第6回 超異分野学会 本大会

大会テーマ
知のるつぼ
日 時
2017年3月2日(木)、3月3日(金)
場 所
秋葉原UDXアクセス

超異分野学会では、研究の価値を広報し、研究費を集める機会を提供します

ー フォーラム概要 ー

注目を集める研究分野の最先端を行く研究者と、世界を変えようとするリアルテックベンチャーの当事者とキーマンが、3月2日(木)、3日(金)に秋葉原に集結します。国内にとどまらず、シリコンバレー、ロンドン、フィリピン、シンガポールからもアカデミア、スタートアップ関係者が集まり、知の化学反応を起こします。
主催:株式会社リバネス / 共催:日本財団 リアルテックファンド

スケジュール

3月2日(木) 9:00〜20:00 

メイン会場

サブ会場D

サブ会場E

  • 14:00-17:00TECH PLANTER Meetup

サブ会場F

  • 12:30-18:00ポスター発表

9:00-11:30

  • @メイン会場

研究口頭発表
リバネス研究費アワード2017

40歳以下の若手研究者を対象に2009年から続いているリバネス研究費。
2016年は再生医療、創薬、脳科学、データサイエンス、幼児発達、経済学、五感に関連する研究など多様な分野から採択者が出ました。
2016年に採択された方を中心に研究発表を行ない、年間の最優秀賞も決定します。

11:30-12:00

  • @メイン会場

キーノート・スピーチ
ヘテロな集団が拓く研究の未来を語る全身・全脳透明化の先に見えるもの

上田 泰己 氏

東京大学大学院医学系研究科教授
理化学研究所(QBiC)・合成生物学研究グループ グループディレクター
東京大学大学院情報理工学研究科・システム情報学専攻教授

専門はシステム生物学で、概日時計・睡眠覚醒リズムなどをテーマに生物の「時間」の研究に取り組む

12:30-14:00

  • @メイン会場

シンポジウム
iPS 細胞を社会へとつなげる先端研究を知る

マウスで最初のiPS細胞樹立が報告されてから10年が経つ。基礎研究が進んだだけでなく、創薬、再生医療への応用も進んでいる。一方で、産業化のためには製造プロセスの確立など様々なハードルがあり、アカデミアと産業界のチャレンジが続いている。国内で最先端を行く若手研究者を招待して、現状を俯瞰する。

<オーガナイザー>

加藤 竜司 氏
名古屋大学大学院創薬科学研究科 独立准教授

再生医療実用化支援技術開発として細胞画像を用いた品質評価技術を意欲的に開拓中。[さらに詳しく]

<スピーカー>

小井土 大 氏
横浜市立大学大学院医学研究科臓器再生医学 特任助手
(T-CiRA横浜市立大学サブPI)

ゲノム解析に基づく疾患メカニズムの解明を目指し、遺伝統計学と実験生物学の両観点から研究に従事。T-CiRA横浜市立大学サブPIも務める。

<スピーカー>

小坂田 文隆 氏
名古屋大学 大学院創薬科学研究科 講師

視覚機能の再生を目指して、iPS細胞から網膜色素上皮細胞や視細胞の作製に従事。臨床用ヒトiPS細胞バンクを用いることで、分化細胞を細胞医薬品として開発したい。[さらに詳しく]

<スピーカー>

高山 和雄 氏
大阪大学大学院薬学研究科附属創薬センター 特任助教

ヒト肝細胞に匹敵した機能を有する『ヒトiPS細胞由来肝細胞』の作製法の開発とその創薬応用に従事。将来的には様々な人種・個人に最適な創薬ならびに薬物治療の実現を目指している。

<スピーカー>

南 一成 氏
京都大学物質-細胞統合システム拠点 特定拠点助教

iPS細胞から心筋細胞を大量生産し安定供給する研究に従事。これによって世界初のヒト心筋細胞の資源化を目指している。[さらに詳しく]

<スピーカー>

阿部 浩久 氏
(株)島津製作所分析計測事業部
ライフサイエンス事業統括部 細胞事業開発室 室長

分析機器メーカーに勤務し、細胞培養プロセス管理の定量化、トレーサビリティー管理、細胞製剤の安全性管理などから、再生医療実用化支援技術の開発に携わる。細胞を利用した、新規分野の開拓・事業化を目指し奮闘中。

