏
1976年生まれ岡山県出身。2001年に大阪市港区で産業用工作機械の部品加工業を始める。2007年に法人化(社名:成光精密株式会社)現在、プロトタイプ品を主に製作。2019年にオープンイノベーションによる新しい製品の企画・開発に向けて、多様な企業、大学・研究機関等と交流を行う拠点としてGarage Minato(ガレージミナト)を立上げ、DeSETプロジェクトへ参画し、世界のものづくりの課題を解決すべく取り組んでいる。

Biologging Solutions Inc. 代表取締役
小泉 拓也(こいずみ たくや)氏
2008年カルフォルニア大学卒業を経て、2010年京都大学情報学研究科にて修士過程修了。幼少期から海の近くで育ち、海洋生物に興味を持つ。これまでにキタゾウアザラシ、ウミガメ類を研究。また、サンゴ礁の保護と石垣島の持続的発展に情熱を燃やす。バイオロギングを通じて次の世代の子どもたちにサイエンスの楽しさを知ってもらったり、環境問題に興味を持ってもらうことが夢。

株式会社ライトハウス CEO
新藤 克貴(しんどう かつき)氏
東京大学経済学研究科経営専攻修了。大学では主に中小の製造業の研究に従事。その後、経営コンサルティング会社戦略部門にて主に大企業の新規事業立ち上げや先端技術の事業化、ヘルスケアベンチャーにて共同創業者CSO/CFOとして基本戦略の立案から複数回のファイナンスをリード。2017年に「未知を拓く」を企業理念として株式会社ライトハウスを創業。現在は船舶海洋領域をメインとし、現在開発している船団運営支援サービスは100隻以上の漁業者に愛用されている。

鳥取大学 工学部 化学バイオ系学科 准教授
八木 寿梓(やぎ ひさし)氏
鳥取大学大学院医学系研究科修了 博士(再生医科学)。蛋白質の物性の視点から蛋白質の異常凝集で発症する難治性疾患の分子機構の解明に従事。2014年に鳥取大学に着任してからは、得られた知見と地域資源の利活用を組み合わせた研究を展開し、地域課題をクリアすべく社会実装に向けて取り組んでいる。第1回マリンテックグランプリに出場してからは、企業との繋がりが増え加速的に進んでいる。

国立高等専門学校機構 和歌山工業高等専門学校 生物応用化学科 准教授
楠部 真崇(
くすべ まさたか)氏
徳島大学大学院工学研究科博士後期課程修了。幼少期に見た魚の図鑑で深海に興味を持ち、大学では細胞膜の高圧力特性を調査する研究を行う。現職では、深海微生物の単離や環境適応について調査を進めている。現在は、バイオセメントを使った環境に優しいアマモ場の再生研究を実施しており、地域や小学校を巻き込んだ海洋環境保全に取り組んでいる。

<モデレーター>
株式会社リバネス 研究開発事業部 部長
西山 哲史(にしやま さとし)
筑波大学大学院生命環境科学研究科修了。ミトコンドリア病に対する遺伝子治療法の開発をテーマに研究を行い、博士(理学)を取得。既存からの延長線上にない新しい研究テーマが生まれ、またそれらが社会への価値提供に繋がる仕組みを構築すべく、様々な研究開発プロジェクトに関与。2017年よりDeSETプロジェクトリーダーとして、海底地形図100%完成のための技術開発を推進している。

14:40〜16:10

  • メインホール

テクノロジーで拡張するおいしさの世界
セッションパートナー:江崎グリコ株式会社

おいしさは、甘い、苦いといった単なる味覚レベルの話ではなく、嗅覚、視覚、触覚、聴覚や、体調、さらには過去の経験など様々な要素が絡んで生まれるより高次な感覚である。味や香りなどのセンサーやVRの活用により、研究レベルでおいしさについての理解が大きく進展している。本セッションでは、五感とおいしさの関係を理解する糸口となる最先端の研究に取り組んでいる研究者らを交えて、おいしさとは何かについて議論する。さらに、最新の知見やテクノロジーによって、新しい調理法や食文化など、これからどのような食の世界が生まれてくるかについて議論を展開する。

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<登壇者>

九州大学高等研究院 特別主幹教授/五感応用デバイス研究開発セ ンター 特任教授
都甲 潔(とこう きよし)氏
九州大学大学院工学研究科博士課程修了 工学博士。システム情報科学研究院教授着任後、2018年より現職。世界に先がけて味覚センサを開発すると同時に、近年では超高感度匂いセンサの開発に成功し、種々の省庁との連携も図っている。

 


電気通信大学大学院 情報理工学研究科 情報学専攻 特任助教
櫻井 翔(さくらい しょう)氏
2007年群馬大学社会情報学部社会情報学科卒業。2014年東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。同大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻特任研究員、首都大学東京大学院システムデザイン学部知能機械システムコース特任助教を経て、2016年電気通信大学情報理工学研究科情報学専攻特任助教(現職)。人間の情報処理メカニズムを利用した身体性拡張手法の研究に従事。博士(工学)。マンガ家。

 


宮城大学 食産業学群 教授
石川 伸一(いしかわ しんいち)氏
東北大学農学部卒業、東北大学大学院農学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、北里大学助手・講師、カナダ・ゲルフ大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、宮城大学准教授などを経て、現職。博士(農学)。 研究の専門は、分子調理学。主な研究テーマは、調理現象の分子レベルでのメカニズム解明に関する研究など。 著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)などがある。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス アグリガレージ研究所・教育開発事業部
伊地知 聡(いじち そう)
大阪市立大学大学院工学研究科修了。大学ではグリシルリチン酸誘導体を用いたヒト甘味レセプター構造決定の研究に従事。リバネス では、研究者と次世代を繋ぐ教育事業を軸とし、主に食品・化学系企業を担当。中高生の学会「サイエンスキャッスル 」の立ち上げにも関わり、現在は小中高生とともに精神・運動ストレスによる味覚応答変化の研究などを行なっている。

16:20〜17:50

  • メインホール

知識の源流を探る
~分野の壁を超えることは価値ある着想を生み出しうるのか?~
セッションパートナー:株式会社フォーカスシステムズ

産業界の刺激を受けて、アカデミアの研究者は変わるのか?昨今、産業界は外部との連携を活発に模索しはじめている。旧来であれば、その動きは企業側が共同研究の対象を探し打診するという流れが多かったが、最近その流れは変わりつつある。企業が掲げるテーマに対して、研究者たちがそれぞれの視点や専門性をもって様々なアプローチを投げかける、あるいは研究者自身が起業して連携を提案するといった形で、双方向の知識の混ざり合いが生まれるようになった。この変化は、アカデミアにおける研究テーマの着想にも影響を与えているのではないか。
本セッションでは、将来の変革をもたらしうる新しい技術・知識に至る研究がどのようなきっかけから生まれるのか、その源流に迫る議論を行う。

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<登壇者>

京都大学霊長類研究所 ゲノム細胞研究部門 ゲノム進化分野 助教
今村 公紀(いまむら まさのり) 氏
富山県高岡市出身。博士(医学)。金沢大学理学部、奈良先端科学技術大学院大学、京都大学大学院医学研究科、三菱化学生命科学研究所にて学生時代を過ごした後、滋賀医科大学 特任助教、慶應義塾大学医学部 特任助教、理化学研究所 客員研究員を経て、2013年より現職。幹細胞の視点からヒト進化や生後発育の研究に取り組んでいる。リバネス研究費として、ライフテクノロジーズジャパン賞(第18回)、オンチップ・バイオテクノロジーズ賞(第24回)、SCREENホールディングス賞(第29回)、L-RAD賞(第36回)を受賞。

