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【第9回超異分野学会本大会】融合研究を生む環境戦略/2020年3月6日 14:00 – 15:00@大田区
2020.01.23
リバネスが主催する第9回超異分野学会 本大会(2020年3月6-7日(金、土))内で、パネルディスカッション「融合研究を生む環境戦略」を開催いたします。
近年、異分野融合、学際研究の推進が叫ばれているが、分野融合を進め研究を分野横断的にダイナミックに展開すればするほど、分野間、研究組織間に存在する目に見えない壁が大きく立ちはだかります。多くの研究者がこの壁を排除し、分野を積極的に融合・横断する研究へチャレンジしているものの、その成功例は多くありません。 本セッションでは、設立6年目の名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)において、生物学と化学の学際領域研究(Interdisciplinary research)がいかに生み出され、推進されるか、またそのような環境をいかに作り出すかの戦略を、ITbMの成功事例とそれをまさに推進する研究者とともに議論します。議論を通じて、それぞれの研究、研究所に合ったテーラーメイド型の融合研究推進戦略について参加者と議論したい。
本セッションのテーマに限らず、様々な切口から研究者、ベンチャー、大企業でディスカションするプログラムをご用意しております。
聴講者を募集しておりますので、奮ってご参加ください。大会ウェブサイト(以下参照)にて受け付けております。
異分野融合を生む環境戦略
日時:2020年3月6日(金)14:00〜15:00
場所:大田区産業プラザPiO(〒144-0035 東京都大田区南蒲田1-20-20 1F〜4F )
最寄駅:京急蒲田駅
地図:https://www.pio-ota.net/access/
<登壇者>
理化学研究所 環境資源科学研究センター分子生命制御研究チーム チームリーダー
萩原 伸也(はぎはら しんや) 氏
専門は有機合成化学、ケミカルバイオロジー 。2013年から2018年まで、ITbMのケミカルバイオロジー研究を牽引。2015年、Scienceに寄生植物の発芽の様子を捉えるTurn-on型蛍光分子“ヨシムラクトングリーン”を発表。植物を中心に生物学者と積極的に共同研究を展開し、植物の働きを化学の目で的確に捉え洞察する研究スタイルを持ち味とする。
科学技術振興機構 さきがけ研究者
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任助教
戸田 陽介(とだ ようすけ) 氏
名古屋大学にて植物分子遺伝学・植物生理学分野で学位を取得する。植物の気孔開度に影響を与える化合物スクリーニングのための画像解析技術開発を契機とし、専門をバイオインフォマティクスに大きく変える。植物表現型定量のための基盤技術開発を行うため、2017年よりJSTさきがけ「情報協同栽培」にて分野横断型研究に従事する。
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師
中根 右介(なかね ゆうすけ) 氏
名古屋大学で学位取得後、製薬会社にて中枢神経疾患領域の創薬研究に従事。2016年9月より、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)にて体内時計の破綻と関連する疾患の発症・進行メカニズムの解明に取り組むとともに、体内時計を制御する化合物の同定を目指したケミカルスクリーニングを展開する。またITbM発ベンチャーである「Craftide」にチーフバイオロジストとして参画し、環状ペプチドを起点とした難合成ペプチド・タンパク質群の表現型スクリーニングによる中分子創薬に取り組む。
<モデレーター>
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任准教授
名古屋大学 研究推進主事
佐藤 綾人(さとう あやと)氏
化合物スクリーニングを通して、ITbMにおける生物学と化学の分野融合研究を先導する。これまでの6年間で、総計120万化合物を120の共同研究者に配布。成果の一部はベンチャー起業予定。同時に、研究者の頭の中から研究成果の社会実装までをシームレスに協働するリサーチプロモーションディビジョンを立ち上げ、究極の融合研究マネジメントスキームを構築している。
------------------------------------------第9回超異分野学会本大会概要-------------------------------------------
大会テーマ:知識製造業の新時代
開催日時:
2020年 3月6日(金) 09:00~18:00(18:00~20:00 懇親会)
2020年 3月7日(土) 09:00~18:00(18:00~20:00 懇親会)
主催:株式会社リバネス
開催場所:大田区産業プラザPiO
参加費:アカデミアの方・発表者 無料、企業の方 113,960円(税込)
大会URL:https://hic.lne.st/conference/hic2020/