14:15-15:45

  • @メイン会場

シンポジウム
より一層オープンな海底探査を目指して

これまで海洋開発や海底探査のプレーヤーでなかったと感じている異分野の研究者が、先端的な海洋開発・海底探査トピックを持ち帰るためのシンポジウム。
資源開発、海底地形図、探査機などのイノベーション過程において、いかに多分野からの参入が待ち望まれているか、どういう参画がありうるのか、どのような夢を追いかけているのかディスカッションする。

<オーガナイザー>

篠澤 裕介
株式会社リバネス
投資育成研究センター センター長

<スピーカー>

海野 光行 氏
日本財団 常務理事

1990年に大学卒業後、日本財団(当時:日本船舶振興会)に入会。国内の福祉事業や財団の広報を経験した後、海洋部門に配属。以降17年にわたり国内外の海洋に係るプロジェクトを経験。2011年からは常務理事として海洋部門を統括し「次世代に海を引き継ぐ」をテーマに事業を展開している。

<スピーカー>

Dr. Martin Jakobsson
ストックホルム大学 地質学部 海洋地質学・地球物理学 教授

南極海とその海氷・氷床を主な対象に海洋学および海の地質学的歴史を研究。IBCAO編集委員会の議長であり、GEBCO指導委員会の副委員長を務める。北極および南極砕氷船探査に数多く参加。2011年に北極海解明の科学的貢献が認められ、国際北極科学委員会(IASC)メダルを受賞。2016年からスウェーデン王立科学アカデミーの副長を務める。

<スピーカー>

大木 健 氏
海洋研究開発機構
技術研究員

海中ロボットを用いて南海トラフに展開された、世界最大規模のケーブル式地震津波観測監視システム”DONET”構築に従事。その過程で多数の航海に参加し、深海への理解を深める。2016年、Ocean Discovery XPRIZEに日本から挑戦する”Team KUROSHIO”を立ち上げ、その共同代表を務める。

<スピーカー>

野崎 達生 氏
海洋研究開発機構 研究員

海底熱水鉱床からの資源発掘を目指し技術開発を進めている。2016年ディープテックグランプリ最優秀賞を受賞。[さらに詳しく]

<スピーカー>

巻 俊宏 氏
東京大学 生産技術研究所
准教授

自律型海中ロボットをはじめとする複数の自律プラットフォームの連携による、新たな海中海底探査システムの研究開発に取組んでいる。[さらに詳しく]

16:00-17:20

  • @メイン会場
  • 協賛:森下仁丹株式会社

シンポジウム
腸管医学とデータサイエンスの融合

腸内細菌叢と健康の関係が報告されるようになり、腸への注目が高まっています。今回は、腸内細菌の解析を行なう研究者、腸に関しての情報を発信し続けている若手医師、膨大な腸内細菌とヒトの状態に関するデータを関連づけるために必要不可欠なデータサイエンティストが一堂に会し、ひと味違ったの議論を展開します。

<ファシリテーター>

福田 真嗣 氏
慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任准教授

株式会社リバネスが主催する第1回バイオサイエンスグランプリにて、ビジネスプラン「便から生み出す健康社会」で最優秀賞を受賞し、株式会社メタジェンを設立。研究成果の社会実装に向けて科学者と経営者の両面から奮闘中。[さらに詳しく]

<パネリスト>

北川 拓也 氏
楽天株式会社 執行役員
データインテリジェンス統括部 ディレクター
ECカンパニー CDO

ハーバード大学で数学と物理学を専攻した後、ハーバード大学院物理学科で博士課程を修了。理論物理学者として『Science』などに15本以上の論文を発表している。現在、楽天でビッグデータ、データサイエンス担当としてグループ全体のデータ活用を推進する組織や仕組み作りを統括。

<パネリスト>

田中 由佳里 氏
東北メディカル・メガバンク機構 助教

被災地の地域医療支援を行うと同時に、過敏性腸症候群のに研究に従事。お腹と上手く付き合えるヒントを紹介する「おなかハッカー」サイトや「おなかハッカソン」を運営。患者の日常生活課題について多職種連携による解決を目指している。[さらに詳しく]

<パネリスト>

山田 拓司 氏
東京工業大学生命理工学院生命理工学系 准教授

ヒト腸内に共生する細菌群集が織りなす代謝経路のデータベース化を通じて代謝産物を介したヒトと腸内細菌の相互作用の解明を目指す。株式会社メタジェン取締役副社長CTOも務める。[さらに詳しく]