 

滋賀大学 教育学部 准教授 / 株式会社イブケア 取締役
大平雅子(おおひら まさこ) 氏
2011年大阪大学大学院医学系研究科博士後期課程修了。同年長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター産学官連携研究員。同年滋賀大学教育学部講師。2015年同大学教育学部准教授。大学院在学中から一貫して唾液中のホルモン等によるストレス評価研究に従事。近年は体組織液・爪・毛髪由来の生化学物質による心的ストレス評価など、唾液を用いないストレス評価の方法論の研究開発にも従事している。博士(医学)。

 

 

大阪大学医学系研究科 組織・細胞設計学共同研究講座 特任准教授 / 株式会社マイオリッジ 技術顧問
南 一成(みなみ いつなり) 氏
2003年3月京都大学理学部生物科学専攻生物物理学教室神経生理学講座 博士課程修了(理学博士)。新規化合物を用いて低コストで安定な細胞分化培養液と細胞培養法を開発し、iPS細胞から高品質の心筋細胞を大量生産して安定供給する研究開発を行っている。この新規培養技術を用いて、より高次の細胞組織を実用化するための基盤作りを目指す。2016年にiPS細胞由来の心筋細胞の大量培養を目指すバイオベンチャー、株式会社マイオリッジ技術顧問に就任。2017年より大阪大学医学研究科 組織・細胞設計学共同研究講座 特任准教授。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役社長COO
髙橋 修一郎
(たかはし しゅういちろう)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

 

17:50〜18:20

  • メインホール

表彰式

10:00〜12:00

  • セッションルームA

100億人を養う地球の耕し方を考える
セッションパートナー:小橋工業株式会社

現在、農業分野では多くのIoTツールや人工衛星の活用などに対する期待が高まっています。しかし、農業の根幹をなす土壌については、現代科学をもっても未解明な部分が多く残っています。急激に人口が増える近未来において、我々人類はどのように限りある資源であり謎多き土を耕すべきなのでしょうか。
森林総合研究所の主任研究員であり、2018年に光文社より出版された「土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて」の著者である藤井一至氏によるキーノートスピーチを元に、「地球を耕す」を新たな理念に掲げる農機メーカー、小橋工業株式会社代表の小橋正次郎氏、農と食の未来を創造するアグリテックカンパニーの株式会社ファームシップ代表の北島正裕氏、株式会社リバネス グループCEOの丸幸弘を交えた4名によるパネルディスカッションを行います。

詳細情報

<登壇者>


小橋工業株式会社 代表取締役社長
小橋 正次郎(こばし しょうじろう) 氏

1982年岡山県生まれ。青山学院大学卒業。早稲田大学大学院経営管理研究科在学中。2008年小橋工業株式会社入社。2016年同社4代目代表取締役社長に就任。同社は1910年創業、国内唯一の「耕うん爪と耕うん作業機を開発するメーカー」。1964年日本初、大型トラクタ用耕うん作業機開発。1978年世界初、爪式代掻き作業機開発2006年世界初、オートあぜ塗り機ガイア開発。2007年日本初、格付投資情報センターR&Iの最高格付「aaa」を取得。2017年株式会社ユーグレナの第三者割当増資を引き受け、資本提携締結。水田造成技術を活用したミドリムシ培養設備の建設方法を確立し、耕作放棄地を用いた国産バイオジェット・ディーゼル燃料事業の実用化を目指す。

 


国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員
藤井 一至(ふじい かずみち) 氏

土の研究者。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科にて博士(農学)取得後、京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。カナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、土の成り立ちと持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。著書に2019年新書大賞12位の『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』(光文社)、『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』(山と溪谷社)など。

 


株式会社ファームシップ 代表取締役
北島 正裕 (きたじま まさひろ) 氏 

2014年、安田瑞希と株式会社ファームシップを設立。関連会社である株式会社富士山グリーンファーム、株式会社オーシャン、ディスカバリーライン株式会社、MGCファーミックス株式会社の代表者・役員を務め、グループ経営全般の他、生産技術開発、流通事業、人材育成事業を担当。全国に5個所の大規模植物工場を立ち上げ運営する実績を持つ。食品加工、創エネ・再エネ、環境関連事業と農業が一体になった産地開発に取り組むほか、静岡県「食と農が支える豊かな暮らしづくり審議会」の委員も務めている。

 

<オーガナイザー>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ)
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。大学院在学中に理工系学生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナなど多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。

 

12:00〜12:50

  • セッションルームA

ランチョンセミナー
介護・福祉の課題はAI・センサーテクノロジーで解決できるのか?
セッションパートナー:損害保険ジャパン日本興亜株式会社
フードスポンサー:株式会社𠮷野家ホールディングス

少子高齢化の波が押し寄せる日本。担い手不足から介護・福祉の現場には課題が山積し、至るところで悲鳴があがりはじめています。 いま我々が見えている課題は氷山の一角に過ぎず、平均寿命が延伸しつづける現代社会において、さらに深刻化するでしょう。今後、介護者と要介護者の双方が健やかに人生を全うするしくみ作りこそが、人類の重大な使命となります。 近年、この打開策として、AIやIoT、センサー技術などによる介護・福祉改革が取り沙汰されていますが、果たして本当にこれらのテクノロジーは救世主となりうるのでしょうか。本セッションでは、熟練者の介護ノウハウを伝授するAIや、排泄センサー、睡眠テックを開発するベンチャーたちが集まり、介護・福祉の未来を語ります。

詳細情報

<登壇者>

株式会社エクサウィザーズ 代表取締役社長
石山 洸(いしやま こう) 氏

東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻修士課程修了。2006年4月、株式会社リクルートホールディングスに入社。同社のデジタル化を推進した後、新規事業提案制度での提案を契機に新会社を設立。事業を3年で成長フェーズにのせ売却した経験を経て、2014年4月、メディアテクノロジーラボ所長に就任。2015年4月、リクルートのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyを設立し、初代所長に就任。2017年3月、デジタルセンセーション株式会社取締役COOに就任。2017年10月の合併を機に、現職就任。静岡大学客員教授、東京大学政策ビジョン研究センター客員准教授。

 


株式会社aba 代表取締役
宇井 吉美(うい よしみ) 氏

2011年、千葉工業大学在学中に株式会社abaを設立し、代表取締役に就任。中学時代に祖母がうつ病を発症し、介護者となる。その中で得た「介護者側の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進む。 特別養護老人ホームにて、介護職による排泄介助の壮絶な現場を見たことをきっかけとして、においセンサーで排泄を検知する「排泄センサーHelppad(ヘルプパッド)」の製品化に向かう。

 


株式会社ニューロスペース 代表取締役CEO
小林 孝徳(こばやし たかのり) 氏

SleepTechベンチャーニューロスペース、代表取締役社長 受験生から社会人時代まで自身の睡眠障害の経験をきっかけに、この社会問題を解決すべく、2013年12月株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し 『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。大企業を中心に30社の導入まで一人で営業をこなし、企業で働く多くの従業員の睡眠改善を実現。更に、学校現場でも『睡眠教育』の普及に取り組み、生きる上で大切な知恵である睡眠を教育で学べるよう多くの機関と連携をし進めている。 三大欲求の1つである睡眠を、現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界を目指している。 【理想的な睡眠時間】7時間30分

