第10回 超異分野学会 本大会

大会テーマ
変化・適応・進化
日 時
2021年3月5日(金)9:00-18:30/3月6日(土)9:00-18:30
場 所
コングレスクエア羽田(全セッション・オンライン配信)アクセス

第10回 超異分野学会 本大会

アーカイブ動画
無料公開

 第1弾  4月12日(月)12:00 〜 5月31日(月)18:00
 第2弾  4月26日(月)12:00 〜 5月31日(月)18:00

アーカイブ動画の無料公開期間は終了しました

超異分野学会とは

近年、指数関数的に科学論文の数が増加しているのに対し、私たちが利用可能な知識の増加速度は到底およんでいません。2002年、このギャップを埋めるために、リバネスが考え抜いた末に行き着いた概念が「超異分野」です。以来、私たちは社会が利用できる知識へとサイエンスをブリッジするサイエンスブリッジコミュケーターとして、科学者、エンジニア、ビジネスパーソン、町工場の匠、医師、農業者、教育者など、多様な異分野のスペシャリストどうしを結びつけてきました。この「超異分野」ネットワークは、指数関数的に人類の知識を増加させる鍵となるはずだと私たちは考えています。超異分野学会は、その仮説を検証し、新たな一歩を踏み出すための場です。

第10回 超異分野学会 本大会について

新規感染症の世界的流行にともない生活様式が変わりつつあるだけでなく、技術の進歩、自然環境の変化によって人間の活動の様々なレイヤーで大きな変化が起こっています。これまで培われてきた科学技術に関する知識、そして今まさに取り組まれている最先端の研究や技術開発で得られている知見を、従来の常識にとらわれず柔軟に組み合わせていくことが、今起きている変化に適応するだけでなく、さらに我々を前進させる力になるはずです。第10回を迎える超異分野学会本大会では、「変化・適応・進化」を大会テーマに掲げ、2日間、36のセッションで科学技術を軸に議論を行います。

日程 2021年3月5日(金)・6日(土)
場所 コングレスクエア羽田(全セッション・オンライン配信)
住所 東京都大田区羽田空港一丁目1 番 4 号 羽田イノベーションシティゾーンJ・K(アクセス

<参加対象者>
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生 etc

<オンライン要旨集>
ポスター・ブース発表の演題要旨はこちらからご覧いただけます。
※ポスター・ブース発表者、または聴講チケットをお持ちの方限定となります。

プログラム情報

  • Day1:3月5日
  • Day2:3月6日

Day1:3月5日(金)9:00-18:00

メインホール
(オンライン配信)
セッションルームA
(オンライン配信)
セッションルームB
(オンライン配信)
ポスター・ブース会場
9:00 開会式
[基調講演]社会課題に向き合う東南アジアの3名の起業家が語る「共感的創業時代、日本のディープテックベンチャーは時代を牽引できるのか?」【同時通訳有】
メインホール同時配信  メインホール同時配信
10:00 [セッション]日本ーシンガポールエコシステム接続セッション「ハブがつながる、その先へ」
【同時通訳有】
[セッション]環境革命〜2030年に向けたESG新戦略〜 [セッション]毎年30万件蓄積され続ける特許情報から新たな知識を生むためには 掲示・展示
11:00 [セッション]Future Food Tech ASIA【同時通訳有】 [セッション]ものづくりベンチャーが抱える製造課題と解決策 [セッション]超異分野の研究者と共に創造する地域の未来
12:00 昼食時間
13:00 [セッション]ハラルハブ進出へのカギはアジア随一の実証実験都市にある~マレーシアだからできる大企業・ベンチャー間連携~ 【同時通訳有】 [セッション]たくさん創業初期のベンチャーを見てきたら何がツライか見えてきた [セッション]人類の共通課題に挑む、これからのヘルステックビジネス 掲示・展示
14:00 [セッション]フィリピンの産業課題を解決する日本のディープテックベンチャーの可能性 【同時通訳有】 [セッション]ウイルスと人類のこれからの物語 ー研究現場の戦いから見えてきた新たな知見ー [ピッチ]オンラインテクノロジースプラッシュ〜分身ロボットでオンライン学会は活性化するのか〜
15:00 ポスター・ブース コアタイム
16:00 [セッション]Expansion of Sustainable Ecosystem from the Island ~OIST Deeptech Meetup Seminar~ 【同時通訳有】 [セッション]腸・異分野で、ヒトの健康を考える [セッション]研究者のポテンシャルを活かせる人材流動モデルとは 掲示・展示
17:00 [セッション]サステナブルビジネス-「持続可能性」で判断し行動する人を創る [セッション]ここまで来た!ライフサイエンス実験のオートメーション [セッション]これから”始まる”3Dプリンタによるものづくり革命の前夜
18:00 クロージングトーク(〜18:30) メインホール同時配信 メインホール同時配信  

 

9:00〜9:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
基調講演「社会課題に向き合う東南アジアの3名の起業家が語る『共感的創業時代、日本のディープテックベンチャーは時代を牽引できるのか?』」
"In the era of founding business with empathy, can Japan's deep tech ventures lead the way?" Talk by 3 entrepreneurs from Southeast Asia who are tackling social issues
強いテクノロジーを基軸に新たな産業が形成される構図は失われつつある。近年においては、世界的大手IT企業が、情報を駆使して急成長し、さらに新たな分野へ参入し、テクノロジーベンチャーへの出資や買収により、より強固な地位を築いてきた。しかし、そのような企業のあり方が見直されている。

企業が真に向き合うべきは未解決の社会課題である。多くのテクノロジーを組み合わせて立ち向かわなければならないディープイシューの解決へと社会の流れは変化しつつある中、この度の基調講演では、長期的に取り組まなければならない大きな社会課題に対して向き合う東南アジアのベンチャー創業者3名に話をうかがう。1社独占でのビジネスではなく、共感によってつくられるビジネスが、新たな潮流になりつつある時代において、日本のベンチャー企業は、どのように社会課題に向き合っていくべきなのか考えるきっかけとしたい。

The structure in which new industries are formed based on strong technology is being lost. In recent years, the world's leading IT companies have used information to grow rapidly, enter new fields, and build stronger positions by investing in and acquiring technology ventures. However, the nature of such companies is being reconsidered.

Companies should truly face unresolved social issues. In this keynote speech, we will hear from three startup companies founders in Southeast Asia who are confronting major social issues that need to be tackled on a long-term basis. The keynote speech will provide an opportunity to think about how Japanese startups should confront social issues in an era where businesses built on empathy rather than monopoly by one company are becoming the new trend.

“詳細情報”

<オンライン登壇>
Shiok Meats
Pte.Ltd.
(ショーク・ミーツ)
CEO & Co-Founder
Dr. Sandhya Sriram(サンディヤ・シュリラム 博士)

幹細胞領域で10年以上の経験を持つ研究者。南洋理工大学(シンガポール)で博士号を取得後、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)で4年間同領域の研究に従事。その後、科学技術の事業化を支援する会社を2社(Biotech In Asia, SciGlo)立ち上げたのちに、A*STARに在籍していたDr. Ka Yi Lin氏(共同創業者兼CTO)と共にShiok Meats社を設立。Forces Women in Techに起業家として選出、Nature Biotechnology ブログの著者。1985年インド生まれ、ベジタリアン。

<オンライン登壇>
Aerodyne Group
(エアロダイングループ)
CEO
Mr. Kamarul A. Muhamed(カマルル・ムハメド 氏)

エンタープライズソフトウェアとセキュリティ、インタラクティブマルチメディアアプリケーションとソフトウェア開発、およびドローンアプリケーションのパイオニアとして25年の経験を持つ。ノッティンガムトレント大学を卒業後、監査役としてロンドンでキャリアをスタート。その後、Computer Associatesのディレクター兼カントリーマネージャーに就任。2014年、AIを主導とするドローンベースのエンタープライズ管理ソリューションプロバイダであるAerodyne Groupを設立。アジアでNo.1のドローンカンパニーへ成長し、2018年にはフロスト&サリバン社のMalaysia Excellence Awardsにおいて、UAV company of the year 2018を受賞している。

<オンライン登壇>
NDR Medical Technology Pte.
 Ltd.(NDRメディカルテクノロジー)
CEO, Co-Founder
Mr. Alan Goh(アラン・ゴー 氏)

人工知能と医用画像処理によって駆動される外科用ロボットを開発するMedtechの新興企業であるNDRメディカルテクノロジーのCEO兼共同創設者。開発したデバイスにより外科医の低侵襲手術を支援している。APACMedスタートアップ委員会の委員長に任命され、アジア太平洋地域内のmedtechエコシステムを指導および構築。近年は、Slingshot2018およびMedtechInnovator Asia-pacific 2019での優勝など注目を集めている。

10:00〜10:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
日本ーシンガポールエコシステム接続セッション「ハブがつながる、その先へ」
Japan-Singapore Ecosystem Session "The connection of hubs and its future"

セッションパートナー:Enterprise Singapore
powered by:Leave a Nest Singapore Pte. Ltd.

シンガポール企業にとって日本は昔から重要な市場、コラボレーターとして位置付けられてきたが、言語や商習慣の違いから、まだ積極的なコラボレーションは実現していない。リバネスとシンガポール政府はこの状況を打開すべく、日本とシンガポールのエコシステムを接続する取り組みを2020年よりシンガポールベンチャーの日本進出支援という形で開始した。リバネスとEnterprise Singapore(シンガポール企業庁)は、日本進出支援プログラムを共同で実施することで、そのプログラムに採択されたシンガポールベンチャーの日本での市場開拓や技術開発を支援している。本セッションでは、採択されたベンチャーのピッチにより、エコシステム接続が拓く未来を概観する。

Japan has long been positioned as an important market and collaborator for Singaporean companies, but due to differences in language and business practices, active collaboration has yet to be realized. In order to overcome this situation, Leave a Nest and the Singapore government have launched an initiative to connect the Japanese and Singaporean ecosystems in the form Enter to Japan Market Program since 2020. Leave a Nest and Enterprise Singapore (Singapore's government agency) are jointly implementing a program to support Singaporean starups to enter the Japanese market and develop their technologies in Japan. In this session, the selected startups will give an overview of the future that the ecosystem connection will open up through their pitches.

“詳細情報”

<オンライン登壇>
TRIA Pte. Ltd.

CEO
Mr. Pei Kang Ng

わずか 24時間で分解可能な植物由来のバイオプラスチックと、コンポストシステムを開発。飲食店では、TRIA社が開発したバイオプラスチック素材を活用した食器を活用することで、生ゴミだけでなく食器も含め専用の機械で処理することで、24時間以内にコンポストにすることが可能。ゴミの分別が必要なく、コンポストを利用して植物を育てることで、循環経済の実現が可能になる。

<オンライン登壇>
Austrianova Singapore Pte. Ltd.

CTO, Chairman
Dr. Walter Gunzburg

競合の10,000倍酸性環境に強く、免疫細胞をカプセル化して癌治療に活用できる「Cell in the Box」や微生物を長期間の室温保存が可能な形でカプセル化できる「Bac in the Box」という技術を開発している。医療・ヘルスケアだけでなく、フード・アグリ分野での活用も視野に入れており日本市場への参入を目指している。Dr. Gunzburgは、シリアルアントレプレナーであり、ウィーン獣医大学のウイルス学の教授の職にもついている。

<モデレーター>
Leave a Nest Singapore Private Ltd. 取締役
前川 昇平

University College Londonで修士号(M.S.,Evolutionary Anthropology )を取得後、2013年にリバネスに参画。Brexit決議後のイギリスで2016年にLeave a Nest UKを設立。2017年よりSeed Acceleration Program「TECH PLANTER」の東南アジアでの拡大に寄与。現地ベンチャーが、日本の町工場でプロトタイプをつくる事例を創出してきた。2019年からはLeave a Nest Singaporeの取締役として、東南アジアー日本間のエコシステム接続を進める。

Mr. Shohei Michael Maekawa, Director, Leave a Nest Singapore Pte. Ltd.
Mr. Maekawa is also the President of Leave a Nest UK. He was born in USA and raised in Europe. He studied Zoology for his undergraduate degree and Evolutionary Anthropology for his postgraduate degree, both at University College London. With experience aboard and passion towards advancement of science and technology, he joined Leave a Nest in 2013 and moved to Singapore from 2019 as director of Leave a Nest Singapore. He works on projects to connect ecosystem between ASEAN and Japan.

この2社の他、2021年に実施される第3回目のプログラムで採択されるベンチャーも本セッションに参加いたします。
本セッションにて登壇する第3回目プログラム採択ベンチャーの一覧は以下をご覧ください。

会社名 事業内容
Crown Digital Pte. Ltd. 人工知能、IoT、電子決済、ビッグデータのエコシステムを備えたロボットバリスタ。Crown Digitalは、AI、機械学習、データ分析、ロボティックオートメーションの最新技術を活用し、新たなリテールエコシステムを構築しています。
Augmentus Pte. Ltd. Augmentusは、製造業の企業向けに使用されているAIロボットプログラミングプラットフォームです。ノーコードで完全に統合されたプログラミングソフトウェアを提供しており、よりシンプルな形で産業用ロボットのプログラミングを実行することができます。
Profile print (Teapasar Pte. Ltd.) ProfilePrintは、特許取得済みのAI食品フィンガープリント技術を搭載した成分分析SaaSプラットフォームです。彼らの技術は、分析したパラメーターとデジタル指紋を照合し、食品サンプルの品質とプロファイルを数秒以内に迅速に予測します。
Kombynation Co. Pte Ltd Kombynationは、シンガポール発の発酵飲料を製造するベンチャーです。自社のマイクロブルワリーを持ち、腸に優しいコンブチャを製造しています。
Jules Corporation Pte Ltd JULES Corporationは、シンガポールのEdutechベンチャーです。世の中は、A.I.や機械学習、ロボティクスなどの先進技術によって急速に変化しています。グローバルなソフトウェア教育技術で、次世代が未来の変化に備えられるようにすることを使命としています。
SoundEye Pte Ltd. SoundEyeは、緊急時の監視・監視アプリケーションのための音の分類が可能な高度な音認識ソリューションを開発しています。多くの企業・企業との提携により、空港、ショッピングモール、マンション、老人ホーム、児童養護施設、養護施設、貧困者施設などへの導入実績があります。

 

11:00〜11:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
Future Food Tech ASIA

セッションパートナー:リアルテックホールディングス株式会社

今、東南アジアでフードテックベンチャーが熱い。多様な食文化が混ざり合う6.5億人の巨大市場で、サステイナブルに食料自給率を向上させることができるあらゆる技術への投資が、国家レベルで加速している。特に食料の約9割を輸入に依存するシンガポールでは、細胞由来の培養鶏肉の販売が昨年末世界で初めて承認され、今後世界のフードテックのハブとなることが期待されている。
リバネスグループでは、シンガポールやマレーシアの代替肉、フードパッケージ領域のベンチャーを積極的に支援しており、リアルテックホールディングスが出資したシンガポールのShiok Meats社は、日本のベンチャーや事業会社との連携を通してエビ細胞培養肉の開発を目指している。本セッションでは、フードテックの最前線を走る国内外のフードテックベンチャーと共に、東南アジアにおける食問題を解決するための国境を超えた連携を生み出す仕組みについて議論をしていく。

Food tech startups are hot in Southeast Asia right now. In this huge market of 650 million people with diverse food cultures, investment in food technology that can sustainably improve food self-sufficiency is accelerating at the national level. Singapore, in particular, which depends on imports for about 90% of its food, became the first country in the world to approve the sale of cell-derived cultured poultry meat at the end of last year, and is expected to become a global food tech hub in the future.

Recently Leave a Nest Group is actively supporting startup companies in the alternative meat and food packaging fields in Singapore and Malaysia. Shiok Meats, a Singapore-based company in which Real Tech Holdings has invested, is aiming to develop shrimp cell-cultured meat through collaboration with Japanese corporates. In this session, together with domestic and foreign startups that are at the forefront of the food tech industry, we will discuss a mechanism for creating cross-border collaboration to solve food issues in Southeast Asia.

“詳細情報”

<オンライン登壇>
Shiok Meats
Pte.Ltd.
(ショーク・ミーツ)
CEO & Co-Founder
Dr. Sandhya Sriram(サンディヤ・シュリラム 博士)

幹細胞領域で10年以上の経験を持つ研究者。南洋理工大学(シンガポール)で博士号を取得後、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)で4年間同領域の研究に従事。その後、科学技術の事業化を支援する会社を2社(Biotech In Asia, SciGlo)立ち上げたのちに、A*STARに在籍していたDr. Ka Yi Lin氏(共同創業者兼CTO)と共にShiok Meats社を設立。Forces Women in Techに起業家として選出、Nature Biotechnology ブログの著者。1985年インド生まれ、ベジタリアン。

インテグリカルチャー株式会社
代表取締役 CEO
羽生 雄毅 氏

2010年、オックスフォード大学博士(化学)、東北大学多元物質科学研究所、東芝研究開発センター、システム技術ラボラトリーを経て、2014年、細胞農業の実現に向けて研究者や学生数名とともに細胞培養肉の研究開発の有志団体”Shojinmeat Project”を立ち上げ、2017年にインテグリカルチャー(株)をスピンオフする。以降、Shojinmeat ProjectではDIY細胞培養技術の開発やアーティスト・クリエイター活動を通じた、大衆化と多様化に取り組み、インテグリカルチャー(株)では汎用大規模細胞培養システム(CulNet System)での細胞農業の標準インフラの構築に取り組む。

Ira Noah Pte. Ltd.
Director
海野 慧 氏

2007年、立命館大学国際関係学部卒業。株式会社じげんに創業期より参画し、事業管掌取締役として東証マザーズにIPO、2018年に東証一部上場。 2020年、Ira Noahにジョイン。植物肉事業のグローバル展開をボードとして共同で担っている。

<モデレーター>
リアルテックホールディングス株式会社
取締役社長
藤井昭剛ヴィルヘルム 氏

東京大学大学院修士課程(国際協力学専攻)修了。気候変動対策イノベーションを推進するヨーロッパ最大の官民機関であるEIT Climate-KIC(株)に入社。持続可能な都市計画・再開発を牽引する新規部署の企画立案や資金調達を行った後、当部署にて建築物のレトロフィット、都市緑化、クリーンモビリティなどのプロジェクトの評価を担当。また、全社の人事制度改革タスクフォースの責任者となり幅広い人事業務も経験。リアルテックファンドでは出資先ベンチャーの成長を加速するための採用・チームビルディング・人事制度設計等、幅広い人事業務のハンズオン支援を行う。

13:00〜13:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
ハラルハブ進出へのカギはアジア随一の実証実験都市にある ~マレーシアだからできる大企業・ベンチャー間連携~
Cyberjaya, Asia's Leading City for Technology Installment, is the Key to Establishing a Halal Hub - Collaboration between MNCs and Startups in Malaysia

セッションパートナー:エアロダインジャパン株式会社
powered by:Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.