17:30-18:20

  • @サブ会場D

トークセッション
町工場の逆襲 〜下請けからフロントランナーへ〜

3DプリンタをはじめとしたデジタルものづくりやIoTなど、新しいものづくりに注目が集まる一方、ベンチャー企業や大企業以上にチャレンジを続ける「匠」と呼ばれる町工場が存在する。そんなエッジの効いた町工場の社長4名を招き、これまでのいわゆる下請け的な町工場のイメージを飛び越えた、これからのものづくりを語り尽くす。

<ファシリテーター>

長谷川 和宏
株式会社リバネス 執行役員CKO

株式会社リバネスの創業期に初の社員として参画し、ベンチャー企業の立ち上げ、事業化、拡大を経験。その経験をいかし、テクノロジーベンチャーへの小口投資、ハンズオン支援を行うリバネスの子会社であるグローカリンクの代表取締役に就任。墨田区の町工場3500社を訪問し、多数の町工場ネットワークも有するなど、試作・量産化の支援なども実施。

<パネリスト>

浜野 慶一 氏
株式会社浜野製作所 代表取締役

1993年創業者・浜野嘉彦氏の死去に伴い、株式会社浜野製作所 代表取締役に就任、現在に至る。「おもてなしの心」を経営理念とし、さらに「製造業はサービス業である」をモットーに、 レーザー加工・金型・精密板金・プレス加工を手がける。[さらに詳しく]

<パネリスト>

横田 信一郎 氏
株式会社ナイトペイジャー 社長
下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会 広報担当

父親が昭和41年に創業したカメラ部品を製造する町工場に就職。「お前の会社に頼まなくても作る会社はいっぱいある」との大手親会社の一言に腹が立ち1992年頃に自分でカーパーツを作り初めそれが友人に売れ始める。自社内にオリジナルパーツ部門「ナイトペイジャー」を設立。[さらに詳しく]

<パネリスト>

吉川 孝 氏
有限会社HINODE 代表取締役

一級塗装技能士。父親が創業した金属焼付塗装業を行う有限会社日の出塗装工業所の2代目。ガス警報機、各種測定機器、通信機器、医療機器、その他各分野の製品への塗装を行ない製品の保護、美観、機能性の付与によりお客様の「ものづくり」に参画。[さらに詳しく]

<パネリスト>

木幡 巌 氏
株式会社木幡計器製作所 代表取締役

昭和43年1月生まれ。平成2年関西大学社会学部卒後、大手空気圧機器メーカーの営業職を経て、平成4年に家業である (株)木幡計器製作所に入社。平成8年、同社取締役就任。平成25年代表取締役就任。
創業100年以上主力製品である機械式圧力計の他、現在は医療機器開発や、既存計器のIoT化など、産学連携で新たな開発に挑戦するとともに、地元大阪市大正区の「ものづくり事業実行委員会」の委員長として官民一体で取り組んでいる。

3月3日(金) 9:30〜20:00

メイン会場

サブ会場D

サブ会場E

  • 9:30-12:30TECH PLANTER Meetup

サブ会場E

  • 12:30-18:00ポスター発表(10:00-12:00ポスター審査)

12:30-14:00

  • @メイン会場

特別トークセッション/パネルディスカッション
リアルテックベンチャーは、大企業をおとぎ話の世界に連れていく
―世界のトップアクセラレータ・VCが語るベンチャーエコシステムのビジョン―

シリコンバレーのアイコンであり、米国最大手のハイテクビジネスアクセラレーターPlugandPlayの創設メンバーが緊急参戦!!新スタイルのベンチャーアクセラレーション、投資機関として全世界から注目を受けるシリコンバレーのSingularity UniversityのDirectorが参戦!