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ) 

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。大学院在学中に理工系学生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナなど多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。

14:40〜16:10

  • セッションルームA

人工知能前提社会におけるヒトの価値とは?
〜すべての人が活躍する未来を創造する〜
セッションパートナー:株式会社𠮷野家ホールディングス

「ロボット、人工知能などテクノロジーが急速に進化する中、ヒトが活躍する場所は変化するだろう。人が人らしく働くために、ヒトはどのように価値を発揮していくことになるのか。全ての人が活躍する機会を提供するためにはどうしたら良いのか。世界3,399店舗を展開し、サービス業として多くの人の雇用し続ける𠮷野家ホールディングスの代表取締役社長 河村泰貴氏、最新のバイオテクノロジー、人工知能技術をもとに「人間とは何か」を考えることを通じ、楽しく健康に暮らせる、よりよい社会を創造する方法を考え、創っていく株式会社ヒューマノーム研究所、代表取締役社長瀬々潤氏と共に、研究者、ベンチャー、大企業、町工場が集まる場で全ての人が活躍する未来についてディスカッションを行う。

詳細情報

<登壇者>

株式会社𠮷野家ホールディングス 代表取締役社長
河村 泰貴(かわむら やすたか) 氏

1993年㈱吉野家ディー・アンド・シー(現:㈱吉野家ホールディングス)入社。吉野家の店長、スーパーバイザー、経営企画部門を経験した後、2004年にグループ会社である㈱はなまるに転籍。2007年には、㈱はなまるの代表取締役。2012年に㈱吉野家ホールディングス代表取締役となった後、2014年からは㈱吉野家の代表取締役を兼任。

 


株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長
瀬々 潤(せせ じゅん) 氏

東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ) 

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。大学院在学中に理工系学生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナなど多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。

16:20〜17:50

  • セッションルームA

三菱電機アイデアプラス2.0
セッションパートナー:三菱電機株式会社

大企業には、まだ十分に活用し切れていない技術が多数眠っています。それらの技術が持つ可能性を検討する場、社会実装する機会を増やす試みとして、2018年12月にプロジェクトがスタートしました。その後、約3カ月の期間をかけ、大学・研究機関・町工場から集まった人材がチームを組み、三菱電機が提供する技術の新たな用途を検討、昨年第7回超異分野学会で考案したビジネスプランを発表しました。

「三菱電機アイデアプラス」のセッション発表から1年、このプロジェクトはシンガポールまで広がり、現地大学の学生やスタートアップも加わるまで大きくなりました。現在、日本とシンガポールの2カ国において、ビジネスプランの実現に向けた実証実験が始まっています。これらのプロセスそのものが、今まで大企業にとって交流のなかった分野との出会い、自社製品・サービス以外への技術転用に目を向ける機会となり得る、とリバネスは考えます。

本セッションは、新たな用途を検討した提案者が取組んでいる4つの取組み内容について発表します。本発表を通じて、大企業が異分野と出会うことのできる新しい方法論とそのプロセスを共有できると考えます。

“詳細情報“

●プロセス図

●技術紹介
空気の膜で粉塵や水滴、氷雪の付着を防ぐ「スマートエアコーティング」
ナノ微粒子を疎水性樹脂へ分散させる技術を高度化した独自の超撥水材料です。マイクロメートルサイズの凹凸構造を形成することができ、この構造が空気の膜を形成するので、粉じんや水滴・氷雪の付着を抑制します。塗布は金属からプラスチック、紙など基材を選ばず可能です。


●発表プラン

新規用途案1

メンテナンスフリーの植物工場

株式会社リバネス アグリガレージ研究所
プラント& フード室 室長
井上 剛史

 

新規用途案2


ドローン活用による屋根メンテナンス事業

株式会社リバネス
投資育成研究センター センター長
大坂 吉伸

 

 

新規用途案3


汚れない計器

株式会社木幡計器製作所 

代表取締役
木幡 巌

 

新規用途案4

迅速性・正確性が向上したマイクロ流体デバイス

StratifiCare Pte Ltd 

Chief Exsecutive Officer
Mr. Chua Anthony

10:00〜12:00

  • セッションルームB

研究者発ベンチャーと大企業が作る新たな研究と事業
セッションパートナー:三井化学株式会社

アカデミアには、技術を社会実装したい、世界を変えたいという情熱を持った研究者がたくさん眠っています。そういった研究者たちがベンチャーを興し事業化を目指す際に、様々な困難や壁があります。多くのリソース、ネットワーク、ノウハウ、資金を有している大企業と組むことで、その壁を乗り越え、双方で世界を変える新たな事業や研究を共創できる可能性があります本セッションでは、アカデミアにいる情熱を持つ研究者による社会実装の最前線と課題、大企業によるベンチャー企業との連携の狙いと課題、その課題に対する大企業の連携促進に向けた取り組み(組織体制や枠組み)、ベンチャー企業と大企業の連携事例や双方の今後の対応について議論します。

“詳細情報“

<登壇者>

株式会社セルファイバ 取締役
柳澤 佑(やなぎさわ ゆう) 氏

東京薬科大学 生命科学部 環境生命科学科卒業。東京大学大学院 化学生命工学専攻 博士(工学)。2011年3月まで株式会社リバネスにて企画開発業務に従事。2018年3月、平成29年度東京大学工学系研究科研究科長賞・東京大学総長賞。2018年5月よりセルファイバ取締役に就任。2018年6月よりAMED「細胞ファイバーを利用した抗体製造のための高密度連続生産技術の開発」研究開発代表者。

 


株式会社カワノラボ 代表取締役
河野 誠(かわの まこと) 氏

近畿大学総合理工学研究科化学専攻博士前期課程修了。大阪大学理学研究科化学専攻博士後期課程にて博士号取得。博士(理学)、専門は分析化学、界面科学、磁気科学。近畿大学では森重研究室(無機化学)にてクロマトグラフィ固定相表面の物理化学、大阪大学大学院時代は渡會研究室(分析化学)にて磁場を用いた微粒子分離分析法の開発に取り組む。
2011年に科学技術振興機構A-STEP若手起業家タイプに採択、2014年まで大阪大学産学連携本部特任研究員として同プロジェクトを遂行。2015年7月に株式会社カワノラボを創業。現在に至る。

 


国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 研究戦略部
連携主幹
尹 祐根(ゆん うぐん) 氏

東北大学博士(工学)。東北大学助手、産業技術総合研究所の主任研究員を経て産総研発ベンチャーのライフロボティクス株式会社を2007年に創業。15億円の資金調達を実施しつつ、肘のない協働ロボットCOROを2016年から販売。ファナック株式会社が2018年に買収し、完全子会社化。 代表取締役CEO&CTOの任期満了に伴い、産業技術総合研究所に復帰。

 