マレーシア政府は製造業の生産性レベルの向上を目指すマレーシア版Industry 4.0「Industry4WRD」を国家戦略として推進している。2010年代に力を入れたベンチャー創出施策の結果、現在はマレーシア発のベンチャーがこの国家戦略を強力にけん引している。しかし、スマートモビリティ社会や効率的で利便性の高いヘルスケアシステムの実現、そして国家レベルのデジタル化推進などの大型プロジェクトをベンチャーとともに推し進める大企業が足りないことがマレーシアの課題となっている。その課題を解決し、大企業・ベンチャー間の連携事例を次々と産み出しているのが、クアラルンプール国際空港近くの経済特区「Cyberjaya」をはじめとした経済特区だ。法人税や外国人就労の優遇制度を設置することで、海外の大企業が続々と進出し、同時にマレーシア国内の有望ベンチャーも居を構えている。このような特区で実証実験を重ねることこそが、ハラルマーケットへ日本企業が進出するためのカギと言ってよいだろう。そこで、マレーシア内特区での実証実験の実情について、またこのようなアセットをどのように活用すればよいのかを、Cyberjayaに本拠地を構え、世界No2のドローン企業に上り詰めたAerodyneグループCEOのカマルル氏、マレーシア南部ジョホールの特区Iskandarの開発をリードするスーパーデベロッパーIskandar Inbestmentの投資アームのManaging Directorのズルフィカー氏、そしてマレーシア投資庁・ディレクターのリドゥアン氏が議論する。モデレータは日馬を双方の文化・ビジネスをつなぐエアロダインジャパンの伊藤代表取締役社長。

The Malaysian government is promoting Industry4WRD, a Malaysian version of Industry 4.0, as a national strategy to improve the level of productivity in the manufacturing industry, and as a result of the venture creation measures focused on in the 2010s, Malaysian venture companies are currently driving this national strategy. Now, venture businesses are strongly driving this national strategy. However, Malaysia is facing a lack of large corporations that can work together with venture businesses to promote large-scale projects such as the realization of a smart mobility society, an efficient and convenient healthcare system, and the promotion of digitalization at the national level. Special economic zones such as Cyberjaya, located near the Kuala Lumpur International Airport, are solving this problem and producing examples of collaboration between large corporations and venture businesses one after another. By setting up a preferential system for corporate taxation and foreign employment, large foreign companies are moving into the area one after another, and at the same time, promising Malaysian venture businesses are setting up shop. It can be said that the key for Japanese companies to enter the halal market is to conduct a series of demonstration experiments in these special zones. In this session, We would like to talk about the actual situation of PoC experiments in Malaysia's special zones and how such assets can be utilized. Kamarul-san, CEO of the Cyberjaya-based Aerodyne Group, which has risen to become the world's No. 2 drone company; Zulfiqar-san, managing director of the investment arm of super developer Iskandar Investment, which is leading the development of Iskandar, and Riduan-san; director of the Malaysian Investment Development Authority. The moderator will be Itoh-san, CEO of Aerodyne Japan, which connects the cultures and businesses of both Japan and Malaysia.

“詳細情報”

<オンライン登壇>
Aerodyne Group CEO

Mr. Kamarul A. Muhamed(カマルル・ムハメド 氏)

エンタープライズソフトウェアとセキュリティ、インタラクティブマルチメディアアプリケーションとソフトウェア開発、およびドローンアプリケーションのパイオニアとして25年の経験を持つ。ノッティンガムトレント大学を卒業後、監査役としてロンドンでキャリアをスタート。その後、Computer Associatesのディレクター兼カントリーマネージャーに就任。2014年、AIを主導とするドローンベースのエンタープライズ管理ソリューションプロバイダであるAerodyne Groupを設立。アジアでNo.1のドローンカンパニーへ成長し、2018年にはフロスト&サリバン社のMalaysia Excellence Awardsにおいて、UAV company of the year 2018を受賞している。

<オンライン登壇>
IIB Ventures Sdn. Bhd.
Managing Director
Mr. Zulfiqar Zainuddin(ズルフィカー・ザイヌディン氏)

マレーシアの特区イスカンダルの街づくりそのものを行うスーパーディベロッパーIskandar Investment Berhadの100%子会社であるIIB Ventures Sdn Bhdのマネージング・ディレクター。それ以前は、マレーシア政府の戦略投資部門であるKhazanah Nasionalの完全子会社であるi2M Ventures Sdn Bhd(i2M)を率いていた。就任前は、Khazanah Nasional Berhadで投資のビジネスサービス部門の責任者を務め、また。現在のマレーシアデジタルエコノミー公社(MDEC)では、外国直接投資の責任者として、大規模な多国籍企業のマネジメントを行ってきた。
現在、アウトソーシングマレーシア(OM)の顧問や、ルックイースト政策協会(ALEPS)の会長も務める。和歌山大学で経済学の学士号を取得。

Malaysian Investment Development Authority (MIDA) Regional Director
Mr. Riduan Rahman

英国、ポーツマス大学卒(会計学位)。ホーワス社、BSA Manufacturing社、 Airport Limo社、 RHB銀行など様々な民間企業にて、コンサルティング、製造、ロジスティクス、財務と幅広い分野で経験を積んだ後、2003年、マレーシア投資開発庁に入庁。外国投資促進を含めた様々な部門に所属。マレーシア投資開発庁ドイツ・フランクフルト事務所に副所長として5年間赴任後、2018年7月にマレーシア投資開発庁 東京事務所 所長に就任。投資促進戦略策定、実行を責務とし、日本からマレーシアに投資を誘致。東アジア地域も統括する。

<モデレーター>
エアロダインジャパン株式会社
代表取締役社長
伊藤 英 氏

カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校デジタルメディア学科卒業。テレビ番組制作会社のADからキャリアを始め、現在は外資系ドローン企業エアロダインの日本法人代表を務める。豊富な海外実績を元に、企業・行政向けにドローンを起点としたデジタルトランスフォーメーションを推進する活動を行っている。原著論文に「インフラロボット活用最前線 ~ドローン×デジタル技術がもたらす未来~」(土木技術資料2020年4月号)がある。

14:00〜14:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
フィリピンの産業課題を解決する日本のディープテックベンチャーの可能性
Harnessing the power of Japanese deep tech startups for Philippine issues
フィリピンは東南アジア諸国の中でも経済的成長が著しく今注目すべき国のひとつです。一方で、環境、貧困、健康など社会課題が未だ山積している現状もあります。そこで今、日本を含む周辺諸国の科学技術をフィリピンに集結させ、社会課題解決することで、フィリピンの新しい産業を興していくことが期待されています。本セッションでは、特に農業と環境問題に焦点を当て、フィリピン現地の課題の理解を深めると共に、日本で開発した技術を持ってフィリピンに進出し、事業を展開しようとしている日本のベンチャー企業をご紹介します。
The Philippines, a developing country in Southeast Asia, with its accelerating economic growth is a country that economists around the world say should be given attention from now on. However, being the developing country it is, problems and issues are still rampant. Because of that, it is expected that neighboring countries such as Japan will be using their technologies to solve these issues and bring about new industries. In this session, we will present the current state of science and technology in the Philippines, issues particularly related to agriculture and environment, and lastly introduce two Japanese startups that are trying to tackle these issues by expansion into the country.

“詳細情報”

Embassy of the Philippines in Tokyo (フィリピン大使館・東京)

Agricultural Attache(農務省の日本代表・日本のフィリピン農業事務所長)

Mr. Jose I.C. Laquian(ホセ・ラキーアン)

ホセ・ラキーアン氏はフィリピン農務省のForeign Agriculture Service Corpsのメンバー。2010年~2019年には、専門職外交官としてユーラシア経済共同体とトルコを含む欧州連合を担当。その後、フィリピン政府事務局長室主任の特任補佐として、Agro-Industrial Business Corridor(農産業ビジネス回廊)プログラムを推進。2020年11月より現職。在日フィリピン農業事務所長として、農産業の持続可能性とさらなる発展を目指し、二国間関係の強化、貿易・投資の促進、そして革新技術や知識の探索を行っている。

Jose `Pit` Laquian is a member of the Philippine Department of Agriculture – Foreign Agriculture Service Corps. He served as attaché to the European Union including representation to its 28 member states and special assignments to Turkey and the Eurasian Economic Community from 2010 – 2019. Prior to his posting in Japan in November 2020, he served at the Office of the Secretary – Chief of Staff as special assistant for the conceptualization and development of the Agro-Industrial Business Corridor program among others of the Department. As head of the Philippine Agricultural Office in Japan, he is tasked to enhance bilateral relations, promote trade and investment including sustainability in agriculture, and tap knowledge, expertise and innovative and smart technology in developing further agriculture in the Philippines.

株式会社ガルデリア
Co-founder / CEO

谷本 肇 氏

慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、ペンシルバニア大学ウオートンスクール交換留学プログラム修了。JAPAN MENSA会員。国内にて米系コンサルティングファーム勤務後シリコンバレーに渡り、主として米国ベンチャー企業と国内企業の事業提携、資本提携を支援、その後2000年に帰国し企業向けソフトウエア企業、リアルコム株式会社を創業、2007年に東証マザーズに上場。2013年、新規事業立ち上げコンサル、エンジェル活動他ベンチャー支援を行うテネクス株式会社創業。株式会社オリイ研究所、AuB株式会社等を支援。2015年当社設立に参画し、2017年代表取締役CEOに就任。

MBA, Keio Business School. Exchange student to the Wharton School, University of Pennsylvania. Member of MENSA Japan. Started his business career as a management consultant with Booz, Allen & Hamilton in Tokyo and then moved to Silicon Valley to bridge startups in the US and corporations in Japan/Asia. After spending six years in the US, moved back to Tokyo in 2000 and founded Realcom, an enterprise software company which did an IPO in 2007 in TSE Mothers. In 2013, founded Tenex, a consulting, incubation, and investment company to assist startups including Ory Laboratory and Aub, Inc. Founded Galdieria with partners in 2015 and assumed CEO role since 2017.

株式会社ポーラスター・スペース
Executive Manager
川口 真史 氏

1968年、東京生まれ。NY PARSONSにてデザインを学ぶ。帰国後、広告代理店を経て英国Interbrand社の日本法人にて企業ブランディングに従事。2002年、電通グループに転職。2007年、出向により20世紀FOXにて映画マーケティングに従事。2009年、電通の社内ベンチャー創業に参画。以降、創業役員として事業推進。2018年、ポーラスタースペースに参画。主に海外営業を推進。2019年、米国MITベンチャーのドローン事業に参画。2020年、水素燃料ドローンの研究プロジェクトを発足。現、ポーラスタースペース社、International Business Development担当。

Born in 1968 in Tokyo. Learned Design at NY Parsons. After returning to Japan, worked for an advertising agency, and then worked for the Japanese subsidiary of British company Interbrand where he was engaged in corporate branding. In 2002, transferred to Dentsu Group. In 2007, worked at 20th Century Fox to do movie marketing. In 2009, participated in the founding of a startup venture within Dentsu, after which he was promoted as a founding director. In 2018, was involved with Polar Star Space, particularly with the promotion of international sales. In 2019, was also involved with a drone startup venture from MIT. In 2019, inaugurated a research project for hydrogen-powered drones. Currently in charge of International Business Development for Polar Star Space.

<モデレーター>
株式会社リバネス
創業開発事業部 / Frontier Development Division
Yevgeny Aster Dulla, PhD(イェブジェニ・アスター・デューリヤ)

フィリピンのイロイロ州出身。2010年にフィリピン大学・ビサヤキャンパスを卒業後(学士 化学)、フィリピン大学・マニラキャンパスにて化学の講師として勤務。2013年に来日し、熊本大学・文部科学省のHIGOプログラムに進学。2015年に修士号(健康生命科学)、2018年に博士号(健康生命科学・薬学科)を取得。卒業後は、営業代表等により日本進出支援を担うビジネスコンサルティング会社イントラリンクに勤め、欧米のバイオテクノロジーや医療機器の会社の日本展開をサポートした。2020年5月より現職。教育開発事業部、創業開発事業部を歴任し、2021年よりフィリピン子会社を設立し、代表就任。

Yev was born and raised in Iloilo City, Philippines. He graduated with a degree in BS Chemistry from the University of the Philippines – Visayas, after which he worked as an instructor at the University of the Philippines – Manila. He came to Japan in 2013 to pursue graduate studies through the HIGO Program of Kumamoto University, and acquired his Masters in Health Life Sciences in 2015 and his PhD in Pharmaceutical Sciences in 2018. He worked at a business consultancy company in Tokyo in 2019 to help bring biotechnology and medical companies from abroad into Japan. In 2020, he joined Leave a Nest Co., Ltd. and is currently under the Frontier Development Division. He is also a Balik Scientist Awardee for 2021, and will be leading Leave a Nest Group’s Philippine team from this year.

16:00〜16:50
  • メインホール・オンライン配信【同時通訳有】
Expansion of Sustainable Ecosystem from the Island ~OIST Deeptech Meetup Seminar~

セッションパートナー:
沖縄科学技術大学院大学(OIST)

世界の研究機関ランキングで世界トップ9位に入る実力を持つ沖縄科学技術大学院大学(OIST)。現在、沖縄県では研究力を誇るOISTを中心に、東南アジアに近い立地を生かして、世界が抱える社会課題(ディープイシュー)を科学技術の集合体(ディープテック)で解決するエコシステムを作る取り組みが始まろうとしています。
本セッションでは、資源が限られる島国ならではの持続可能なエコシステムをテーマにOIST研究者とインテグリカルチャーが議論します。沖縄から発信するサステイナブル・エコシステム構築のロールモデルにご注目ください。

Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University, ranked 9th place in the world according to New Nature Index, is a highly respectable research institution located in Southern Japan. Now, OIST is taking the lead in building an ecosystem in Okinawa that aims to solve island deep issues in the world with science and technology, while taking advantage of its location close to Southeast Asia.
In this session, we will have a panel discussion regarding the sustainable ecosystem that is unique to islands with limited resources.

“詳細情報”

<オンライン登壇>
沖縄科学技術大学院大学
FRSC, Professor
Energy Materials and Surface Sciences Unit (EMSSU)
Yabing Qi(ヤビン チー)氏

PhD (UC Berkeley, 2008).
MPhil (Hong Kong University of Science and Technology, 2002).
BSc (Nanjing University, 2000).

<オンライン登壇>
沖縄科学技術大学院大学
教授(アジャンクト)Integrated Open Systems Unit
北野 宏明 氏

1991年に京都大学 博士 (工学)取得。2011年よりソニーコンピュータサイエンス研究所、取締役社長およびCEO。沖縄科学技術大学院大学の教授(アドジャンクト)。システム医薬品設計および治療介入を促進するためのソフトウェアプラットフォームの開発を行う。ソニーコンピュータサイエンス研究所との共同研究として電力の地産地消を目指す「オープンエネルギーシステム」の開発にも取り組んでいる。

インテグリカルチャー株式会社
代表取締役 CEO
羽生 雄毅 氏

2010年、University of Oxford Ph.D (化学)取得。東北大学 PD研究員、東芝研究開発センター システム技術ラボラトリーを経て、2015年10月にインテグリカルチャーを共同創業。

<モデレーター>
沖縄科学技術大学院大学
アントレプレナー・イン・レジデンス
仲津 正朗 氏

株式会社Orbファウンダー兼元CEO。2014年より日本のブロックチェーン産業をゼロから立ち上げ、業界自主規制団体JBAの創業者兼理事を務める他、仮想通貨法(現改正資金決済法)の施行支援、金融庁主催「フィンテックベンチャーに関する有識者会議」の委員も務める。2018年にOrbを売却後、Google Global Accelator Programのリードメンター、OISTにEIRとして参画し、次世代のスタートアップエコシステムを沖縄で開発中。

17:00〜17:50
  • メインホール・オンライン配信
サステナブルビジネス-「持続可能性」で判断し行動する人を創る

powered by:リバネスユニバーシティー

いま我々の価値観は大きな転換点を迎えている。これまでの大企業を中心とする資本主義経済ありきの概念に逆流がおこり、金融資本の追求から、サステナブルな社会の実現へと舵が切られた。経済活動の付属としてのエコやグリーンは終わり、環境技術を中心に新たな経済が生まれ、まわりはじめる。我々の働き方も、一つの組織に従属することから、活動範囲を自分らが能動的に決める「個のネットワーク時代」に突入している。右肩上がりの経済成長期に“優秀さ”の代名詞とされていた、個人のスキルや生産性、効率を高めるための人材育成はもはや通用しなくなり、大部分はAIやロボティクスに代替されていくだろう。では、これからの社会において、教育や人材育成はどのように変革すべきなのか。本セッションでは、これからの教育のあり方について、WIRED副編集長の小谷氏がモデレーターとなり、ヒトを起点とした価値・サービスの創造を目指すJR東日本の表氏、サステナブルビジネスの第一人者であるユーグレナの出雲氏、リバネスユニバーシティー理事の丸幸弘とディスカッションする。

“詳細情報”

株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
出雲 充 氏

駒場東邦中・高等学校、東京大学農学部卒業後、2002年東京三菱銀行入行。2005年株式会社ユーグレナを創業、代表取締役社長就任。同年12月に、世界でも初となる微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の食用屋外大量培養に成功。世界経済フォーラム(ダボス会議 ヤンググローバルリーダー、第1回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」受賞。 経団連審議員会副議長 。 著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。』(小学館新書)がある。

