• お知らせ

シンポジウム「第1回細胞農業会議 ~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~」

2018.02.02
シンポジウム「第1回細胞農業会議 ~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~」
シンポジウム
第1回細胞農業会議
~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~

株式会社リバネスが主催する第7回超異分野学会 本大会(2018年3月2日、3日@TEPIA先端技術館)内で、シンポジウム「第1回細胞農業会議 ~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~」を開催いたします。

第7回超異分野学会 本大会 Webサイト:https://hic.lne.st/conference/kanto2018/

細胞農業とは、農産物・畜産物・水産物を細胞培養によって作り出すことです。代表的なものに再生医療技術を用いて筋肉細胞を培養して作られる食肉「クリーンミート(培養肉)」があり、世界の食糧問題の解決の決定打として期待されています。

これまで細胞農業に関する会議はオランダ、イスラエル、米国等で開催されましたが、本会は東アジア圏で初の開催となります。

本セッションでは米国から細胞農業の概念を作ったことで知られるNPO法人”New Harvest”のErin Kim氏を迎え、国内からは再生医療で先頭集団を走る東京女子医科大学・TWIns所長の清水達也教授と、東京農業大学で生命科学の農学応用で数々の賞を受賞している尾畑やよい教授を迎えます。

聴講には事前のお申込みが必須ですので、ぜひお早めにお申込みください。

聴講申込:https://hic.lne.st/conference/kanto2018/#ticket

シンポジウム:第1回細胞農業会議 ~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~

日時:3月3日(土) 14:40〜16:00

プログラム概要:

【スピーカー】
Erin Kim
New Harvest
Communications Director

Erin has been working in cellular agriculture since 2014, when she started out at as one of New Harvest's first volunteers while completing a J.D. at the University of Alberta. Erin's long held interests in futurism, sustainability, global catastrophic risk mitigation - and love of food - led her to the discovery of animal products made without animals. As Communications Director, she brings a down-to-earth approach to translating developments in New Harvest's research into accessible content in print and on the web, fundraising communications, media relations, social media, and community outreach.

川島一公 氏
インテグリカルチャー株式会社 シニア・アドバイザー

シチズンサイエンス団体Shojinmeat Projectの研究クラスターを担当。2012年に広島大学修了Ph.D (農学)、これまでにBaylor College of Medicineフェロー、JSPS (DC1, PD)フェロー、シチズンサイエンス団体Co-Lab、Shojinmeat Project、インテグリカルチャー株式会社を共同創業。

清水達也 氏
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 所長・教授

1968年生まれ。1992年東京大学医学部医学科卒業後、循環器内科医師として済生会中央病院、JR東京総合病院で勤務。その後、東京大学大学院で分子生物学研究に従事。1999年より東京女子医科大学先端生命医科学研究所で世界初日本発の細胞シート技術を用いた再生医研究をスタートし肉眼レベルで拍動する立体心筋組織の作成に成功。2011年同研究所教授、2016年同研究所所長に就任。立体組織構築技術の再生医療・創薬モデルへの応用に加え、細胞農業への展開を目指している。

尾畑やよい 氏
東京農業大学 生命科学部 バイオサイエンス学科 教授

1999年3月に東京農業大学大学院にて博士(畜産学)の学位を取得。学生時代から現在に至るまで、ほ乳動物の卵子形成に関する研究に取り組んできた。2016年にマウス胎仔の生殖細胞から成熟卵子を産生する培養系を開発し、生殖工学技術の新しいプラットホームを作った。生命の根源となる卵子の形成機構を解明し、卵子を利用できる技術を開発していくことが目標。

【オーガナイザー】
羽生雄毅 氏
インテグリカルチャー株式会社 代表取締役

2010年、オックスフォード大学博士(化学)、東北大学、東芝経て、2014年に細胞農業の実現に向けて有志団体"Shojinmeat Project"を立ち上げる。2015年、純肉の事業化に向けてインテグリカルチャー株式会社を設立、代表取締役に就任。


本特別トークセッションに限らず、2日間に渡り、最先端のアカデミアの研究、最新のスタートアップ事情、日本の先進的なものづくりの取組みなど、領域を超えた数々のプログラムをご用意しております。発表者ならびに聴講者を募集しておりますので、奮ってご参加ください。

演題登録(2月5日締切)、聴講申込(2月28日締切)は、大会ウェブサイト(以下参照)にて受け付けております。

大会ウェブサイト:https://hic.lne.st/conference/kanto2018/

演題登録:https://hic.confit.atlas.jp/nonmember/contents

聴講申込:https://hic.lne.st/conference/kanto2018/#ticket


お問合せ

株式会社リバネス (担当 高橋、西山)

TEL:03-5227-4198   E-mail:[email protected]


第7回超異分野学会本大会概要

大会テーマ 人とは何か、そして人を取り巻く研究へ
開催日時 3月2日(金) 09:00〜20:00(18:30〜20:00 懇親会)
3月3日(土) 09:00〜20:00(18:30〜20:00 懇親会)
主催 株式会社リバネス
開催場所 TEPIA先端技術館 3,4階
参加費 企業の方 5万円 / アカデミアの方、発表者 無料
大会URL https://hic.lne.st/conference/kanto2018/
大会プログラム
(予定、一部抜粋)
3月2日(金)

  • TECH PLANTER World Communication
  • 海外アクセラレーターによるパネルディスカッション
  • リアルテックベンチャーオブザイヤー2018表彰式
  • ビジョナリーパートナー表彰式
  • セッション「スマートアグリ導入で変わる農と食」
  • セッション「センシングで暴くヒトの深層情報」
  • セッション「大廃業時代の町工場戦略」

3月3日(土)

  • キーノートスピーチ(東京大学先端科学技術研究センター 高橋 宏知 氏)
  • リバネス研究費アワード2018
  • シンポジウム「未知なる海から新たな価値を汲み上げる」
  • パネルディスカッション「知識社会における働き方改革とイノベーションを生み出す方法」
  • パネルディスカッション「ヒューマノーム研究、始まる」

超異分野学会とは

リバネスは創業した2002年より、リバネスのインターンシップに参加する学生や研究者が自分の研究に対する想いや、研究を通して解決したいと考えている課題について議論しあう『超異分野交流会』を毎年開催して参りました。2012年からは、産業界やアカデミアの研究者も参加し、より広い視点で議論を行なう『超異分野学会』へと発展して現在に至ります。

現在では、中学生・高校生から、アカデミアの研究者、技術者(町工場の技術者も含む)、ベンチャー企業の関係者、アクセラレーター、大企業の経営者・事業開発担当者まで、多様な分野・業種の人々が集まる会として毎年開催しております。

jaJapanese