三井化学株式会社 次世代事業開発室 コーポレートベンチャリンググループ所属 サブグループリーダー
林田 英樹(はやしだ ひでき) 氏
大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻 博士後期課程修了、博士(理学)、神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻 博士課程前期修了 経営学修士。現在、三井化学株式会社次世代事業開発室 コーポレートベンチャリンググループ所属、サブグループリーダー。日系化学会社16年・外資系化学会社13年と通算29年化学産業で活動中。グローバルでの機能性化学品の研究開発から事業部マネジメントに加え、ベンチャー投資業務まで幅広く経験。特に日本企業に在籍中は、青色LED用途の材料開発テーマ提案から事業化・グローバル事業マネジメントまでを経験。LEDによる社会変革に大きく貢献した。大企業の持つ資源と他の企業、大学、ベンチャーの保有する技術を組合わせて、新事業創成するイノベーター。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 投資育成研究センター センター長
大坂 吉伸(おおさか よしのぶ) 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、修士(経営学)。三菱UFJ銀行、国際協力銀行を経て、東京大学生産技術研究所(特任研究員)、科学技術振興機構(ACCELプログラムマネージャー)を歴任。リバネス入社後、研究者の研究成果の事業化支援、及びベンチャー企業の投資育成を担う。 株式会社グローカリンク代表取締役社長、リアルテックファンド グロースマネージャーを兼務。

14:40〜16:10

  • セッションルームB

学びの環境のリ・デザイン
〜仲間を巻き込み世界の課題を解決できる次世代を育てるには?
セッションパートナー:大阪明星学園

変化の激しい時代を生き抜く次世代をいかに育てるか?世界の課題を発見し、その解決に向かって行動を起こすことのできる次世代の育成は社会の共通ミッションです。多様な興味や素質を持つ生徒の学びを後押しするため、学ぶ環境も進化する必要があることは言うまでもありません。
本セッションでは、先進的な教育プロジェクトを推進するリーダーが一同に会し、時代を生き抜くために必要な力、未来に向けた学びについて議論します。

詳細情報

<登壇者>

株式会社ISSJ 代表取締役/Manai Institute of Science and Technology 代表 エデュケーション デザイナー
野村 竜一 (のむら りゅういち) 氏
東京大学 教養学部広域科学科卒業後、NHK、株式会社USEN、アクセンチュア株式会社を経て「旧態依然とした教育が人の学びを阻害している。学びをアップデートさせたい」との思いから起業。論理的思考力養成の学習教室「ロジム」を運営している。2014年よりサイエンスに特化したインターナショナルスクール設立プロジェクトを始動。2019年秋にManai Institute of Science and Technology開設予定。固定観念を縛られない学びのあり方を追求しつつ「人類共通の言語であるサイエンスを武器に世界中で夢をカタチにし、課題を解決する」そんな人物を多く輩出することを目指している。

 


ハイラブル株式会社 代表取締役社長
水本 武志(みずもと たけし) 氏

2006年に大阪府立工業高等専門学校を卒業し、2013年に京都大学大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 博士後期課程修了。博士(情報学)。2011年より学振特別研究員DC2採用。2013年(株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン リサーチャ。その後、2016年11月にハイラブル(株)を創業し代表取締役に就任。学校・研修などの場で、のべ6000人以上の議論を分析。

 


大阪明星学園 明星中学校・高等学校 教諭
塚原 智也(つかはら ともや) 氏

大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)地域文化学科卒業。2000年より大阪明星学園明星中学校高等学校英語科教諭として赴任。大阪府私学英語教育研究会幹事。昨年から、生徒のメタ認知力・英語読解力向上に向けて、大学の研究者やベンチャー企業と連携し、新たな授業開発に取り組んでいる。また、顧問を務める放送部では生徒の制作した短編映像作品が「SHORTSHORTS FILM FESTIVAL & ASIA2018」学生部門に入選、NPO法人映画甲子園主催の「高校生のためのeiga worldcup2018」ではミュージックビデオ部門で最優秀作品賞を受賞する成果をあげる。今年3月10日には放送部主催で映画の上映とアコースティックライブのイベントを企画するなど、様々な分野でアクティブに活動する。

 


株式会社リバネス 代表取締役社長COO
髙橋 修一郎(たかはし しゅういちろう) 氏

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。設立時からリバネスに参画。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 教育総合研究センター
中嶋 香織(なかしま かおり)
「小学生のための生命科学研究所」バイオディスカバリーラボ所長。JSTジュニアドクター育成塾採択事業NESTプロジェクト シニアメンター。リバネス研究開発事業部を経て2018年11月より教育開発事業部に席を移し、次世代研究者の育成と実践的な研究活動を通した教育効果の実証に注力する。持続可能な次世代研究者の発掘育成プラットフォームの構築を進める。

16:20〜17:50

  • セッションルームB

世界で一番アツい研究所を構想する
~次世代と考える、研究者の成長を加速する場所とは~
セッションパートナー:株式会社ジェイテクト

中学校、高校の学習指導要領の改訂や高大連携の推進も相まって、中学生、高校生のうちから本格的な研究を始める人たちが増えてきています。彼らの多くは自宅や学校を「ラボ」にし、インターネットを使って多様な人とディスカッションしながら、自由な発想で研究を進めています。「研究キャリア」の始まりは、もはや大学ではなくなってきた今、多様な研究キャリアを歩む研究者が育つために必要なのはどんな環境やネットワークなのでしょうか。
本セッションでは、中高生から研究を始めた「超若手研究者」とともに、自由な発想で研究ができる「世界で一番アツい研究所」を構想します。従来の枠組みにとらわれない環境で、「こんな研究所があったらいいのに」を妄想・構想し、実現に向けての一歩を創りましょう。

“詳細情報“

<登壇者>

北海道大学 水産学部 1年
佐藤 寛通(さとう ひろみち)さん

中学生のときに研究活動を始める。愛媛県立松山南高等学校在籍時には、CO2がミズクラゲの捕食行動に与える影響についての研究を行い、マリンチャレンジプログラム2017に参加。中国・四国ブロックから選出され全国大会にも出場した。プログラムを通じて未知なる海の解明に対する夢が膨らみ、水産学部への進学を決める。これまでの研究で、第57回日本学生科学賞 入選1等、平成29年度日本水産学会春季大会 奨励賞、第61回日本学生科学賞愛媛県大会 県議会議長賞(最優秀賞)等を受賞。現在は、高校時代の研究仲間を集めて、クラゲを利用した粉末状飼料の開発に向けて挑戦を始めている。

 


かえつ有明高等学校 3年
田中 絢音(たなか あやね)さん
高校2年時にマリンチャレンジプログラム2017への参加をきっかけに研究活動を開始。トビハゼが転がる方向の規則性について研究を行い、全国大会で最優秀賞を受賞。また2018年11月シンガポールで開催された国際学会「サイエンスキャッスル シンガポール大会」では英語の研究発表に挑戦。日本・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドネシアの5カ国から参加者が集まる中、最優秀賞を受賞。4月より東京海洋大学へ進学し、憧れの研究者の道を進む。

 


国立東京工業高等専門学校 物質工学科5年
鈴木大輔 (すずきだいすけ)さん
東京工業高等専門学校の物質工学科にて日々研究をする高専5年生(=大学に換算すると学部2年生)。高専3年生で研究を始め、リバネスが主催する学会「サイエンスキャッスル」でミジンコの薬品に対する耐性獲得について発表。第19回化学工学会学生発表会(小金井大会)にて奨励賞、第9回大学コンソーシアム八王子学生発表会にて優秀賞、第20回化学工学会学生発表会(東京大会)にて優秀賞、Water Environment Technology Conference 2018にてWET Excellent Presentation Award、日本化学会関東支部支部長賞をそれぞれ受賞。現在は環境汚染問題のリスク管理に関する研究をしており、生物応答を利用した毒性試験により実環境を再現した系での毒性発現を調査している。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 研究キャリアセンター センター長
楠 晴奈(くす はるな)

