超異分野学会本大会は、常に他にはない新しい知識を生み出して行く場所として走り続けています。第9回本大会では、最大40枠のセッションを実施する予定です。ヘルスケア、脳科学、IoT、データサイエンス、マテリアル、エネルギー、組織づくり、地域のエコシステムなど、異なる知識を持った多様な人たちが集い、互いの知識を融合させるからこそ、まだ世界で誰もやったことがない知識を製造することができるのです。
これこそが超異分野学会の真骨頂であり、世界規模の課題解決に対して情熱をもつ個人が社会実装に向けて一歩を踏み出す場になります。
ぜひ、この場にご参加いただき新しいプロジェクトを一緒に起こしましょう。
<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生 etc
<企画キーワード>
エネルギー、ライフサイエンス、建築、化学、モビリティ、ロボティクス、データサイエンス、マテリアル、コンピューターサイエンス、アグリ、エレクトロニクス、フード、サイコロジー etc.
<参加申込み>
聴講参加締切:直前まで申し込み可能
<ポスター発表者・ブース発表者の方へ>
オンライン開催への変更に伴い、ポスター発表・ブース発表は、3分間のピッチ形式(セッション名:テクノロジースプラッシュ)に変更となります。
<聴講参加費用>
オンライン学会への変更に伴い、聴講参加費は無料となります。
2020年4月23日(木) 9:00 – 19:00
Time | オンライン(スケジュール、登壇者は一部変更の可能性があります。) |
9:00 | [オープニングトーク] [テクノロジースプラッシュ]第1部(ポスター・ブース発表ショートピッチ) |
10:00 | [パネルディスカッション]ディープイシューを解決する、GovTech(行政×テクノロジー)の最前線 |
11:00 | [セッション]「海ごみ問題」を超異分野チームで解く |
12:00 | [テクノロジースプラッシュ]第2部 |
13:00 | [セッション]TECH INSTALL Project〜スタートアップが大企業を思いっきり活用する新しいかたち〜 |
14:00 | [パネルディスカッション]腸内環境はデザインできる |
15:00 |
[パネルディスカッション]地方創生における地域銀行の役割 |
16:00 | [パネルディスカッション]大手企業の開放特許はイノベーションを誘発するタネとなりうるか? |
17:00 | [パネルディスカッション]やわらかさでエンジニアリングが変わる |
18:00 | [テクノロジースプラッシュ]第3部 |
18:50 | [クロージングトーク] |
9:00〜9:50
- オンライン
オープニングトーク(開会式)
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘(まる ゆきひろ)
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。アジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。
株式会社リバネス 知識創業研究センター センター長
髙橋 宏之(たかはし ひろゆき)
2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。
株式会社リバネス 大阪本社 創業開発事業部
濱口 真慈(はまぐち まちか)
2019年大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。同年にリバネスに入社し、薬事承認などハードルの高い、バイオ・メディカル領域の研究や事業が加速する仕組み作りを目指す。科学技術をベースとして事業化を目指す研究者等の創業期前後の伴走を行うプログラムTECH PLANTERのうちメディカル領域に力を注ぎ、ウェットラボとして使用可能なインキュベーション施設づくりにも従事している。
10:00〜10:50
- オンライン
ディープイシューを解決する、GovTech(行政×テクノロジー)の最前線
セッションパートナー:Drone Fund
政府や自治体が抱える積年の課題を、新たなテクノロジーで解決するGovTech (Government ×Technology) が近年注目され始めています。 直近でも日本では台風などの自然災害によって2018 年には関西地域、2019 年には関東地域が甚大な被害を被ったことに代表されるように「防災対策」はまさにGovTech が必要とされている領域と言えます。また教育、食・農業、健康・ヘルスケアなど国を挙げて解決していくべきイシューが多く存在しています。
本セッションでは、人類が直面する地球規模の深い課題「ディープイシュー」に対して、それらを解決するためのテクノロジー「DeepTech」を駆使し、行政や民間企業がどのようにGovTech を推し進めていくべきなのか、Gov Tech の最前線について、経済産業省、内閣府のキーパーソンと、ドローン・エアモビリティ特化型VC であるDrone Fund を交えて議論します。