東日本旅客鉄道株式会社
執行役員 事業創造本部副本部長
表 輝幸 氏

1963年石川県生まれ。88年東日本旅客鉄道入社。事業創造本部に配属後、(株)日本レストラン調理センター、(株)日本ばし大増、(株)NRE大増などグループ企業の代表取締役社長を歴任。JR東日本復帰後、東京駅グランスタ開発を牽引。2009年事業創造本部 開発・地域活性化部門 部門長。2010年6月(株)ルミネ 常務取締役に就任、専務取締役を経て、2016年6月執行役員 事業創造本部 副本部長に就任(現任)。

株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO
丸 幸弘

2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組み合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

<モデレーター>
『WIRED』日本版
副編集長
小谷 知也 氏

1972年千葉県生まれ。編集者/ライター。95年、中央大学法学部政治学科卒業後、主婦と生活社に入社。その後、2001年にエスクァイア マガジン ジャパンへ入社。『エスクァイア日本版』シニアエディターを務めたのち、09年に独立。『BRUTUS』『GQ JAPAN』等のライフスタイル誌で編集・執筆に携わる一方、『WIRED』に11年の立ち上げから参画。18年、『WIRED』副編集長に就任。

10:00〜10:50
  • セッションルームA・オンライン配信
環境革命 〜2030年に向けたESG新戦略〜

セッションパートナー:ダイキン工業株式会社
powered by:投資育成研究センター

次世代にどのような地球環境を残すか。人は常に豊かさを求め、未だその社会活動や経済発展のために、限りある資源を失い、地球に課題を生み出し続けている現状がある。
かかる中、多くの国や企業がカーボンニュートラルを掲げ、日本政府としても、2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにすると宣言した。
事業や研究の分野や立場を超えて、科学・技術における強みをもつ、大企業、中小企業、ベンチャー企業、研究者が一体となって取り組むエコシステムの構築と、課題を設定してチームで取り組む実行プランのある案件具体化が求められている。どのようにエコシステムを構築し、案件を具体化すると良いか議論する。

“詳細情報”

ダイキン工業株式会社
テクノロジー・イノベーションセンター
副センター長 兼 CVC室長
三谷 太郎 氏

2011年京都大学農学部卒、ダイキン工業入社。入社後、管理会計業務や2012年に買収した米国住宅用空調大手「Goodman社」のPMI等に携わる。2015年に社外留職で投資銀行業務を経験。帰任後、2017年にオープンイノベーションのグローバル拠点である「テクノロジー・イノベーションセンター」副センター長に就任。M&Aや出資等、コーポレートベンチャリングの推進を担当。2019年よりCVC室長を兼任。

東京大学 未来ビジョン研究センター
准教授

菊池 康紀 氏

2009年 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 博士課程修了 博士(工学)、2019年4月より、現職。「プラチナ社会」総括寄付講座の代表を兼務、工学系研究科にて研究室を運営。専門はプロセスシステム工学、化学システム工学。農業・林業・工業を横断して最適化が必要となる技術やシステムの設計・評価に関する研究を展開、バイオマス由来の化成品製造など、導入前の技術に対する先制的ライフサイクル評価手法を研究。日本LCA学会および化学工学会研究奨励賞、生物工学技術賞、World Cultural Council: Special Recognitionsなどを受賞。地域における新規な技術システムの導入を産学公の協創にて推進している。

経済産業省
産業技術環境局 技術新興・大学連携推課 課長補佐
三藤 慧介 氏

東京大学農学部、東京大学公共政策大学院卒。経産省入省後、イノベーション政策、原子力災害対応、電力システム改革、貿易保険、物流政策等を担当。現在、産業技術環境局技術振興・大学連携課補佐として、研究開発型ベンチャー企業振興を含む技術から利益をいかに生むのか、が担当業務。

<モデレーター>
株式会社リバネス
投資育成研究センター センター長
大坂 吉伸

慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、修士(経営学)。三菱UFJ銀行、国際協力銀行を経て、東京大学生産技術研究所(特任研究員)、科学技術振興機構(ACCELプログラムマネージャー)を歴任。リバネス入社後、研究者の研究成果の事業化支援、及びベンチャー企業の投資育成を担う。 株式会社グローカリンク代表取締役社長、リアルテックファンド グロースマネージャーを兼務。

11:00〜11:50
  • セッションルームA・オンライン配信
ものづくりベンチャーが抱える製造課題と解決策

セッションパートナー:KOBASHI HOLDINGS株式会社

この数年、町工場による試作支援が進み、ディープテック領域への投資が増加した結果、多くのスタートアップが事業を加速できるようになってきた。一方で、事業化を見据えた本格的な量産を見据えるフェーズで課題を抱える事例が増加している。そこで、ディープテック領域において数多くの投資育成を行っているリアルテックファンドの永田氏、ドローンファンドの大前氏の2名と、スタートアップのものづくり支援を行うKOBASHI HOLDINGSの小橋氏をゲストに招き、最前線のものづくりベンチャーが抱える課題と解決策について議論する。

“詳細情報”

KOBASHI HOLDINGS株式会社 代表取締役社長 小橋正次郎氏

1982年岡山県生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。2008年小橋工業株式会社入社。2016年同社代表取締役社長に就任。2017年KOBASHI HOLDINGS株式会社を設立、代表取締役社長に就任。1910年の創業以来、農業の機械化を推進し、農業分野の課題解決に尽力。長年培ってきた知識や技術を応用し、スタートアップ企業とイノベーションを共創し、地球規模の課題解決に取り組む。

リアルテックファンド 代表/株式会社ユーグレナ 取締役副社長 永田暁彦氏

慶応義塾大学商学部卒業後、独立系プライベート・エクイティファンドに入社。2008 年に ユーグレナ社の取締役に就任し、未上場期より事業戦略、M&A、資金調達、資本提携、広 報・IR、管理部門 を管轄。現在は COO 兼ヘルスケアカンパニー長としてブランドの立ち 上げやバイオ燃料事業や研究開発など、全ての事業執行を担当。また、日本最大級の技術系 VC「リアルテックファンド」の代表を務める。

Drone Fund 共同創業者/代表パートナー 大前創希氏

2002年に(株)クリエイティブホープを創業し、戦略的なWeb/ITコンサルティングにより国内外数多くのプロジェクトを成功に導く。ドローングラファ(2014~)としては、ドローンムービーコンテストでの準グランプリ受賞(2016)や、読売テレビ・ドローン絶景紀行での総合監修(2018)などの活動がある。2017年Drone Fundアドバイザリーボードに就任し、翌年共同代表パートナーに就任。ビジネス・ブレークスルー大学/大学院教授(専門はデジタルマーケティング)。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員CKO
長谷川 和宏

東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その後リバネス初の新入社員として入社。2012年より執行役員に就任。ものづくり分野のインキュベーション事業テックプランターの立ち上げや、浜野製作所と連携したガレージスミダの運営、スーパーファクトリーグループの推進なども担う。また日本最大のものづくりスタートアップのためのインキュベーション施設「センターオブガレージ」を設立するなど、幅広い立場でものづくり企業の活性化を担う。

13:00〜13:50
  • セッションルームA・オンライン配信
たくさん創業初期のベンチャーを見てきたら何がツライか見えてきた

セッションパートナー:株式会社リバネスキャピタル

ベンチャーを創業するというのはそれだけで大変なものだが、研究者が創業するとなるとその壁の量や高さは計り知れない。
しかし、その過程で経験してきたこと、感じたことは、おそらく他の経営者も同じように経験し、感じていた可能性が高いはずです。
2014年にテックプランターがスタートして以来、国内外含めて延べ3000を超えるテクノロジーベンチャーおよび立ち上げを目指すチームの支援を続けているリバネス・リバネスキャピタルが、これまで蓄積してきた研究開発型ベンチャーに特化した事例を開示するとともに分析・統合にチャレンジします。
当日は、2社の研究開発型ベンチャー創業者に協力いただくとともに、事前アンケートにて集めた事例の分析結果も一部発表いたします。

“詳細情報”

株式会社リバネスキャピタル
代表取締役
池上 昌弘

東京工業大学生命理工学部卒業。2002年6月に株式会社リバネスを立ち上げ、取締役CFOに就任。これまでに50社以上のベンチャー企業のコーポレート、ファイナンス面を支援。2014年12月より大学発の研究開発型ベンチャーに特化した投資ファンド、リアルテックファンドの運営会社の業務執行役、2020年1月より株式会社リバネスキャピタルの代表取締役に就任。

株式会社ジャパンモスファクトリー
代表取締役CTO
井藤賀 操 氏

2002年広島大学大学院理学研究科修了、博士(理学)を取得。2003年より理化学研究所植物科学研究センター研究員、2013年より同研究所環境資源科学研究センター上級研究員に従事。日本蘚苔類学会奨励賞、日本鉱業協会賞など受賞。2018年アグリテックグランプリに出場、最優秀賞を受賞。
2019年スピンアウトし、株式会社JAPAN MOSS FACTORY創業、NEDO NEP 2019採択、いちかわ未来創造会議社会実験実施者に認定される。現在、環境系の理研ベンチャーに認定されている。

株式会社イヴケア
代表取締役社長 CEO
五十棲 計 氏

2020年滋賀大学大学院教育学研究科を修了、修士(教育学)。同大学の大平准教授と連携し、2018年7月には滋賀テックプラングランプリのファイナリストとして選出され、パナソニックアプライアンス社賞を受賞。7月に東京で開催されたバイオテックグランプリでもファイナリストに選出され、日本ユニシス賞と竹中工務店賞を受賞。2019年1月11日に滋賀大学からの大学発ベンチャー第1号となる株式会社イヴケアを設立。

<モデレーター>
株式会社リバネス
地域開発事業部 部長
石澤 敏洋

2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了、博士(生命科学)。博士課程在学中に約3年間のインターンシップ期間を経験し、2008年に株式会社リバネス入社。
大阪事業所所長、戦略開発事業部部長を経て2017年より地域開発事業部 部長。テックプランターの概念を導入することで各地の研究機関から世界へ羽ばたく研究開発型ベンチャーを創出するための地域エコシステム構築を進めている。

14:00~14:50
  • セッションルームA・オンライン配信
ウイルスと人類のこれからの物語 ー研究現場の戦いから見えてきた新たな知見ー

セッションパートナー:株式会社ユーグレナ

未曽有のパンデミックを経験している今だからこそ「ウイルスはどこから来たのか、ウイルスとは何者か 人類はウイルスとどこへ行くのか」という根源的な問いについて考えてみたい。その一歩目として本セッションでは、最前線の研究から見えてきたウイルスの起源、検出方法や治療法について紹介し、私たちの日々の生活や考え方がこれからどう変わっているのかを議論する。COVID-19に限らず、あらゆるウイルスはこれからも変化しつづける。そのため、残念ながら人類にとっての次のアウトブレークもいつかは起こる。その時に人類はどのような準備をできるのか、ウイルスと人類のこれからの物語を現代科学の視点から抽出する。

“詳細情報”

株式会社ジーンクエスト 代表取締役
株式会社ユーグレナ 執行役員 バイオインフォマティクス事業担当
高橋 祥子氏

2013年東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士課程在籍中に、遺伝子解析の研究を推進し、正しい活用を広めることを目指すジーンクエストを起業。2015年同学博士課程修了。2018年株式会社ユーグレナ執行役員就任。受賞歴に経済産業省「第二回日本ベンチャー大賞」経済産業大臣賞(女性起業家賞)、「日本バイオベンチャー大賞」日本ベンチャー学会賞など。著書に『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』。

株式会社オーダーメードメディカルリサーチ 主任研究員 柏葉 脩一郎氏

北海道釧路市出身。東京理科大学大学院基礎工学研究科博士課程修了、博士(工学)。学位取得後、名古屋大学環境医学研究所博士研究員、東京理科大学基礎工学部助教を経て、2019年4月より現職。専門である遺伝子工学や細胞生物学等のスキルと経験を免疫学に持ち込み、医薬品レベルの抗体を効率良く作製する技術の開発を行っている。

東京大学医科学研究所 准教授 佐藤 佳氏

1982年、山形県出身。東京大学医科学研究所感染症国際研究センター准教授。医学博士。京都大学大学院医学研究科博士課程修了(3年次早期修了)。ECC山口メモリアルエイズ研究奨励賞(日本エイズ学会、12年)、杉浦奨励賞(日本ウイルス学会、15年)、文部科学大臣表彰 若手科学者賞(20年)。ウイルス学と分子系統学、分子進化学、バイオインフォマティクスを融合した学際融合研究分野「システムウイルス学」の創成と開拓を目指した研究を展開している。

<モデレーター>
株式会社リバネス
代表取締役副社長CTO
井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を 修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應 義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学 薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

16:00〜16:50
  • セッションルームA・オンライン配信
腸・異分野でヒトの健康を考える

セッションパートナー:株式会社ダイセル

本セッションでは、食・粘膜免疫やデータ解析の専門家を招き、食品、腸内環境とヒトの状態との関わりを議論します。いずれも多成分系であるこれらの複雑な関係性を紐解き、腸から健康を実現するためには、さらに異分野からの科学技術の参入が期待されます。生命科学、理数工学、あらゆる分野の研究者の視聴をお待ちしています。

“詳細情報”

株式会社ダイセル
ヘルスケアSBU 事業推進室事業戦略グループ マネージャー
卯川 裕一 氏

農学系の大学院(修士)を修了後、紙・パルプメーカー、飲料メーカー、食品メーカーを経て2018年9月に株式会社ダイセル入社。研究部門に配属され、自社機能性食品素材のエビデンス取得、機能性表示食品届出資料作成、業界団体活動等を行う。2020年4月より現職。新規素材および既存素材の事業戦略や、マーケティング戦略、研究企画などを担う。公益財団法人日本健康・栄養食品協会特定保健用食品部技術部会副部会長、健康と食品懇話会理事・有効性WGリーダーを務め、健康食品業界の発展を目指した活動も行っている。博士(保健衛生学)、技術士(生物工学部門)、食品保健指導士、専門フードスペシャリスト。

株式会社ヒューマノーム研究所
代表取締役社長
瀬々 潤 氏

東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。

<オンライン登壇>
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

ワクチン・アジュバント研究センター センター長
國澤 純 氏

1996年大阪大学薬学部卒業。2001年薬学博士(大阪大学)。米国カリフォルニア大学バークレー校への留学後、2004年東京大学医科学研究所助手。同研究所助教、講師、准教授を経て2013年より現所属プロジェクトリーダー。2019年より現所属センター長。その他、東京大学医科学研究所・客員教授、大阪大学医学系研究科、薬学研究科、歯学研究科・招へい教授(連携大学院)、神戸大学医学研究科・客員教授(連携大学院)、広島大学歯学部・客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構・客員教授などを兼任。

<モデレーター>
株式会社リバネス
代表取締役副社長CTO
井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を 修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應 義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学 薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

17:00〜17:50
  • セッションルームA・オンライン配信
ここまで来た!ライフサイエンス研究のオートメーション

セッションパートナー:株式会社Inner Resource

人が手を動かして実験することが主流だったライフサイエンス分野の研究において、ロボットを活用して実験を自動化する流れが広まりつつある。人が操作する、判断する際のちょっとしたコツが結果を大きく左右することもあったこの分野において、自動化は同じ条件で大量の実験データが得られる環境を実現する可能性を持っている。本セッションでは、実験操作、データ解釈の文脈で実験の自動化に関わってくる研究を行なっている研究者を招いて、どこまで自動化できるようになってきたのか、さらに自動化を進めようと考えた時のハードル、さらには自動化が進んだ先にあるライフサイエンス研究はどのようなものかについて議論する。

“詳細情報”

<オンライン登壇>
国立研究開発法人理化学研究所

生命システム研究センター
生命モデリングコア 生化学シミュレーション研究チーム チームリーダー
髙橋 恒一 氏

理化学研究所で研究室を主宰。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、大阪大学大学院生命機能研究科招聘教授、特定非営利活動法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ副代表理事、理研未来戦略室イノベーションデザイナーなどを兼務。慶應SFCで学位取得後、分子科学研究所(米国バークレー市)HFSPフェローなどを経て現職。科学技術振興機構未来社会創造事業「ロボティック・バイオロジーによる生命科学の加速」課題研究開発代表者。

<オンライン登壇>
名古屋大学大学院創薬科学研究科

独立准教授
加藤 竜司 氏

1999年東北大学工学部卒、2001年奈良先端科学技術大学院大学修士修了、2004年名古屋大学工学研究科生物機能工学において工学博士取得。その後、名古屋大学医学部、名古屋大学工学研究科を経て、2012年より名古屋大学大学院創薬科学研究科独立准教授に着任。2018年よりISO国際標準化・プロジェクトリーダー。主に、再生医療用細胞製造を支援する工学技術として、細胞のAI画像品質管理技術などを中心に研究を進めている。

国立研究開発法人理化学研究所
生命機能科学研究センター 研究員
堀之内 貴明 氏

2006年大阪大学工学部卒業。2011年同大学院情報科学研究科修了、博士(情報科学)。産業技術総合研究所人工知能研究センター・外来研究員を兼任。日本生物工学会バイオインフォマティクス相談部会・代表。ラボラトリーオートメーション研究会・役員。自動分注機を用いた微生物の適応進化過程の解析の自動化、ヒューマノイドロボットとAIによる細胞培養の自律化などに取り組んでいる。

<コ・モデレーター>
株式会社Inner Resource
代表取締役CEO 
松本 剛弥 氏

外資金融機関勤務時に家族が難病指定を受ける。
研究者を広く支援することで医療発展に貢献するべく医療研究専門商社に転職。
業界独自の課題・問題点に直面し、根本的な解決を図るため研究者支援事業「株式会社Inner Resource」を創業。
研究支援ブランドのrepruaを立ち上げ、クラウド購買・試薬在庫管理・資産(機器)管理など、様々なプロダクトを開発し続け、研究者が研究に没頭できる世界を創り出していく。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員