2003 年よりリバネスに参加。教材開発事業部、教育開発事業部、人材開発事業部の部長を経て2016年5月より研究キャリアセンター長に就任。実験教室によるサイエンスブリッジコミュニケーター育成を主軸とした企業・大学の人材育成プログラムの開発・実施経験を豊富に持つ。研究キャリアセンターでは、「研究」の考え方を持った人材のキャリアを「研究キャリア」として位置づけ、研究キャリアを歩む人材の育成研究に取り組む。

 

<ディスカッションパートナー>
株式会社ジェイテクト 研究開発本部 研究企画部 研究企画室
小野 直人 氏

内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)参事官付(統合戦略担当)参事官補佐
服部 正 氏

株式会社リバネス 代表取締役副社長 CTO
井上 浄

10:00〜12:00

  • セッションルームC

「ワクワク」研究は教育に革命を起こしうるか?
セッションパートナー:凸版印刷株式会社

教育界は今、大転換期を迎えています。画一の授業で知識を伝えるだけでは、加速度的に変化する世の中を生きる力は育めません。今後一層、子どもの興味関心にあわせて彼らの能力や可能性を最大限伸ばすことが重視されるでしょう。そこで本研究センターでは、興味関心が喚起され心わきたつ瞬間の「ワクワク」に着目し、社会心理学や認知科学等の知見を用いて心の動きを可視化し、教育活動に活かすことを目指して研究を行っています。
本セッションでは、本研究の発起人、社会心理学者、瞳孔解析のプロフェッショナル、教育政策担当者とともに、教育の要である「ワクワク」について掘り下げ、未来の教育のあり方について考えます。

“詳細情報“

<登壇者>

夏目綜合研究所 研究開発担当取締役所長
菊池 光一(きくち こういち) 氏

電気通信大学に在籍中、東京映像芸術学院専門部で表現を学ぶ。1981年同学院卒業後、映画監督の馬越彦弥氏に師事。1984年映像制作会社を起業。1998年に郵政省から受託してスタートした教育コンテンツ関連業務の一環として、その客観的評価法を検討する過程で瞳孔の特性を知り、瞳孔解析技術の研究を開始。2006年夏目綜合研究所開設。

 


東京大学大学 総合教育研究センター 特任研究員
正木 郁太郎(まさき いくたろう) 氏

東京大学大学総合教育研究センター特任研究員。2017年に同・大学院人文社会系研究科博士後期課程を修了、博士(社会心理学)。 企業の人材育成や組織運営について社会心理学の観点から研究をしているほか、2017年より複数の高校や企業と連携して、教育による生徒の意識変化や成長についての実証研究にも取り組んでいる。

 


経済産業省商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長
浅野 大介(あさの だいすけ) 氏
2001年入省。資源エネルギー(石油・ガス)、流通・物流・危機管理、知的財産管理、地域経済産業、マクロ経済分析等の業務を経て、2015年6月より資源エネルギー庁資源・燃料部政策課長補佐(部内総括)、2016年7月より商務流通保安グループ参事官補佐(大臣官房政策企画委員)として部局再編を担当し、教育サービス産業室(現:教育産業室)を立ち上げ。2017年7月より大臣官房政策審議室企画官、10月より教育産業室長を兼務。2018年7月よりサービス政策課長に着任。教育産業室長は引き続き兼務。



株式会社リバネス 代表取締役副社長 CTO
井上 浄(いのうえ じょう) 
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

 

<モデレーター>

株式会社リバネス 教育総合研究センター センター長
前田 里美(まえだ さとみ) 

高校を卒業後、渡米。Wright State University で人間工学心理学の修士、博士を取得。2010年にリバネスに入社。入社当時は、人材開発事業部所属し人材育成企画開発に携わる。2013年5月から国際開発事業部で、教員研修、中高生の国際教育企画の開発に従事。2018年4月から、リバネス教育総合研究センターのセンター長として、非認知能力の評価系と育成の研究を、学校現場の先生方と一緒に取り組む。

14:40〜16:10

  • セッションルームC

第2回細胞農業会議
〜実用化が見えてきた!細胞農業・培養肉の最前線〜
セッションパートナー:日本ハム株式会社

細胞農業とは、農産物・畜産物・水産物を細胞培養によって作り出すことです。代表的なものに筋肉細胞の培養と再生医療技術を組み合わせて作られる食肉「細胞培養肉」があり、世界の食糧問題の解決の決定打として期待されています。
本セッションでは、東京女子医科大学にて再生医療技術を宇宙での食料生産に応用する研究を進める原田裕二教授のほか、細胞農業の教育現場での展開、企業での開発の最新動向や食品安全法規制などの官の視点など、小学校から大学、企業に政府と、層の厚さを増しつつある細胞農業の最前線を紹介します。

“詳細情報“

<スピーカー>

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 特任講師
原口 裕次(はらぐち ゆうじ) 氏
同研究所清水達也所長・教授と共に、早稲田大学との共同研究で藻類と動物細胞を共培養し、厚い立体心筋組織の作製に成功。光エネルギーを用いることで生体外において臓器様組織を作製できる可能性を示した。新しい組織工学的手法「細胞シート工学」を再生医療に応用し、新たな治療法の確立を目指す傍ら、再生医療技術を宇宙での食料生産に応用する研究を進める。

 


東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程
田中 雄喜(たなか ゆうき) 氏
羽生氏から「小学生向けの細胞培養教室やらない?」という誘いを受け、2016年の4月からShoijinmeat Projectに参画。誰にでもできる細胞培養方法の確立に向けて自宅での細胞培養実験に取り組む。金子氏・羽生氏等とともに市販されている物を中心とした細胞培養方法を確立し、2018年11月に都内の高校にて世界初の純肉培養授業を行う。

 


自由の森学園高等学校3年/ワイルドサイエンティスト
金子 颯汰(かねこ そうた) 氏
Shojinmeat Projectとの出会いは、偶然居合わせた都内のFabスペース。自宅でできるDIY細胞培養を推進中であったShojinmeat Projectのユニークな取組に惹かれる。DIY細胞培養を阻む要因に高コストの設備があったが、電子工作が得意であった金子氏は、構造の単純さの割に高額であったインキュベーターに着目し、その自作に見事成功。共に登壇する田中氏と、低コストの一般向け教材開発を進めている。

 


NESTプロジェクト第二期生マスターコース 細胞農業研究室
石川 侑弥さん、井上 遥さん、佐藤 真治さん、諸井 美遥さん
JSTジュニアドクター育成塾採択プログラム「NESTプロジェクト」で研究を行う細胞農業チーム。世界の食糧問題という課題に対し、細胞農業で食用魚の細胞を培養することで解決を目指す。どのようにすれば細胞培養した食べ物が世の中に広まるのか、人々に受け入れられるのか等についても活発な議論を行っている。

 


インテグリカルチャー株式会社 CTO
川島一公(かわしま いっこう) 氏
2012年に広島大学修了Ph.D (農学)、これまでにBaylor College of Medicineフェロー、JSPS (DC1, PD)フェロー、シチズンサイエンス団体Co-Lab、Shojinmeat Projectを共同設立、インテグリカルチャー株式会社を共同創業。内分泌学を中心に研究を進め、安価で大規模に細胞培養が可能になる装置”CulNet System”を発明。CulNet Systemを用いて、誰もが細胞農業に参加できるプラットフォーム形成を目指している。

 


