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【東京大会】基調講演決定!オートファジー研究第一人者、大阪大学吉森教授が語る「『役に立たない』といわれたオートファジー研究で新領域を拓く」
2021.12.23リバネスが主催する超異分野学会東京大会(2022年3月4-5日(金、土))の初日3月4日の基調講演に、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏と共にオートファジー分野を切り拓いてきた大阪大学教授吉森保氏が登壇し、「『役に立たない』といわれたオートファジー研究で新領域を拓く」をタイトルに講演します。
大会テーマ 知識の還流 -地球貢献の時代へ-
日時:2021年3月4日(金)・5日(土)10:00-19:00
いわゆる基礎研究は「社会の役に立たない」と位置付けられることも少なくありません。当然のことながら意味がない研究はありませんが、変化の激しい昨今においては早期に事業化や産業利用できそうな研究が求められる傾向があるのも事実です。しかし、一見して役に立ちそうにない基礎研究は、新領域を切り拓き、新しい知識を生む源泉であり、多くの研究者が長い年月をかけて研究を積み重ねて、結果として社会に役立つものとなってきました。最初から社会に役立つ研究は、狙ってできるものではありません。今でこそ産業界も着目するオートファジー分野もそのような基礎研究から始まった研究分野のひとつです。純粋にオートファジー現象のメカニズムを明らかにしたい、その現象の生理的な意義を知りたいという強い好奇心が切り拓いてきたのです。
吉森氏は、日本が牽引するオートファジー分野を、何の役に立つのかと問われながらも、大隅氏らと共に黎明期を築きました。そして、積み重ねた膨大な基礎研究の成果を、今まさに社会に還元したいと考えています。「役に立たないといわれた研究が、役に立つことを示したい」という思いで、ベンチャーやコンソーシアムを立ち上げ、その研究成果の社会実装にも取り組んでいます。
吉森氏の研究に対する考え方や科学に対する想いは、何の役に立つのか?と問われながらも好奇心で基礎研究に向き合っている多くの研究者に勇気や信念をお伝えすると同時に、研究成果を社会に還元するべく応用研究に取り組むアカデミアや企業の研究者の道しるべになるものと考えています。
『役に立たない』といわれたオートファジー研究で新領域を拓く
日時:2022年3月4日(金)13:10-13:30
場所:TOC五反田メッセ(東京都品川区西五反田6-6-19)
詳細:https://hic.lne.st/conference/tokyo2022/
登壇者
吉森 保 氏
大阪大学 生命機能研究科 生命機能専攻 教授(兼任)医学系研究科 教授
大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学医学研究科中退、私大助手、ドイツ留学を経て、1996年に大隅良典氏(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞)の研究室に助教授として着任。共にオートファジー研究の黎明期から第一線で活躍する。国立遺伝学研究所教授、大阪大学微生物病研究所教授を経て現在に至る。2017年大阪大学栄誉教授。2019年紫綬褒章受賞、ほか受賞歴多数。2019年株式会社AutoPhagyGO 技術顧問。2020年一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム 代表理事。
超異分野学会東京大会2022
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