超異分野学会 益田フォーラム2020

大会テーマ
次世代とともに創る益田の未来〜医食農連携で地域を盛り上げる〜
日 時
2020年11月3日(火・祝)13:00〜18:00
場 所
島根県芸術文化センター グラントワアクセス

超異分野学会では、研究の価値を広報し、研究費を集める機会を提供します

ー フォーラム概要 ー

島根県益田市は、萩・石見空港から車で10分ほどの場所に位置するものの、人口減少、少子高齢化、農業の担い手不足、山林の荒廃などが著しく、日本創生会議では消滅可能性都市の1つとして挙げられています。リバネスでは、2018年より益田市の方々と協働して、これらの地域課題を解決すべく、県内外の研究者の知識・技術と地元資源を掛け合わせた、独自性の高いプロジェクトを創出しています。2020年のフォーラムでは、これまで進めてきた「ヘルステックモール実証研究」「放棄林地における放牧畜産」「未利用資源を活用したアグリビジネス」に加え、「ドローンを活用した海ごみ漂着診断」の4つのプロジェクトを軸に新たな仲間を集め、研究開発の加速と持続可能な地域分散型都市の構築を目指します。

〈参加対象者〉
農林水産・バイオヘルスケア・ロボット技術・ロジスティクス関連の研究者、ベンチャー、県内外の企業、地元の生産者・中高生等

〈企画キーワード〉
健康寿命の延伸、ヘルスケア、牧草畜産、スマート農業、資源活用、海ごみ、亜熱帯植物、共生型産業 etc

本フォーラムは実施終了しました。

  • 11月3日

11月3日(火)13:00 – 18:30

メインホール ポスター・ブース会場
13:00 開会挨拶  
13:15 基調講演
13:30 セッション1
地域資源が循環するアグリビジネス
14:30 セッション2
ドローンを活用した海ゴミ削減戦略
15:30 ポスターセッション
16:30 セッション3
健康な人と街をつくる〜益田ヘルステックプロジェクト〜
17:30 表彰式・閉会式

 

13:15〜13:30
  • メインホール
基調講演
松本 亨(まつもと とおる)氏
株式会社ドローンクリエイト 代表取締役社長

鳥取県境港市出身。1967年生まれ。1989年 株式会社益田ドライビングスクール(現 株式会社コガワ計画)に参画。取締役最高執行責任者、取締役社長、代表取締役会長を歴任後、2018年、益田興産株式会社、株式会社コガワ計画の共同出資により設立した株式会社ドローンクリエイト、代表取締役社長として、地域貢献・成長を念頭に成長するドローン事業を展開。NPO法人益田市・町おこしの会 副理事長としても、様々なイベントを企画・開催 益田市の活性化に取り組む。
13:30〜14:30
  • メインホール
<セッション1>
地域資源が循環するアグリビジネス
2018年のフォーラム以降、地域資源を活用すべく、竹を植繊機で処理したものをベビーリーフ栽培に使い、収穫量や品質、土壌への影響を調べています。また最近では、使われていない農地を放牧地として和牛を育てる実証を始めています。本セッションでは、竹や放棄地など地域に眠る資源を活用し、循環させていくアグリビジネスについて議論を行います。

“詳細情報”

〈オーガナイザー〉

宮内 陽介(みやうち ようすけ)
株式会社リバネス 研究開発事業部 農林水産研究センター センター長

千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了、博士(農学)。大学院では新疆ウイグル自治区にて現地研究者とダイズの多収栽培技術の確立を行った。リバネスでは自身の経験を活かし、研究プロジェクトを手がける。2019年より農業分野の横断的な研究を積極的に推進すべく農林水産研究センターを設立。同年、株式会社アグリノーム研究所の代表取締役に就任、持続的な食生産を目指し、完全循環型農業の実現に関する事業・研究を行う

四橋 雅美(よつはし まさみ) 氏
株式会社キューサイファーム島根 業務課 課長

広島県出身。追手門学院大学経済学部経済学科修士課程修了しヤマト運輸に入社。2010年に株式会社キューサイファーム島根に入社し、事務担当として農業や農産加工の業務にかかわるようになり2015年より現職。自社の課題解決のため、農業現場への積極的なIoT技術の導入を推進する傍ら、現在は新事業創出にも関与し業務を遂行している。

萱場 時男 (かやば ときお) 氏
株式会社アーステクニカ 営業部 環境営業課

草本系の資源化技術として膨潤処理機(商標名‐”植繊機”)を製造し、 自治体の剪定枝資源化設備を展開。草本系の原料を圧縮・混練・解繊・昇温することで性状に大きな変化を起こさせる。今後竹の活用・エリアンサ
スの活用の前処理技術として展開される事を目指している

益田 周 (ますだ しゅう)氏
サグリ株式会社 取締役 COO

伊藤忠商事に入社後、10年以上に渡って、様々な商社ビジネスを経験。その後、外資系製薬会社の経営企画職を経て、サグリ株式会社に入社。サグリでは、衛星データをAIで解析し、耕作放棄地を自動的に検出するアプリケーション”ACTABA”の開発をリード。現在、衛星・ドローンによる空き家検出や衛星によるソーラーパネル検出など農業以外の分野においても様々な実証を進めている。

