超異分野学会 山形フォーラム2022

大会テーマ
知識の交易がもたらす地域の好循環
日 時
2022年8月20日(土) 9:30-15:45
場 所
ル・ポットフー 会議室・宴会場(山形県酒田市)アクセス

超異分野学会とは

近年、指数関数的に科学論文の数が増加しているのに対し、私たちが利用可能な知識の増加速度は到底およんでいません。2002年、このギャップを埋めるために、リバネスが考え抜いた末に行き着いた概念が「超異分野」です。以来、私たちは社会が利用できる知識へとサイエンスをブリッジするサイエンスブリッジコミュケーターとして、科学者、エンジニア、ビジネスパーソン、町工場の匠、医師、農業者、教育者など、多様な異分野のスペシャリストどうしを結びつけてきました。この「超異分野」ネットワークは、指数関数的に人類の知識を増加させる鍵となるはずだと私たちは考えています。超異分野学会は、その仮説を検証し、新たな一歩を踏み出すための場です。

超異分野学会 山形フォーラム2022について

 山形フォーラムの舞台となる庄内地方は、最上川の河口にある酒田港を拠点に、交通の要衝として多くの豪商が活躍した。京と繋がる西廻り航路を活かし、人・ものを集め、動かすことで、「西の堺、東の酒田」といわれる程に発展してきた。さらに、これらによって得られた利益は、積極的に地域に還元され、地域の好循環を生んできた歴史を持つ。現在でも、同地域には“公益”の精神に基づき、“交易”を広げるという考え方が根付いている。

 本フォーラムでは、人・ものに加え、知識を交えたさらなる好循環を生むことを狙い、地元事業者、研究者、ベンチャー企業、大企業等が集まり、議論する場をデザインする。既に、酒田市とリバネスが令和3年度に取り組んだ事業から、地元事業者を中心とした研究会型の活動が始まり、様々な実証プロジェクトを進める意欲が高まっている。山と海に囲まれた豊かな平野で生産される地域産品、リサイクルポートという重点港湾酒田港やそこに集積する関連産業、そして交易&公益を誇りとする人々。こうした地域資源に研究的思考で向き合い、「超える。つながる。世界を変える。」に資する知識の交易を仕掛ける。

日程 2022年8月20日(土) 9:30-15:45
場所 ル・ポットフー 会議室・宴会場(山形県酒田市内) アクセス
共同主催 酒田市・酒田市産業振興まちづくりセンターサンロク・株式会社リバネス
協力 庄内アグリビジネス研究会

<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、地元事業者、生産者、大企業、町工場、自治体、中学・高校生 etc

<新型コロナウイルス感染症対策について>
本会は、政府・自治体より発表される方針を遵守し、実施会場とも連携しながら新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、開催する予定です。

プログラム情報

  • 8月20日

8月20日(土)9:30 – 15:45

9:40-10:00
  • 会場A・B
基調講演
「超異分野人間の発想法 〜有機ELから健康食品まで〜」

城戸 淳二 氏
山形大学大学院 理工学研究科 有機デバイス工学専攻 教授

大学での専攻は応用化学で素材の基礎研究を行いました。その後、光る素材に出会い、発光デバイス、大型テレビへと研究対象は拡大し、さらに照明パネルの開発からベンチャー創出。その応用としての植物栽培から食品加工技術へと、活動範囲は広がりました。このように、一見、全く異なる分野での活動は、連続的な発想と、好奇心によるものです。異分野人間は、まさしく点と点を繋いで線にして、線と線を繋いで、面にする。そして、面を繋いで立体にしているということです。そんな発想方法をお話しします。