高橋 宏之

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

10:00〜10:50
  • セッションルームB・オンライン配信
毎年30万件蓄積され続ける特許情報から新たな知識を生むためには

セッションパートナー:特許庁
powered by:知識創業研究センター

毎年30万件蓄積され続ける特許情報から新たな知識を生むためには 特許出願には数十万円の費用がかかるにも関わらず、毎年約30万件もの出願がなされています。特許庁では、この特許情報を有効活用するべくビジネスマッチングレポートを開発しました。保有する特許情報をもとに連携候補企業等をリスト化した当該レポートの活用により、オープンイノベーションの促進につながる有意義なマッチングを実現しています。学術論文、公的研究資金の獲得情報なども有用なビッグデータであり、これらを組み合わせたりすることで、新たな知識を生み出すプラットフォームになると考えられます。本セッションでは、このような知識・技術のビッグデータから新たな価値を生むアプローチについて議論します。

“詳細情報”

特許庁
オープンイノベーション推進プロジェクトチーム
高田 龍弥 氏

2004年入庁後、経済産業省、外務省などを経て2018年のプロジェクトチーム設立当初からチームに参画。特許情報を活用したビジネスマッチングやオープンイノベーションを促進するためのモデル契約書事業等を企画・担当する。

株式会社イーパテント 代表取締役社長/知財情報コンサルタント
K.I.T.虎ノ門大学院客員准教授

野崎 篤志 氏

知財情報をベースにしたコンサルティング(事業戦略、R&D戦略、知財戦略)および人材教育サービスを提供する知財情報コンサルタント。2017年度よりK.I.T.虎ノ門大学院客員准教授。2019年3月に特許情報普及活動功労者表彰特許庁長官賞受賞。著書に「調べるチカラ」、「特許情報調査と検索テクニック入門 改訂版」、「特許情報分析とパテントマップ作成入門 改訂版」など。

株式会社バイオインパクト
代表取締役
杉原 淳一 氏

各省庁や研究機関の科学研究費助成(ファンディング)情報と研究者情報やプレスリリースを組み合わせた国内最大級の研究課題・研究者データベース「日本の研究.com」を運営。機械学習、自然言語処理を用い構築した、研究分野等の独自分析アルゴリズムを活用し、製薬企業等の産学連携マッチングやKOL探索等も行っている。

<モデレーター>
株式会社リバネス 
研究開発事業部
知識創業研究センター センター長
岡崎 敬

博士(理学)。大阪大学大学院卒。産業技術総合研究所特別研究員を経てリバネス入社。大学、大手繊維メーカー、国研での多様な研究経験の他、地方自治体外郭団体において科学技術振興企画業務に従事。主に地域でのシーズ発掘、人材育成、地域アクセラレーションの業務に取り組む。

11:00〜11:50
  • セッションルームB・オンライン配信
超異分野の研究者と共に創造する地域の未来

セッションパートナー:株式会社日立製作所

世界レベルで食料の問題、自然災害や感染症の拡大といった課題に対して、農業、情報、環境分野などの技術の進歩とともに、様々な新事業や新サービスが創造される時代となった。日本国内においても、東京一極集中から、地域分散へと構造変化がおこり、地域発のベンチャー企業の創出も活発だ。一方で、地域の課題に対して、域内に閉じたプラットフォームのみでなく、国内外からテクノロジーを迎え入れることも、重要な視点となってくるだろう。地域での新たな産業創出に向けて、研究者、自治体、ベンチャー企業、大企業が担う役割や、どのようなプラットフォームが必要になるのか、私たちが何をできるのか議論する。

“詳細情報”

株式会社日立製作所
研究開発グループ 技師長 
山田 真治 氏

1998年に日立製作所入社。日立研究所にて材料関連の研究開発に従事。2015年から基礎研究センタ長として量子技術や再生医療等の研究開発をマネジメント。2016年には北大など国内4拠点に共同研究拠点を開設しオープンイノベーションを推進。現在、日立の技師長と経産省「チャレンジフィールド北海道」の総括エリアコーディネーターを務める。

農林水産省
産学連携室室長 
齊賀 大昌 氏

2002年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程(後期)修了、同年に農林水産省に入省。食糧庁や生産局、大臣官房環境政策課、在イタリア日本国大使館等を経て現在に至る。農林水産業・食品分野のオープンイノベーションの仕組みで約3,700の民間企業や研究機関が参加する「『知』の集積と活用の場」の事務局を担当し、現場課題の解決に向けた産学官連携研究やスタートアップ支援を担当。

南相馬市
経済部 理事(企業支援担当)
笹野 賢一 氏 

一橋大学公共政策大学院 修了。経済産業省入省後、産業政策、エネルギー政策、原子力災害対応等を担当。2019年5月から福島県南相馬市に出向し、ロボット政策、企業誘致を担当。国の福島イノベーション・コースト構想に沿った新産業の創出に向け、ロボット関連のスタートアップなどの集積に向けた政策立案を実施。

<モデレーター>
株式会社リバネス
研究開発事業部 部長
川名 祥史

横浜国立大学大学院環境情報学府修了(博士 環境学)。2008年より横浜国立大学VBL講師、株式会社LDファクトリーの代表を経て、株式会社マイロプスの取締役に就任。2014年11月より株式会社リバネス地域開発事業部、2017年から株式会社アグリノーム研究所の取締役を兼任し、現在、株式会社リバネス研究開発事業部長。植物工場事業や飲食事業、アグリテックベンチャー支援など、農林水産業に関わる新規事業の立ち上げに関わる。

13:00〜13:50
  • セッションルームB・オンライン配信
人類の共通課題に挑む、これからのヘルステックビジネス

セッションパートナー:SOMPOホールディングス株式会社

日本は高齢化社会と叫ばれて久しく、健康増進や疾病予防、介護分野におけるスタートアップが次々と誕生している。このヘルスケア領域で事業化を目指すアントレプレナーの多くは、自身が直面した深い課題意識に突き動かされ、少なからず誰もが一度は経験するであろう悩みや困りごとを解消するために日々研究開発に取り組んでいる。心身ともに豊かな人生を送ることは人類共通の命題であり、今後日本の現状を追随する国も増えるだろう。それにも関わらず、テクノロジーが社会に実装されるまでの距離は比較的長く、サステイナブルなビジネスへと発展させることは容易ではない。本セッションでは、介護者を支えるためのロボット開発を手がけるabaの宇井氏、認知症改善につながるコミュニケーションロボットを開発するザ・ハーモニーの高橋氏、睡眠テクノロジーで人類の健康に寄与するニューロスペースの小林氏、社内新規事業として高齢者のフレイル解消に取り組むリコーの三谷氏を迎え、これからのヘルステックビジネスの行方についてディスカッションする。

“詳細情報”

ザ・ハーモニー株式会社
代表取締役CEO
髙橋 和也 氏

高校卒業後、ファッションデザイナーを志し上京、業界大手に就職。その後、単身イタリアへ。帰国後、起業の資金を貯めるために実家で暮らしながら工場で働く。その時の両親との暮らしの中で介護をアップデートする必要性を強く感じ、「介護に関わる全ての人をハッピーにし、認知症に困らない社会を実現する」をミッションとして、リアル×テクノロジーでミッションの実現に取組んでいる。
リアルでは福岡県飯塚市、田川市、嘉麻市で認知症の介護施設と保育園を運営し、テクノロジーでは認知症患者向けコミュニケーションロボットの開発を行う。

株式会社ニューロスペース
代表取締役CEO
小林 孝徳 氏

自身の睡眠障害の経験をきっかけに、この社会問題を解決すべく2013年にニューロスペースを設立。企業向け睡眠改善プログラムで健康経営や働き方改革を推進する70社以上の企業と1万人以上のビジネスパーソンの睡眠改善をサポート。同時に高精度の睡眠計測、解析技術そして睡眠改善ソリューションのコアテクノロジーを基にパートナー企業と協業しSleepTechビジネスを創出している。

株式会社リコー
ヘルスケア事業本部
三谷 悠貴 氏

東北大学を卒業後、 2016年に株式会社リコーに就職。それ以来、ヘルスケア事業の研究開発に従事している。物心がついた頃から心の支えとなってくれていた祖父母が、晩年になり、できることが限られた中で鬱屈した毎日を過ごしている姿を見て、この人たちにはこういう終わり方をしてほしくないと感じていた。現在は、リコー社内で実施する新規事業創出プログラムに参加し、「高齢者が明日を夢見て生きる社会を創造する」ことを目指して、高齢者の歩行能力の維持を補助する新規サービスを開発している。

<モデレーター>
株式会社aba
代表取締役
宇井 吉美 氏

2011年、千葉工業大学在学中に株式会社abaを設立し、代表取締役に就任。中学時代に祖母がうつ病を発症し、介護者となる。その中で得た「介護者側の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進む。特別養護老人ホームにて、介護職による排泄介助の壮絶な現場を見たことをきっかけとして、においセンサーで排泄を検知する「排泄センサーHelppad(ヘルプパッド)」の製品化に向かう。

14:00〜14:50
  • セッションルームB・オンライン配信
オンラインテクノロジースプラッシュ〜分身ロボットでオンライン学会は活性化するのか〜

セッションパートナー:株式会社オリィ研究所

新型コロナウイルス感染症の拡大をうけて、研究活動を促進するための場である学会も、オンラインを取り入れた実施形態が増加している。しかし、何時でも何処からでも参加できる利便性がある反面、コミュニケーションの側面では未だ課題が残る。特にディスカッションが重要となるポスター発表は顕著であろう。実際に、「ふと立ち寄りにくく新たな出会いが少ない」、「互いの興味がわかりにくい」、「次に繋がるネットワークが作りにくい」などの声が聞かれる。今後、変化する生活様式の中で、研究者にとっては新たな学会発表の在り方が重要なテーマとなるだろう。オンラインでも、その後の連携に繋がる活性の高いコミュニケーションを促すために必要な要素は何か。それを検証するために、株式会社オリィ研究所が開発した、存在感を伝達する分身ロボット「OriHime」を用いてオンラインポスター発表の実証実験を行う。本セッションでは、実証実験に参加するオンラインポスター発表者による90秒のピッチを行い、その後のポスター発表でさらに深い議論へと発展させるためのきっかけを創出する。

“詳細情報”

<登壇者>

株式会社オリィ研究所
共同創業者 代表取締役CEO
吉藤オリィ(よしふじおりぃ)氏

高専で人工知能を学んだ後、早稲田大学創造理工学部へ進学。自身の不登校の体験をもとに、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発。多くの人に使ってもらうべく、株式会社オリィ研究所を設立。「コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する」を理念に、開発を進めている。

 

<発表一覧>

No. ポスター番号 テーマ 氏名 所属機関
1 PO-01 脳波スイッチによる認知機能評価システムの開発とその脳トレへの応用 竹原 繭子 国立研究開発法人産業技術総合研究所
2 PO-02 介護施設におけるケアの質向上を目指したビッグデータ活用の試み 佐藤 光磨 宇都宮大学大学院
3 PO-03 誰とでも家族になれる「バーチャルシェアハウス」の実現 木田 侑 株式会社リコー
4 PO-04 硫黄代謝物の減少が宇宙滞在における肝障害に寄与している可能性 黒澤 亮 株式会社ユーグレナ
5 PO-05 宇宙線を介して見る太陽活動の雲量への影響 倉嶋太郎 山形県立山形東高等学校
6 PO-06 油層の上面で水玉がぶら下る仕組み 夏目 雄平 千葉大学
7 PO-07 ヒトiPS細胞由来ミエロイド系細胞(Mylc細胞)を用いたユーグレナ由来物質の免疫賦活効果の評価 中島 綾香 株式会社ユーグレナ
8 PO-08 細胞形態ビッグデータ構築に向けたデータ統合とAIモデル構築 竹本 悠人 名古屋大学大学院
9 PO-09 実験オートメーションを導入した細胞接着材料表面の評価系構築 杉山 亜矢斗 名古屋大学
10 PO-10 細胞製造産業化に向けた人工データを用いた細胞品質AI強化技術の開発 木村 和恵 名古屋大学
11 PO-11 自己集合性分子糊による遺伝子操作を用いない細胞表面修飾法 秤谷隼世 京都大学大学院 医学研究科 化学研究所
12 PO-12 Mus minutoidesの成長関連因子の遺伝学的解析 松屋 純人 山口大学大学院
13 PO-13 障害児、その親、援助者のレスポンデント反応を軸とした 援助サポートAppの開発 渡辺修宏 国際医療福祉大学
14 PO-14 障害児、その親、援助者のオペラント行動を軸とした 援助サポートAppの開発 小幡 知史 NPO法人だいち
15 PO-15 行動分析学の理論と技術に基づくユビキタスな療育支援の可能性ー保護者、療育者、行動分析家を結びつける産学連携に向けて 錦織(長谷川)福子 茨城大学
16 PO-16 微細藻類ユーグレナの農業分野での活用 阿閉 耕平 株式会社ユーグレナ
17 PO-17 「やめたくてもやめることのできない」性的行動に悩み苦しむ者の実証に基づく理解―性的タブーの克服に向けて― 岡部友峻 兵庫教育大学大学院
18 PO-18 感性評価研究用クラシック音楽データベースの構築とその応用 山本泰豊 国立研究開発法人産業技術総合研究所
19 PO-19 リンゴの自家摘果性に寄与する植物ホルモンの探索 太田垣 駿吾 名古屋大学大学院生命農学研究科
20 PO-20 棚田百選の地を復活させたい!しまね発の低アレルゲン化小麦「しまね夢こむぎ®」栽培プロジェクト 河野 邦江 医学部
21 PO-21 名古屋大学ITbMリサーチプロモーションディビジョン(RPD)による次世代型研究推進 佐藤 綾人 名古屋大学
22 PO-22 日本の大学の研究活動を分析するためのWebアプリケーションの開発:機関を越えた共同開発プロジェクト 久保琢也 信州大学
24 PO-24 レアメタルのファインケミカルリサイクルに関する事業 長縄 弘親 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
25 PO-25 液体エレクトレットを基材とする伸縮/折り曲げ自由自在な振動発電素子の開発 中西尚志 物質・材料研究機構
26 PO-26 脳梗塞に対するレドックスナノ粒子を用いた神経保護療法の開発 丸島 愛樹 筑波大学
16:00〜16:50
  • セッションルームB・オンライン配信
研究者のポテンシャルを活かす人材流動モデルとは

セッションパートナー:株式会社池田理化
powered by:研究キャリアセンター

企業や組織の既存の枠組みに縛られない考えで新しいことを起こしていけるのが、博士人材が持つ価値のひとつであるはずだ。博士人材が企業が求める人材像に自分をあわせるのではなく、研究のバックグランドを活かして企業と連携できる活動を通して、研究者と企業がお互いの理解を深めていけるモデルを新たに作り上げていくことで、研究者が産業界とアカデミアの双方にわたって活躍していく可能性について本セッションでは議論する。従来のインターンシップではない、人材流動モデルをこの場から考える。

“詳細情報”

株式会社アグロデザイン・スタジオ
代表取締役社長
西ヶ谷 有輝 氏

博士(生命科学)
東大在学中や農研機構にて農薬の研究開発に従事。第4回アグリテックグランプリ(グローカリンク賞)、第1回茨城テックプラングランプリ(ファイナリスト)を経て、2018 年3月に株式会社アグロデザイン・スタジオを起業。2020年にリアルテックファンドなどから総額約1億円の資金調達を行う。大学発ベンチャー表彰2020(JST/NEDO)アーリーエッジ賞の受賞や複数の大型補助金に採択され、農薬開発を推進中。

東京工業大学
理学院物理学系 助教
山崎 詩郎 氏

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻にて博士(理学)を取得後、量子物性の研究で日本物理学会若手奨励賞を受賞、東京工業大学理学院物理学系助教に至る。全日本製造業コマ大戦優勝を機に、科学と遊びを融合した「コマ博士」として超異分野学会特別賞を受賞する。著作の講談社ブルーバックス『独楽の科学』は、科学館夏休み特別展示展、NHK等でのTV特番、『メタルコマキット』(幻冬舎)等の教材の形になる。SF映画『インターステラー』の解説会を100回実施。『TENET テネット』の字幕科学監修や公式映画パンフの執筆、『クリストファー・ノーランの映画術』(玄光社)の監修を任される。次の目標は「SF博士」。

文部科学省
科学技術・学術政策局 企画評価課 政策科学推進室長・企画官
中澤 恵太 氏

2002年文部科学省に入省。産学連携・ベンチャー政策、宇宙・海洋研究開発政策などを担当。2011年に大阪市役所に出向し、大阪駅北口開発の一環でイノベーション政策を担う。現在は文科省及び内閣府CSTIにおいて、第6期科学技術基本計画の策定に向けた業務に従事。霞ヶ関の政策の企画立案と実行にこそイノベーションが必要として、業務改革を実践中。

株式会社池田理化
代表取締役社長
高橋 秀雄 氏

1974年群馬県生まれ。群馬大学社会情報学部卒業。東大EMP7期生。慶應SDM修士課程(2021年度進学予定)。千代田化工建設㈱、アーサー・アンダーセン、三洋電機㈱を経て、同社に入社。オリンパス・アメリカへの出向赴任後、現職。2016年より東京科学機器協会理事。事業運営(産学のラボ向けに研究機器等を販売)の傍ら、2014年、若手研究者の支援を目的としたリバネス池田理化賞を開始。2016年、オープンイノベーション促進事業L-RADに共同参画。著書に「組織バリュー・マネジメント入門」(2002年)。趣味は登山、愛犬との散歩。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員

高橋 宏之

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

17:00〜17:50
  • セッションルームB・オンライン配信
これから”始まる”3Dプリンタによるものづくり革命の前夜

powered by:ものづくり研究センター

2010年代にMakers として一斉を風靡した3Dプリンタ。次々に進化をし続けているが、近年さらに革新的な方法が生み出されようとしているのはご存知だろうか? 本セッションでは、1980年代に日本で初めて光造形の3Dプリンタを導入し、20年前に金型製造を40日から40時間に短縮した「プロセステクノロジー」を確立した山田眞次郎氏と、数々の3Dプリンタを使い倒し、現在自らも全く新しい3Dプリンタ技術を生み出している、エクストラボールドの原雄司氏を招き、これから新たなセラミック3Dプリンタを開発しようとしているリコーの鴨田氏の試みを題材に、新たな3Dプリンタ革命に向けたナイトトークを行う。