篠田 直樹(しのだ なおき) 氏
大阪大学卒(生物工学)。東京大学大学院にて博士号(農学)取得。国の検査・分析機関及び食品安全関係当局、国際機関、食品関係企業において、食品安全、品質、法規制関係業務に従事。個人的な活動としてShojinmeat食品安全・法規制クラスタにて、細胞肉の安全性や法規制関係について考察・議論。食品安全に関する論文、特許、書籍・雑誌の記事、講演など多数。

 


味の素株式会社 コーポレート戦略部 マネージャー
知念 秋人(ちねん あきと) 氏
2004年味の素㈱入社。研究所にて、効率的にアミノ酸を生産する菌の開発、発酵原料に関する研究開発等に従事。その後、企画部門に異動し、スタートアップとの業務提携構築やM&A業務に取り組んでいる。大学・スタートアップ・異業種企業と連携して、「地球持続性」「食資源」「健康な生活」の課題を解決する、イノベーティブな事業を興すことを目指している。

 

<モデレーター>

細胞農業会議コーディネーター・司会進行役
西山 理紗(にしやま りさ) 氏
会計事務所等での勤務を経て、食とサイエンスの世界に転身すべく学生復帰。卒論テーマを考えていた最中細胞農業に出会う。食・農・製造のパラダイムシフトを予感させる超未来派な発想と、環境・食料・動物倫理など世界的課題を持続可能な手法で一挙解決するエレガンスに魅了され、Shojinmeat Projectに参画。細胞農業の普及を目指し、情報発信や細胞農業協会の立ち上げに携わる。