<プロフィール>
1984年早稲田大学理工学部卒業、1989年現ニューヨーク大学大学院にてPh.D.修了、1989年より山形大学に在籍。1993年、世界初の白色発光素子の開発に成功。受賞歴は2013年紫綬褒章、SID Karl Ferdinand Braun Prize他。
近年は、山形大学での研究や技術を活かし、ナチュラルプロセスファクトリー(株)、(株)ベジア、(株)フラスク等のベンチャーを起業、地域振興にも力を入れている。
10:00-11:00
  • 会場A
特別企画
庄内から世界へ、新しいアグリビジネスの高度化とは?
〜伝統 × 特産 × 先端研究の融合〜

powered by:庄内アグリビジネス研究会

庄内アグリビジネス研究会は2022年1月に、株式会社農園貞太郎を中心に活動を開始しました。これまでに、ベンチャー連携により2件のクラウドファンディング活動を成功させ、1件の共同研究を進めています。本企画でこれらの取り組みの魅力を紹介するとともに、以下にして農園貞太郎が研究者・ベンチャー企業と連携を進めてきたかをご紹介します。
また、厳選した研究者・ベンチャー企業を数社ゲストに呼んだ実証研究や共同事業の提案を投げかける機会を創出します。

これから庄内地域の事業者が連携を進めるためのヒントにぜひご活用ください。

“詳細情報”

農園貞太郎 遠藤 久道氏

 

遠藤 久道 氏
株式会社農園貞太郎 代表取締役
庄内アグリビジネス研究会 主幹
山形県の稲作地帯として知られる庄内平野を拠点として、農作物を生産する“農家”。自然豊かな庄内で育った、男兄弟3人の夫婦とその両親で営む和気あいあいな家族経営の農家、プラス地元の人々とシルバー人材の方々、そして、農業に興味のある若手スタッフを交えた農業集団、それが農業法人としての農園貞太郎です。
2022年1月に、主幹として庄内アグリビジネス研究会を創設し、研究活動を開始。これまでに、廃棄野菜を活用したアップサイクルや生産効率向上や高付加価値化に向けた研究開発を推進。
WEBサイト|https://teitaro.co.jp/

<ベンチャー企業による発表>

斉藤 悠斗 氏
株式会社MISOVATION 代表取締役
完全食味噌汁の企画・開発・販売、味噌汁を通じた予防医療サービスの提供
WEBサイト|https://misovation.com/

佐藤 嘉 氏
アクアソリューションズ株式会社 代表取締役CEO
小型マイクロバブル発生装置の開発・販売
WEBサイト|https://ishikawa-saketen.com/

佐藤 亮 氏
Morus株式会社
食・飼料・医薬品・化粧品業界向けに、昆虫のカイコを利用したタンパク質原料を生産・販売するほか、カイコのゲノム編集の研究を実施。
WEBサイト|https://morus.jp/

福原 和輝 氏
株式会社食の力コーポレーション 代表取締役
大豆栽培、大豆ミート製造・販売、大豆ミート惣菜製造、魚介類の小売、冠婚葬祭等の仕出し、飲食店での店舗運営全般、惣菜業、販売及び商品企画などを実施。
WEBサイト|https://www.shokuchika.jp/

寄玉 昌宏 氏
株式会社Sydecas
独自の同化結着性食物繊維ペースト技術から生み出した「NinjaFoods」などの研究開発・商品企画などを実施
WEBサイト|https://www.sydecas.jp

10:00-11:00
  • 会場B
特別企画
ベンチャー・研究者と紡ぐ地域製造進化論
〜日本、世界を変える製造がここから始まる〜

powered by:酒田市産業振興まちづくりセンターサンロク

酒田市産業振興まちづくりセンターサンロクでは、地域の新産業創出支援を目的に、現在コミュニティ形成や活動支援に注力しています。

本特別企画では、Super Factory Groupを形成し、「世界のものづくりの課題を解決する」ことに向けた挑戦をする中小製造業の取り組みと、研究者やベンチャー企業からの要望に応え、研究開発型の活動に取り組む市内農機具メーカーより事例紹介を実施します。

“詳細情報”

石井 智久 氏
株式会社石井製作所 代表取締役社長

 