“詳細情報”

株式会社インクス 創業者
山田 眞次郎 氏

広島県出身。1974年に青山学院大学理工学部機械工学科卒業。 同年三井金属鉱業株式会社に入社し、自動車用ドアロックの設計に従事。 1990年三井金属鉱業株式会社退社、同年株式会社インクスを設立。独自のプロセステクノロジーにて金型製造を始め製造業に革命を起こした。 2010年に退社。2014年株式会社プランテックス創業。世界で初めて光・空気・養液を個別に制御できる完全閉鎖型植物生産機を開発。現在会長。

株式会社エクストラボールド
代表取締役
原 雄司 氏

大手通信機メーカーでの試作現場や3DCAD/CAMソフト開発会社で開発責任者などを担当。その後、3Dプリンターなどの販売コンサルティング会社や3D技術者のコミュニティ運営会社などを創業。現在は、3Dデジタルツールのユーザーとしての経験や、販売コンサルティングの経験を活かして、プラスチックを循環させる大型3Dプリンターを研究開発する会社として株式会社ExtraBoldを設立。またシンガポールにExtraBold R&Dを設立し新しい3Dプリントヘッドの研究開発を行っている。

株式会社リコー
イノベーション本部 材料技術開発センター 要素技術2グループ
セラミックス三次元造形技術 テーマリーダー
鴨田 紀一 氏

横浜国立大学大学院(機能発現工学専攻)にて自己治癒セラミックス材料を研究。リコー入社後、レーザー方式の樹脂3Dプリンターの材料・プロセス開発に従事。研究開発本部にて社内インキュベーション制度の企画立案に携わり、その後自ら構造材料向けセラミックスの3Dプリンタ開発テーマを立ち上げ、現職。
2019年より京都大学博士後期課程在学中。

<モデレーター>
株式会社リバネス
製造開発事業部部長
藤田 大悟

尾道生まれ、流山育ち、横浜市在住。2001年に日本科学未来館のボランティアの立ち上げを経て、2002年から学生時代にリバネスに参画。学校、企業との教育事業を手掛け、開発したプログラムは200以上。2014年に3Dプリンタが世界に広がる矢先に教育プログラムを開発し活用をしてきた。現在は、教材開発で共にした多くの町工場との製造経験を生かし、ベンチャーや新規事業のものづくり支援、エンジニアリング教育を行っている。

Day2:3月6日(土)9:00-18:30

メインホール
(オンライン配信)
セッションルームA
(オンライン配信)
セッションルームB
(オンライン配信)
ポスター・ブース会場
9:00 開会式
[基調講演]社会基盤を変えうる研究とその社会実装に挑戦する
メインホール同時配信 メインホール同時配信
10:00 [アワード]リバネス 研究アワード2021 [セッション]未知なる海の解明が持続可能な未来の鍵となるか [セッション]町工場が自社でAI外観検査をやってみた 掲示・展示
11:00 [研究者・ベンチャーによる超異分野ピッチ]テクノロジースプラッシュ [セッション]「海ごみ問題」を超異分野チームで解く(その2「逆転の構造」) [セッション]フード・レギュラトリーサイエンス〜食と絶食を科学するという挑戦〜
12:00 昼食時間
13:00 [セッション]ライフサイエンスビジネスの知識の対流〜大企業の蓄積をベンチャーの力に変える〜
[アワード]リアルテック・ベンチャー・オブ・ザイヤー2021 [セッション]植物生産革命 〜植物の可能性を引き出す〜 掲示・展示
14:00 [セッション]コミュニケーションのみらいのカタチ
[セッション]産業界における先端測定の破壊力!ベンチャー技術を活用し、イノベーションを生み出す
15:00 ポスター・ブース コアタイム
16:00 [セッション]Withコロナ時代の国際共同研究プロジェクトの始め方 [セッション]日本発Food scienceの可能性を探る [セッション]学校を起点に「人」の学びを進化させる 掲示・展示
17:00 [セッション]カタチと機能の共進化〜我々はカタチから何を学ぶことができるのか〜 [セッション]気候変動の課題にわれわれはどう立ち向かうのか [セッション]超異分野な考えで課題解決に臨んでいる高校生にとって大人は邪魔者か?
18:00 閉会式(〜18:30) メインホール同時配信 メインホール同時配信  
9:00〜9:50
  • メインホール・オンライン配信
基調講演「社会基盤を変えうる研究とその社会実装に挑戦する」
日進月歩で様々な技術が社会の変化を促している。その背後には、最先端の研究に取り組むとともに、その成果を社会につなげる挑戦をしている研究者の存在がある。2日目の基調講演では、大会テーマである「変化・適応・進化」を考える道しるべとなるよう、研究成果の社会実装に最先端で取り組み続けている2名の研究者(山形大学教授古川英光氏、東北大学教授大関真之氏)に、それぞれ、世界に先駆けてやわらかい材料を3Dプリンティングする3Dゲルプリンターの開発、多数の選択肢から生まれる膨大な組合せの中から最適な組合せを決めることに特化した量子アニーリングの研究について講演いただく。

“詳細情報”

山形大学 工学部機械システム工学科 教授 古川英光氏

山形大学ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)の研究室代表。2009年の山形大学異動後に3Dゲルプリンターの開発を始めたところ、3Dプリンターブームが来て注目を集めるようになる。2018年4月に、やわらか3D共創コンソーシアムを設立、会長に就任するなど、技術の社会実装にも力を入れる。高分子ゲルの3Dデジタルファブリケーションを強化する研究、3Dプリンターを教育に活かす研究、先端技術を社会実装する研究で、新価値創造を地方からグローバルに展開している。

東北大学情報科学研究科 情報基礎科学専攻 教授 大関 真之氏

非常に複雑な多数の要素間の関係や集団としての性質を明らかにする統計力学と呼ばれる学問体系を切り口として、機械学習を始めとする現代のキーテクノロジーを独自の表現で理解して、広く社会に普及させることを目指している。大量の情報から本質的な部分を抽出する、または少数の情報から満足のいく精度で背後にある構造を明らかにすることができる「スパースモデリング」や、量子力学を活用して組合せ最適化問題を解く「量子アニーリング」に関する研究活動を展開している。平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。

10:00〜10:50
  • メインホール・オンライン配信
リバネス 研究アワード2021
リバネスでは、2009年から行っている40歳以下の研究者を対象にした「リバネス研究費」や、2014年から開始した科学技術の集合体で世界の課題解決を目指す「TECH PLANTER」を通じて、多様な分野のアカデミアの研究者と研究の裾野を広げる取り組みをして参りました。
この度、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」ために、自らの研究に情熱を燃やして独創性な研究を遂行し、自身の研究の枠を大きく広げながら、今まさに躍進する研究者を表彰する制度として、「リバネス 研究アワード」を新たに設置いたしました。今回は、リバネス研究費の歴代採択者の中から、特にサイエンスにインパクトをもたらした研究者、ならびに研究成果の社会実装にめざましい貢献をした研究者を表彰いたします。

[選定の視点]
自らの研究に情熱を燃やして独創性な研究を遂行し、自身の研究の枠を大きく広げている、次世代の研究者へのロールモデルとなる研究者であること

[部門]
●先端研究推進部門:サイエンスにインパクトをもたらす、独創的な研究を推進していること
●社会実装部門:研究成果をもとに起業または社会実装へ向けてめざましい貢献をしていること

“詳細情報”

<先端研究推進部門>
国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター
チームリーダー
村山 正宜 氏

『レアモノハンター』

第2回リバネス研究費リバネス賞(2010年)

1977年生まれ。新聞配達員を経て97年に東京薬科大学生命科学部に入学。2006年に同大学大学院で博士号取得。その後、2010年までベルン大学にて博士研究員。同年、理化学研究所脳神経科学研究センターで研究室を主宰。触知覚の脳内メカニズムを研究する。2018年からは東京大学大学院医学系研究科で連携教授を併任。日本神経科学学会奨励賞、日本生理学会奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞などを受賞。

<先端研究推進部門>
慶應義塾大学 理工学部 機械工学科
准教授
尾上 弘晃 氏

『細胞ヒモの発想で広がる可能性』

第5回リバネス研究費ニッピ賞(2010年)

2006年3月、東京大学大学院情報理工学系研究科にてマイクロマシンの研究にて博士号取得。2005~2009年、日本学術振興会特別研究員(DC2-PD)の間、カリフォルニア大学バークレー校化学科に客員研究員として細胞アレイの研究従事。帰国後、2009~2014年、東京大学生産技術研究所助教。2010~2014年、JST ERATO竹内バイオ融合プロジェクトグループリーダーとして細胞ファイバ技術を開発。2014年より、慶應義塾大学理工学部機械工学科専任講師に着任、2016年より同大同学科准教授。2016年より株式会社セルファイバ取締役。

<社会実装部門>
名古屋大学生物機能開発利用研究センター 准教授
グランドグリーン株式会社 取締役
野田口 理孝 氏

『接木の基礎研究と応用』

第18回リバネス研究費リブセンス賞(2013年)

2009年京都大学大学院理学研究科にて博士号を取得。同年よりカリフォルニア大学デービス校留学、日本学術振興会海外特別研究員。2012年名古屋大学大学院理学研究科研究員及びJST ERATO東山ライブホロニクスプロジェクト研究員。2015年名古屋大学大学院理学研究科特任助教、JSTさきがけ研究員。2016年名古屋大学大学院生命農学研究科助教、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所連携研究者、文科省卓越研究員。2019年より現職。植物の接木のメカニズム、全身性情報伝達などについて取り組んでいる。

<社会実装部門>
株式会社マイオリッジ
取締役CTO
南 一成 氏

『細胞技術実用化を目指したベンチャー創出と社会実装』

第23回リバネス研究費レボックス賞(2014年)、第27回リバネス研究費池田理化賞(2015年)

京都大学での研究成果を基にマイオリッジ社を設立し、独自のiPS由来心筋細胞製造技術を始め、様々な細胞技術を用いて再生医療への貢献を目指す。製造コストや細胞機能性の向上、臓器組織化といった、業界が直面している共通課題と向き合い、装置メーカーや基材・化学品・製薬メーカー等、国内外の細胞製品開発企業と共同して、製造プロセスの自動化や培地開発といった細胞製品に必要なインフラ技術の発展と社会実装に取り組んでいる。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員

高橋 宏之

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

11:00〜11:50
  • メインホール・オンライン配信
研究者・ベンチャーによる超異分野ピッチ
テクノロジースプラッシュ

セッションパートナー:凸版印刷株式会社

「(水などが)跳ねる・飛び散る、ザブンと落ちる」というスプラッシュ(splash)の意味にちなんだテクノロジースプラッシュは、研究者やベンチャーらが、2分間のピッチで、自分のやりたいこと、参加者に求めていることを会場の参加者にぶつける場である。次々と登場する研究者の知識と熱を浴びながら、熱を持った研究者を見つけ、またそのピッチをヒントに新たなアイデアを発想することを狙いとする。その後のポスターでさらに深い議論へと発展、新たな共同研究の創出につなげていただきたい。

“詳細情報”

No. テーマ 氏名 所属機関
1 アナログとデジタルの融合が織りなすセラミックスの新しい可能性 ~直感的CADと3Dプリンタ~ 鴨田紀一 株式会社リコー
2 繊維の多孔化技術で作る高機能性衣料 長曽我部 竣也 岐阜大学大学院
3 簡単!光でプラスチック表面を機能化 大久保敬 大阪大学
4 日本とアルゼンチンの宇宙線到来頻度の比較 高梨 美佳 山形県立米沢興譲館高等学校
5 研究者と地域企業とともに、アイデアすぐカタチにする仕組み創り 野村 泰暉 成光精密株式会社
6 無菌人工土壌“アートソイル” が創る未来 荒磯 慎也 株式会社ラテラ
7 衛星データ×AI×グリッドで農業と環境問題を解決する 坪井 俊輔 サグリ株式会社
8 泳がないミドリムシの作出 鈴木 健吾 株式会社ユーグレナ
9 共感による藻類仲間集め、医療に繋げ! 河本 雛美 東京薬科大学
10 小胞体膜を使って凝集を防ぐ 城 裕己 徳島大学
11 マイクロバブルを用いたナマズの養殖 池田 拓史 浦和実業学園中学校・高等学校
12 高齢者の自己効力感の維持を前提とした社会サービスの提案 三谷 悠貴 株式会社リコー
13 ロボットセラピーを用いた心理ケア 園田 直樹 桃山学院中学校
14 遠く離れたライバルや仲間と一緒に走る! — 拡張現実によるランニング支援システム — 中島 伸介 京都産業大学
15 ”危険の可視化”から事故は回避できるか 小関 慶太 八洲学園大学
16 臓器工学で未来をつくる 小原 弘道 東京都立大学
17 網膜色素変性症に対する視覚再生遺伝子治療薬の開発 堅田 侑作 株式会社レストアビジョン
18 睡眠不足による抗体産生量変動の解析 苑原 雄也 慶応義塾大学
19 絶食による抗原特異的な宿主免疫応答の挙動解析 佐藤 謙介 慶應義塾大学大学院
20 環状オリゴ糖「シクロデキストリン」を活用した医薬品・食品の創生 弘津辰徳 株式会社サイディン
21 iPS細胞から味細胞作製 〜おいしさの見える化と味覚障害治療を目指して〜 川村 文彦 関西医科大学
22 地球温暖化に関する個人の環境配慮行動の促進および阻害に関わる心理的要因の検討 黒住 嶺 筑波大学
23 環境改善素材としての苔の原糸体の魅力 井藤賀操 株式会社ジャパンモスファクトリー
24 肌に貼っても大丈夫なフィルム 野村彩英子 凸版印刷株式会社
13:00〜13:50
  • メインホール・オンライン配信
ライフサイエンスビジネスの知識の対流〜大企業の蓄積をベンチャーの力に変える〜

セッションパートナー:神戸医療産業都市推進機構、神戸市

アカデミア発のライフサイエンス系のスタートアップにとって、製薬企業をはじめとしたメドテック関連の企業がこれまでに蓄積してきた研究開発や生産、規制対応に関する知識やノウハウは、事業化を加速させる大きなヒントになり得る。知識・ノウハウが循環する仕組みができることで、メドテックの領域はどのように活性化させられるのか。本セッションでは、製薬企業の経営の経験者、スタートアップらと、大企業とスタートアップの新たな関係づくりについて議論する。

“詳細情報”

マイキャンテクノロジーズ株式会社
代表取締役
宮崎 和雄 氏

東京理科大学理学研究科卒業。専門は有機合成化学および再生医療。約20年間製薬会社で血管系疾患、腎疾患、中枢神経系疾患に対する低分子化合物の探索研究や、再生医療を補完する低分子化合物の探索研究を行う。インドでのマラリア・デング熱など感染症との出会いを契機に2016年マイキャン・テクノロジーズ株式会社設立。再生医療技術を活用した特殊な血球感染症の課題解決を目指す。

株式会社セルファイバ 代表取締役社長
柳沢 佑 氏

東京薬科大学 生命科学部 環境生命科学科卒業。東京大学大学院 化学生命工学専攻 博士(工学)。2011年3月まで株式会社リバネスにて企画開発業務に従事。2018年3月、平成29年度東京大学工学系研究科研究科長賞・東京大学総長賞。2018年5月よりセルファイバ取締役に就任。2018年6月よりAMED「細胞ファイバーを利用した抗体製造のための高密度連続生産技術の開発」研究開発代表者。

株式会社リバネスキャピタル 取締役
花井 陳雄

1976年協和発酵工業入社後、抗体医薬の研究開発における第一人者として活躍。2003年には、自らが開発した抗体医薬関連の技術導出のため、米国BioWa社を設立、社長に就任して会社運営を担った。協和キリン発足後は開発本部長として数多くの製品開発を指揮、2012年に代表取締役社長に就任し、自身が創製・開発に関わった各製品の上市を果たすとともに、国内外大手製薬企業との提携や英国でのM&Aも実現。2018年代表取締役会長、2019年取締役会長に就任、2020年3月に退任し、同年5月よりリバネスキャピタル取締役に就任。

公益財団法人神戸医療産業都市推進機構
専務理事
三重野 雅文 氏

1990年4月神戸市に入庁。2010年から神戸医療産業都市を推進する部署に配属。10年以上に渡り、神戸医療産業都市の推進に尽力。2018年の神戸市医療・新産業本部医療産業都市部長時代に神戸ライフサイエンススタートアップエコシステム構築を掲げ、スタートアップ支援の体制・施策を進めてきた。2020年6月から公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 専務理事に着任(現職)。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員

高橋 宏之

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

14:00〜14:50
  • メインホール・オンライン配信
コミュニケーションのみらいのカタチ

セッションパートナー:株式会社フォーカスシステムズ

コロナ禍のグローバルな拡大によって、学校教育や企業活動の中で、オンラインツールを活用したコミュ ニケーションが急速に普及してきた。その方法は、ビデオ会議システムを使ったグローバルな遠隔の通話、チャットツールによる文字のやりとり、ロボットを介したテレプレゼンスなど様々である。 DXというパラダイムシフトを迎えた今こそ、わたしたちは、急激に多様化するツールに溺れず、コミュニケーションに対する理解を深め、その本質を見きわめる時期に来ているのではないか。 将来、わたしたちの相互理解はどのように形作られるのだろう。 本セッションでは、コミュニケーションをキーワードに活躍する超異分野の専門家が集い、本質を捉えるための創発的議論を行う。

“詳細情報”

ハイラブル株式会社 代表取締役
水本武志氏

2013年京都大学大学院情報学研究科 博士後期課程修了。博士(情報学)。カエル合唱とロボット合奏の研究に従事。同年ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンに入社し、音の研究に従事。2016年ハイラブル株式会社を創業し代表取締役に就任。対面とWeb会議の話し合いの見える化サービスを提供。学校や企業研修を中心にのべ18,000人以上の会話を分析。第17回日本eラーニング大賞厚生労働大臣賞等受賞。