16:20〜17:50

  • セッションルームC

医療と研究開発を結ぶ情報エコシステムの実現に向けて

TBA

  • 株式会社IHI

  • 株式会社カイオム・バイオサイエンス

  • 関西電力株式会社

  • 協和発酵バイオ株式会社

  • 小橋工業株式会社

  • 株式会社ジェイテクト

  • 大正製薬株式会社

  • 凸版印刷株式会社

  • 日本たばこ産業株式会社

  • 日本ハム株式会社

  • 三井化学株式会社

  • 株式会社吉野家ホールディングス

  • 江崎グリコ株式会社

  • アメリエフ株式会社

  • 学校法人大阪明星学園

  • 川崎重工業株式会社

  • 損害保険ジャパン日本興亜株式会社

  • Drone Fund

  • 日本財団

  • 株式会社フォーカスシステムズ

  • 株式会社フロンティアコンサルティング

  • 株式会社 MetaMoJi

  • 日本ユニシス株式会社

  • 株式会社Rhelixa

@ポスター・ブース会場

超異分野ポスターセッション

3月8日(金)・9日(土) 9:30-18:00

特定の分野に限らない、多種多様な発表を同時に行なうことで、異分野どうしで互いのパッションを交換しあい、イノベーションのきっかけを作り出すポスター発表の場です。

ポスターセッション
" "
ポスター番号 発表者 所属 タイトル
P-001 野中 春那 工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 感情表現を用いたスポットレビューからのマイナースポット推薦手法の提案
P-002 田中 大地 工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 生産年齢人口に着目した路線バス網の提案
P-003 西浦 敬信 立命館大学 空間シェアリング ~音で空間を分割・共有~
P-004 鎌田 美希子 千葉大学大学院 現代における植物と人間関係の再構築で可能になるよりよい社会に向けた研究
P-005 須藤 美音 名古屋工業大学 業務用厨房内の環境が調理従事者の疲労度や集中力に与える影響
P-006 西 柊磨 浦和実業学園中学校・高等学校 生物部 実験室内で自然環境を再現する試み
P-007 鈴木 規道 千葉大学予防医学センター 住宅×環境改善型予防医学ケミレスタウンプロジェクトの取り組み
P-008 前田 源次郎 秋田大学理工学部(通信制) 土の中から見たまちのみどりを見たら・・・。あるまちでの街路樹の保全と更新にむけての研究
P-009 大橋 弘範 福島大学 共生システム理工学類 再生可能エネルギーと放射性セシウムの最終処分 ~福島が復興・発展する方法を福島から提案する~
P-010 保坂 太志 東京大学教養学部 自分の声らしさの知覚とその神経的基盤の検証
P-011 金子 潤 中京大学 人間にとって理想的な足のカタチを考えよう
P-012 櫻井 翔 電気通信大学 時計が人に与える効果の解明に基づく時計制御による行動支援
P-013 川島 進 国立大学法人東京海洋大学 人間重心検知の基礎研究
P-014 坂本 航太郎 University of Tsukuba イメージしているものを脳波から解読
P-015 小田 裕昭 名古屋大学生命農学研究科 体内時計を測って健康につなげる -体内時計の正常化による生活習慣病予防デバイスの開発-
P-016 細井 萌 東京海洋大学 ビデオ解析による食品の咀嚼・嚥下挙動の定量的評価法の確立
P-017 Maezono Sakura University of Tsukuba 「ベビーウラ」洋服にかける高い技術のベビーセンサー
P-018 村上 正裕 抗血栓食研究会 抗血栓食の普及による健康寿命延伸への新たな挑戦-抗血栓性野菜・果物品種と適度な運動による血栓症の予防
P-019 宮元 大地 東京電機大学大学院 介護の自動化に向けた褥瘡予防システムの提案
P-020 森本 一輝 北見工業大学大学院 バイオプロセス工学研究室 新規凍結耐性酵母の応用とメカニズム解明
P-021 川井 大地 東京海洋大学大学院 PITC-プレカラムラベル法を用いた桑葉中デオキシノジリマイシンの定量法
P-022 高妻 篤史 東京薬科大学生命科学部 腸内電気共生系の解明と応用に向けて
P-023 幕田 絢華 福島成蹊高等学校 光の波長の違いによるミカヅキモのSr2+の吸収量の変化~ 藻類による汚染水中の放射性物質の除去を目指して ~
P-024 平野 爽一郎 浦和実業学園中学校・高等学校 生物部 藻類の胞子はどのようにして着床するか
P-025 森本 けいこ 東京大学大学院 総合文化研究科 幻覚様体験の発生モデルの検討
P-026 並木 健悟 早稲田大学高等学院 クロクサアリがヒトスジシマカ(メス)に与える致死的影響
P-027 幕内 健仁 株式会社リバネス 生分解性プラスチック分解能を有する新規好冷菌の探索
P-028 内田 圭祐 筑波大学 微生物の物質生産に適した化学環境条件の網羅的探索
P-029 鈴木 健吾 株式会社ユーグレナ バイオテクノロジー分野における硫黄化合物の網羅的測定解析技術がもたらす可能性
P-030 高 夏海 東京工科大学大学院バイオニクス専攻 メチル化シトシン酸化酵素TETを用いたゲノムDNAのメチル化レベル定量法の開発
P-031 仲山 千佳夫 京都大学大学院 情報学研究科 心拍変動解析と機械学習に基づいた前駆期レビー小体型認知症診断支援AI
P-032 本山 美久仁 兵庫医科大学精神科神経科学講座 グルテン制限食が有効であった治療抵抗性統合失調症の一例
P-033 西田 達 東京大学大学院医学系研究科 光遺伝学を用いた慢性的な神経活動亢進はアルツハイマー病様のタウ病理を増悪させる
P-034 小野田 淳人 名古屋大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 新生児部門 周産期脳障害の軽度病態モデルの確立: 早期診断と根本治療の実現に向けて
P-035 大矢 めぐみ 順天堂大学医学部衛生学講座 乳癌に対する放射線治療における治療計画立案の深層学習を用いた自動化の検討
P-036 鈴木 啓 群馬大学大学院医学系研究科医学教育センター 外的刺激応答研究に適した実験用骨様組織の構築と、それを通じた非タンパク性分子による制御機構の解明
P-037 田岡 和城 東京大学医学部附属病院 高齢者肺炎のage-adjusted prognosis index scoreによる治療戦略
P-038 高田 仁実 奈良先端科学技術大学院大学 間葉系幹細胞の1細胞解析に基づく新規再生医療技術の開発
P-039 蟹江 慧 名古屋大学大学院創薬科学研究科 手動操作を制御するための作業者の細胞培養における動線解析
P-040 久松 大介 慶應義塾大学医学部生理学教室 間葉系幹細胞が分泌するGDF6は様々な組織の加齢性機能障害を改善する再生誘導因子である
P-041 今井 祐太 名古屋大学大学院 創薬科学研究科 細胞形態情報解析を用いた間葉系幹細胞培養工程における品質工学的逸脱管理
P-042 山田 幸平 静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府 薬物の消化管吸収制御を目指した DDS 開発: 高分子被覆ナノ粒子によるペプチド性医薬の経口吸収性制御
P-043 藤原 章雄 熊本大学大学院生命科学研究部細胞病理学分野 マクロファージの活性化制御を標的とした創薬研究
P-044 村山 智浩 浦和実業学園中学校・高等学校 生物部 光単一環境下におけるマダイの色揚げ効果
P-045 伊藤 武志 弓削商船高等専門学校 弓削商船高専における離島工学に基づいた取り組みの一例~魚島タコの調理・保存方法に関する研究~
P-046 尹 晃哲 株式会社リバネス 山林畜産プロジェクト〜放棄林地を活用した畜産の実現〜
P-047 楠戸 智也 信州大学農学部 幹細胞畜産の新しい技術の開発
P-048 後藤 貴文 鹿児島大学 学術研究院 農水産獣医学域 農学系 科学と国土を活用した牛肉生産システムの大構造改革
P-049 脇 司 公益財団法人目黒寄生虫館 ナメクジ類の寄生虫ファスマラブディティス属線虫の病害性と分布について
P-050 亀園 佳利 明治学園高等学校 モウソウチク全部切ってみた~竹林と植生の関係~
P-051 佐野 広空 三田国際学園高等学校 きのこだっていいじゃない!だってチョコ食べたいんだもん
P-052 浅尾 俊樹 島根大学 透析患者用低カリウムメロンの開発とその実用化
P-053 草野 祐一 有限会社アグリみと 苺栽培の簡略化と高度化
P-054 岡安 崇史 九州大学 イチゴの省エネ栽培・収量予測・低コスト輸送技術の融合による販売力・国際競争力の強化
P-055 玉城 史朗 琉球大学 工学部 工学科 知能情報コース ICT&IoT を基盤としたマンゴーの施設園芸システムの開発
P-056 辻 武史 三重大学地域イノベーション学研究科 近接リモートセンシング技術を活用した美味しいお米と地域つくり
P-057 阿部 佑樹 工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 農業センシングにおける植物生長の最適な測定方法の提案
P-058 杉本 親要 沖縄科学技術大学院大学 地域ブランドイカの最適な活魚輸送法の開発
P-059 佐藤 寛通 北海道大学水産学部 クラゲを利用した粉末状飼料の開発
P-060 呉 海云 東京海洋大学 魚類の健康診断のためのバイオセンサの開発
P-061 廣瀬 篤弥 東京薬科大学大学院 電気遺伝学:電気で生物を制御する
P-062 五十嵐 達也 弘前大学大学院理工学研究科 前腕部装着型Force myographyデバイスを用いた手指動作解析の試み
P-063 神谷 知貴 工学院大学 組立製造業における生産効率向上のための消費電力データからの作業内容推定
P-064 大谷 将士 高エネルギー加速器研究機構 宇宙と素粒子を切り拓く次世代ミューオンビーム
P-065 伊勢 千沙子 広尾学園中学校・高等学校 広範囲同時測定による超高エネルギー宇宙線探索
P-066 小泉 夢月 東京電子専門学校 ものづくりで広がる学び心地空間 及び 視覚・触覚で学ぶ機械学習
P-067 中田 敏是 千葉大学 生物に学び生物を超える - 次世代型ドローンの開発に向けて
P-068 鈴木 大地 理化学研究所 創発物性科学研究センター 量子効果デバイス研究チーム テラヘルツ帯フレキシブル検査デバイスと非破壊検査応用