大学卒業後、2013年石井製作所へ入社。
管理部にて経営管理、企画業務に従事。その時に自身の会社の従業員や、国内の多く農家様と出会い、生活や将来の困窮を目のあたりにする。この時に酒田に住む市民と農家さんが安心して仕事と生活が可能な環境を作ることを志す。
2015年に自社が火災で全焼したことから、会社の再建を依頼され代表取締役に就任。経営や教育の見直し、働き方の改善を実施し火災から3年後に黒字化、ユースエール企業等の賞をいただく。また稲作の省力化技術である密苗技術・無コーティング代搔き同時播種技術の開発と、社内の推進、国内での普及活動に従事。国内の稲作農家の省力化に伴い、規模拡大と収益改善に寄与。

吉田 一寛
株式会社リバネス 取締役CPO
成光精密株式会社 取締役

 

2004年より株式会社リバネスのインターンを開始し、2009年に同社取締役に就任。2006年に開設した大坂事業所を中心に活動し、2018年に大阪本社を開設。同年より、成光精密株式会社 取締役(現任)、株式会社木幡計器製作所 取締役(〜2022年1月)を兼務し、2社でのものづくりオープンイノベーション拠点の活動に注力。

11:00-12:00
  • 会場A・B
研究者・ベンチャーによる超異分野ピッチ
「テクノロジースプラッシュ」

エキシビジョンパートナー:鶴岡信用金庫

「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」というスプラッシュ(splash)の意味にちなんだテクノロジースプラッシュは、研究者やベンチャーらが、2分間のピッチで、自分のやりたいこと、参加者に求めていることを会場の参加者にぶつける場です。次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、熱を持った研究者を見つけ、またそのピッチをヒントに新たなアイデアを発想することを狙いとしています。その後、ポスター発表でさらに深い議論へと発展、新たな共同研究の創出につなげていくことを目指します。

“詳細情報”

プレゼンター一覧 ※発表者は一部変更になる場合があります

発表順 所属 氏名 演題/テーマ名
1 東北大学 阿部 博弥 レーザーを使った木製電池
2 山形大学 戸森 央貴 空気圧ゴム人工筋肉を用いた下肢補助装具の開発
3 東北大学 中安 祐太 地産地消のエネルギーデバイスとエネルギーシステム
4 株式会社メタジェン 村上 慎之介 「あなた」のダイエットを腸から 〜 腸内環境タイプに基づいた減量支援プログラム 「MGダイエットサポート」〜
5 鶴岡市立鶴岡第四中学校 鎌田 南美 コロナ禍において地域の高齢者はどのように暮らしているのか?
6 慶應義塾大学 清水 拓海 庄内地域の防砂林と神社林を利用する猛禽類の主食とおやつを調べてみたら
7 福島大学 大橋 弘範 味が想像できるトマトのテイストマップの作成の挑戦
8 ボールウェーブ株式会社 赤尾 慎吾 ボールSAWガスクロマトグラフによる酒類の香気成分と官能評価
9 東北大学大学院 渡邉 賢 (株)アクロス東北の事業紹介
10 山形大学 農学部 西山 正晃 水の分析から読み解く環境評価手法
11 山形県立米沢興譲館高等学校 上野 能登 ゼーベック効果を用いた太陽光発電の高効率化
12 慶應義塾大学 ガリポン ジョゼフィーヌ 【ノマドラボ】いつでもどこでも先端生命科学
13 株式会社食の力コーポレーション 福原 和輝 発酵技術を施した「プレバイオティクス大豆ミート」が食料自給率向上に貢献
14 株式会社Sydecas 寄玉 昌宏 あらゆる食をもっと自由にするNinjaFoods
15 株式会社MISOVATION 斉藤 悠斗 完全栄養の味噌汁 “MISOVATION”
16 インキュベーションポートやまがた 安孫子 眞鈴 米Time for Your Health
17 ヤマガタデザイン株式会社 長岡 太郎 山形庄内からときめこう
18 株式会社イヴケア 五十棲 計 毛髪を用いた中長期的なストレスの評価
19 アクアソリューションズ株式会社 佐藤 嘉 旋回式微細気泡(マイクロバブル)発生装置の優位性と微細気泡技術の普及推進について
20 ダーディット株式会社 遠藤 靖典 酒田発AIベンチャー!ソフトウェアのことならなんでもお任せ!!
21 庄内SHIBUGAKI隊プロジェクト実行委員会 内藤 小容子 庄内SHIBUGAKI隊プロジェクト ~柿渋で循環型地域社会と野生動物との共生をめざした地域おこし~
22 株式会社石井製作所 石井 智久 農業の今と未来をつなげる取り組み
23 株式会社グリーンエース 中村 慎之祐 粉砕技術を用いた規格外農産物のアップサイクル
24 日本重化学工業株式会社 中村 仁 水素・エネルギー研究所の研究開発内容