東京大学 進化認知科学研究センター 助教 橘亮輔氏

2011年 同志社大学生命医科学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、スイス連邦工科大学チューリッヒ校研究員、東京大学特任研究員を経て、2019年4月より現職。聴覚と発声にかかわる音響・認知・神経科学を専門とし、声の制御と学習のメカニズムについての研究に従事。音声コミュニケーションの基盤となる神経メカニズムの理解を目指し、ヒト・鳥類・げっ歯類を対象とした幅広い研究を展開している。

京都大学霊長類研究所
神経科学研究部門 特定研究員
香田啓貴氏

2001年京都大学理学部卒、同大学院理学研究科生物科学専攻博士課程を就職に伴い中退。博士(理学)。京都大学霊長類研究所多様性保全研究分野、同行動神経研究部門、認知科学研究部門のそれぞれ助手、助教を経て現職。言語の起源やその進化史について,東南アジアを中心とした野生動物の観察や、霊長類を対象とした動物実験研究を通じて、動物との比較をおこない研究を進めている。

<モデレーター>
株式会社リバネス 代表取締役COO 髙橋修一郎

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。専門は植物病理学。設立時からリバネスに参画し、博士取得後も大学で研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築。独自の研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのデータベース「L-RAD」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだプロジェクトを数多く仕掛ける。文部科学省中央教育審議会大学分科会大学院部会委員等

16:00〜16:50
  • メインホール・オンライン配信
Withコロナ時代の国際共同研究プロジェクトの始め方

セッションパートナー:三菱電機株式会社

科学・技術はいつの時代にも社会変革の中心的な役割を担うため、研究開発の衰退は人類の衰退につながるといっても過言ではない。しかし、今般の新型コロナウイルス感染症の流行により、国を跨ぐ移動に困難が伴ういま、日本企業と海外スタートアップ・研究者との共同研究・共同事業の進め方もこれまで通りとはいかないだろう。現地で直接互いに顔を合わせ、信頼関係を構築してからプロジェクトの条件を検討しはじめるやり方では、新しいことを起こす速度が格段に遅くなる。かといって何もせずコロナの収束を待っていると、気付いた時には時代に取り残されてしまう。
では、感染症流行を契機にもたらされた人類の新しい生活様式において、国を超えた国際共同プロジェクトはどのように始めるべきなのか。本セッションでは、リバネスグループCEOの丸幸弘がモデレーターとなり、現在進行形で海外スタートアップとの共同研究を進めている三菱電機の山中氏、東南アジアの課題解決に向けて協業を始めようとしている荏原製作所の杉谷氏、経産省で日本企業の海外展開支援を担当する平塚氏を迎え、海外スタートアップとの強固なつながりを作る国際プロジェクトの始め方についてディスカッションする。

“詳細情報”

三菱電機株式会社
未来イノベーションセンター
グループマネージャー
山中 聡 氏

1998年三菱電機株式会社入社。入社後、液晶TVや三菱電機を代表するオーロラビジョンに搭載される画像処理LSIの開発に従事。2015年より現職、スタートアップとのオープンイノベーションを推進。コミュニケーターとして、ベンチャー企業とのマッチングによる既存事業の強化や企業内の知財を活用した事業機会の創出に注力。

株式会社荏原製作所
マーケティング統括部
次世代事業開発推進部 部長
杉谷 周彦 氏

東京生まれ。1996年慶応義塾大学法学部卒。1996年日本興業銀行入行。2002年より野村證券、モルガンスタンレー証券、シティグループ証券の投資銀行部門に13年間在籍し、M&A、資金調達のアドバイザリー業務に従事。2015年より荏原製作所に入社し、風水力機械カンパニー企画部門にて企業買収、新規拠点設立を担当。2018年より新規事業開発を担当。

経済産業省
貿易経済協力局 戦略輸出交渉官
平塚 敦之 氏

福岡県出身。東京大学部法学部、ハーバードロースクール及びコロンビア大学公共政策国際関係学大学院卒。通商産業省入省後、大臣官房、中小企業庁(ベンチャー振興担当)、イラク暫定統治機構、在欧日系ビジネス協議会事務局長等を経て、企業会計室長、ものづくり政策審議室長、通商交渉調整官、公正取引委員会企業取引課長(幹部交流人事)。現在、貿易経済協力局戦略輸出交渉官として、ベンチャー企業を含む日本企業の海外展開支援を担当。

<モデレーター>
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO
丸 幸弘

2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組み合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

17:00〜17:50
  • メインホール・オンライン配信
カタチと機能の共進化〜我々はカタチから何を学ぶことができるのか〜
動物は進化の過程の中で複雑な動きができる体を手に入れた。頑丈な骨をパーツにして作られる骨格と筋肉や皮膚などのやわらかい組織が融合は、握る、歩く、走る、飛ぶといった様々な機能を生み出している。長い進化の歴史の中で常にアップデートされ続けてきた形と機能の関係性について理解を進めることは、ロボットをはじめ我々の生活の中で動く機械の進化を促すだろう。本セッションでは、ソフトマテリアル 、ロボティクス、解剖学の研究者に集まってもらい、骨格と身体機能の関係性について議論しながら、形が持つ機能性をどのように取り入れていけるかについて考えたい。

“詳細情報”

山形大学 工学部機械システム工学科 教授
古川 英光 氏

山形大学ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)の研究室代表。2009年の山形大学異動後に3Dゲルプリンターの開発を始めたところ、3Dプリンターブームが来て注目を集めるようになる。2018年4月に、やわらか3D共創コンソーシアムを設立、会長に就任するなど、技術の社会実装にも力を入れる。高分子ゲルの3Dデジタルファブリケーションを強化する研究、3Dプリンターを教育に活かす研究、先端技術を社会実装する研究で、新価値創造を地方からグローバルに展開している。

筑波大学システム情報系 研究員
郡司 芽久 氏

2017年3月、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程にて博士号(農学)を取得。同年4月より日本学術振興会特別研究員PDとして国立科学博物館勤務後、2020年4月より現職。専門は解剖学・形態学。第7回日本学術振興会育志賞を受賞。著書に『キリン解剖記』(ナツメ社)。

大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授
細田 耕 氏

制御理論、ロボティクスとシステム的思考について教育する傍ら、生物が柔らかい身体を持つことと、知能的な振る舞いができることの間にはどのような関係性が存在するのか、という身体性とソフトロボティクスについて研究しています。
生物の知能的行動を理解するには、その情報処理だけではなく、身体の形を模倣する生物模倣・生物規範が重要だと考え、生物知能をロボットで実現することを目指しています。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員

高橋 宏之

2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。さらに、アカデミアの枠組みにとらわれずに個々人の知識、技術、課題解決に対するパッションを合わせることで、新たな知識、研究開発のタネを生み出す場、「超異分野学会」を仕掛け続けている。

10:00〜10:50
  • セッションルームA・オンライン配信
未知なる海の解明が持続可能な未来の鍵となるか

セッションパートナー:日本財団
powered by:DeSET 海底探査技術開発プロジェクト

地球上の生命体を支え、天候や地球の気温に大きな影響を及ぼす海のことを、私たちはまだほとんど知らない。現在明らかになっている海の地形は、全体のわずか19%。月よりも火星よりも謎に満ちている海が、人類が消費する動物性タンパク質の20%を育み、排出するCO2の30%を吸収している。海を知ることは人類や地球の持続可能性に繋がっているのだ。それだけでなく、海流予測による船舶運航の効率化、地震や津波などの災害予測、資源探査など、期待される効果は大きい。今後私たちは、どのように「海を知る」ための技術を発展させ、それをもって社会の課題を解決していくことができるのか。そこに既存産業のプレイヤーはどう関わり、ともに価値を作れるのか。本セッションでは、海が抱く可能性と未来を議論する。

“詳細情報”

株式会社日本海洋科学  
桑原 悟 氏

1994年 東京商船大学卒、株式会社 日本郵船入社(海技者)。入社後、主として油槽船に乗船(海上勤務)。海上勤務と陸上勤務を繰り返し、陸上勤務では油槽船部門や海務部門(先進技術を含めた船舶技術統括)に携わり、2017年に株式会社 日本海洋科学に出向。現在、公益財団法人 日本財団や国土交通省が進める各種自動運航船プロジェクトをプロジェクトディレクターとして推進している。

株式会社ライトハウス 取締役CTO  
松野 洋介 氏

芝浦工業大学電気電子情報工学科電気工学専攻修士課程修了。日産自動車株式会社で自動運転の研究に携わり、英国オックスフォード大学で客員研究員として派遣され、最前線の自動運転研究研究と電気自動車を使った自動運転システムを開発。帰任後、2名の仲間と株式会社ライトハウスを立ち上げ、CTOに就任。漁業者向けサービスISANAを立ち上げた。技術を使って漁業以外にも海洋分野で問題解決できるサービスの研究開発を担当。

経済産業省 経済産業政策局
産業創造課 新規事業創造推進室 室長補佐 

長谷川 聡一郎 氏

京都大学大学院工学研究科修了。これまで、国際標準(産業財産権)における国際機関との調整等を担当。現在、J-Startupの運営や、J-Startupの各地域への展開をはじめ、日本におけるベンチャー、スタートアップエコシステムの強化に取り組む。

<モデレーター>
株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO
丸 幸弘

2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学や地域に眠る技術や経営資源を組み合せて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げにも携わるイノベーター。

11:00〜11:50
  • セッションルームA・オンライン配信
「海ごみ問題」を超異分野チームで解く(その2「逆転の構造」)

セッションパートナー:日本財団
powered by:プロジェクト・イッカク

日本財団、JASTO、リバネスが開始した「プロジェクト・イッカク」は、近年注目が高まる「海ごみ」問題にフォーカスし、「海ごみ削減に資するビジネス」を生み出そうという取り組みです。本セッションでは、プロジェクトメンバーから、この1年の進捗を共有すると共に、従来のビジネスモデルを覆す挑戦をどのように仕掛けていくか議論します。生産→消費→廃棄という一方通行の経済モデルを、循環する経済モデルに変える挑戦についてご関心のある方の参加を歓迎します。

“詳細情報”

サステイナブルエネルギー開発株式会社
代表取締役社長 CEO
光山 昌浩 氏

慶應義塾大学経済学部卒業。投資銀行、監査法人勤務を経て、マルミツ産業株式会社、株式会社山形県上下水道施設管理の代表取締役に就任。さらに、山形県新庄市および日本製紙株式会社と共同で公共下水道から発生する下水汚泥を固形燃料にして石炭火力発電所に売却するスキーム(NEDO委託事業)を構築したのち、当社を設立。プロジェクト・イッカクではEco-Trinityのサブリーダーを務め、自律分散ごみ処理システムの開発を推進。

株式会社Ridge-i
ビジネスストラクチャリング担当 アーキテクト
横山 慶一 氏

「社会をよりよくするものを、自分の手で創りたい」という想いから、当時成長していたIT業界の株式会社CSK(現SCSK株式会社)に入社。CSKで、プログラミングやITシステム設計を経験。その後、アクセンチュア株式会社でITコンサルテーションを経験し、ヤンセンファーマ株式会社でIT戦略策定・導入・運用を行う。現在は、株式会社Ridge-iにて人工知能の活用に特化したコンサルティングに従事。プロジェクト・イッカクではDebris Watchersのサブリーダーを務め、海ごみモニタリングシステムの開発を推進。

マナブデザイン株式会社
代表取締役 プロデューサー デザイナー
高橋 学 氏

秋田県生まれ。日立多賀テクノロジー株式会社にて家電製品の開発・設計実務に携わり、その後工業デザイン事務所にてデザイン実務を経て、2015年マナブデザイン株式会社を設立。 設計の経験とものづくりの知見を活かした製品のプランニングやデザインを得意とする。秋田大学大学院非常勤講師。プロジェクト・イッカクではアップサイクルの仕組みや構想にデザインシンキングを用いて展開推進中。

<モデレーター>
株式会社リバネス 創業開発事業部 部長
篠澤 裕介

東京大学大学院農学生命科学研究科修了。修士(農学)。PR会社を経て、2009年リバネスに入社。2012年にメディア開発事業を立ち上げ、2013年にはシードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。2015年、リアルテックファンドでグロースマネージャーに着任、担当領域をバイオ・海洋として事業化支援を行う。2018年より、創業開発事業部長。起業でなく「創業」をテーマに活動中。

13:00〜14:50
  • セッションルームA・オンライン配信
リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2021
2015年より、株式会社リバネスは「リアルテック領域における独自性、新規性、成長性の高い事業を手掛けるベンチャー企業」を「リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー」として表彰している。これにより、社会全体としてリアルテックベンチャーを生み出す意識の高揚を図ることを目的に、次世代の起業家へのロールモデルを提示する。第7回となる2021年は、「スタートアップ部門」、「グロース部門」「ブースト部門」の3部門での表彰を行い、ベンチャーとの交流や、新技術がもたらす未来へのインパクトを感じとる場を提供する。

“詳細情報”

⭐️受賞企業⭐️

スタートアップ部門

tonari株式会社
代表者:後尾 志郎
ビジョン:仕事や教育の機会、コミュニティにいつでも繋がれるよう、物理的な距離による境界のない世界を作り出す
コア技術:映像音声データの圧縮・伝送技術ソフトウェアによるハードウェア制御


サグリ株式会社
代表者:坪井 俊輔
ビジョン:人類と地球の共存を実現する
コア技術:衛星データによる広域解析とAIでポリゴンを形成する技術


株式会社ジャパンモスファクトリー
代表者:井藤賀 操
ビジョン:苔で地球環境を守る
コア技術:苔を環境改善素材として製造・加工する技術


株式会社アグロデザイン・スタジオ
代表者:西ヶ谷 有輝
ビジョン:持続的農業への貢献
コア技術:構造ベース創農薬技術

グロース部門

Nature Architects株式会社
代表者:大嶋 泰介
ビジョン:モノの機能を自在に設計可能な社会を実現する
コア技術:DFM(Direct Functional ModelingTM


サステイナブルエネルギー開発株式会社
代表者:光山 昌浩
ビジョン:分散・自立型のエネルギー生成装置の普及を通じて、地域のより豊かな生活を構築する
コア技術:多種多様な可燃ゴミから、その組成の影響を受けずに、常に一定品質で石炭並みのエネルギー密度をもつ固形燃料を生成する技術


株式会社ファーメンステーション
代表者:酒井 里奈
ビジョン:発酵で楽しい社会を!
コア技術:未利用資源の発酵技術、廃棄物ゼロの地域循環型システム


株式会社 U-MAP
代表者:西谷 健治
ビジョン:大学の技術シーズを工業製品化することで、産業界にイノベーションを実現
コア技術:繊維状窒化アルミニウム単結晶「Thermalnite」の大量かつ高品質合成技術(世界で唯一のオリジナル技術)

ブースト部門

株式会社Sun Asterisk
代表者:小林 泰平
ビジョン:誰もが価値創造に夢中になれる世界
コア技術:あらゆる産業のデジタライゼーションを促進するデジタル・クリエイティブ・スタジオ


アメリエフ株式会社
代表者:山口 昌雄
ビジョン:生命科学研究の成果を社会実装します
コア技術:最先端のバイオインフォマティクスと生命科学研究をつなげる技術力


受賞企業の詳細および、過去の受賞企業一覧は下記のwebをご覧ください。
https://techplanter.com/real-tech/


 

16:00〜16:50
  • セッションルームA・オンライン配信
日本発Food scienceの可能性を探る

セッションパートナー:株式会社シグマクシス

2010年代中盤から、食分野に新たなトレンドがグローバルで生まれ、世界の食産業全体の変化を促しつつある。米国では、所謂Foodtech領域へのリスクマネー供給が急増し、シンガポールでも政府が同領域のイノベーション創出を強力に後押ししている。日本では、このトレンドに押されるように徐々に注目が集まり、昨年は「Foodtech」というキーワードが駆け巡る年となった。なぜここに世界の投資が集まり、どこに向かうのか。日本はこの潮流の中、どのようなビジョンを持ち、これに関わるプレイヤー何をすべきか。産・官・学で独自のアクションを取り、この問いを追求するプレイヤーが集い、今後の食と科学技術の方向性を見出す。

“詳細情報”

株式会社シグマクシス ディレクター
田中 宏隆 氏

株式会社シグマクシス ディレクター、スマートキッチン・サミット・ジャパン主催者。一般社団法人 SPACE FOODSPHERE 理事。パナソニック株式会社、マッキンゼー等を経て、シグマクシスに参画。戦略策定、新規事業開発・ 実行、マーケティング、M&A、パートナーシップ、ベンチャー協業等幅広いテーマに精通する。フードテックを中心とした食・料理のトレンドやプレイヤー動向等に造詣が深く、国内外で多数の講演、セミナー、パネルディスカッションに登壇。メディアを通じた情報発信にも精力的に取り組む。

山形大学農学部食糧生命環境学科
教授 博士(農学)
及川 彰 氏

1998年京都大学農学部農芸化学科卒業、2003年同大学大学院農学研究科 博士課程応用生命科学専攻修了。大阪府立大学でポスドクとして、フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析装置を用いたメタボローム解析(低分子化合物の網羅解析)技術を確立。その後、理化学研究所の研究員として、キャピラリー電気泳動質量分析装置を用いたメタボローム解析による研究に従事した。現在は、メタボローム解析を農産物や食品に応用する研究に取り組んでいる。

経済産業省
貿易経済協力局 貿易振興課
課長補佐

井戸 萌愛 氏

2010年に農林水産省に入省。2019年に経済産業省に出向、中堅・中小企業の海外展開や食品輸出の促進を担当。省内若手有志でフードテック・プロジェクトチームを立ち上げ、「世界の食の課題を日本のフードテックで解く」をミッションに日本のフードテック企業の発掘と支援を行っている。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員
塚田 周平

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了。博士(農学)。設立初期の2003年よりリバネスの運営に参画。実験教室、各種ライティングの実践を積んだ後、アグリ分野の先進技術開発・導入、地域創業エコシステム構築事業の立ち上げを行う。大手・中堅企業やベンチャー、研究者等との連携による技術開発、事業開発に現場主義でコミットしている。