現在、大企業はベンチャーと共同で行う取組みを強く志向し、独自のコラボレーションスキームを構築することも珍しくなくなりました。けれども、なぜベンチャーが必要なのかという根本的な問いや、そのコラボレーションの先にどんな世界を成し遂げたいかというビジョンについて、語られることは多くありません。これでは、「とりあえず、オープンイノベーション」状態となり、結果として何も起こらないでしょう。本セッションでは、いづれも年間1000以上のベンチャーとの接点を持つ、世界トップのアクセラレータやVCをシリコンバレーシンガポールから招き、それぞれが考えるベンチャーエコシステムのビジョンについてディスカッションします。

<モデレーター>

武田 隆太
株式会社リバネス
グローバルブリッジ研究所 所長

<スピーカー>

Ms. Monique Giggy
Singularity University Director, Startup Accelerator

シリコンバレーの新スタンダードと評されるインキュベーション兼教育機関シンギュラリティユニバーシティー。そのアクセラレーションプログラムのディレクターを務める。世界中から集まるテクノロジストをチームにし、10億人規模の課題を解決する新ビジネスの開発を仕掛ける。シンギュラリティユニバーシティー参画以前には、無料GPS距離計測機のアプリを扱うSwing by Swing Golfを立ち上げ、バイアウトまでを経験する。自身がディレクションを行うユニークなアクセラレーションプログラムについて語る。

<スピーカー>

Ms. Jackie V. Hernandez
SVP of Operations & Customer Engagement, PlugandPlay TechCenter

シリコンバレーのアイコンであり、米国最大手のハイテクビジネスアクセラレーターPlugandPlay。その創設メンバーの一人であり、上席副社長(SVP)としてイノベーションが生まれる社内文化の醸成に貢献している。PayPal, Lending club, Dropboxなど、時価総額2.5兆円以上のユニコーン企業群を生み出してきた秘訣を語る。[さらに詳しく]

<スピーカー>

Mr. Kelvin Ong
FocusTech Ventures CEO (Singapore)

シード期のテクノロジーベンチャーへの投資に注力するFocusTech VenturesのCEO。15年以上にわたって精密工学に携わってきた経験をもち、世界的なハードディスクドライバーの部品メーカーFocus Techホールディングスのエグゼクティブディレクターも務める。シンガポールにおけるテクノロジースタートアップの現状を伝える。[さらに詳しく]

<スピーカー>

Mr. Maximilan Ge
President, Cambridge University Technology and Enterprise Club

Maximilian氏は、ケンブリッジ大学のイノベーターのための組織であるCUTECの代表と“Accelerate Cambridge”のアクラレーターの2つの役割を担っている。CUTECは、2003年に科学技術分野での企業家精神の向上を目的に設立された学生団体であり、“Accelerate Cambridge”は、同大のビジネススクールが実施しているアクセラレーションプログラムだ。Maximilian氏は、ケンブリッジのベンチャー事情だけでなくケンブリッジ全体でのイノベーション事情についても幅広い知識を有している。

13:00-15:00

  • @メイン会場

海外ベンチャー&研究者特別講演
今見ておくべきリアルな課題のホットスポット

オバマ大統領との対談で注目されたフィリピンの社会起業家Aisa Mijeno氏(SALt Co-founder & CEO)の登壇が決定!

フィリピンのドゥテルテ大統領就任、イギリスのBrexit、そしてアメリカのトランプ大統領選出。激動の2016年を過ごした3か国の起業家は、いま自国をどうとらえているのでしょうか?本セッションでは、フィリピン、イギリス、そしてアメリカの起業家が取り組んでいる課題とその解決策を聞くことで、2017年以降の世界観を表出させます。

<特別講演1>

Dr. Simon Schultz
Imperial College London
Neurotechnology and Director of the Centre for Neurotechnology

インペリアルカレッジの他、同時にオックスフォード大学、Jesus Collegeの客員上級研究員を務める。脳回路の機能不全に起因する障害を治療するだけでなく、皮質回路の動作原理を「リバースエンジニアリング」するために光子、電気生理学および情報技術の開発・応用について研究している 。ディレクターを務めるニューロテクノロジーセンターは、脳科学の理解と治療のための新しい技術を開発し、活用するために、神経科学と工学の境界面における斬新な学際的研究を推進することを目指している。

<特別講演2>

Mr. Raymond McCauley
Digital Biology, Singularity University
Chair

シンギュラリティ大学のチェアの同氏は、バイオのハッカースペースBiocuriousのCo-Founderでもある。さらに、数々のバイオ系のベンチャーや団体の立ち上げに関わってきた。

<特別講演3>

Ms. Anna Skaya(左)
Basepaws CEO
Mr. Shan Zhao(右)
Basepaws CEO

ネコ遺伝子のデータベース構築を行うシンギュラリティ大学発のテクノロジーベンチャー。ペット愛好者市場での簡易遺伝子検査ビジネスからスタートし、将来的にはデータベースを活用してヒトの疾患原因究明を狙っている。
Basepawsウェブサイト