 

12:00-12:50
  • ポスター・ブース会場
ポスター発表・ブース展示 コアタイム
ポスター発表(研究発表)ならびにブース展示(事業紹介)から多くの新しいアイデアや知識を生み、研究や事業をさらに加速させていきましょう。

〈演題一覧〉
本ページ上部「ポスターセッション」をクリックいただくと、ポスター・ブース演題一覧をご覧いただけます。

〈演題要旨〉
会場で配布する要旨集をご参照ください。
※下記ダウンロードリンクからも入手可能です
(8月18日 公開しました)
13:40-14:00
  • 会場A・B
自社のAIを作って、産業に新たな価値を創ろう

瀬々 潤 氏
株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長

人工知能(AI)活用と聞くと、AI搭載のツールを利用することを考える方も多いと思う。しかし、AIは使われるものではなく、自分で作って使うものである。そうすることで、1次産業から自治体まで、すべての産業において新たな価値を創出できる。本講演では、町工場で働き、日頃ITとは無縁の方々に対して、AI導入を実施して、仕事に新しい気づきを提供した事例を紹介する。更に、AIを活用することで、コロナ禍においてもがん患者の皆様を元気にしたり、励ましたりした事例を紹介する。


<プロフィール>
博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任後、現職。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とし、社会実装を目指したさまざまな分野のプロジェクトを手掛ける。
14:00-15:00
  • 会場A
明日の「元気」はどうつくる?
- 運動・食行動・データから読み解く、健康づくりの処方箋 -

セッションパートナー:株式会社ヒューマノーム研究所

明日も元気に暮らしたい。人生100年時代とも言われる現代において、誰もが願うことでしょう。それは単に病気を予防するだけでなく、ココロとカラダに活力をもって毎日を生きたい、という願いに他なりません。そこで私たちの健康をつくる要となるのが、「体を動かす」「食べる」という二つの行動です。本セッションでは、酒田市を中心に子どもから高齢者までを対象に運動指導を行う『元気王国』を一つのケーススタディとして取り上げ、「運動」と「食」にまつわる行動、そしてデータサイエンスの視点から、明日も元気に暮らすための処方箋を考えます。

“詳細情報”

瀬々 潤 氏
株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長

 

博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任後、現職。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とし、社会実装を目指したさまざまな分野のプロジェクトを手掛ける。

五領田 小百合 氏
山形大学 農学部 食農総合科学研究室 助教(PI)

 

東京医科歯科大学大学院 博士課程修了。ハーバード大学公衆衛生大学院、(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所、(株)辻料理教育研究所にて研究に従事。ナッジ等の行動経済学的手法を用いて、買い物の段階から食行動を変容させる仕組みを開発し、2020年に第47回リバネス研究費 超異分野学会賞を受賞。2020年4月に庄内に移住。個人差を考慮した食事で病気から身を守る情報の提供や新規就農者を支援する団体SABE(セーブ)を設立し、農林水産省NIPPON FOOD SHIFTを受賞。2021年11月に山形大学に着任。専門は予防医学・行動科学であるが、調理師かつ就農者でもある経歴を活かして、食を起点に様々な社会課題に取り組んでいる。