17:00〜17:50
  • セッションルームA・オンライン配信
気候変動の課題にわれわれはどう立ち向かうのか

セッションパートナー:日本ユニシス株式会社

現在、気候変動は世界的な大きなテーマとなっています。本セッションでは、国連機関UNOPSによる気候変動アクセラレーションプログラムに採択されたサグリ株式会社、商船三井とともにモーリシャスの環境回復の取り組みを実施する株式会社イノカ、そして太陽光の光量をシミュレーションする技術を持つ日本ユニシス株式会社をパネリストに招き、気候変動に関連する様々な課題とその解決策について議論します。

“詳細情報”

サグリ株式会社
代表取締役CEO
坪井 俊輔 氏

横浜国立大学理工学部機械工学科在学中。大学時に、民間初の宇宙教育の会社、株式会社うちゅうの立ち上げを行い、学生起業を行う。その後、衛星データを通じて、農林水畜産業や、街づくりインフラ、環境における課題解決を行うサグリ株式会社を設立。農林水産省デジタル地図の検討委員を務める。Singularity GIobal Impact Challengeでの優勝やUNOPS GICで世界98か国624社から5社に選ばれるなど、グローバル大会でのピッチを含め延べ12回の受賞を誇る。ダボス会議が任命する若手組織の一員であるGlobal shaperも務める。情報経営イノベーション専門職大学の客員教授である。

株式会社イノカ
代表取締役CEO
高倉 葉太 氏

東京大学工学部を卒業した後、落合陽一氏などを輩出した東京大学大学院暦本研究室に進学し、機械学習を用いた楽器の練習支援の研究を行う。大学院在学中にハードウェアの開発会社を設立し、様々なプロジェクトに携わる。2019年4月に「株式会社イノカ」を設立。「100年先も人と自然が共生する世界を創る」をビジョンに掲げ、特定水域の生態系を陸上の閉鎖環境に再現する独自の「環境移送技術」の研究開発と社会実装を行う。

日本ユニシス株式会社
製造ビジネスサービス本部エンジニアリングシステム一部二室
チーフ・スペシャリスト
奥村 知之 氏

1986年より通産省工業技術院電子技術総合研究所磁性材料研究室にて光と磁気や超伝導に関する素材研究に従事、1989年日本ユニシス(株)入社。シミュレーション技術の主管部門にて、シミュレーション開発プロジェクトに従事。2017 年より天空光源シミュレーション研究を開始し、研究成果を活用したビジネス開発に取り組む。特許出願 13 件。国内学会論文 6 件。国際学会論文 3 件。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員CKO
長谷川和宏

東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その後リバネス初の新入社員として入社。2012年より執行役員に就任。ものづくり分野のインキュベーション事業テックプランターの立ち上げや、浜野製作所と連携したガレージスミダの運営、スーパーファクトリーグループの推進なども担う。また日本最大のものづくりスタートアップのためのインキュベーション施設「センターオブガレージ」を設立するなど、幅広い立場でものづくり企業の活性化を担う。

10:00〜10:50
  • セッションルームB・オンライン配信
町工場が自社でAI外観検査をやってみた

powered by:ものづくり研究センター

技術の発展とともに、AIは中小企業には手が届かない技術ではなく、中小企業にとっても活用可能で、生産性向上にとどまらず従業員満足度の向上や技術継承等、 様々な効果を享受できる技術となってきた。ソフトウェア部分は技術発展により活用難易度が下がっていく中、実は中小企業の持つ現場知識・巧みの技こそが導入の鍵 であるにも関わらず、それに気づけている企業が少ない。そこで、本セッションでは経済産業省とマッキンゼーが仕掛ける実証事業を通じて、外部のIT企業に頼るのではなく、自社が主導する形でAIツールを活用して外観検査を実施した町工場を招き、その利便性と難しさについて議論する。

“詳細情報”

株式会社ヨシズミプレス
専務取締役
吉住 研 氏

日本工業大学付属高校(現日本工業大学付属駒場高校)を卒業後、同社に入社。先代の下で金型技術を学ぶ。3D CADとマシニングセンタをいち早く導入し、複雑金型精度を向上させる。また、それまで社内になかった深絞りや板鍛造技術を習得し、切削部品のプレス化や、2部品を1部品化などVE提案を基本とする営業に取り組み、試作開発から大量生産までの体制を確立。近年ではデザイナーと組み商品開発に着手するなど、プレス加工の可能性に挑戦している。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社東京オフィス
パートナー
櫻井 康彰 氏

消費財小売り、公共セクター企業に対して主にデジタルを活用した変革をリード。特にデータの利活用の領域で大企業・中小企業へのAI活用事例などの経験を豊富に有する。ハーバードビジネスレビューなどの執筆多数。東京大学法学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了。

経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課
課長補佐
村上 豊 氏

2007年東京理科大学理学部卒業。同年、経済産業省入省。2015年から2017年にBabson College F.W. Olin Graduate School of Businessに留学。MBA取得。経済産業省において、METI-DXの一環として、保安ネット(産業保安・製品安全関連法令の電子申請システム)構築等に従事。2019年より現職。課題解決型AI人材育成「AI Quest」担当。

<モデレーター>
株式会社リバネス 執行役員CKO
長谷川和宏

東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その後リバネス初の新入社員として入社。2012年より執行役員に就任。ものづくり分野のインキュベーション事業テックプランターの立ち上げや、浜野製作所と連携したガレージスミダの運営、スーパーファクトリーグループの推進なども担う。また日本最大のものづくりスタートアップのためのインキュベーション施設「センターオブガレージ」を設立するなど、幅広い立場でものづくり企業の活性化を担う。

11:00〜11:50
  • セッションルームB・オンライン配信
フード・レギュラトリーサイエンス〜食、絶食を科学するという挑戦〜

セッションパートナー:協和発酵バイオ株式会社

国や地域、文化やライフスタイルの違いによって、ヒトと食の関わり方は千差万別だ。食べることで健康を制御するという考えやあれば、絶食を通して自身を整えるという考え方もある。また、ラマダンのように宗教と密接に関わる食事制限も存在する。本セッションでは食の面からヒトを理解するというコンセプトで、食が私たち人間の健康にどのように寄与するかについて最新の科学、特に免疫、腸内細菌、そして高品質な食資源の観点から議論する。そもそも食を摂取するしない、そしてタイミングや量をいかにコントロールしていくかについてより多くの知見を集積するためには、どのような研究が必要なのかについても触れたい。

“詳細情報”

協和発酵バイオ株式会社
経営企画部 マネジャー
田畑 和彦 氏

1996年名古屋大学大学院農学研究科修士課程修了。同年、協和発酵工業株式会社入社後、2005年農学博士取得(東京大学)。2008年協和発酵バイオ株式会社、1996年の入社より一貫して研究開発業務に従事し、研究所長を経て、2018年4月より現職。発酵(バイオプロセス)による物質生産を専門とし、2014年農芸化学技術賞を受賞、現在は新規事業の開発を業務にしている。

東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
高橋 伸一郎 氏

東京大学大学院農学系研究科農芸化学専門課程博士課程修了、農学博士。東京農工大学農学部農芸化学科助手、アメリカノースキャロライナ大学チャペルヒル校医学部客員研究員、東京大学農学部農芸化学科助教授、同大大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻助教授を経て、2019年より現職。また2001年から2003年の3年間、文部科学省研究振興局学術調査官を務める。現在は、インスリン様成長因子のシグナル調節機構の解明と代謝制御性アミノ酸シグナルの同定に取り組み、同時にOne Earth Guardians育成プログラムを農学部に立ち上げ、100年後の地球に人類が生き残るためには、今、何をすべきかを考えている。

慶応義塾大学 薬学部 教授
長谷 耕二 氏

博士号取得後、UCSD医学部ポスドク、理化学研究所研究員、東京大学医科学研究所・特任教授を経て、2014年より現職。微生物―宿主間相互作用という視点から、「病は腸から」の分子メカニズムの解明を試みている。さらに、現在は腸管免疫系の絶食応答に関する研究も進めている。

<モデレーター>
株式会社リバネス
代表取締役副社長CTO
井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を 修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應 義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学 薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

13:00〜13:50
  • セッションルームB・オンライン配信
植物生産革命 〜植物の可能性を引き出す〜

セッションパートナー:株式会社プランテックス

人類は、農耕を始めるようになって以来、アグリテックを駆使し生産物の収量増加や品質向上を実現させてきた。世界人口の増加や世界規模の気候変動が起きているなか、今後の食料の安定供給のためには、人類は植物の可能性を引き出すような革命的な植物生産を行うことが求められてくると考えられる。今回は、植物の生育や機能性を高める研究者をお呼びして、植物の可能性を引き出すアプローチについてお伺いし、今後の生産現場へ反映されることで描かれる未来について議論する。

“詳細情報”

株式会社プランテックス
ファウンダー&取締役
坂口 俊輔 氏

2011年九州工業大学大学院生命体工学研究科博士課程修了、博士(工学)。パナソニックヘルスケア(株)にて画像診断装置の研究開発に従事。2014年(株)プランテックスを共同創業。人工光型植物工場に特化した植物成長管理システムを開発し、国内最大規模の植物工場に対して生産性向上サービスを展開。2018年には世界初の量産向け閉鎖型栽培装置を独自開発し、世界最高の面積生産性を実証した。

横浜国立大学大学院
環境情報研究院 教授
平塚 和之 氏

東京大学大学院で植物病理学を専攻。ロックフェラー大学博士研究員(1990〜1995)として植物分子生物学(遺伝子発現制御、遺伝子組換え)を研究。奈良先端科学技術大学院大学助教授(1995〜2001)を経て横浜国立大学大学院教授(2001〜)。農水省・環境省生物多様性影響評価検討会委員(2011〜)。NEDOプロ等の研究成果を活かす目的で横浜バイオテクノロジー株式会社を設立し、取締役CTOに就任(2014〜)

株式会社Quantomics
代表取締役
坂本 莉沙 氏

株式会社Quantomics代表取締役社長。農学博士候補(東京大学)。国際生物学オリンピック銀メダリスト。学生時代のビジネスコンテスト出場の経験や、特許関連企業で働いた経験から、「品種」が企業や社会にとって極めて重要な財産であることを痛感した一方で、まだまだ品種改良の現場には高度なIT技術やデータ活用を導入する余地が大きいと考えるに至った。大学院で修めた最新技術を広く社会で活用したいとの志から、多数の研究者を巻き込んで2019年に株式会社Quantomicsを創業した。

<モデレーター>
株式会社リバネス
農林水産研究センター センター長
宮内 陽介

千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了、博士(農学)。大学院では新疆ウイグル自治区にて現地研究者とダイズの多収栽培技術の確立を行った。リバネスでは自身の経験を活かし、研究プロジェクトを手がける。2019年より農業分野の横断的な研究を積極的に推進すべく農林水産研究センターを設立。同年、株式会社アグリノーム研究所の代表取締役に就任、持続的な食生産を目指し、完全循環型農業の実現に関する事業・研究を行う。

14:00〜14:50
  • セッションルームB・オンライン配信
産業界における先端測定の破壊力!ベンチャー技術を活用し、イノベーションを生み出す

powered by:ものづくり研究センター

世にない新しいものを生み出し、世に届けていくには多くの要素技術が存在する。その代表的なものの一つが測定である。測定は“製造プロセスのコントロール”や“品質管理”など多くの場面で必要とされるだけでなく、コンピュータ制御を行う製造装置にとっても必須な技術である。
ともすると、コストと見られがちな「測定」でもあるが、測定技術をフル活用することによって量産での高品質化を推し進めることは常識にもなりつつある。それに加え、研究や量産試作のフェーズでも新たな測定技術を使いこなすことで、新たな発見をしたり、「なぜそのような技術が成り立っているのか」といったメカニズムの解明(説明)を容易にしたり、不良時の解析も可能になる。
本セッションでは、測定や解析に強みを持つベンチャーの最先端技術を紹介する。さらに、その測定技術の活用が拓くイノベーションの可能性に触れるとともに、導入側の企業やベンチャー目線での社会実装のハードルについても議論する。

“詳細情報”

株式会社カワノラボ
代表取締役
河野 誠 氏

大阪大学分析化学研究室にて博士号を取得後、その研究成果を元にJSTのA-STEP若手起業家タイプに採択され、3年間の研究開発を経て、2015年に株式会社カワノラボを設立。磁場による泳動現象に基づいた微粒子や細胞の分析法を開発し、濡れ性や分散性、結晶性、表面被覆率、細胞の生死や活性など1粒子分析に拘った分析を行っている。大学や企業との共同研究を通じて、Deep-learningを使った画像解析や各種顕微分光法の開発も進めている。

BallWave株式会社
代表取締役社長
赤尾 慎吾 氏

凸版印刷株式会社にてボールSAW関連の研究に従事しつつ、東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻博士課程修了。その後、東北大学未来科学共同研究センター客員准教授を経て、15年ボールウェーブ株式会社設立、代表取締役就任。
産業界の要請は大きいにも関わらず、汎用性の高い高速・高感度のガスセンサは存在しない。同社では、感応膜を変えるだけで、あらゆるガス(分子)の超高速・高感度センシングを実現する、ボールSAWセンサ技術の社会実装を目指す。

凸版印刷株式会社
エレクトロニクス事業本部
新事業開発本部 開発企画部 課長
阿部 裕一郎 氏

2004年東京理科大学基礎工学部卒。2004年凸版印刷株式会社入社。入社後、スマートフォンなどに搭載されるモバイル液晶ディスプレイ用カラーフィルタの材料や構造開発に従事。2011年よりベンチャー企業との技術開発連携による既存事業の強化を推進。近年は社内外の技術連携を加速させ、新規事業の創出に注力。2020年より現職。

<モデレーター>
株式会社リバネス
ものづくり研究センター センター長
長 伸明

大阪大学大学院知能機能創成工学専攻修了(工学修士)。2016年株式会社リバネスへ入社。
国内外の各種ベンチャーの構想設計・プロトタイピング〜量産に至るまでの製造の伴走を行う。併せて、大企業とベンチャーとの連携事業の創出にも携わっている。
ものづくり研究センターでは、ベンチャーの社会実装を加速させるための製造にまつわる知識の整理や発信も行っている。

16:00〜16:50
  • セッションルームB・オンライン配信
学校を起点に「人」の学びを進化させる

powered by:教育総合研究センター

学校とは今後どのような場所であるべきだろうか。2020年、新規感染症拡大を機に世界の生活様式は大きく変わった。奇しくも日本の学校教育も教育指導要領が変わる時期と重なり、学びの場の再設計が行われている。そのなかで所属も立場も様々な人々が集まる「場」の機能が学校なのではないだろうか。集まった人々が所属する団体の枠を越えたプロジェクトチームを組成し、互いのもつ力を持ち寄り一緒になってゴールに向かって活動する中で、メンバー全員が学び続ける。答えのない問いを考え続けるためにリアルな課題・問いに向かい続ける機会を創出できる学校像について本セッションでは様々な立場の専門家と一緒に議論する。

“詳細情報”

経済産業省
商務・サービスグループ
サービス政策課長(兼)教育産業室長
浅野 大介 氏

2001年入省。2016年7月より大臣官房政策企画委員として部局再編を担当し、「教育産業室」を立ち上げ。2017年7月より大臣官房政策審議室企画官、10月より教育産業室長を兼務。2018年7月より現職。教育イノベーションに向けた「未来の教室」プロジェクトを推進中。

日鉄エンジニアリング株式会社
サステナビリティ・広報部長
折笠 光子 氏

慶応義塾大学法学部卒。新日本製鉄(当時)入社以降、テーマパーク建設、プラント海外営業、採用・人材開発等に従事。現在は、2006年に分社独立した日鉄エンジニアリング(株)のサステナビリティ・広報部長として、SDGs/ESGの経営統合に取り組むとともに、現場のエンジニアの専門知識や経験を取り入れた高校生向けのエンジニアリング教育プログラム「情熱・先端Mission-E」を関東と九州で展開中。

学校法人角川ドワンゴ学園
N高等学校 副校長 兼 S高等学校 校長
吉村 総一郎 氏

東京工業大学大学院修了。エンジニアとしてドワンゴ入社、ニコニコ生放送の各種ミドルウエア開発に携わる。その後、角川ドワンゴ学園にてIT戦略部長、講師としてプログラミング教育を牽引。N高等学校副校長を経て現職。

<モデレーター>
株式会社リバネス
代表取締役副社長CTO
井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)。リバネス創業メンバー。博士課程を 修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應 義塾大学先端生命科学研究所特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学 薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。

17:00〜17:50
  • セッションルームB・オンライン配信
超異分野な考えで課題解決に臨んでいる高校生にとって大人は邪魔者か?

powered by:NEST LAB

変化が激しく、答えのない課題に直面した時、人はどのように考えて行動すれば良いのか。これまでの教育では教えてこなかった考え方が今求められている。これからの時代必要なのは、答えのない課題に挑戦し続けるために、1分野のみの専門家ではなく、国境や分野を越えて超異分野な科学技術を融合ができるような若者が育っていく必要である。そこで、本セッションでは自らも学習科学の研究者でもあるライフイズテックの讃井氏、次世代のものづくり支援を行っているミスミの岡本氏に加え、リバネスのNEST LABでロボティクスを学び、サイエンスキャッスル研究費THK賞でロボット開発をし、現在では新型コロナ対策のフェイスシールドを設計開発して寄付し続けている渋谷幕張高校の立崎氏を招く。彼女のような若者を育てていくために、大人たちはそれぞれの立場で何をしていくべきなのか、次世代教育の未来について議論する。

“詳細情報”

渋谷幕張学園幕張高等学校
立崎 乃衣 氏

2004年誕生。5歳より電子工作、9歳よりロボット製作を始める。サイエンスキャッスル2017関東大会でTHKの部品を使った給仕ロボットペンちゃんを発表し優秀賞・大会特別賞受賞。2017年よりFRCチームSAKURA Tempestaに所属し設計を担当。FIRST Robotics Competitionに出場し、Regional Chairman’s Awardを2回、新人賞3つを全て受賞。2020年Face Shield Japanを設立し、1800個のフェイスシールドの寄付活動を行う。

