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【大阪大会】発酵リモデリングによる物質の価値創造〜発酵をアップデートする〜/2022年8月27日
2022.08.23パネルディスカッション
発酵リモデリングによる物質の価値創造
〜発酵をアップデートする〜
超異分野学会 大阪大会2022(2022年8月27日(土))内で、パネルディスカッション「発酵リモデリングによる物質の価値創造〜発酵をアップデートする〜」(セッションパートナー 株式会社ユーグレナ)を開催いたします。
紀元前からパン、ビールなど、食料品の生産技術として人類に多大なる恩恵をもたらしてきた発酵技術。近代になり様々な発酵技術が生み出され、その用途は食品加工だけにとらわれず、医薬品の生産など多様な広がりをみせてきた。そして現在、微生物が作り出す代謝物などを網羅的に精度高く分析するメタボロミクスなどの登場によって、どのような条件で、何が作られているかを理解できるようになってきたことで、発酵は次のフェーズに進もうとしている。本セッションでは、発酵、分析技術に関わる研究者、生産装置を手がける企業を招き、藻類、菌類による発酵、生産装置、分析技術などの多様な視点から、発酵のこれからについて議論する。
本セッションのテーマに限らず、様々な切口から研究者、スタートアップ、大企業でディスカションするプログラムをご用意しております。詳しくは、大会ウェブサイトをご参照ください。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で開催いたします。
発酵リモデリングによる物質の価値創造〜発酵をアップデートする〜
日時:2022年8月27日(土)14:00-14:50
場所:ナレッジキャピタル カンファレンスルーム タワーC
詳細:https://hic.lne.st/conference/osaka2022/
登壇者
【モデレーター】
鈴木 健吾 氏
株式会社ユーグレナ 執行役員CTO
博士(農学)/博士(医学)。2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当して現在に至る。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養に関連した技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学大学院で博士(農学)、2019年に北里大学大学院で博士(医学)の学位取得。現在は理化学研究所 微細藻類生産制御技術研究チーム チームリーダー、マレーシア工科大学 マレーシア日本国際工科院 客員教授、東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラム 特任教授(客員)を務める。
狩山 昌弘 氏
株式会社フジワラテクノアート 専務取締役
大阪大学基礎工学部生物工学科卒業。1978年本田技研工業入社。1985年よりフジワラテクノアートにて醸造機械などの開発に従事。日本の伝統食品である醤油、味噌、清酒、焼酎などの製造設備・プラントの大型化、自動化、製造プロセスに関する研究開発に従事。また新規粉体殺菌装置の開発、糸状菌による固体培養システムの開発などに従事。2006年取締役(開発・技術部門)に就任、2020年より現職。
神崎 浩 氏
岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域(農学系) 教授
1986年京都大学大学院農学研究科博士後期課程農芸化学専攻修了、農学博士、1986年日本学術振興会特別研究員、1987年岡山大学助手、1994年助教授、2004年教授、現在に至る。2022年から(株)フジワラテクノアートの寄付により設立された寄付講座「微生物インダストリー講座」の教授を兼務。専門は応用微生物学、天然物有機化学で、「細胞・酵素を用いる低機能物質からの高機能物質への変換研究」が主要テーマ。最近は「麹菌固体培養研究コンソーシアム」を構築し、産学官連携活動を推進中。
福崎 英一郎 氏
大阪大学大学院工学研究科 教授
大阪大学先導的学際研究機構産業バイオイニシアティブ研究部門 部門長
大阪大学工学部醗酵工学科卒(1983),同大学院修了(1985).同年,日東電工㈱入社し10年勤務の後,1995年大阪大学工学部助教授,2007年より現職.研究テーマは,メタボローム解析の技術開発と応用.特に,食品,微生物を研究対象としている.まだまだマニアックなメタボロミクスをユーザーフレンドリーな戦術にするために頑張る.JST共創の場支援プログラムにより,「革新的低フードロス共創拠点」をプロジェクトリーダーとして推進している.「工学は社会ニーズに技術で応えるサービスサイエンス」が信条.所属学会は,日本生物工学会,日本農芸化学会,メタボロミクス国際学会等.学会長として日本生物工学会創立100周年事業(2022)活動中