佐藤 香奈子 氏
特定非営利活動法人 元気王国 理事長
酒田市産業振興まちづくりセンター サンロク コンシェルジュ

 

中央大学 経済学部卒。1年間のスポーツクラブのアルバイトを経てニュージーランドに1年間滞在。アウトドアスポーツ三昧の日々を送り、酒田へ帰る。現在アウトドアスポーツショップ(有)とがしスポーツ代表取締役、運動、スポーツを通じた健康づくり支援をする「NPO法人元気王国」の理事長を務める。また、2018年より、酒田市産業振興まちづくりセンター(サンロク)のコンシェルジュに就任。庄内のアウトドアフィールドを活かした健康づくりをライフワークとする。

塚越 光
株式会社リバネス 研究開発事業部

 

東京大学大学院農学生命科学研究科修了。修士(農学)。専門は微生物学、酵素学、農芸化学。コンサルティング会社を経て2015年よりリバネスに入社。人材開発事業部、研究開発事業部を歴任。入社以来、若手研究者向けの研究助成事業「リバネス研究費」に数多く携わり、アカデミアと企業の連携構築を行うと同時に、研究成果の社会実装支援を行う。「研究を通じて人が変わるきっかけを作る」をテーマに掲げ、現在は「超異分野学会」を軸に、分野や組織を超えて知識を融合し、新たな研究を生み出す場を創出すべく尽力している。

14:00-15:00
  • 会場B
地域を巡るシン・フードバリューチェーン

セッションパートナー:BIPROGY株式会社

物価高や燃料費等による肥料価格・飼料価格の高騰が続き、さらに天候による規格外廃棄野菜など、農業・畜産業現場が抱える課題は多い。また、「みどりの食料システム戦略」にうたわれるように、化学肥料への規制も進む状況にある。こうした中で、域内での資源循環に注目が集まり、堆肥化、飼料化、バイオマスと地域の取り組みが進んでいる。

本セッションでは、生産から消費に至るフードバリューチェーンに加え、生産における肥料・飼料やエネルギーも含めたトータルでの地域における農業・畜産業のあり方を議論をする。

“詳細情報”

松本 裕志氏
BIPROGY株式会社 サービスイノベ―ション事業部長

 

入社後、JA系統金融機関様、地域金融機関様の基幹系システムを中心に営業として従事。2015年よりアグリ領域のビジネス開発に取り組む。現在は、郵便事業・宅配物流・学校教育保育・エンタメビジネス等の領域も担当。グループ会社ユニアデックスの取締役、某インバウンド機構の理事を兼任。あらゆる業界のビジネスのデジタル化を推進し、生活者の利便性の向上や産業の活性化を目指す。

遠藤 久道氏
株式会社農園貞太郎 代表取締役

 

山形県の稲作地帯として知られる庄内平野を拠点として、農作物を生産する“農家”。自然豊かな庄内で育った、男兄弟3人の夫婦とその両親で営む和気あいあいな家族経営の農家、プラス地元の人々とシルバー人材の方々、そして、農業に興味のある若手スタッフを交えた農業集団、それが農業法人としての農園貞太郎です。
2022年1月に、主幹として庄内アグリビジネス研究会を創設し、研究活動を開始。これまでに、廃棄野菜を活用したアップサイクルや生産効率向上や高付加価値化に向けた研究開発を推進。

小野木 重弥氏
株式会社大商金山牧場 代表取締役社長

井上 浄
株式会社リバネス 代表取締役社長CKO

 

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。

16:30-17:30
  • 会場A・B
地元事業者対象
コラボレーションブーストプログラム
超異分野学会で出会った研究者やベンチャー企業、各事業者との協業や共同研究に向けて、連携内容の具体化に取り組みます。
地元事業者を中心に、リバネスのコミュニケーターが同席することで、各事業者が誰とどのような次の一歩を進めるかを具体的に議論するワークショップを実施します。
  • 鶴岡信用金庫