11:00〜11:50
- オンライン
「海ごみ問題」を超異分野チームで解く
セッションパートナー:日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構(JASTO)
社会課題の解決が、新しいビジネスの種になる時代が来ています。日本財団、JASTO、リバネスが開始した「プロジェクト・イッカク」は、近年注目が高まる「海ごみ」問題にフォーカスし、「海ごみ削減に資するビジネス」を生み出そうという取り組みです。これは社会課題の解決を原動力としてビジネス機会を創造する活動であり、研究者、ビジネスパーソン、デザイナーなど様々な属性の人の共感をもとに大きくなっていくことを目指しています。本セッションでは、プロジェクトの下、活動を開始したチームのリーダーらとともに、どうやって容易でない課題の解決に取り組んでいくか、技術やビジネスの両面の突破口はどこか、議論します。
12:00〜12:50
- オンライン
研究者・ベンチャーによる超異分野ピッチ
テクノロジースプラッシュ
スプラッシュ(splash)は、「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」という意味です。この企画では、プレゼンターである研究者やベンチャーらが、自身の研究や事業の最も熱いところを、分野や所属の垣根を超えて参加者へ発信します。一方、参加者は、次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、異分野の世界にザブンと飛び込みます。超異分野のショートプレゼンテーションの連続の中で、プレゼンターが持つ熱と、参加者が持つ熱とがぶつかり合い、飛沫(スプラッシュ)を上げるように新しい研究アイデアや仲間が生まれる場。それがテクノロジースプラッシュです。
13:00〜13:50
- オンライン
TECH INSTALL Project
〜スタートアップが大企業を思いっきり活用する新しいかたち〜
INSTALL の語源は、「中に立つ」という意味のラテン語、in stare です。開発した技術を我が子のように愛してやまない研究員が、その技術をベンチャーに預けた時、ベンチャーの中で技術が1人立ちして事業に化けていく。そんな未来を想像してこのプロジェクトは名づけられました。「TECH INSTALL 」は、大企業の技術が、その技術を開発した研究員の想いとともに社会実装されることにより、スタートアップが加速していくプロジェクトです。スタートアップが大企業を大いに活用したっていいじゃない。そう私達は考えています。
今回の主役は、竹中工務店の技術研究所所属の研究員3 名、彼らが開発した技術、そしてその技術に触発され新しい技術の活用アイデアを考案するスタートアップ3 社です。当日は、研究員とスタートアップのチームが、ベースとなった技術と、その技術を元に考案された技術の新規用途を発表します。また、聴衆のみなさんも、発表に対してさらにアイデアを加えることができる双方向型のセッションを目指します。
竹中工務店の”TECH” を、スタートアップへと”INSTALL” することで何がおきるのでしょうか?ご期待ください!
14:00〜14:50
- オンライン
腸内環境はデザインできる
セッションパートナー:協和発酵バイオ株式会社
腸内環境の網羅的解析によって、ヒトと腸内フローラとの関係が次々と明らかになってきています。この知見を健康維持・疾患予防に活かすためには、それらを実現する行動変容を促し、腸内環境を適切にデザインすることが重要になってきます。本セッションでは、腸内環境、食品栄養、生活習慣病に関する医療に携わる研究者に集まっていただき、食事や生活習慣を通してどのように腸内環境をデザインすることができるのかについて議論します。
15:00〜15:50
- オンライン
地方創生における地域銀行の役割
セッションパートナー:日本ユニシス株式会社
東京一極集中への危機感が様々なところで取り上げられる中、地方銀行は地域に根ざし、産業を活性化することで地方創生の推進役を担っています。令和元年には「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」や第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が閣議決定されたように、地方創生は今後の日本経済の動向を左右しうる重要な要素と捉えられています。その中で、アカデミアに蓄積された科学・技術を地方からの産業創出の核として捉え、その発掘・育成を推進するという戦略を進める地方銀行があります。
リバネスが進める地域テックプランターの中で、シーズ発掘やベンチャー企業の育成、地元企業のプロジェクト参画の促進などを行う産業創出パートナーとして躍動する担当者をお呼びし、地方創生におけるこれからの地方銀行の在り方について議論します。
16:00〜16:50
- オンライン
大手企業の開放特許はイノベーションを誘発するタネとなりうるか?