P-069 吉田 一朗 法政大学 理工学部 機械工学科 工作機械の主軸テーパ穴内面の摩耗を定量測定可能とする新たな光学的計測法の研究
P-070 夏目 雄平 千葉大学国際教育センター 水中の底面に空気玉を這わせて操作~超はっ水剤は超異分野研究の新素材
P-071 白井 瑛士 三田国際学園高等学校 ジャイロミル型風車の形状と回転効率の関係
P-072 大井 亮 三田国際学園高等学校 羽の形と落下時の回転モードの関係
P-073 伊達山 泉 株式会社リバネス 在日留学生のキャリアの最大化により日本企業の海外展開を加速する Phase1. 課題の洗い出し
P-074 八木 悠希 一橋大学 なぜだ、ピケティ先生!?
P-075 松吉 祐児 九州大学大学院生物資源環境科学府 細胞培養肉に対するイスラム消費者の受容性に関する調査研究
P-076 深澤 まぶね ハッシャダイ総合研究所 非大卒若年層における資本格差と情報リテラシーの関係性の検討:ヤンキーインターン参加者へのインタビュー調査より
P-077 佐藤 恵 - リカレント学習と刑事法・犯罪学教育~学生と教員の意識の比較より
P-078 小関 慶太 八洲学園大学 少年法適用年齢引き下げに関する一考察
P-079 竹内 智 山梨大学 IoT技術と産業用ロボットを活用した3Rの推進
P-080 佐野 卓郎 産業能率大学大学院 リアルテックベンチャーの成功要因
P-081 小松 大祐 株式会社リバネス コミュニケーターの暗黙知を形式知化する試みについて
P-082 津川 翔 筑波大学 研究者ネットワークのトポロジ構造と研究者のキャリアの関係に関する一考察
P-083 佐藤 綾人 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 ITbMリサーチプロモーションディビジョン:分野・職種を超えた新たな研究支援体制
P-084 正木 郁太郎 東京大学大学総合教育研究センター 「良質な人間関係」は人材の活躍・定着を促すか:ネットワークデータを用いた定量研究
P-085 関森 真澄 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 心理学専攻 多様性のある共生社会の実現: 多元化する”自分”とアイデンティティ
P-086 五十棲 計 滋賀大学 ゲーム理論を用いた「いじめ」の生起メカニズムの検討
P-087 樋渡 翔太郎 - 独立行政法人におけるURA育成の展開
P-088 糸井川 高穂 宇都宮大学地域デザイン科学部 ナッジによる省エネルギー行動誘発に向けた情報デザイン法の構築
P-089 石尾 淳一郎 株式会社リバネス 一村一博士計画:博士を地域に送り込み、地域で世界に挑む
P-090 神谷 日向子 東京学芸大学 テーマのないものづくりワークショップにおける、親子行動に関する考察
P-091 滝野 翔大 株式会社リバネス教育開発事業部 地元の自然で学ぶ!中高生が行うプランクトン研究
P-092 蒲生 諒太 立命館大学 「探究」文化の創発―「探究的な学習」が直面する課題分析を通じて
P-093 阿部 里奈 日本大学 理工学部 物質応用化学科 リケジョによる楽しみながら学習できる教材の開発:有機化学を簡単に学べるカードゲームをつくってみた編
P-094 田中 香津生 東北大学 中学高校と素粒子・原子物理分野の橋渡しとしての「Quarknet Japan」と「加速キッチン」
P-095 鈴木 江斗光 アメリカンスクール・イン・ジャパン 教育用ロボットのカラーセンサによる共通誤判別の解決法に関する研究
P-096 岸本 昌幸 株式会社リバネス 数十年先の課題解決のブレイクスルーを起こす道具(数学)を発明する力はどのように養われるのか
P-097 森安 康雄 東京理科大学専門職大学院 地域社会の未来を牽引するイノベーターをどう育むか〜専門高校の課題研究に注目して〜
P-098 Valderrama Arvin 筑波大学博士課程一貫ヒューマン学位プログラム 適正技術教育による多角的思考形成
P-099 﨤町 洋祐 筑波大学大学院 生ゴミから電気を作る。-実用的製品としての微生物燃料電池の開発-
P-100 内藤 昌信 物質・材料研究機構 バイオマス由来の高機能材料
P-101 中平 洋一 茨城大学 農学部 葉緑体工学を用いた水産用VLPワクチンの大量発現
P-102 矢野 博明 筑波大学 歩行感覚提示装置を用いた歩行リハビリテーションシステム
P-103 古薗 弘隆 筑波大学附属病院 糖尿病を防ぐ!予防医療トレーニングジム
P-104 宮崎 均 筑波大学 ストレスによる生殖障害を食の機能性を活用して予防・改善する
P-105 酒井 智弘 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 心理学専攻 多様性のある共生社会の実現: ソーシャルスキルの重要性
P-106 金 成翔 筑波大学 日本社会と自然科学の溝をアートで埋める
P-107 鈴木 羽留香 東京工業大学 機械化が不可な分野間の俯瞰技術
P-108 鈴木 拓弥 筑波技術大学 動画教材を用いた自主学習時における操作メタ情報共有による理解度向上に関する研究
P-109 山根 逸郎 農研機構 食農ビジネス推進センター 農業・食品情報を活用した経営改善システムの応用
P-110 阿部 英樹 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 可視光敏感光触媒による水素生成
P-111 間宮 健太 聖光学院高等学校 海上に安定した土地を作る
P-112 中山 宗弘 東京大学教育学部附属中等教育学校 NC発泡スチロール加工機の開発
P-113 土屋 柊人 浦和実業学園中学校・高等学校 生物部 ヒラメ生産工場
P-114 塚原 智也 大阪明星学園 英語の授業時の協同読解学習におけるメタ認知を高める教育的介入の検討
P-115 松岡 真由子 京都大学大学院教育学研究科 英語読解協同学習におけるグループのメタ認知、社会的に共有されたメタ認知制御、読解成績との関係
P-116 木村 幸広 大阪明星学園 評価者特性を開示したピア・アセスメントの評価点の信用度
P-117 林 愛彩香 東京工業大学 小論文採点における「ピア・アセスメント」に関する取り組み
P-118 石井 千晴 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 ヒトの腸内環境は日常的な食事の変化に対して頑健性を有する
M-01 田中 絢音 かえつ有明高等学校 トビハゼはなぜ転がるのか
M-02 金城 拓人 佐藤 亜美 佐藤 寛通 沖縄工業高等専門学校 慶應義塾大学 環境情報学部 北海道大学 水産学部 沖縄県における赤土流出と海洋汚染の現状と課題
ブースセッション
ブースNo. 企業名 発表部屋
B01 株式会社RESVO ブース会場1
B02 拾壱・ビッグストーン株式会社 ブース会場1
B03・04 株式会社ヒューマノーム研究所 ブース会場1
B05 inaho株式会社 ブース会場1
B06 株式会社 スキノス ブース会場1
B07 株式会社齋藤創造研究所 ブース会場1
B08 株式会社VEQTA ブース会場1
B09 株式会社キンセンス ブース会場1
B10 株式会社HERBIO ブース会場1
B11 株式会社自律制御システム研究所 (ACSL) ブース会場1
B12 株式会社カワノラボ ブース会場1
B13・14 インテグリカルチャー株式会社 ブース会場1
B15 株式会社リピドームラボ ブース会場1
B16 AC Biode Ltd. ブース会場1
B17 インテリジェント・サーフェス株式会社 ブース会場1
B18 WINフロンティア株式会社 ブース会場1
B19 Shojinmeat Project ブース会場1
B20 株式会社aba ブース会場1
B21 リアルワールドゲームス株式会社 ブース会場3
B22 株式会社ファーメンステーション ブース会場3
B23 AMI株式会社 ブース会場3
B24 ハイラブル株式会社 ブース会場3
B25 合同会社BeCellBar ブース会場3
B26 株式会社ラングレス ブース会場3
B27 株式会社セツロテック ブース会場3
B28 株式会社メタジェン ブース会場3
B29 株式会社納豆 ブース会場3
B30 株式会社BugMo ブース会場3
B31 株式会社イヴケア ブース会場3
B32 株式会社セルファイバ ブース会場3
B33 理化学研究所(チーム名 HappyMoss) ブース会場3
B34 株式会社Rhelixa ブース会場3
B35 株式会社ケイ・アイ・ステイナー ブース会場3
B36 株式会社Co-LABO MAKER ブース会場3
B37 株式会社Epsilin Molecular Engineering ブース会場3
B38 横浜バイオテクノロジー株式会社 ブース会場3
B39 株式会社ウェルナス ブース会場3
B40 テラスマイル株式会社 ブース会場3
B41 株式会社エモスタ ブース会場3
B42 トイメディカル株式会社 ブース会場3
B43 アメリエフ株式会社 ブース会場3
B44 株式会社 バイオインパクト ブース会場3
B45 株式会社InnerResource ブース会場3
B46 株式会社ポーラスター・スペース ブース会場3
B47 株式会社Fam-Time ブース会場3
B48 株式会社アーステクニカ ブース会場3
M01 マリンチャレンジプログラム ポスター会場で発表
M02 マリンチャレンジプログラム ポスター会場で発表
M03 株式会社アグリライト研究所 ブース会場1
M04 合同会社アルバトロス・テクノロジー ブース会場1
M05 アンヴァール株式会社 ブース会場1
M06 ジグエンジニアリング株式会社 ブース会場1
M07 株式会社タマ ブース会場1
M08 Amamo Blue Earth ブース会場1
M09 Innoqua ブース会場1
M10 サーモンハピネス ブース会場1
M11 バイオグルー ブース会場1
M12 エーゼロ株式会社 ブース会場1
M13 株式会社アクアサウンド ブース会場1
M14 成光精密株式会社 ブース会場1
M15 Biologging Solutions Inc. ブース会場1
M16 株式会社ライトハウス ブース会場1
S01 株式会社 浜野製作所 ブース会場1
S02 成光精密株式会社 ブース会場1
S03 株式会社木幡計器製作所 ブース会場1
S04 株式会社MACHICOCO ブース会場1
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