  • BIPROGY株式会社

  • 株式会社ヒューマノーム研究所

  • 山形県酒田市

  • 株式会社リバネス

  • 酒田市産業振興まちづくりセンター サンロク

  • 庄内アグリビジネス研究会

ポスター・ブース会場

超異分野ポスターセッション

8月20日(土)10:00-15:00(コアタイム 12:00-12:50)

研究発表ポスター

演題No. 所属 氏名 演題
P01 東北大学 阿部 博弥 レーザーを使った木製電池
P02 山形大学 戸森 央貴 空気圧ゴム人工筋肉を用いた下肢補助装具の開発
P03 東北大学 中安 祐太 地産地消のエネルギーデバイスとエネルギーシステム
P04 株式会社メタジェン 村上 慎之介 「あなた」のダイエットを腸から 〜 腸内環境タイプに基づいた減量支援プログラム 「MGダイエットサポート」〜
P05 山形大学 三原 法子 栄養指導におけるIOT食器の開発
P06 株式会社MOLCURE 玉木 聡志 AI・ロボット駆動科学を活用したバイオ医薬品創薬プラットフォーム
P07 山形県立酒田東高等学校 茨木 健甫 AIで花粉予測
P08 国立鶴岡工業高等専門学校 遠藤 大希 持続可能型ラピットプロトタイピング手法の確立
P09 鶴岡市立鶴岡第四中学校 鎌田 南美 コロナ禍において地域の高齢者はどのように暮らしているのか?
P10 東北大学大学院文学研究科 荒井 美咲 難病SLE患者の日常における人間関係およびコミュニケーション研究 ―「キャラ」を介した人間関係に着目した分析―
P11 新潟大学 宮本 託志 持続可能な社会に向けたイネの研究-食糧、日本酒、バイオマスへの応用-
P12 山形県立酒田東高等学校 小山 遥翔 水草を使った水質浄化
P13 慶應義塾大学 清水 拓海 庄内地域の防砂林と神社林を利用する猛禽類の主食とおやつを調べてみたら
P14 山形県立酒田東高等学校 佐藤 奏汰 コーヒーの成分が植物の生育に与える影響
P15 福島大学 大橋 弘範 味が想像できるトマトのテイストマップの作成の挑戦
P16 ボールウェーブ株式会社 赤尾 慎吾 ボールSAWガスクロマトグラフによる酒類の香気成分と官能評価
P17 山形大学 佐藤 智 アメリカミズアブで食品残渣を資源化、暮らしと生態系保全、その他諸々
P18 山形県立酒田西高等学校 小松 蒼 酒田西高校で実施された第1回全国高校生Rare Disease Dayサミットの紹介
P19 NPO ASrid 江本 駿 Rare Disease Dayイベントを通した高校生による希少・難治性疾患への取り組み
P20 山形大学大学院 安喰 美帆 神経性食欲不振症モデルマウスにおける採食行動と自発運動に及ぼす代替タンパク質源摂取の影響
P21 東北大学 鈴木 龍樹 食用青色キノコに含まれるグアイアズレン誘導体の全合成と微粒子化
P22 山形県立酒田東高等学校 佐藤 先 廃菌床の利用について
P23 東北大学大学院 渡邉 賢 (株)アクロス東北の事業紹介
P24 秋田県立大学 末永 千絵 Eコマース市場に向けた農産物生産者組織の流通チャネル政策
P25 山形大学 Takashi Okuno 産地の生産者をつなげるサービスの協働開発
P26 山形県立酒田東高等学校 加藤 アリの後天的適応について
P27 慶應義塾大学環境情報学部 伊藤 らら G-quadruplex RNAゲル形成のための超反復配列(GGGGCC)nのin vitro合成研究
P28 山形大学 農学部 西山 正晃 水の分析から読み解く環境評価手法
P29 山形県立米沢興譲館高等学校 上野 能登 ゼーベック効果を用いた太陽光発電の高効率化
P30 慶應義塾大学 ガリポン ジョゼフィーヌ 【ノマドラボ】いつでもどこでも先端生命科学
 