<特別講演4>

Ms. Aisa Mijeno
SALt
Co-Founder & CEO

海水で点灯するランプを使って、無電化地帯に明かりをもたらそうとしているフィリピン社会起業家。オバマ大統領も一目おき、対談をしている。[さらに詳しく]
SALtウェブサイト

15:10-17:10

  • @メイン会場

特別企画
リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2017表彰式

リバネスが選定した、リアルテック領域における独自性、新規性、成長性の高い事業を手掛けるベンチャー企業の表彰と受賞企業の代表によるプレゼンテーションを行ないます。

<選定基準>
・世界を変えうるQuestionとPassionを持つこと
・独自性、新規性、成長性を有するリアルテック領域の事業
・実行力を伴った推進体制
*リアルテックとは、地球と人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを指す
*創業3年以内の場合はスタートアップ部門、3年以上の場合はグロース部門として表彰

リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2017受賞企業決定!!

<スタートアップ部門>
株式会社チャレナジー
KAKAXI Inc.
株式会社メタジェン
株式会社イヌパシー
株式会社Rhelixa
株式会社ニューロスペース
株式会社Kyulux

<グロース部門>
シンクランド株式会社
株式会社Eサーモジェンテック

17:20-18:20

  • @サブ会場D

パネルディスカッション
これからのオープンイノベーションの話をしよう

大企業やスタートアップ、大学、自治体など様々な組織が連携し合い、新しい研究アイデアや技術シーズを生み出す「オープンイノベーション」という手法が、昨今重要度を増している。既存のネットワークを超えて、組織内部と外部のアイデアやリソースをかけあわせることで、新たな価値を生み出すことが求められているのだ。我が国における新規産業の創出や、研究開発の推進などに向けて、これまでも様々な取り組みがなされてきたのではないだろうか。各社が培ってきた知見をいかし、オープンイノベーションがこれから向かうべき道について多様な視点からディスカッションを行う。

<ファシリテーター>

坂本真一郎
株式会社リバネス
執行役員CRO

リバネスの第1号社員として入社し、様々な企業・研究機関の知財戦略などシーズの事業化戦略の構築に関わってきた。採択されず、実行されていない研究者の研究アイデアを企業との共同研究のシーズとするオープンイノベーションプラットフォーム『L-RAD』の発起人として、全国を飛び回っている。

<パネリスト>

渥美 栄司 氏
株式会社ナインシグマ ヴァイスプレジデント

東京大学大学院 電子工学科修了。メリーランド大学(米国)客員研究員、三菱電機、ノキア、サムスンを経て、株式会社ナインシグマ・ジャパン入社。オープンイノベーション活動支援、ソリューションサーチプログラム、アライアンス支援、共同開発支援など多岐にわたって活動している。

<パネリスト>

加福 秀亙 氏
リンカーズ株式会社 代表取締役COO

修士で数値流体力学を専攻した後、株式会社野村総合研究所に入社。コンサルティング事業本部で製造業、エネルギー産業を中心に市場/技術調査、事業戦略立案、技術戦略立案、海外展開支援などのコンサルティングに従事。2013年に野村総合研究所を退職し、Distty株式会社(現リンカーズ株式会社)に参画。

<パネリスト>

水野 智之 氏
Creww株式会社
取締役/Managing Director Open Innovation事業統括

アメリカの大学を卒業後、国内のITベンチャー企業にて10年間営業や事業責任者として従事。2011年にソーシャルチケットサービスの共同創業者としてスタートアップの立ち上げに携わった後、関連会社を設立し新規事業立ち上げなどを経験後に2013年にCrewwに参加。Crewwでは執行役員として大企業とスタートアップのオープンイノベーションプログラムの事業責任者及び営業責任者として務めている。
@サブ会場F