ライフイズテック株式会社 取締役
讃井 康智 氏

東京大学教育学部卒業後、リンクアンドモチベーションで勤務した後、東京大学教育学研究科にて学習科学の世界的権威、故三宅なほみ東大名誉教授に師事し、全国の学校・教委での協調的・創造的な学びづくりを支援。2010年にライフイズテックを創業。中高生向けプログラミング教育を累計約5万人に届け、世界2位の規模まで成長。ディズニーとコラボした「テクノロジア魔法学校」や学校向けの「ライフイズテックレッスン」などオンライン教材も提供。

株式会社ミスミグループ本社
ファイナンスプラットフォーム 執行役員
コーポレート・リレーション室 GM
岡本 保 氏

広報、IR関連の職務に約30年間携わる。当社では「ものづくり若手人材の育成」をテーマに取り組み、学生に対する当社商品の提供やものづくり関連のイベントに協賛を行っている。本日の登壇者でもある立崎さんが世界的なロボット競技大会に挑戦する際に、当社としても協賛させていただいた。その支援に至る経緯などについて本日は紹介できれば幸いである。

<モデレーター>
株式会社リバネス
製造開発事業部部長
藤田 大悟

尾道生まれ、流山育ち、横浜市在住。2001年に日本科学未来館のボランティアの立ち上げを経て、2002年から学生時代にリバネスに参画。学校、企業との教育事業を手掛け、開発したプログラムは200以上。2014年に3Dプリンタが世界に広がる矢先に教育プログラムを開発し活用をしてきた。現在は、教材開発で共にした多くの町工場との製造経験を生かし、ベンチャーや新規事業のものづくり支援、エンジニアリング教育を行っている。

  • 協和発酵バイオ株式会社

  • KOBASHI HOLDINGS株式会社

  • 株式会社ダイセル

  • 日本ユニシス株式会社

  • 株式会社フォーカスシステムズ

  • 株式会社プランテックス

  • 三菱電機株式会社

  • 株式会社ユーグレナ

羽田イノベーションシティK棟2階

超異分野ポスターセッション

3月5日(金)・6日(土)15:00-16:00

特定の分野に限らない、多種多様な発表を同時に行なうことで、異分野どうしで互いのパッションを交換しあい、イノベーションのきっかけを作り出すポスター発表・ブース発表の場です。

ポスター発表
ポスター番号 タイトル 氏名 所属
P-01 テラバイオロジー:テラヘルツ領域の分子運動から生物機能を理解する 今清水 正彦 産業技術総合研究所
P-02 数値微分とRANSACによるエンジンボア内面の表面粗さ評価法に関する研究 1永井奨 ,2榊原僚, 3吉田一朗, 4近藤雄基 1,3,4法政大学 2,法政大学院
P-03 アナログとデジタルの融合が織りなすセラミックスの新しい可能性 ~直感的CADと3Dプリンタ~ 鴨田紀一 株式会社リコー
P-04 低データ量による持続可能なIoTに向けた取り組み 中山 悠 東京農工大学
P-05 日本とアルゼンチンの宇宙線到来頻度の比較 高梨 美佳 山形県立米沢興譲館高等学校
P-06 簡単!光でプラスチック表面を機能化 大久保敬 大阪大学
P-07 ”はだし”で野生を取り戻せ 金子 潤 中京大学
P-08 レーザーによる雷誘導のシミュレーションの作成 生嶋 慶 広尾学園高等学校
P-09 実験室内で自然環境を再現する試み 西 柊磨 浦和実業学園中学校高等学校生物部
P-10 μ粒子の寿命測定 高橋夢玖 山形県立米沢興譲館高校
P-11 オンライン飲み会における会話パターンの変化に関するケーススタディー 柳楽 浩平 ハイラブル株式会社
P-12 住民参加型統合的流域管理構築へ向けた取り組み:東南アジアの環境問題解決を目指して 矢澤大志 立命館大学
P-13 フィリピンの科学技術の現状と国の将来に向けて Yevgeny Aster Dulla Leave a Nest Japan
P-14 積雪に強い次世代型風力発電機「マグナス風車」の開発プロジェクト 海津太郎 事業開発
P-15 地球温暖化に関する個人の環境配慮行動の促進および阻害に関わる心理的要因の検討 黒住 嶺 筑波大学
P-16 植物由来の廃棄物を使って 染料で汚れた川を綺麗にしよう シモヤマユウト 東京大学
P-17 パン酵母の新しい活用法: 水素製造 岡 弘樹 早稲田大学
P-18 ウズラ産業に光を!LED照射がウズラに与える影響 鶴 嘉信 浦和実業学園中学校・高等学校
P-19 Phakopsora pachyrhiziに寄生する菌類の分離のための効率的な釣菌法 名田卓磨 筑波大学理工情報生命学術院
P-20 絶滅危惧植物インドオオイシソウの保護 大瀧 颯祐 浦和実業学園中学校・高等学校 生物部
P-21 小胞体膜を使って凝集を防ぐ 城 裕己 徳島大学
P-22 外来種のカラドジョウは在来種のドジョウを絶滅に追いやるのか 小川 莞生 浦和実業学園中学校・高等学校
P-23 泳がないミドリムシの作出 鈴木 健吾 株式会社ユーグレナ
P-24 インスリン受容体基質IRS2に結合するPYCR2の細胞死に及ぼす影響 中田理沙 東京大学
P-25 Flow structure of okra mucilage in rotation wall vessel system for spheroid incubation 朱蔚骏 Tokyo metropolitan university, Mentor: Obara Hiromichi
P-26 株式会社 Intelligent医療 臼井 天翔 栃木県立真岡高等学校
P-27 共感による藻類仲間集め、医療に繋げ! 河本 雛美 東京薬科大学
P-28 睡眠不足による抗体産生量変動の解析 苑原 雄也 慶応義塾大学
P-29 ミツバチの記憶・学習能力は個体間のコミュニケーションによって発達する 川口 拓真 安田学園高等学校
P-30 ミツバチが形成する生きた鎖 吉村 翼 安田学園高等学校
P-31 歯髄再生誘導因子を用いた新規歯内療法薬の開発 林勇輝 愛知学院大学
P-32 マイクロバブルを用いたナマズの養殖 池田 拓史 浦和実業学園中学校・高等学校
P-33 カワモズクの培養 湯谷哲也 浦和実業学園中学校・高等学校
P-34 栄養改善を目指したラオス農村部におけるヤシオオオサゾウムシ飼育の普及技術開発 佐伯 真二郎 NPO法人食用昆虫科学研究会
P-35 絶食による抗原特異的な宿主免疫応答の挙動解析 佐藤 謙介 慶應義塾大学大学院
P-36 腸内細菌特異的抗体を用いた標的腸内細菌分離法の開発 井上ひかる 慶應義塾大学大学院
P-37 過剰な飽和脂肪酸食摂餌と腸管免疫応答 大川 拓眞 慶應義塾大学
P-38 iPS細胞から味細胞作製 〜おいしさの見える化と味覚障害治療を目指して〜 川村 文彦 関西医科大学
P-39 担持金ナノ粒子による日本酒および焼酎の香りの制御 徳永 信 九州大学
P-40 樹脂製ナノスパイクを用いた物理的に微生物を殺菌・抗菌する素材 小川 夏輝 Nano for Living
P-41 高齢者の自己効力感の維持を前提とした社会サービスの提案 三谷 悠貴 株式会社リコー
P-42 ”危険の可視化”から事故は回避できるか 小関 慶太 八洲学園大学
P-43 遠く離れたライバルや仲間と一緒に走る! -- 拡張現実によるランニング支援システム -- 中島 伸介 京都産業大学
P-44 ロボットセラピーを用いた心理ケア 園田 直樹 桃山学院中学校
P-45 寒中に水槽を用いて苔を培養する環境制御装置 福井由佳梨 株式会社ジャパンモスファクトリー
P-46 ヒラメ生産工場 松本 奏 私立浦和実業学園中学校・高等学校
P-47 エッジ保存型ノイズ除去ローパスフィルタの研究 山口雄大 1,吉田一朗 2,近藤雄基 3 1 法政大学大学院,2 ,3 法政大学
P-48 工作機械の主軸テーパ穴内面の摩耗量測定における塗料の膜厚差を用いた定量計測法の研究 *中谷 暖1、近藤雄基2,4、吉田一朗3,4,5,6 1. 法政大学大学院、2,3. 法政大学、4. 中京大学、5. 上智大学、6. 東京大学
P-49 低周波振動切削による加工表面の生産技術上適切な計測法および評価法の開発 *林 凜1、近藤雄基2、3、吉田一朗2、3、4、5 1. 法政大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻、2. 法政大学 理工学部 機械工学科、3. 中京大学 人工知 能高等研究所、4. 上智大学 理工学部、5. 東京大学 生産技術研究所
P-50 テラヘルツ偏光計測による樹脂内部残留応力の評価法及び評価装置の開発 *町田 大和1、高橋理央2、 吉田一朗3,4,5,6、木村文信6、梶原優介6、斎藤伸吾7、関根徳彦7 1,2.法政大学大学院、3.法政大学、4.中京大学、5.上智大学、6.東京大学、7.情報通信研究機構
P-51 工業製品の摺動性を向上させる表面のためのJIS B 0671-3に準拠した評価法の研究 榊原 僚 1,吉田一朗 2,永井奨 3,近藤雄基 4 1 法政大学大学院,2,3,4 法政大学
P-52 炭素繊維強化樹脂CFRP / CFRTPの接着性を高める技術 金澤 等 (株)カナラボ/ 山形大学
P-53 地球への優しさ溢れる靴作り 村松 菜々子 中京大学
P-54 左右非対称の力で漕ぐことができる自転車「パラサイクル」 赤羽優子 自治医科大学
P-55 海底地すべりによる津波発生検証 -1771年八重山地震における事例- 大角恒雄 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
P-56 日本企業の中国での訴訟事例を検討する 高橋 孝治 立教大学
P-57 サイエンスを自分事化する 坂入 朋美 東京医科歯科大学
P-58 研究キャリアのファーストステップとしての学部生の研究室選びに関する調査 西村知也 株式会社リバネス
P-59 油にまみれる温泉、知っていますか? 〜アトピー性皮膚炎に対する温泉療法〜 石井 愛海 慶應義塾大学
P-60 単純作業の置き換えに特化したロボットシステムの開発と実証実験 樋口 翔太 Closer / 筑波大学
P-61 ハリセンボンをヒントに超撥水材料開発 内藤 昌信 国立研究開発法人物質・材料研究機構
P-62 ロボットを食べる 望山 洋 筑波大学
P-63 日本型精密農業システムの導入による 途上国におけるプラスインパクト(増収・低投入・Food Value Chain)の創出 -稲作を例に- 小川 諭志 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
P-64 代謝プログラミングと国土を活用した新しい牛肉生産システムの構築 後藤 貴文 鹿児島大学農学部
PN-01 植物型コミュニケーションロボットの開発 片岡 一郎太 NEST LAB マスターコース
PN-02 NEST マスターコース 生き物に学ぶ不整地ロボットの開発 石神 工平 NEST LAB マスターコース
PN-03 自然由来の材料で 川や池などの染料を除去しよう! 勢籏 剛 NEST LAB マスターコース
PN-04 身近な食品で腐敗しない食肉培養の培地を作る 五十嵐圭介 NEST LAB マスターコース
PN-05 足の悪臭を自然の力で解決する 加藤 小侑 NEST LAB ドクターコース
PN-06 環境にやさしい凝集剤研究 加藤 琉花 平塚市立神田中学校/NEST LAB ドクターコース
PN-07 微生物エネルギーでスマートスピーカーを動かし音楽を聴く 松村駿介 NEST LAB ドクターコース
PN-08 河川マイクロプラスチック回収に向けた研究 菅野 花鈴 NEST LAB ドクターコース
PN-09 育てやすい!育てたくなる!光る植物開発 諸井美遥 宝仙学園理数インター/NEST LAB ドクターコース
PN-10 藻類から作る安全なクレヨン 武藤 倫太朗 東京学芸大学附属竹早中学校/NEST LAB ドクターコース
オンラインポスター発表
ポスター番号 タイトル 氏名 所属
PO-01 脳波スイッチによる認知機能評価システムの開発とその脳トレへの応用 竹原 繭子 国立研究開発法人産業技術総合研究所
PO-02 介護施設におけるケアの質向上を目指したビッグデータ活用の試み 佐藤 光磨 宇都宮大学大学院
PO-03 誰とでも家族になれる「バーチャルシェアハウス」の実現 木田 侑 株式会社リコー
PO-04 硫黄代謝物の減少が宇宙滞在における肝障害に寄与している可能性 黒澤 亮 株式会社ユーグレナ
PO-05 宇宙線を介して見る太陽活動の雲量への影響 倉嶋太郎 山形県立山形東高等学校
PO-06 油層の上面で水玉がぶら下る仕組み 夏目 雄平 千葉大学
PO-07 ヒトiPS細胞由来ミエロイド系細胞(Mylc細胞)を用いたユーグレナ由来物質の免疫賦活効果の評価 中島 綾香 株式会社ユーグレナ
PO-08 細胞形態ビッグデータ構築に向けたデータ統合とAIモデル構築 竹本 悠人 名古屋大学大学院
PO-09 実験オートメーションを導入した細胞接着材料表面の評価系構築 杉山 亜矢斗 名古屋大学
PO-10 細胞製造産業化に向けた人工データを用いた細胞品質AI強化技術の開発 木村 和恵 名古屋大学
PO-11 自己集合性分子糊による遺伝子操作を用いない細胞表面修飾法 秤谷隼世 京都大学大学院 医学研究科 化学研究所
PO-12 Mus minutoidesの成長関連因子の遺伝学的解析 松屋 純人 山口大学大学院
PO-13 障害児、その親、援助者のレスポンデント反応を軸とした 援助サポートAppの開発 渡辺修宏 国際医療福祉大学
PO-14 障害児、その親、援助者のオペラント行動を軸とした 援助サポートAppの開発 小幡 知史 NPO法人だいち
PO-15 行動分析学の理論と技術に基づくユビキタスな療育支援の可能性ー保護者、療育者、行動分析家を結びつける産学連携に向けて 錦織(長谷川)福子 茨城大学
PO-16 微細藻類ユーグレナの農業分野での活用 阿閉 耕平 株式会社ユーグレナ
PO-17 「やめたくてもやめることのできない」性的行動に悩み苦しむ者の実証に基づく理解―性的タブーの克服に向けて― 岡部友峻 兵庫教育大学大学院
PO-18 感性評価研究用クラシック音楽データベースの構築とその応用 山本泰豊 国立研究開発法人産業技術総合研究所
PO-19 リンゴの自家摘果性に寄与する植物ホルモンの探索 太田垣 駿吾 名古屋大学大学院生命農学研究科
PO-20 棚田百選の地を復活させたい!しまね発の低アレルゲン化小麦「しまね夢こむぎ®」栽培プロジェクト 河野 邦江 医学部
PO-21 名古屋大学ITbMリサーチプロモーションディビジョン(RPD)による次世代型研究推進 佐藤 綾人 名古屋大学
PO-22 日本の大学の研究活動を分析するためのWebアプリケーションの開発:機関を越えた共同開発プロジェクト 久保琢也 信州大学
PO-23 中高生が「理解しやすく伝えられる」研究者像を目指す基盤を作る 大西 真駿 大阪大学
PO-24 レアメタルのファインケミカルリサイクルに関する事業 長縄 弘親 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
PO-25 液体エレクトレットを基材とする伸縮/折り曲げ自由自在な振動発電素子の開発 中西尚志 物質・材料研究機構
PO-26 脳梗塞に対するレドックスナノ粒子を用いた神経保護療法の開発 丸島 愛樹 筑波大学
PO-27 Highly Efficient Modular 3D Printed Hydroponic Media From Recycled Plastic ame arakaki Ecoponics, LLC.
ブース発表
ブース番号 氏名 所属
B-01 野村 泰暉 成光精密株式会社(立命館大学)
B-02 熊谷洋平 株式会社tayo
B-03 長曽我部 竣也 岐阜大学大学院
B-04 本多 宏明 株式会社ユニフローズ
B-05 森山 圭 株式会社ウィズレイ
B-06 岡 嶐一 AizuBT株式会社(兼会津大学)
B-07 岡部 義孝 株式会社日建マテリアル
B-08 河野 誠 株式会社カワノラボ
B-09 谷所 暁 株式会社エアロジーラボ
B-10 高田 龍弥 特許庁
B-11 園山 芳充 株式会社アグリライト研究所
B-12 安倍 信貴 株式会社マクルウ
B-13 坪井 俊輔 サグリ株式会社
B-14 荒磯 慎也 株式会社ラテラ
B-15 西岡 一洋 Kisvin Science株式会社
B-16 神林 隆 株式会社Eco-Pork
B-17 勝西菜子 株式会社イノカ
B-18 田邉 将之 熊本大学
B-19 鈴木 健吾 株式会社ユーグレナ
B-20 大塚 雅巳 サイエンスファーム株式会社
B-21 伊藤 達男 川崎医科大学
B-22 五十棲 計 株式会社イヴケア
B-23 中村 智治 UMINO Co.,Ltd.
B-24 小原 弘道 東京都立大学
B-25 飯田 泰広 神奈川工科大学
B-26 福田 力也 トイメディカル
B-27 跡部美樹雄 株式会社ミートエポック
B-28 西本 楓 株式会社BugMo
B-29 弘津辰徳 株式会社サイディン
B-30 金澤 等 (株)カナラボ/ 山形大学
B-31 井藤賀操 株式会社ジャパンモスファクトリー
B-32 江副 良二 個人(新風研テクノ)
B-33 酒井里奈 株式会社ファーメンステーション
B-34 宮崎 輝 株式会社レストアビジョン
BD-01 笹倉 豊喜 株式会社AquaFusion
BD-02 松野 洋介 株式会社ライトハウス
BD-03 當眞 聡 Magna Design Net, Inc.
jaJapanese