事業紹介ブース

演題No. 所属 氏名 演題
B01 Morus株式会社 佐藤 亮 食糧危機を救うカイコの原料量産化とゲノム編集事業
B02 株式会社食の力コーポレーション 福原 和輝 発酵技術を施した「プレバイオティクス大豆ミート」が食料自給率向上に貢献
B03 株式会社Sydecas 寄玉 昌宏 あらゆる食をもっと自由にするNinjaFoods
B04 株式会社MISOVATION 斉藤 悠斗 完全栄養の味噌汁 "MISOVATION"
B05 インキュベーションポートやまがた株式会社 安孫子 眞鈴 米Time for Your Health
B06 トイメディカル株式会社 竹下 英徳 塩分吸着技術で健康と塩分制限に貢献
B07 アイ・ティ・イー株式会社 田中 美穂 庄内のおいしいものを世界へ ~低温物流とDXソリューション
B08 株式会社Air Business Club 大堀 富生 オンデマンド・トラック
B09 ヤマガタデザイン株式会社 長岡 太郎 山形庄内からときめこう
B10 株式会社イヴケア 五十棲 計 毛髪を用いた中長期的なストレスの評価
B11 株式会社ヒューマノーム研究所 瀬々 潤 はじめてさんでも作れるAIで新たな価値を創造しよう
B12 アクアソリューションズ株式会社 佐藤 嘉 旋回式微細気泡(マイクロバブル)発生装置の優位性と微細気泡技術の普及推進について
B13 グッドファーマー技研株式会社 大川 隆 異分野の融合から生まれる商品開発
B14 ダーディット株式会社 遠藤 靖典 酒田発AIベンチャー!ソフトウェアのことならなんでもお任せ!!
B15 株式会社山形飛鳥 五十嵐 七朗 地元食材で食品ロス削減「レトルト スープごはん」/価値がないと見なされ、市場に出回らない食材に付加価値を付けるための商品開発をおこないました。
B16 松岡株式会社 清野 力 新蚕業プロジェクト
B17 庄内SHIBUGAKI隊プロジェクト実行委員会 内藤 小容子 庄内SHIBUGAKI隊プロジェクト ~柿渋で循環型地域社会と野生動物との共生をめざした地域おこし~
B18 株式会社石井製作所 石井 智久 農業の今と未来をつなげる取り組み
B19 株式会社グリーンエース 中村 慎之祐 粉砕技術を用いた規格外農産物のアップサイクル
B20 株式会社 農園貞太郎 遠藤 久道 新たな農業革命で人々を幸せに
B21 特定非営利活動法人 元気王国 佐藤 香奈子 スポーツ、体力アップ、健康づくりなど、ココロとカラダの役に立つプログラムを提供
B22 株式会社庄交コーポレーション 早坂 進 庄交トラベル発 地域資源と連携した多様なツーリズムの可能性
B23 東日本旅客鉄道株式会社 今井 貴士 はこビュン
B24 NTT東日本 山形支店 近藤 良輔 NTT東日本の取り組みについて
B25 加藤木工 加藤 渉 伝統工芸品『船簞笥』の多目的活用と海外販路構築
B26 株式会社小松写真印刷 村上 慈 水性フレキソ印刷
B27 日本重化学工業株式会社 中村 仁 水素・エネルギー研究所の研究開発内容
B28 サミット酒田パワー株式会社 辻本 和彦 バイオマス発電事業者としての環境・地域貢献
B29 株式会社佐藤鉄工所 佐藤 泰弘 独自の技術を生かした樹脂プレスと周辺装置の製作
B30 株式会社 飯塚製作所 佐藤 正和 株式会社 飯塚製作所について
B31 株式会社メカニック -
B32 NPO法人山形県リサイクルポート情報センター -
B33 株式会社ファーム・フロンティア -
B34 株式会社村上キカイ -
B35 株式会社大商金山牧場 -
B36 KiQ Robotics株式会社
jaJapanese