超異分野ポスターセッション

3月2日(木)・3日(金)12:30-18:00

特定の分野に限らない、多種多様な発表を同時に行なうことで、異分野どうしで互いのパッションを交換しあい、イノベーションのきっかけを作り出すポスター発表の場です。

ポスターセッション
発表者 所属 タイトル 求めるもの
篠原 礼奈 横浜国立大学大学院工学府 機能発現工学専攻 シーソー型送液システムを用いた血管新生評価デバイスの開発
鈴木 駿太 東京工業大学生命理工学研究科生物プロセス専攻 ハエ腸管内の細菌叢解析と抗生物質耐性菌の消長
藤田 創 東京工業大学生命理工学院 In vitroにおけるバクテリアと動物細胞の共培養と相互作用の分析
黒田 澄哉 iGEM UT-Tokyo LIKE DOES NOT BEGET LIKE
野田口 理孝 名古屋大学大学院理学研究科 植物の汎用的な新品種創出技術
今清水 正彦 東京大学医科学研究所 ナノサイズの共進化:反復DNA配列と転写酵素 −熱揺らぎを利用する酵素機構の解明に貢献−
大上 雅史 東京工業大学 情報理工学院 ヒトタンパク質の相互作用ネットワークを 網羅的に予測し活用するクラウドシステム開発
小若 雅伸 株式会社浜野製作所 都市型ものづくりエコシステムの構築
伊藤 賢一 日本大学理工学部一般教育 生体触媒反応用小型LEDフォトバイオリアクターの開発
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
木幡 巌 株式会社木幡計器製作所 安心・安全な社会を実現する既設計器のIoT化と圧力計測技術の医療分野(呼吸計測)への応用
阿久津 伸 株式会社アドバンスト・キー・テクノロジー研究所 新規結晶成長技術「AP法」における材料開発知識化の試み
談 莫東 東京大学大学院工学研究科 安価で高速な浮遊細胞計数装置の開発
畠山 泰英 株式会社キウイラボ科学バー サイエンスを可視化する新表現「系統樹マンダラ」
田中 啓太 Integriculture inc. / 早稲田大学 先進理工学部 4年SCIGRA “SCIGRA” - 研究者による3Dデータ使用法の最適化と視覚的研究アウトリーチへの応用
川崎 俊輔 京都大学 iPS細胞研究所未来生命科学開拓部門 人工mRNAスイッチの医療応用に向けて
荻原 裕佑 名古屋大学大学院工学研究科 超低毒性量子ドットZZCを用いた移植幹細胞in vivo 蛍光イメージング
五十嵐 敬幸 東北大学医学系研究科 神経細胞制御学分野 小胞体Ca2+ダイナミクスの光操作 -光感受性C2C12を用いたSarcomere assembly 研究モデル-
佐藤 牧人 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 2つの新たな睡眠センシング手法が睡眠解析技術に革命を起こす
松本 結 国立精神・神経医療研究センター神経研究所 音響環境における周波数特徴と嗜好性の関係
奥村 政佳 横浜国立大学教育学研究科 幼児教育の将来はどっちだ?〜保育士∩気象予報士∩防災士∩歌手∩大学院生の超異分野メディエーターが教材アプリケーション開発してみた〜
東 桃子 金子 彩乃 横浜市立大学医学部医学科3年 AI・IoT技術を用いた動きたくなる病院デザイン
チン ミン フア 国立研究開発法人物質・材料研究機構 Apatite Nanoparticles-Assisted Dissolving Microneedles for Transdermal Adjuvant CpG DNA Delivery
根本 直人 株式会社Epsilon Molecular Engineering 進化工学自動化システムによる高品質なVHH抗体やペプチドアプタマーのハイスループットスクリーニング
石川 大輔 東京工業大学情報理工学院情報工学系知能情報コース DNAを折りたたみ,集めて,カプセルを創る.
生長 幸之助 東京大学大学院薬学系研究科 低露出度アミノ酸選択的なタンパク質修飾反応の開発
山本 一樹 東京大学アイソトープ総合センター ソーシャル創薬プロジェクト実現に向けての実証研究
上原 ありさ/ 金城 拓登 興南中学校3年 沖縄工業高等専門学校メディア情報工学科2年 A-pet 「ペット × IT」
高山 和雄 大阪大学大学院薬学研究科分子生物学分野 ヒトiPS細胞由来肝細胞の作製法の開発と創薬応用に向けた挑戦
吉野 紀美香 慶應義塾大学 医学部 運動麻痺からの回復に寄与する大脳皮質一次運動野の変遷に迫る-霊長類脊髄損傷モデルを用いて