セッションパートナー:三菱電機株式会社
多くの大手企業がベンチャー企業との連携からオープンイノベーションの動きを模索する中、三菱電機とリバネスは、「自社の開放特 許」に着目し、特許を生み出した自社の研究者と、学生、町工場、ベンチャー企業など、様々な主体を交流させる取り組みを行なってきました。そして本活動の中で、開放特許に新たな知識を加えることで、新規の活用方法を見出す成果を生み出すことに成功しました。この実験的 手法は果たして他企業でも活用できる手法となりうるのでしょうか。そしてさらに良い手法へと発展させるアイデアはないのでしょうか。
そこで本セッションでは、アカデミアでイノベーション研究に関わり、大手企業の研究開発戦略なども研究する東京工科大学の七丈教 授、そして特許庁で中小企業・ベンチャー企業の知財活用支援を行う高田氏を招聘し、大企業の休眠特許をテーマにしたイノベーション 手法についてディスカッションします。
17:00〜17:50
- オンライン
やわらかさでエンジニアリングが変わる
セッションパートナー:株式会社村田製作所
柔らかい素材を使いこなす、一つ一つの部品は硬くても構造として柔らかさを持たせるといった、柔らかさを生かすことができる時代が到来しつつあります。例えば、柔らかい素材の利用は、これまで固いものを使って作られることが一般的だったロボットに、把持や動作の多様性をもたらす大きな可能性を持っています。しかし、ロボット工学者が素材屋と組むケースは多くなく、それゆえに可能性を十分に活かしきれていません。このセッションでは、ソフトマターを使ったものづくりを加速させるための研究に取り組む研究者、ソフトロボティクスの研究者を中心に、柔らかさがエンジニアリングにおいて持つインパクトと、実装に向けての課題について、実例も踏まえながら議論します。
<テクノロジースプラッシュ発表一覧>
発表時間 | 発表順 | 名前(敬称略) | 所属 |
9:30-10:00 | A01 | 岡 弘樹 | 早稲田大学 |
A02 | 市浦 茂 | 山形大学農学部生産機械研究室 | |
A03 | 正木 郁太郎 | 東京大学 | |
A04 | 伊藤 寛晃 | 昭和大学 江東豊洲病院 消化器外科 | |
A05 | 蟹江 慧 | 名古屋大学 | |
A06 | 三澤 雅樹 | 産業技術総合研究所 | |
A07 | 矢野 博明 | 筑波大学 | |
A08 | 岡部 大地 | 株式会社ジャパンヘルスケア | |
A09 | 小若 雅伸 | 株式会社浜野製作所 | |
A10 | 宇井 吉美 | 株式会社aba | |
12:00-12:50 | B01 | 高満 洋徳 | 成光精密株式会社 |
B02 | 五領田 小百合 | 辻料理教育研究所・獨協医科大学 | |
B03 | 高屋 朋彰 | 小山工業高等専門学校 | |
B04 | 村山 智浩 | 浦和実業学園中学校・高等学校 | |
B05 | 池田 拓史 | 浦和実業学園高等学校 | |
B06 | 伊藤 武志 | 弓削商船高等専門学校 | |
B07 | 阿閉 耕平 | 株式会社ユーグレナ | |
B08 | 竹澤 慎一郎 | 株式会社セツロテック | |
B09 | 林 凜 | 法政大学大学院 | |
B10 | 秋元 博路 | 合同会社アルバトロス・テクノロジー | |
B11 | Austin Yoshino | Manaola Innovations | |
B12 | 目黒 奨 | 物質・材料研究機構 | |
B13 | 中谷 暖 | 法政大学大学院理工学研究科機械工学専攻 | |
B14 | 高橋 理央 | 法政大学大学院理工学研究科機械工学専攻 | |
B15 | 榊原 僚 | 法政大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 | |
B16 | 工藤 裕 | 株式会社天の技 | |
B17 | 横田 俊 | 法政大学 | |
B18 | 次田 将大 | 東海大学大学院 | |
B19 | 岸本 喜直 | 東京都市大学 | |
B20 | 金澤 等 | (株)カナLABO | |
18:00-18:50 | C01 | 西岡 一洋 | Kisvin Science株式会社 |
C02 | 大瀧 颯祐 | 浦和実業学園中学校高等学校 | |
C03 | 金 駿 | 浦和実業学園高等学校 | |
C04 | 石井 愛海 | 慶應義塾大学 | |
C05 | 矢部 誠馬 | 早稲田大学教育学部理学科生物学専修 | |
C06 | ジランサッジャウィジット マニーラット | 神奈川県立中央農業高校 | |
C07 | 上野 賢 | 株式会社Smolt | |
C08 | 五十嵐 圭介 | NPO法人日本細胞農業協会 | |
C09 | 宮野 怜 | 北里大学大学院 | |
C10 | 中山 碩人 | 筑波大学 | |
C11 | 夏目 雄平 | 千葉大学国際教育センター | |
C12 | 安良岡 直希 | ハイラブル株式会社 | |
C13 | 長尾 光雄 | 日本大学 | |
C14 | 津上 哲也 | 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 | |
C16 | 黒住 嶺 | 筑波大学大学院 | |
C17 | 坂本 航太郎 | 筑波大学 | |
C18 | 前田 源次郎 | 秋田大学理工学部通信講座受講生 | |
C19 | 田巻 初 | 株式会社アグロデザイン・スタジオ | |
C20 | 中村 智治 | うみの株式会社 | |
C21 | 乙部 和紀 | 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター | |
C22 | 佐伯 真二郎 | NPO法人食用昆虫科学研究会 |
発表演題詳細はこちら
※3月6-7日でご発表予定だった方のため、上記一覧(4/23オンライン発表)の発表者は一部異なります
※WEB掲載許可をいただいた方のみ掲載