14:30〜15:30
  • メインホール
<セッション2>
ドローンを活用した海ゴミ削減戦略
日本財団と共に、海洋ごみ削減とビジネスを同時に実現する事業モデルの構築を目指す「プロジェクト・イッカク」のチーム「Debris Watchers」では、ドローンや衛星、定点観測を活用した海ごみ漂着診断システムを開発しています。いよいよ2020年11月、益田市の海岸を舞台に海洋ごみ清掃活動を通じたシステム開発が始まります。本セッションでは、取り組みの紹介とともに、地域でドローンを活用する戦略について考えます。

“詳細情報”

〈オーガナイザー〉

丸 幸弘(まる ゆきひろ)
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO

2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

松本 亨(まつもと とおる) 
株式会社ドローンクリエイト 代表取締役社長

鳥取県境港市出身。1989年 株式会社益田ドライビングスクール(現 株式会社コガワ計画)に参画。取締役最高執行責任者、取締役社長、代表取締役会長を歴任後、2018年、益田興産株式会社、株式会社コガワ計画の共同出資により設立した株式会社ドローンクリエイト、代表取締役社長として、地域貢献・成長を念頭に成長するドローン事業を展開。NPO法人益田市・町おこしの会 副理事長としても、様々なイベントを企画・開催 益田市の活性化に取り組む。

井上 翔介 (いのうえ しょうすけ) 氏
株式会社自律制御システム研究所 (ACSL)
事業推進ユニット ディレクター

2016年よりACSLに参画し、国家プロジェクト・主要顧客との製品開発プロジェクトに従事。以前はマッキンゼー・アンド・カンパニーにて、大手メーカーの業務改善や企業買収での価値算定に従事。東京大学航空宇宙工学専攻修士課程修了。

工藤 裕 (くどう ゆう)氏
株式会社天の技 代表取締役

通信系研究所で画像認識を利用した遠隔制御ロボットや光通信に関する研究、半導体製造装置企業にてレーザによる高速微細加工装置開発、及び宇宙ベンチャーにおいて月面探査ローバーの電装/カメラ/環境試験等に従事。その後、宇宙機器用コンポーネントや衛星画像の取得・解析技術の重要性を認識し、株式会社天の技を起業、現在に至る。

16:30〜17:30
  • メインホール
<セッション3>
健康な人と街をつくる〜益田ヘルステックプロジェクト〜
益田市の病院、企業、商業施設が連携して、健康なくらしに関わる研究開発を始めます。いつものショッピングセンターや自宅の一角が、あなたの健康を支える重要な医療拠点になるかもしれません。病院に行く少し手前、「未病」の段階で自分の健康情報を知ることのできる仕組みづくりを行い、健康なまちづくりを目指します。

“詳細情報”

〈オーガナイザー〉

高橋 宏之(たかはし ひろゆき)
株式会社リバネス 執行役員

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了 博士(理学)。
40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事している。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

田中 美穂(たなか みほ) 氏
日本ユニシス株式会社
グループマーケティング部 戦略企画室 インキュベーションマネージャ

金融システムエンジニアとして日本ユニシスに入社。営業・コンサル・経営企画を経験し、全社マーケティングを担当。2016年よりOpenInnovationの取組みを推進。現在は、お客様企業やベンチャー・スタートアップを含めたパートナー、自治体らと創り上げる産官学エコシステムでの新事業創出に取組む。

五十棲 計 (いそずみ けい) 氏
株式会社イヴケア 代表取締役社長 CEO

2020年滋賀大学大学院教育学研究科を修了、修士(教育学)。同大学の大平准教授と連携し、2018年7月には滋賀テックプラングランプリのファイナリストとして選出され、パナソニックアプライアンス社賞を受賞。7月に東京で開催されたバイオテックグランプリでもファイナリストに選出され、日本ユニシス賞と竹中工務店賞を受賞。2019年1月11日に滋賀大学からの大学発ベンチャー第1号となる株式会社イヴケアを設立。

高橋 知子 (たかはし ともこ)氏
高橋建設株式会社 取締役

高橋建設は、総合建設業で主に道路や橋梁、民間住宅、公共施設などの工事を行っています。その他にも砕石場やミュージアムショップ、ガソリンスタンド、焼却場の運転業務、観光農園の運営しており、様々な分野に取り組んでいる会社です。建設会社で農園を運営しているのは、定年社員の連続雇用制度から始まりました。当社には80代の方がワークライフバランスを維持し今も現場で働いています。これからも元気に働ける会社作りを目指しています。

鈴木 健吾 (すずき けんご) 氏
株式会社ユーグレナ 執行役員 研究開発担当

2003年東京大学農学部生物システム工学専修卒業後、同大学大学院農学生命科学研究科修士課程に進学、2006年修了。在学時の2005年8月に、株式会社ユーグレナ取締役研究開発部長に就任。同年12月、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養を実現する。

  • 日本ユニシス株式会社

  • 株式会社フォーカスシステムズ

  • 日本財団

  • 株式会社アーステクニカ

jaJapanese