木山 正啓 電気通信大学大学院情報理工学研究科 高水溶性近赤外ホタル発光材料のin vivoイメージングへの応用
池田 和弘 東京大学生産技術研究所 細胞ファイバ技術を用いたヒトiPS細胞培養法
井上 剛史 株式会社リバネス研究開発事業部 ウンシュウミカンにおけるヘスペリジンの集積と抽出方法
松尾 宗征 東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系 生命を合成する!
利光 孝太 慶應義塾大学大学院医学研究科 大腸がんオルガノイドを用いたテーラーメイド医療実現に向けた基盤研究
鎌田 恵輔 iGEM nagahama合成生物学 合成生物学による次世代発酵食品のデザイン 〜におわない鮒寿司〜
長田 翔伍 東京大学生産技術研究所 コラーゲンビーズを用いたヒトiPS細胞由来肝細胞の新規三次元培養法の確立
海老原 正美 株式会社つくばテクノロジー レーザー超音波可視化検査装置と小型X線検査装置の開発
深水 研二 川田獣医科医院寄生虫学研究室 妊娠できない牛に対する治療方法の実証実験
高杉 昭吾 高杉昭吾デザイン事務所 自信を持って治療を続けるためのデザイン
田口 善弘 中央大学理工学部 主成分分析・テンソル分解を用いた教師なし学習による変数選択法とそのバイオインフォマティクスへの応用
末長 寿規 豊橋技術科学大学 人とディープラーニングによる 4 コマ漫画のストーリー解析
園部 宏和 個人向け格安深海探査機SONOVY300の開発と海底地図の作成について
関山 敦生 大阪大学大学院薬学研究科 創成薬学専攻 先制心身医薬学寄付講座 うつ、ストレスの血液プロファイリング技術が拓く未来〜血液検査から人間の見える化へ
大島 光宏 奥羽大学薬学部 歯肉溝滲出液中のmiRNAによる新規歯周炎診断法
西村 仁憲 東京大学経済学研究科 高齢者の引退が認知能力に与える影響の検証
森下仁丹株式会社
江川 伊織 東京大学大学院総合文化研究科 新規プロジェクトの立ち上げに有効な行動指針や判断基準の検討〜性格特性の違いに着目して〜
正木 郁太郎 東京大学社会心理学研究室 企業の「高齢化」とイノベーション行動の関係:「窮屈な文化」に着目して
五十嵐 圭介 東北大学大学院農学研究科 イネRT98型細胞質雄性不稔性および稔性回復の分子遺伝学的解析
Miyoshi Yudai 京都大学総合人間学部 “倫理的問題への解決策としての純肉(培養肉)” - 私たちは“何”肉を食べるべきか
羽生 雄毅 インテグリカルチャー株式会社代表 “Shojinmeat Project” - 細胞培養の価格破壊による食糧生産への展望
日本マイクロソフト株式会社
本大会研究費アワード
発表者 所属 タイトル 求めるもの
石川 大輔 東京工業大学 情報理工学院 情報工学系知能情報コース DNAを折りたたみ,集めて,カプセルを創る.
松尾 宗征 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系 生命を合成する!
山浦 紘一 東京農工大学大学院 国際環境農学専攻 食品安全性などの曖昧な情報と消費者便益影響研究
長田 翔伍 東京大学生産技術研究所 コラーゲンビーズを用いたヒトiPS細胞由来肝細胞の新規三次元培養法の確立
利光 孝太 慶應義塾大学大学院 医学研究科 大腸がんオルガノイドを用いたテーラーメイド医療実現に向けた基盤研究
正木 郁太郎 東京大学 人文社会系研究科 企業の「高齢化」とイノベーション行動の関係:「窮屈な文化」に着目して
池田 和弘 東京大学 生産技術研究所 細胞ファイバ技術を用いたヒトiPS細胞培養法
川崎 俊輔 京都大学 iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門 人工mRNAスイッチの医療応用に向けて
野田口 理孝 名古屋大学大学院 理学研究科 植物の汎用的な新品種創出技術
今村 公紀 京都大学 霊長類研究所 リバネス研究費から始まった駆出し大学教員の0ベース研究 〜「iPS細胞×進化」研究者のケースレポート
大上 雅史 東京工業大学 情報理工学院 ヒトタンパク質の相互作用ネットワークを 網羅的に予測し活用するクラウドシステム開発
松本 結 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 音響環境における周波数特徴と嗜好性の関係
jaJapanese